toyoneko1年以上前『ヴィンランド・サガ』をフォローをしました贖罪の物語ヴィンランド・サガ 幸村誠starstarstarstarstartoyoneko ヴィンランド・サガは、ずーっと昔に最初のあたりを読んだきりだったんですが、機会があったので最新刊(26巻)まで一気読みしました いい作品でした…。本当に真摯な作品です 描かれているのは、主人公トルフィンの成長と、そして贖罪の姿 父の仇への仇討ちのためとはいえ、罪なき人々を殺し続けたトルフィンが、平和な国の建国を目指す物語です 本来であれば、多数を殺した人間は、死をもって償うしかありません しかし、逆にいえば、死をもって償えば、それで終わりです 本作は、トルフィンに対し、そんな安易な贖罪は許さず、もっとも困難な償いの道を選択させます これは、トルフィンにとっても困難な道ですが、作者自身にとっても本当に困難な道のはずです それなのに、作者の幸村誠先生は、その困難な道を、説得力をもって描き続けている それがひとつ結実するのが、26巻の最後に収録されている話で(191話「その日」)、いやぁもうたまらないですねコレ 敵を殺すという選択肢を排し、可能な限り敵対以外の選択肢を選び取って困難を乗り越えていくトルフィンは、本当に立派で、応援したくなります もちろん、物語は終わっておらず、贖罪も終わってはいませんし、トルフィンの贖罪は、どこかで終わりが来るという性質のものでもありません また、なんだかんだ描きましたが、結局、最終的にはトルフィンの死をもって全てを清算することになるのかもしれません しかし、だからといって、トルフィンのしてきたことが無駄というわけではありません 贖罪の本質というのは、結果ではなく、そこを目指す道筋そのものです トルフィンの生き方は、周囲の人々の生き方にも大きな影響を与えていますし、メタ的には、読者の生き方にすら、影響を与えているのかもしれません 本当に、素晴らしい作品ですtoyoneko1年以上前『ヴィンランド・サガ』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。ヴィンランド・サガ幸村誠toyoneko1年以上前『ヴィンランド・サガ』を読んだにしました。ヴィンランド・サガ幸村誠toyoneko1年以上前『青のオーケストラ』を本棚から外すにしました。青のオーケストラ阿久井真toyoneko1年以上前90年代の終わりだと、EDENとかむげにんとかヨコハマとか天狗党とか載ってて凄かったですね自由広場アフタヌーンらしい漫画とは?2わかるtoyoneko1年以上前『KING GOLF』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。KING GOLF佐々木健谷将貴toyoneko1年以上前『KING GOLF』を読んだにしました。KING GOLF佐々木健谷将貴toyoneko1年以上前『龍とカメレオン』をフォローをしましたtoyoneko1年以上前※ネタバレを含むコメントです。自由広場小説化・漫画化・アニメ化・ドラマ化・映画化1わかるtoyoneko1年以上前『小説化・漫画化・アニメ化・ドラマ化・映画化』をフォローをしましたtoyoneko1年以上前『堕天作戦』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。堕天作戦山本章一 « First ‹ Prev … 89 90 91 92 93 94 95 96 97 … Next › Last » もっとみる
toyoneko1年以上前『ヴィンランド・サガ』をフォローをしました贖罪の物語ヴィンランド・サガ 幸村誠starstarstarstarstartoyoneko ヴィンランド・サガは、ずーっと昔に最初のあたりを読んだきりだったんですが、機会があったので最新刊(26巻)まで一気読みしました いい作品でした…。本当に真摯な作品です 描かれているのは、主人公トルフィンの成長と、そして贖罪の姿 父の仇への仇討ちのためとはいえ、罪なき人々を殺し続けたトルフィンが、平和な国の建国を目指す物語です 本来であれば、多数を殺した人間は、死をもって償うしかありません しかし、逆にいえば、死をもって償えば、それで終わりです 本作は、トルフィンに対し、そんな安易な贖罪は許さず、もっとも困難な償いの道を選択させます これは、トルフィンにとっても困難な道ですが、作者自身にとっても本当に困難な道のはずです それなのに、作者の幸村誠先生は、その困難な道を、説得力をもって描き続けている それがひとつ結実するのが、26巻の最後に収録されている話で(191話「その日」)、いやぁもうたまらないですねコレ 敵を殺すという選択肢を排し、可能な限り敵対以外の選択肢を選び取って困難を乗り越えていくトルフィンは、本当に立派で、応援したくなります もちろん、物語は終わっておらず、贖罪も終わってはいませんし、トルフィンの贖罪は、どこかで終わりが来るという性質のものでもありません また、なんだかんだ描きましたが、結局、最終的にはトルフィンの死をもって全てを清算することになるのかもしれません しかし、だからといって、トルフィンのしてきたことが無駄というわけではありません 贖罪の本質というのは、結果ではなく、そこを目指す道筋そのものです トルフィンの生き方は、周囲の人々の生き方にも大きな影響を与えていますし、メタ的には、読者の生き方にすら、影響を与えているのかもしれません 本当に、素晴らしい作品ですtoyoneko1年以上前『ヴィンランド・サガ』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。ヴィンランド・サガ幸村誠toyoneko1年以上前『ヴィンランド・サガ』を読んだにしました。ヴィンランド・サガ幸村誠toyoneko1年以上前『青のオーケストラ』を本棚から外すにしました。青のオーケストラ阿久井真toyoneko1年以上前90年代の終わりだと、EDENとかむげにんとかヨコハマとか天狗党とか載ってて凄かったですね自由広場アフタヌーンらしい漫画とは?2わかるtoyoneko1年以上前『KING GOLF』のお気に入り度をstarstarstarstarstarにしました。KING GOLF佐々木健谷将貴toyoneko1年以上前『KING GOLF』を読んだにしました。KING GOLF佐々木健谷将貴toyoneko1年以上前『龍とカメレオン』をフォローをしましたtoyoneko1年以上前※ネタバレを含むコメントです。自由広場小説化・漫画化・アニメ化・ドラマ化・映画化1わかるtoyoneko1年以上前『小説化・漫画化・アニメ化・ドラマ化・映画化』をフォローをしましたtoyoneko1年以上前『堕天作戦』のお気に入り度をstarstarstarstarstar_borderにしました。堕天作戦山本章一
ヴィンランド・サガは、ずーっと昔に最初のあたりを読んだきりだったんですが、機会があったので最新刊(26巻)まで一気読みしました いい作品でした…。本当に真摯な作品です 描かれているのは、主人公トルフィンの成長と、そして贖罪の姿 父の仇への仇討ちのためとはいえ、罪なき人々を殺し続けたトルフィンが、平和な国の建国を目指す物語です 本来であれば、多数を殺した人間は、死をもって償うしかありません しかし、逆にいえば、死をもって償えば、それで終わりです 本作は、トルフィンに対し、そんな安易な贖罪は許さず、もっとも困難な償いの道を選択させます これは、トルフィンにとっても困難な道ですが、作者自身にとっても本当に困難な道のはずです それなのに、作者の幸村誠先生は、その困難な道を、説得力をもって描き続けている それがひとつ結実するのが、26巻の最後に収録されている話で(191話「その日」)、いやぁもうたまらないですねコレ 敵を殺すという選択肢を排し、可能な限り敵対以外の選択肢を選び取って困難を乗り越えていくトルフィンは、本当に立派で、応援したくなります もちろん、物語は終わっておらず、贖罪も終わってはいませんし、トルフィンの贖罪は、どこかで終わりが来るという性質のものでもありません また、なんだかんだ描きましたが、結局、最終的にはトルフィンの死をもって全てを清算することになるのかもしれません しかし、だからといって、トルフィンのしてきたことが無駄というわけではありません 贖罪の本質というのは、結果ではなく、そこを目指す道筋そのものです トルフィンの生き方は、周囲の人々の生き方にも大きな影響を与えていますし、メタ的には、読者の生き方にすら、影響を与えているのかもしれません 本当に、素晴らしい作品です