GROUNDLESS

疫病や内紛が飛び交う島国を描く戦争スナイパーアクション作

GROUNDLESS 影待蛍太
カワセミ㌠
カワセミ㌠

物語の舞台となる架空の島国アリストリアではとある疫病の蔓延と隣国の大陸政府や処置に不平不満を抱く人々達が暴徒化する等の内乱状態に突入しそれに主人公一家が巻き込まれた所から物語は始まりますが人々の魅せる混沌とした有り様や兵士となって戦う銃撃戦が非常にリアリティーが高く練りに練られたストーリー性も相まってとても読みごたえがありましたね 中でも一番目に付いたのが銃器や作戦内容に関するシーンで、私自身はミリタリーに詳しく無いのでちゃんと理解出来るか不安がありましたが洋画でもお馴染みのブリーフィングや上官からの説明シーンが意外に多くすんなり頭に入ったのもそうですが銃撃戦の運びや画力が素晴らしく作品の世界観に圧倒され続けられた等初心者にも満足出来る内容だったのが大きいですね ただ問題点として当たり前なのですが銃撃戦のグロさや疫病や内紛での混乱からなる暴力シーンが中々強烈な作品で巻を増す事にレベルが増し増しになっていきますのでそういった感じが苦手な方はやはり避けた方が良いですが私みたいに銃撃アクション・スナイパーや戦争物が好きならばオススメしたい作品ですね

めぐちゃん、ぬいぐるみでえっちしたよね。

ドキドキをありがとう… #読切応援

めぐちゃん、ぬいぐるみでえっちしたよね。 左津衣かおる
名無し

今年読んだ読切でもトップレベルに面白かったです。 左津衣かおる先生といえば、以前『気持ち悪いんだよ、死ね。』を描かれていて、こちらはこちらで衝撃的な話ではあって、名前の通り殺意を感じるというか読み手を殺しにかかってきているのを感じました。 そして今回、『めぐちゃん、ぬいぐるみでえっちしたよね。』は前作がマイナス方面への気持ちの働きかけだとしたら、今作はプラスの方へ心臓を鷲掴みしてくれる作品で、まったく別の印象として衝撃でした。 読後しばらくは高鳴った心臓が鳴りやまず、深夜に読んでしまったものでなかなか寝付けず大変でした。 えっちを理解しない子どもの頃に、くまの人形を使って疑似えっちをするという高度な遊びをしていた少女二人は小学校で別々になり中学校で再会します。 一方は学年一の美少女に、一方は絵を描くオタクに。 こんな二人の再会で何が起きるのか。 他人が自分にどうレッテルを貼るのか、どう見た目で判断するのか。 そういった価値観に左右されなかった幼少期のピュアな関係こそが尊く、一生胸の中に暖かさを与えてくれるものなのかもしれない。 素晴らしいドキドキをありがとう…。

おさなづま

際限なきエスカレーション…!

おさなづま 森高夕次 あきやまひでき
toyoneko
toyoneko

「おさなづま」は,原作:森高夕次(コージィ城倉),作画:あきやまひでき(現在は「アキヤマヒデキ」)がアクションに連載していた漫画です その内容は,表紙や,タイトルからは,全く想像もできないようなものです すなわち,この作品のストーリーは,天才漫画家ハタイチコ先生(16歳のおさなづま)が,ダンナ(37歳)から虐待されながらも,その才能を遺憾なく発揮し,傑作漫画「めぐみのピアノ」(「めぐピ」)を描き,その「めぐピ」が売れに売れて売れまくるという,ただそれだけのものです しかし,この「売れに売れて売れまくる」という部分がこの作品の何よりの魅力! ハタ先生は,苦難とかスランプにぶち当たることなく(ただし初期はダンナの妨害とかあります),その才能を延々と発揮しづつけ,めぐピは際限なく売れ続けます 売れまくる様子がどんどんエスカレートしていく様は,単純に楽しく,ストレスなしでずっと読み続けられます アニメ化にあたっての視聴率推移とかも派手すぎて最高でした ある意味で「なろう」に通ずるものがあるかもしれません 全10巻がKindle Unlimitedで読めますので,読んだことない方は是非ご一読を! …先ほど「ストレスなし」と書きましたが,ダンナの存在は,ある意味ストレスかもしれません しかし,これは物語構成上,どうしても必要不可欠な部分。何となく予想はつくと思いますが,ぜひ最後までお読みいただければと思います