講談社マンガの感想・レビュー6230件<<208209210211212>>ありそうと思わせるのがうまいゴールデンゴールド 堀尾省太いい漫画読みまだ最初ですが、面白いです。 「アニメイトに行きたい〜」という普通の一般的な子供の目線から自然と不思議な現象に巻き込まれていく。 広い日本。辺鄙なところ、ましてや離島に行ったらこんなヘンテコなことが起きてもおかしくはない! 流れてきた木の何かを洗ってみたらフクノカミだったりしてもおかしくない。 違和感なく不思議な漫画の世界に引き込まれる。 劇的に何かが起こるというよりは、日常が知らないうちに何か別のものになっていく感じ、すごいと思います。 おすすめです"正解"のない問いの答えを探し求めるファンタジーピーチボーイリバーサイド クール教信者 ヨハネsogor25元々はクール教信者さんが2008年からwebマンガとして投稿していた作品で、作画としてヨハネさんを迎えてマガジンRにて商業作として連載を開始した作品。 ベースとなる物語は誰もが知る御伽話「桃太郎」。小国の姫・サルトリーヌ(サリー)の住む城に日本から来た少年・キビツミコトが訪れるところから物語が始まる。ミコトを追ってきた鬼が小国を襲ったことをきっかけに、ミコトとサリーの鬼との戦いの旅が始まる…というお話なのだが、単純なバトルものとして展開していかないのがこの作品。 「正義の反対はまた別の正義」という言葉があるが、本来"悪"として描かれるはずの鬼たちの背景もページ数を割いて描かれる。最初こそ人間の生活を脅かす存在として描かれるが、鬼たちが主人公一行を襲う動機も殺された仲間の敵討ちであったり、人間社会から迫害されたことにより生まれた羨望・怨念であったり、徐々に"完全悪"ではない存在として描かれていく。そして、主人公であるミコト・サリーの存在も"完全なる正義"としては描かれない。ミコトは鬼を全て討ち滅ぼすべき存在として捉え、サリーは鬼を対話により分かり合える存在として考え、共存の道を見つけるために旅をする。特にミコトの鬼に対する感情は強烈な怨恨として描かれており、少なくとも鬼に対する思想についてはサリーと完全に対立する形をとっている。(もしかしたらミコトのこの怨恨の感情が人間の心に巣食う"鬼"である、という意味もあるのかもしれない) つまりこの作品は「人間 vs 鬼」というバトルマンガの体を取りながら、ミコト・サリー・鬼という三者の"正義"同士の戦いの物語でもある。大方この鼎立の構造に明確な"正解"を出すことは出来ないが、対立する者同士の共存という恐らく三者の中で最も困難な道を選んだサリーが旅の果てにどのような答えを出すのか、それがこの作品の最大のテーマなのではないかと思っている。 と、すごい畏まった作品紹介をしてみたが、そもそもミコトとサリーの冒険譚として読んでも、亜人との遭遇や人間社会の内部にある差別の構造など様々な困難に直面し乗り越えていく様が面白い。ちなみに共に旅をしていくっぽい書き方をしていたが、ミコトとサリーは基本的には道中を共にしない(訪れた街でたまたま出会うことはあるが)。それは上記の考えの相違も一因なのだがもっと大きな理由もあって…それは本編を読んでからのお楽しみということで。 6巻まで読了昭和の漫画な感じがすげー好きガクラン八年組 しもさか保starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男昭和の漫画な感じがすげー好き ツッコミどころはむちゃくちゃあるし、なんでも硬派/根性/気合いで解決するし、おまけに武器のセンスが凄すぎるアスペルガー症候群の男が父親になったらプロチチ PROFESSIONAL FATHER 逢坂みえこ名無し専業主夫の育児漫画といえばそうなのですが、主人公の徳田直は人間関係も仕事も全く上手くいかず、産休を終えた妻が職場復帰したのと同時に専業主夫として家事育児をほぼワンオペで行うことになった、アスペルガー症候群の男です。 直は一つのことに固執したり、人の発言をそのまま受け取ってしまう、また嘘や社交辞令が一切言えないため、周りの人から距離を置かれることも多いが、どうすれば息子の太郎を無事に健やかに育てることができるかを、納得できるまでとことん考え、調べ、時には自分で実験し、身につけてゆく。 バリバリ働く妻が、とても明るくて物分りが良く直の最大で唯一の理解者です。周りの人もだんだんと理解を示していきます。 難しいことは描いていないので、サラサラ読めます。 発達障害に対する理解につながるだろうし、育児するうえでの有効な知識も得られると思います。 結局、育児は母親と父親どっちがやろうと大変であることには違いがないですね。でもやらないと得られない発見や楽しみがあるんだろうな、と思います。 タイトルそのまんまの4P読切殺人鬼と死にたい子 染野静也なつきすごいのが少年漫画然とした本誌に乗っていても見劣りしない絵の上手さ。 ただストーリーがびっくりするほどタイトルそのまんまで、何も始まる前に終わってしまった感がすごい。その突然の展開が面白いのかもしれないけど、個人的にはもっと長いページでちゃんとストーリーを読んでみたかった。 アオリによると「投稿直後で担当GET&本誌掲載」だそうなので、次回作に期待しています…! https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156648475896手品先輩が可愛すぎる手品先輩 アズ名無し手品先輩が可愛すぎる中華王朝×復讐劇 伊藤悠を思わせる骨太な読切蒼天に叛くもの 久門愁なつきかなり骨太な中華王朝の泥沼劇。伊藤悠先生を思わせるような絵柄と、目的を果たすために、敵の行動も罪のない者も全て利用する皇子の策謀がよかったです。 部下2人だけキャラデザと言葉遣いが妙に現代風だったのが個人的に気になりました…。これだけ硬派な中華歴史物語を描ける人はなかなか少ないので、無理してギャグシーン入れたり現代風にアレンジしたりしないで、ぜひシリアスに徹してほしいなと思います。 次回作が読めるのを楽しみにしています…!! https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156666690764 長野≠軽井沢 JKが田舎に住む漫画ひゆみの田舎道 サイとウマおなつき「軽井沢に引越す」のだと親に思い込まされたまま長野に引っ越した女子高生・ひゆみの話。お母さんのキャラが立ちすぎてて面白い。 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156666692119 路地や、寂れた駅前の描写がすごいリアル。 わさびご飯はぜひ現地に行った際には食べてみたい…!! お洒落なカフェもカラオケもない新天地で、ひゆみがどう楽しみを見出していくのか楽しみ。 (画像は1話より。こんなん笑うわ)たまに読み返して落ち着きたくなる漫画蟲師 漆原友紀名無し好きな漫画で、そう何回も読みはしないんだけどたまに読み返したくなる漫画があります。 蟲師もそんな漫画の一つですね。 舞台となる時代がはっきりとあるわけではなく出てくるものも架空の生き物ですが、なぜか読んでてしっとりとした日の裏山を思い出します。 一概におとぎ話ともギンコの紀行文とも何とも言えないジャンル区分。 むしろこれで一個のジャンル確立させてる気もします。 作者はこの話、どこから想起されてるのかわかりませんが絵も話に合っていて独特で今読んでもいいなぁと思える作品。 最近の漫画を読んでると、こういう作品ってもうなかなか出てこないのかな思ってしまいます。折りたたみ自転車×女子 これは楽しそう…!おりたたぶ こんちきたか上京してきたはいいものの、アパートに駐輪場がついてなかった自転車好きのゆうみが主人公。間違えて降りた駅で、同じ電車に乗っていた女の子・奈緒が「スゴイ折りたたみ自転車」をケースから取りだしたところに、思わず話しかけるというあらすじ。 https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156666691897 スッキリした線でリアルに描かれるメカ(自転車)と風景は読み応えがあるし、女の子2人の表情がイキイキしててとてもかわいい! 1話の最後には、これから登場するであろう女の子たちとしまなみ海道が描かれ、これは最高に丁度いいほのぼの漫画になる予感がします…! 1話の折りたたみを展開する瞬間すごい好きです…! 今年来そうな新作少年漫画!赫のグリモア A-10mampuku最近気づいたんですけど、童話モチーフにしたバトル系のファンタジーめちゃくちゃ流行ってますね。。バトルヒロイン好きなのでどの作品も楽しく読めてるんですが、この「赫のグリモア」はかなり期待値高いです。 別冊マガジン編集長の絶賛だけでなくTwitterで1話を公開する例のムーブメントでも4.4万Favとかなりヒットしています。 https://shonenmagazine.com/info/entry/20181009akanogurimoa ばーちゃんなまらかっけぇ鬼才×異才のギャンブル漫画始動ギャンブラーズパレード 中山敦支 小高和剛にわか旧作「ねじまきカギュー」の主人公である葱沢鴨を思い出す「不幸体質」の女子高生、東雲花梨がギャンブルの多い地域にある高校に転校し、ギャンブル嫌いのギャンブラー教師が顧問を務める部活に入る話。 一話は完全に導入。ギャンブルモノの鉄板とも言える展開。ただハッタリの効かせ方はダンロンを彷彿させる楽しいもの。中山敦支の絵柄がキャラの特徴をぐんと際立たせ、個性的な漫画に仕上がっている。 今後がめちゃくちゃ楽しみな新連載。 https://twitter.com/nkymAtsushi/status/1049996144057536512NHKでドラマ化!長閑の庭 アキヤマ香名無し朝比奈元子役:橋本愛 榊郁夫役:田中泯 お二人のコメントが素晴らしい。 https://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/30000/319534.html 大好きなサスペンス漫画ミリオンジョー 市丸いろは 十口了至starstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)例えば、現在連載中の国民的超人気マンガ「ワンピース」の作者である尾田栄一郎先生が誰も気づかないときに急逝していたら、予兆はあったのに担当が放っておいたら、それを隠蔽しようとしたら・・。 というもしかしたら実際にあり得ちゃうんじゃいないのというリアリティが目の前にチラつくゾックゾクする漫画家漫画サスペンス。 嘘に嘘を重ね、雪だるま式に大きくなっていく。 背中を冷たい汗が伝うような感覚に陥る隠れた傑作だと思っている。 読んでいる最中は終わらない悪夢を見ている最中の感覚にひどく近いので、引き込むのが異常に上手いんだと思う。 また違う形のサスペンスを描いてほしいなと強く願ってしまう。甲子園の時期に読みたいおおきく振りかぶって ひぐちアサ心は野球少年野球について、ほとんど詳しくありません。 ルールももう忘れてしまったし、バット振っても当たらない。 でもおおきく振りかぶってをチラとみると夏の暑い日、グラウンド、横を自転車で帰るあの日がフラッシュバックするかのように思い起こされます。 まず、野球でてっぺん取るぞ!と意気込むような主人公でなく、すぐ泣く弱い主人公を置いた時点で勝ちだと思いましたね。 そのせいでメンタル面、スポーツにおいて一番重要なんじゃないかと思う部分を語ることができる。 他の技術面重視のスポーツマンガに比べて切り口が面白いなと思いました。 初めて読んだ時は友人と「うまそう!」を連呼してました。懐かしいです。 逃げ込んだ先は中野ブロードウェイ。ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ ―童貞SOS― すぎむらしんいち名無しわたくしは、世の皆様に比べれば、まったくゾンビに詳しく無いのです。ロメロがどうした、「28日後…」がどうした、そんな話をされても困ってしまうのです。とはいえ、「もし、世界がゾンビで溢れたら…」という非常事態に対するイメージトレーニングは欠かしません。直下型地震を想定するように、ゾンビ被害を想定する…それが30代オタクなのです。 『ブロードウェイ・オブ・ザ・デッド 女ンビ ―童貞SOS―』は、ある日突然ゾンビが世界に溢れ、日常が崩壊していくゾンビパニック漫画。ただ、ゾンビの性質がほかの作品と違います。この作品に登場する女性のゾンビ(女ンビ)は、知能があり会話もできるのですが、ひたすら生きた男性の肉を求めさまよいます。女ンビに襲われ殺された男性は、女ンビのみを標的とする知能のないゾンビとして蘇るのです(生きている女性や男性は襲わない)。 物語の主人公となるのは、ひたすら女と縁がない生活を送っていたニート&フリーターと女子高生。彼らはあまりにも女性と縁がなかったため、襲われずにすんだのです!リア充どもは真っ先に襲われてゾンビ化ですよ! 日常は完全に崩壊し、逃げ惑う彼らが逃げ込んだのは、あの中野ブロードウェイ。薄暗くてマニアックな店が並ぶ、日本屈指の混沌としたビルが舞台とは…。ゾンビといえばショッピングセンターが定番ですが、この展開に興奮しないオタクがいるだろうか。いや、いない。 今や廃墟となってしまったオタクの城で、痴女のようになってしまった女ンビに股間を狙われながら、彼らは生き残る道を探していいきます。 エロもグロも盛りだくさん、でもそれらを覆い尽くすギャグとスピーディーな展開が非常に興奮するゾンビ漫画なのです。 プレーヤーが離れた後、物語世界には何が起こるのか…。皆が忘れた物語のその後。Final Re:Quest ファイナルリクエスト 日下一郎 株式会社ヒューガ名無し我が家には大量の積まれた本があります。その中の6割は、一生我が家のスペースを圧迫するだけの存在になりそうです。本に負けず劣らず多いのが、積みゲー。なぜだか、ラスボス前になると急に飽きてしまうのです。クリアのまま、打ち捨てられているゲームの数々…。その物語の世界はどうなっているのでしょうか。 『ファイナルリクエスト』はそんな、プレーヤーから見捨てられたゲームの行く末を描く作品です。クリアされ、プレーヤーが離れた後、物語世界には何が起こるのか…。めでたしめでたしのまま、世界は過ぎるのか…。皆が忘れた物語のその後を描くのです。 表紙をめくると懐かしい“説明書”風のイラストがまず表れます。ファミコンのペラペラな2色の説明書を読むだけでワクワクした小学生時代を思い出します。そして登場人物紹介があって…ぶっちゃけ「ドラクエ4」を思い出すと話は早いですね。 そして物語の本編がはじまります。世界もキャラクターも全てがドットで描かれてる物語は、ラスボスを倒したシーンから始まります。勇者と仲間たちが苦労して旅をし、最後のボスを倒して大団円――。しかし、物語はそこで終わりませんでした。 勇者の仲間の一人、老戦士アソンテは急に世界が止まってしまっていることに気が付きます。いったいいつからこの状況が続いているのかも、思い出せません。生きているものが誰もいない城を歩き回り、城が“何か”によって壊されているのを目撃します。魔王とかモンスターとは全く違う脅威を前に、アソンテは勇者を探し出すことを決意します。どこかに消えてしまった勇者を探し求める旅が始まるのです。 外からみている読者は世界を蝕む“何か”がバグにあることに気が付きます。物語世界を蝕む0と1と英数字の塊。ファミコンカセットを変なふうに差し込んで起動したときに現れる壊れた世界。それがファイナルリクエストの世界を蝕んでいくのです。 見る影もない世界を目の当たりにしながら、あてもなく解決の方法をさがすアソンテは、華々しい冒険の裏側も再発見していくのです。人間になりたいと言ってなついていたモンスターがどこに消えていったのか。守銭奴の商人がなにを求め金を漁っているのか…。いなくなった勇者は一体何者だったのか。それは製作者とユーザーの都合によって打ち捨てられていった物語の残滓です。 作られた物語の登場人物であることを知らず、あがき続ける彼らの姿はある意味で滑稽です。でもそれを笑うことは決してできない何かがあるのです。 我々がゲームの楽しみを享受しつつも見ないようにしてきた、後ろ暗い何かがこの作品では描かれている、鎮魂歌のような作品なのです。妖怪好きなら読んで損無しもっけ 熊倉隆敏starstarstarstarstarひさぴよ妖怪が見える姉・静流と、憑かれやすい妹・瑞生と、カッコいいお祖父さんのお話。都会から片田舎に越してきた姉妹は、性格は違いますが、日々妖怪と遭遇してはトラブルに遭います。その道のプロであるお祖父さんの元、妖怪とうまく付き合っていく方法を少しずつ教わり、次第に成長していく姉妹を見守る親戚のような気分になります。妖怪ものですが、派手な「妖怪退治」するわけではなく、妖怪自体はこちらから働きかけなければ悪さはしない、あくまで昔から、自然にいたものとして描かれています。民俗学や民間伝承に則っているからこそ、妖怪の存在というものに対して、逆に真実味が出ているように思います。古代ローマが舞台の重厚ポリティカル・アクション秘身譚 伊藤真美ANAGUMAカラカラ帝崩御直後の古代ローマの混迷を、ローマ属州の軍指揮官ポリオと謎めいた“少年”エラの視点で描く歴史ファンタジーマンガ。 エラは月の満ち欠けがもたらす特殊な身体能力が備わっているバトル担当。ツインテールがかわいい。 細っこい身体から素早い身のこなしで次々敵を倒していく見ていて気持ちいいタイプのアクションが確かな画力で描かれてます。なかなか攻めた設定のキャラなのでこれは読んで確かめてほしいですね…! 一方のポリオはエラの力を利用しながら政争の渦中に飛び込んでいき、様々な関係者をときには懐柔、ときには暗殺して帝国内で成り上がるのが目的。 巻末の注釈と考証も充実していて、ローマ帝国の政治情勢、社会状況がたっぷり学べるマンガです。 1巻ではエラの能力の秘密などさまざまな謎が散りばめられて、ポリオの政治的駆け引きと合わせて「これからどうなっちゃうの!?」というところで終わるのですが…。 2019年7月現在2巻が出ていないんですよね…! そんな…どうにか、ならんのか…!! (作者の伊藤真美先生は本作以外にストリートファイターのマンガなど描かれているようですので、望みを捨ててはいけない…?) 読み終わったら巻末予告の「2011年夏、2巻発売」の文字を凝視してしまうこと必至の「未完の秀作」です。 しもべえのアプリインストール必至しもべえ(読切) 村田ひろゆき名無しピンチの時にはしもべのしもべえ(強面のオッサン)を呼びつけることができるアプリをインストールした女子高生が、事あるごとにしもべえに助けてもらうが、最後は予想外にほっこりする読切。 心の中で「しもべえ〜」と呼ぶだけでどこにいても駆けつけてくれるので、しもべえは妖精的な存在なのかも知れない。元彼が今カノと一緒に歩いてるところ見たくないって言って、しもべえがふたりの間に入って歩いたのは可愛かった。 ちなみにアプリは一度インストールするとアンインストールはできないそうです。泣いちゃう雪女と蟹を食う Gino0808大トロ情けない男が好きなので主人公を応援したくなります。 大人の夏休みの続きが早く知りたいです。予想外夜明けの旅団 片山ユキヲ大トロちょっとダークな感じかと思ったら結構グロかったり怖かったりでした! 続きが楽しみです! 能力バトルという要素は、少年マンガにおいてはもはや“不可欠”…戦闘破壊学園ダンゲロス 横田卓馬 架神恭介名無し能力バトルという要素は、少年マンガにおいてはもはや“不可欠”といってもよいものとなっております。『ジョジョ』のスタンドしかり、『BLEACH』の斬魄刀しかり…枚挙に暇がありません。この能力バトルにおける「キャラクター個人だけがもつ特殊能力」というのは、エンターテイメントを大きく変え、よりキャラクターを掘り下げることができるようになったのです。キャラ立ちを考えれば、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の八犬士もそれぞれ特殊能力を持つべきなんですよ! 『戦闘破壊学園ダンゲロス』は超人的な能力を持った魔人たちが、希望崎学園、通称ダンゲロスを舞台に、生徒会派・番長派の二大勢力に分かれて戦いを繰り広げるという物語です。普通の人間から突然変異的に生じる魔人。魔人となった者は人間を上回る身体能力と、それぞれ個別の特殊能力をもっています。大元はネット上で行われたウォー・シミュレーションゲームで、それを題材にまず小説が生まれ、その後、このマンガ版がうまれました。 はじめがウォー・シミュレーションゲームのユーザー投稿でキャラクターが応募されたこともありますが、他のどの作品とくらべても特殊能力が馬鹿馬鹿しいものばかり。たとえば、原作者・架神恭介の名前を冠したキャラクターの特殊能力は以下の通りです。「サドンデスソース (中略)視界に入るカレーの辛さをお子様カレーから激辛カレーまで自由に変じることができる!!(中略)度を過ぎた辛さのカレーは劇薬と何ら変わりなく架神の能力は事実上カレーを猛毒へと変える力でもあるのだ」。こんなあまりにも特殊な特殊能力をもった魔人たちが知略の限りを尽くすのです。 山田風太郎の「そりゃさすがにどうよ」なエロ忍法対決を彷彿とさせる、第3巻の戦いもすごい。番長側の鏡子のもつ超絶ビッチな能力「半径2メートルの性器を鏡に映し出し、それを鏡を通して直接愛撫できる能力(能力名:ビチビチビッチ)」というなんとも恐ろしい能力をつかって、生徒会側の刺客4人と対決するのです。これは、まさしく山田風太郎ではないでしょうか!この戦いに割って入ってきた“転校生”の能力が「木曜スペシャル」…どのような効果かは、実際呼んでみたほうが良いでしょう。 生徒会VS番長。そこに強力な転校生が…。といえば、やはり菊地秀行の『魔人学園』はじめとする「転校生シリーズ」が思い出されます。「こまけぇこたぁいいんだよ」と、あらゆる理屈をねじ伏せるのパワー、ケレン味としかいえない魅力、これを表す言葉は「バロック」以外には見当たりません。 菊地秀行×山田風太郎×ジョジョという男の子の大好きなものを、全部ミキサーにかけて一つにしてしまったような、冒涜的な面白さを是非味わってください。この作品のすごさボールルームへようこそ Sweep over the Dance hall. 竹内友温泉屋音楽の助けのない漫画で こんなに躍動感とリズムをかんじる作品は他にはないと思っています◎ あと、キャラクターたちの高揚感を感じる表情が好き!<<208209210211212>>
まだ最初ですが、面白いです。 「アニメイトに行きたい〜」という普通の一般的な子供の目線から自然と不思議な現象に巻き込まれていく。 広い日本。辺鄙なところ、ましてや離島に行ったらこんなヘンテコなことが起きてもおかしくはない! 流れてきた木の何かを洗ってみたらフクノカミだったりしてもおかしくない。 違和感なく不思議な漫画の世界に引き込まれる。 劇的に何かが起こるというよりは、日常が知らないうちに何か別のものになっていく感じ、すごいと思います。 おすすめです