人生に疲れたすべてのサラリーマン、すべての大人たちへのレクイエム。残業のお供の牛丼。徹夜明けのハンバーガー。OLの心無い言葉。「鈴木より輪ゴムの方が使い道ありますよ」安くて強い酒。スーパーの見切り品のコロッケ。社内カーストの最底辺。全然尊敬してくれない部下。新人歓迎会で誰も知らない洋楽を歌うセンス。電話が苦手。きっと10年後の俺も残業してるんだろうなあ…30代、なんだかひたすらやる気がない。仕事がだるい。ドラマもない。これは、あなたの物語。
舞台は19世紀末、巨大な壁で東西に分断されたアルビオン王国の首都ロンドン。伝統と格式ある名門、クイーンズ・メイフェア校には、5人の少女たちが在籍していた。彼女たちは女子高校生を隠れ蓑に、スパイ活動を展開。変装、諜報、潜入、カーチェイス……。少女たちはそれぞれの能力を活かし、影の世界を飛び回る。濃厚なドラマと緻密に張り巡らされた伏線、そして爽快なアクションで大人気のTVアニメが待望のコミカライズ!
魔族専門医のグレン・リトバイトは助手でラミアのサーフェンティット・ネイクスと魔族と人間が共存する街リンド・ヴルムで診療所を営んでいる。彼のもとに次々と訪れる様々な症状を抱えたモンスター娘たち!! その診察は時として怪しい雰囲気が漂うけれど…? 大丈夫! これは医療行為です!!
学校のこども
これは、学校の「秘密」の物語…。由緒正しいオーメロッド女学院に転校してきたアビーの特技は「秘密を暴くこと」。友達と秘密を共有することで仲良くなれる…そう信じていた。女学院には初等部のころから通う「内部生」と受験を乗り越え実力で入学した寮住まいの「外部生」が存在する。外部生たちと一緒に過ごすうちに、アビーは外部生全員でひとつの大きな「秘密」を持っていることを知り……。新鋭が送るオムニバス・サスペンス・ストーリー!
珊瑚と人魚
嘘を「痛覚」として感じとってしまう【さとりの眼】を宿した少年・珊瑚。己の肉を愛した男に食べさせる不死の女・人魚。珊瑚と人魚。ふたりの物語。
『多重人格探偵サイコ』のデザイナーで知られるひらりんの初のオリジナルコミック。この時代この国にとって「呪い」とは普通にかけたりかけられたりするもので、こちらのせかいでいう「お医者さん」に近いものです。深い森に住むヨヨさんとネネちゃんの姉妹は、若いながらも腕のいい呪い屋と大評判! ふたりの元にはとんでもない「問題」を抱えた依頼人達が…。抜群の画力と緻密な設定で描く、魔女っ娘コメディ「ヨヨネネ・シリーズ」開幕! 【単行本購入特典ペーパー付き】
ここはすこし不思議な世界。普通の人間もいれば魔法も存在し魔物も存在する。とある街に住む魔女・チェローフさんは呪薬の調合が得意。彼女の呪薬を求め、遠い町から人がやってくるなんてことも多い。そんなチェローフさんのしもべ・ロロロジオはいまどき古い布人形。小さい頃に友達がほしくて作った魔法人形は、大人になった今でも彼女のしもべとして働く日々――しかし災難は耐えません!
花やつばめ
画家としての才能がないと言われ落ち込む蓉子の前に突然現れたのは美しい少年・みつきだった。不思議な魅力をたたえた彼に心を奪われ、彼を描くことができれば一流の画家になれると確信した蓉子。天涯孤独だというみつきを説得し、二人で一緒に住むことに…! 女流画家と少年のひみつの同居生活を描くレトロおねショタ物語、開幕!
ボクたちはモノゴコロついたときからとなりにいていつでもいっしょ、なんでもはんぶんこだった―― 楓と塁は同じスイミングスクールに通う幼なじみの小学6年生。なんでもお揃いだったふたりの「ひとつだけちがうこと」それは、楓は女の子で塁は男の子だということ。少しずつ女性らしい体つきになっていく楓の戸惑いと、それを見守るまわりの人々の優しいまなざしを描く少年少女の成長物語。
『頂き!成り上がり飯』の奥嶋ひろまさ過去作が新装版にて登場!! 不良の巣窟である陸山高校の圧倒的なナンバーワン・ツトム。虎視眈々とその座を狙うナンバーツーのアキラだが、実はケンカがめちゃ弱い!! ナンバーワンに取り入ることでその地位を得たアキラ。ツトムには献身的に尽くし、下には優しく… ナンバーツーは辛いよ! 描き下ろしはカバーイラストと新エピソード12P!
兜の花
どうして私が好きなあの人は、私じゃないあの人が好きなんだろう――。男女5人、一つ屋根の下で溺れる愛の泥濘。好きな人のそばにいられて幸せだった。―――あの女が来るまでは。恋人の誠慈が持つ一軒家に、友達の勇蔵と考一郎の4人で住んでいた智恵佳。ふたりっきりではないけど、好きな人と一緒に住める幸せを感じていた。そんなある日、智恵佳の預かり知らないところで誠慈と春子が再会し、一緒に住むことを決めてしまう。春子に恨みがある智恵佳は猛反対。春子の入居が不服であれば出て行けばよい、と笑顔の誠慈…。
嘘に触れると痛みを覚える目を持つ少年"珊瑚"と不老不死の肉体を持つ"人魚"と名乗る女性のお話。 基本的な設定はこれだけ、登場人物は"珊瑚"と"人魚"を含めてほぼ3人のみ、絵の密度はかなり低い、と見える情報量のかなり少ない作品なんだけど、その空白、無言の中にもの凄い中身が詰まってる、ある意味でとてもマンガらしい作品。 コマ割りを大きく取って背景なしの人物のみのコマを続けたり、時には数ページに渡ってセリフなしのページが続いたり、意図的に視覚情報の密度を低くしているんだけど、その分、キーとなるひとコマ、ボソッと呟くセリフが質量を持って感じられる。 この余白を読ませるというか、あらすじには載ってこない部分をページ全体で描くというのがninikumiさんの作風ではあるんだけど、前作「シュガーウォール」と比べると今作はその抽象表現で留めてる部分と解りやすく描いてる部分のメリハリがあって、より広い層の方々に楽しんでもらえる作品になっている。 まずは試し読みを読んで見てもらって、この作品の独特な雰囲気を味わってみてほしい。 2巻まで読了。