名無し塾11ヶ月前「ポールスター」 ポールダンスを題材にしていて、 家族ドラマ、青春ドラマ、主人公の 成長ドラマ そしてドロドロ話など 朝ドラ要素が詰まっている。 始まったばかりだが、朝ドラ感が あるマンガだと思う。 (ただし、朝から開脚は刺激が 強いか??(笑)) 自由広場大河・朝ドラっぽいマンガ4わかる
線セーショナル8ヶ月前私は漫画を愛してはいない、線を信じていない作家は嫌いなのだが、五十嵐大介は唯一例外である。五十嵐大介は恐らく漫画とは別の抽象的な目に見えないもの(生命への愛やアニミズムなど)を信じている気がする。五十嵐大介の線は他の誰かから影響を受けた形跡がほとんど皆無で、油絵を描くようなタッチで線を加えていく。彼は別に自分の表現したい事がたまたま漫画が描きやすかったから漫画を描いてる感じがする。 五十嵐大介は漫画を愛してはいないが、漫画が五十嵐大介を愛しているのだろうか。海獣の子供五十嵐大介は漫画を愛してはいない?5わかる
名無し8ヶ月前身体を売ることでしか自分の価値を見いだせない女性と、末期がんの老人が出会う話。 正直、最初になんとなーく読んだら「は?」という感想だったんだけど ちば先生の選評とか細かい要素とか見落とさないようにちゃんと読めば良さがわかりました。 実際、未果が彼氏をブロックして新しく生き直そうと思えたのはじいさんの存在も大きかったと思うけど、300万のあるなしがかなり効いているはずなので個人的には救いがあるようでない話でもあるなと感じました。夜を泳ぐ魚たちはちばてつや賞ヤング部門大賞受賞作2わかる
さいろく8ヶ月前初めての劇団四季、マンガばかり読んでいる自分にはとてもピッタリなデビューではないかと思って手を出してみた。 とてもとても良かった。そして、かなり原作に忠実であった。 もちろん端折る必要もあるため全てが全て全く同じではないのだけど、それでも80分✕2幕(前後編に分かれていて間に20分休憩が入るため3時間の興行)で少し遠いなーと思う席での観覧でも引き込まれ続ける素晴らしい舞台でした。 で、舞台の良さで感動したものの原作の方を読んだのは相当昔だったので改めて読み直したのだけど、やはり原作も素晴らしかった。 まるでスタンドかのような"灰色の服の男"、人間の業の現れであるかのような"生霊"。 フローレンス・ナイチンゲールことフローお嬢様は、今でも我々が知っているようないわゆる看護婦の鑑のような存在になる。 戦地クリミアにおいては「クリミアの天使」と呼ばれ、どうにかして苦しんでいる人々を救おうと身を粉にして献身的に務めた彼女の裏側にはこんな筋書きがあったのさ、という話。 それを藤田和日郎が描いているんだから面白くないわけがない。 裏切りから始まり裏切りに終わり、信じることで上書きする愛の物語。 きれいごとばかりではないというのに、こんなにも純愛なことがあるかよと。 もうなんか涙が止まらないのですよ。黒博物館 ゴーストアンドレディ劇団四季ミュージカル版を観てきた9わかる
線セーショナル8ヶ月前漫画の傑作ミステリーといば?と言われて何が思い浮かぶだろうか、soilはコナンや金田一などのただ面白いだけのミステリーとは違ってミステリーの革新に近づいていくに従って人間が長い歴史の中で常に自分達にとって都合の悪いとされるものを排除してきたという恐ろしいテーマを浮き彫りにしていくのだ。一見綺麗に整えられた新興住宅地soil、一見穏やかな住民達、全てあくまでも括弧付きの一見で、掘り下げていけばいくほどこの町の不気味さが涌いてくるのだ。この物語にのみ相応しいと思わされる様に、一見物差しで引かれたと見まがう整った背景もよく見ると丁寧なフリーハンドで描かれていることにカネコアツシの絵の上手さが分かるSOIL傑作怪奇ミステリー2わかる
名無し8ヶ月前ちばてつや賞ヤング部門第90回佳作。 まだ29歳の作者が描いたとは思えないほど、渋さに満ちた漫画。 大嶋宏和を想起させる、やや拙いタッチの画風が不思議と内容にあっている。 最初ホラーっぽい内容と思わせて、そこから意外な方向に話が転がっていく。新人離れした巧みさが光る 耐震工事にジェネリックのものがあるという発想がはえ〜って脱帽ものだった 漫画を描くにしてもやっぱりこういう知識のバックボーンがあって面白い漫画ができると深く実感したのだった。 「おれらは不動産のプロや 情に流されて家の価値を変えるな」ーーーーー からの、流されずに流す(矛盾するようだけど)展開がベタながらまた「そうそう、こういうのでいいんだわ」ってなることしきり 良質な短編映画を見たかのような読後感でした。面白かったよ!550万の家新人にしてすでに名人の風格あり。ちばてつや賞ヤング部門第90回佳作7わかる
線セーショナル8ヶ月前ホムンクルスは頭蓋骨に穴を開けることで他人の内面が視覚化されるというアイデアだけでもビジュアルだけでも読み進めたくなる物語なのだが、主人公の名越が、他者が偽ってきた自身の内面を救済していくたびに、主人公名越自身のそして現代の読者の偽りがあぶり出されてしまうのだ。前作の殺し屋一から遙かにグレードアップされた、絵柄はこの手の青年漫画の中でもトップクラスのリアリズムを醸し出しているホムンクルス自分を偽っている人間達へ5わかる
さいろく8ヶ月前連載開始からもう11年も経ったんだなーと驚いたりショックだったりもするけれど、思い返すと10年代前半は漫画もアニメも「なろう」の波に押し流されないように必死だった時期でもあったと思う。 なんでか、なろう系に限らずだけどオタク文化は未だギリギリ悪いものとして扱われがちだった時代な気がする。ラノベも一部インフルエンサーにTwitterで酷評され続けていたり。多様性を受け入れられていない社会だったんだきっと。 今思えば慣れたよね、受け入れられないのカッコ悪いみたいな空気ができて。でもって今はまた本流に戻そうとしていたりする風潮も一部ようだけど、それはずっと一部なのだろう。 脱線しまくったけど、2013年に連載が始まったこのJDが迷宮に迷い込んでなんとかしていくマンガ「百万畳ラビリンス」はそこそこ異彩を放つ存在だった。 ファンタジー要素ナシで(異世界じゃない)、流行ってた俺つえーでもなくて。 かつ絵が上手い。 登場人物が可愛い(人外も含む)。 ゲーム大好きデバッガー(自分の世代だとその頃デバッガーバイトでやってたやつが珍しくなかった)な女子大生が主人公。 なにより、話がショートショートっぽくてとてもいい具合にキュッとまとまっていて、かつ壮大だったので当時一度読んだだけだったけどお気に入りだった。 #2巻で完結したマンガ としてマンバでまとめられているところで超久しぶりに出会えてすごく嬉しかったので改めて電子購入。百万畳ラビリンス2013年、多くの人の"想像"が拡がった頃6わかる