昭和のヤングケアラー小学生ライフ介護小学生 金山カメstarstarstarstarstarゆゆゆ作者が小学生のときに経験した祖父母の介護を手伝っていた日々の様子が、テンポよく、おもしろおかしく描かれている。 「介護小学生」、つまるところ壮絶な「ヤングケアラー生活」。 昭和の終わり。 義両親の介護要員と化した母親が、自宅の家事をし、同居するおじさんが帰宅するまでの数時間、認知症になった祖母、寝たきりの祖父と過ごしていたそうだ。 今だから、そう言えるんだろうなというシーンが、おもしろおかしく描かれている様子に、どこか胸がギュッとした。 介護職についている私の親戚が、トイレを粗相するようになったら自宅で生活していくのは大変だ、そうなったら自分たちは施設に入ろうとしみじみ言っていた。 描かれている作者祖母は、おそらくその段階。 でも昭和終わりなら、今と施設の状況も支援の状況も、周囲の視線も違う。 作者母、本当によく耐え抜いたな。 子育ても、介護も、主婦業も。 そして父。彼らはお前の両親だろう。嫁だろう。 Kindle Unlimitedで読み、なかなか衝撃を受けた作品。ゆゆゆ1年以上前『介護小学生』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。介護小学生金山カメゆゆゆ1年以上前『キノの旅』を読みたいにしました。キノの旅郷時雨沢恵一黒星紅白「不思議で少しビター」という表現がぴったり魔女の旅々 白石定規 七緒一綺 あずーるstarstarstarstarstarゆゆゆ「魔女の旅々」は、若くして「魔女」になったイレイナが各地を旅する物語。 魔法使いの上位である魔女だからといって万能ではなく、なんでもパーフェクトに解決できるわけではない。イレイナの母曰く「魔女は魔法が少し得意なだけ」。 そのため、純粋なハッピーエンドは多くない。 かわいいイラストで、ほんわかとした独特のゆるいキャラクターたちから生み出される、予想外のバッドエンド。 「不思議で少しビター」と原作小説のあらすじにあったが、読者にも後味の悪さを噛み締めさせる「ビター」な結末が連続したときは、さすがに主人公も落ち込んでいた。 そこが優秀過ぎる魔女イレイナを、人間らしく感じさせたところでもある。 また原作レビューに、「キノの旅」に似ているとあったので、「キノの旅」も少し読んでみたら、なるほどなと思った。 旅をして様々な街を訪れるところや、旅行者ならではの第三者めいた雰囲気が似ている。 どっちが良いというより、両方ともおもしろくて読みやすい作品だった。次はキノの旅を読みたい。ゆゆゆ1年以上前『魔女の旅々』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。魔女の旅々白石定規七緒一綺あずーるゆゆゆ1年以上前『魔女の旅々』を読んでるにしました。魔女の旅々白石定規七緒一綺あずーるペンライトを手にする悪役令嬢(1巻表紙イラスト)悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します! 高松翼 春が野かおる 道草家守starstarstarstarstarゆゆゆゲーム内登場キャラクター悪役令嬢エルディア。 その中の人が、そのゲームの大ファンであるアラサー喪女になってしまう、悪役令嬢系恋愛ストーリー。 最推しアルバートとともに、ゲームに登場する数々の推しキャラクターを愛でる生活をするため、世界線を崩壊させないため、エルディアは密かに奮闘する。 よくこんな人を主人公にして書き進められるなあと思うほど、エルディアはすぐに萌え悶える。 原作小説からぶれない、エルディアによる推しの尊さを噛みしめる頻度。 推しがきらめくときの、心中のはしゃぎよう。 小説版も萌え踊る心を落ち着かせるためになかなか忙しいエルディアだったが、エルディアが可視化されるマンガはさらに忙しい。 落ち着いたエルディアの最推しアルバートにひどく安心できる。 しかし、アルバートのコミカライズイラストは、読者をも萌え踊らさせようとする意志を感じる。 読者も試されている。 概要だけでは、この作品のハイテンションは伝わらないと思うので、まずは一読を。 これほど熱愛するゲームがあった、中の人の喪女さんが少し羨ましい。ゆゆゆ1年以上前『悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します!』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します!高松翼春が野かおる道草家守ツンデレ令嬢を救う「神託(powered by 高校2年生)」ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん 逆木ルミヲ 恵ノ島すず えいひstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ「ツンデレはツンデレという概念がなければ、ツンデレたり得ない」とちょうど読み、おお!と思ってこの作品の口コミを書こうと思った次第。 実況の遠藤くんと解説の小林さんがいなければ、「ツンデレ」という概念がない王太子ジークには婚約者のリーゼロッテの本心を全く理解できていなかった。 ジークどころかリーゼロッテ自身含む、あのゲームの世界の人たちもみな理解に苦しんだのでは。 ストーリーのあらすじというかベースはこれだけなんだけど、それにまつわるゲームの中と現実というデュアル展開がおもしろく、作品にグイグイ引き込まれてしまう。 独特の視点を上手に描いてくださった作品はどんな形になっても、すっごくおもしろい。 ジークとリーゼロッテも、遠藤くんと小林さんも、みんな仲よく楽しく過ごしてほしい。ゆゆゆ1年以上前『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん逆木ルミヲ恵ノ島すずえいひ本がたくさん読める幸せ本好きの下剋上 第一部 椎名優 鈴華 香月美夜starstarstarstarstar_borderゆゆゆ「本は須く(すべからく)うらのもの」がネーミングの由来という、本の虫というか本がすべての女性「本須麗乃」が本に潰されて死に、マインという虚弱少女に異世界転生して、「本がないなら作ればいいじゃん!!!」と死にかけながら本づくりを転生パワーで突き進めるお話。 マインの本を読みたい熱に巻き込まれる家族、友達、知り合い、すごい人、偉い人、いろんな人。 本人は本と家族がいれば十分なのに、巻き込む勢いが大きすぎてそうはいかず… 原作が長編すぎるせいか、コミック版「本好きの下剋上」は複数人の漫画家さんが並行して描いている。 第一部と第二部は鈴華先生によるもの。 Web小説からのコミカライズや書籍は途中打ち切りの作品が多いというのに、アニメ化されたとはいえ、同時進行とはなんと気前の良い振る舞いだろう。 出版元は印刷博物館とのコラボをしていたり、作中で登場していそうなアイテムをグッズ化してどんどん売り出していたり。 「本好きの下剋上」ワールドは沼が深い。 私は原作「本好きの下剋上」が好きだったので、コミカライズ版も読んだクチ。 マンガ版では小説の挿絵では描かれなかった、細かいところま描き込まれている様子に感激した。 漫画だと視点が完全な主人公視点ではなくなるので、小説版でしばし起きた「主人公視点によるミスリード」がどう描かれるかも見物だった。 まずはマンガ版を読んでみてほしい。 おもしろいなと思ったら、小説版を。 無料で読める「小説家になろう」版もおもしろいし、書籍版はなろう版より加筆されているので、それはそれでまたおもしろく読むことができる。ゆゆゆ1年以上前『本好きの下剋上 第一部』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。本好きの下剋上 第一部椎名優鈴華香月美夜 « First ‹ Prev … 162 163 164 165 166 167 168 169 170 … Next › Last » もっとみる
昭和のヤングケアラー小学生ライフ介護小学生 金山カメstarstarstarstarstarゆゆゆ作者が小学生のときに経験した祖父母の介護を手伝っていた日々の様子が、テンポよく、おもしろおかしく描かれている。 「介護小学生」、つまるところ壮絶な「ヤングケアラー生活」。 昭和の終わり。 義両親の介護要員と化した母親が、自宅の家事をし、同居するおじさんが帰宅するまでの数時間、認知症になった祖母、寝たきりの祖父と過ごしていたそうだ。 今だから、そう言えるんだろうなというシーンが、おもしろおかしく描かれている様子に、どこか胸がギュッとした。 介護職についている私の親戚が、トイレを粗相するようになったら自宅で生活していくのは大変だ、そうなったら自分たちは施設に入ろうとしみじみ言っていた。 描かれている作者祖母は、おそらくその段階。 でも昭和終わりなら、今と施設の状況も支援の状況も、周囲の視線も違う。 作者母、本当によく耐え抜いたな。 子育ても、介護も、主婦業も。 そして父。彼らはお前の両親だろう。嫁だろう。 Kindle Unlimitedで読み、なかなか衝撃を受けた作品。ゆゆゆ1年以上前『介護小学生』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。介護小学生金山カメゆゆゆ1年以上前『キノの旅』を読みたいにしました。キノの旅郷時雨沢恵一黒星紅白「不思議で少しビター」という表現がぴったり魔女の旅々 白石定規 七緒一綺 あずーるstarstarstarstarstarゆゆゆ「魔女の旅々」は、若くして「魔女」になったイレイナが各地を旅する物語。 魔法使いの上位である魔女だからといって万能ではなく、なんでもパーフェクトに解決できるわけではない。イレイナの母曰く「魔女は魔法が少し得意なだけ」。 そのため、純粋なハッピーエンドは多くない。 かわいいイラストで、ほんわかとした独特のゆるいキャラクターたちから生み出される、予想外のバッドエンド。 「不思議で少しビター」と原作小説のあらすじにあったが、読者にも後味の悪さを噛み締めさせる「ビター」な結末が連続したときは、さすがに主人公も落ち込んでいた。 そこが優秀過ぎる魔女イレイナを、人間らしく感じさせたところでもある。 また原作レビューに、「キノの旅」に似ているとあったので、「キノの旅」も少し読んでみたら、なるほどなと思った。 旅をして様々な街を訪れるところや、旅行者ならではの第三者めいた雰囲気が似ている。 どっちが良いというより、両方ともおもしろくて読みやすい作品だった。次はキノの旅を読みたい。ゆゆゆ1年以上前『魔女の旅々』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。魔女の旅々白石定規七緒一綺あずーるゆゆゆ1年以上前『魔女の旅々』を読んでるにしました。魔女の旅々白石定規七緒一綺あずーるペンライトを手にする悪役令嬢(1巻表紙イラスト)悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します! 高松翼 春が野かおる 道草家守starstarstarstarstarゆゆゆゲーム内登場キャラクター悪役令嬢エルディア。 その中の人が、そのゲームの大ファンであるアラサー喪女になってしまう、悪役令嬢系恋愛ストーリー。 最推しアルバートとともに、ゲームに登場する数々の推しキャラクターを愛でる生活をするため、世界線を崩壊させないため、エルディアは密かに奮闘する。 よくこんな人を主人公にして書き進められるなあと思うほど、エルディアはすぐに萌え悶える。 原作小説からぶれない、エルディアによる推しの尊さを噛みしめる頻度。 推しがきらめくときの、心中のはしゃぎよう。 小説版も萌え踊る心を落ち着かせるためになかなか忙しいエルディアだったが、エルディアが可視化されるマンガはさらに忙しい。 落ち着いたエルディアの最推しアルバートにひどく安心できる。 しかし、アルバートのコミカライズイラストは、読者をも萌え踊らさせようとする意志を感じる。 読者も試されている。 概要だけでは、この作品のハイテンションは伝わらないと思うので、まずは一読を。 これほど熱愛するゲームがあった、中の人の喪女さんが少し羨ましい。ゆゆゆ1年以上前『悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します!』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。悪役令嬢は今日も華麗に暗躍する 追放後も推しのために悪党として支援します!高松翼春が野かおる道草家守ツンデレ令嬢を救う「神託(powered by 高校2年生)」ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん 逆木ルミヲ 恵ノ島すず えいひstarstarstarstarstar_borderゆゆゆ「ツンデレはツンデレという概念がなければ、ツンデレたり得ない」とちょうど読み、おお!と思ってこの作品の口コミを書こうと思った次第。 実況の遠藤くんと解説の小林さんがいなければ、「ツンデレ」という概念がない王太子ジークには婚約者のリーゼロッテの本心を全く理解できていなかった。 ジークどころかリーゼロッテ自身含む、あのゲームの世界の人たちもみな理解に苦しんだのでは。 ストーリーのあらすじというかベースはこれだけなんだけど、それにまつわるゲームの中と現実というデュアル展開がおもしろく、作品にグイグイ引き込まれてしまう。 独特の視点を上手に描いてくださった作品はどんな形になっても、すっごくおもしろい。 ジークとリーゼロッテも、遠藤くんと小林さんも、みんな仲よく楽しく過ごしてほしい。ゆゆゆ1年以上前『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん逆木ルミヲ恵ノ島すずえいひ本がたくさん読める幸せ本好きの下剋上 第一部 椎名優 鈴華 香月美夜starstarstarstarstar_borderゆゆゆ「本は須く(すべからく)うらのもの」がネーミングの由来という、本の虫というか本がすべての女性「本須麗乃」が本に潰されて死に、マインという虚弱少女に異世界転生して、「本がないなら作ればいいじゃん!!!」と死にかけながら本づくりを転生パワーで突き進めるお話。 マインの本を読みたい熱に巻き込まれる家族、友達、知り合い、すごい人、偉い人、いろんな人。 本人は本と家族がいれば十分なのに、巻き込む勢いが大きすぎてそうはいかず… 原作が長編すぎるせいか、コミック版「本好きの下剋上」は複数人の漫画家さんが並行して描いている。 第一部と第二部は鈴華先生によるもの。 Web小説からのコミカライズや書籍は途中打ち切りの作品が多いというのに、アニメ化されたとはいえ、同時進行とはなんと気前の良い振る舞いだろう。 出版元は印刷博物館とのコラボをしていたり、作中で登場していそうなアイテムをグッズ化してどんどん売り出していたり。 「本好きの下剋上」ワールドは沼が深い。 私は原作「本好きの下剋上」が好きだったので、コミカライズ版も読んだクチ。 マンガ版では小説の挿絵では描かれなかった、細かいところま描き込まれている様子に感激した。 漫画だと視点が完全な主人公視点ではなくなるので、小説版でしばし起きた「主人公視点によるミスリード」がどう描かれるかも見物だった。 まずはマンガ版を読んでみてほしい。 おもしろいなと思ったら、小説版を。 無料で読める「小説家になろう」版もおもしろいし、書籍版はなろう版より加筆されているので、それはそれでまたおもしろく読むことができる。ゆゆゆ1年以上前『本好きの下剋上 第一部』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。本好きの下剋上 第一部椎名優鈴華香月美夜
作者が小学生のときに経験した祖父母の介護を手伝っていた日々の様子が、テンポよく、おもしろおかしく描かれている。 「介護小学生」、つまるところ壮絶な「ヤングケアラー生活」。 昭和の終わり。 義両親の介護要員と化した母親が、自宅の家事をし、同居するおじさんが帰宅するまでの数時間、認知症になった祖母、寝たきりの祖父と過ごしていたそうだ。 今だから、そう言えるんだろうなというシーンが、おもしろおかしく描かれている様子に、どこか胸がギュッとした。 介護職についている私の親戚が、トイレを粗相するようになったら自宅で生活していくのは大変だ、そうなったら自分たちは施設に入ろうとしみじみ言っていた。 描かれている作者祖母は、おそらくその段階。 でも昭和終わりなら、今と施設の状況も支援の状況も、周囲の視線も違う。 作者母、本当によく耐え抜いたな。 子育ても、介護も、主婦業も。 そして父。彼らはお前の両親だろう。嫁だろう。 Kindle Unlimitedで読み、なかなか衝撃を受けた作品。