がんばれ!キッカーズ

キャプ翼と違ったのはチーム名があるところ

がんばれ!キッカーズ ながいのりあき
さいろく
さいろく

その昔、私が小学校の頃は各地に小学生のサッカーチームがあったんですが、割と「キッカーズ」という名前は全国どこにでもいたと思う。 自分もキッカーズというサッカーチームに所属していたことがあるのでちょっと馴染み深い名前でしたが、当時は全くコミックの存在は知りませんでした。もしかしたらコミックからの引用じゃないかもしれない(笑) とはいえ本作は割と全国区で人気を博した作品でした。 ジャンプで大人気だった「キャプ翼」を、コロコロでやれないかというコンセプトから始まった(安易にパクリとか言わないように。内容も全然違いますし時代的なサッカーマンガ人気にあやかっただけです。)もので、小学生達は兄弟がいない子たちはどちらかというとコロコロの方が手に取りやすかったのではないだろうか。 私自身はジャンプは小学6年からで、それまではコロコロ&ボンボンでした。 そんな頃にコロコロで連載していた本作、描いているのはゲームセンターあらしでおなじみのすがやみつる先生の一番弟子(たぶん)であるながいのりあき先生。 菅谷先生と比べてみても画力に劣ることもなく、No.1アシスタントだったながい先生の実力が遺憾なく発揮された作品といえると思います。 ただ、惜しむらくは表現などではさすがにあの「キャプ翼」に及ばなかった。。 マラカナン・スタジアムの上までオーバーヘッドキックで飛び出ちゃって降りてくるのに3週かかるなんてことは当時のコロコロでは出来なかったのです(ちょっと違うけど) とはいえ、サッカー愛という意味では抜群に小学生のハートを掴み、Jリーグが出来上がった頃の初代Jリーガーたちはきっとみんな読んでたんじゃないかな。 もちろん当時の事なので、キャプ翼並にサッカーのルール知らない可能性がすごく感じ取れるけどそれもまた良い味かなと。

トイレット博士

信じられる?当時の「週刊少年ジャンプ」の屋台骨で一番人気作品

トイレット博士 とりいかずよし
さいろく
さいろく

当時といってもジャンプ立ち上げから2年目の話で、1970年のことだそうです。 1970年〜1977年の連載終了まで、当時としては異例中の異例である単行本30巻まで続き、累計1000万部を突破していた作品。 そしてなにより 「『少年ジャンプ』のモットーである友情・努力・勝利が初めて作品中で提示された作品と言われる」とある。(wikipedia調べ) 連載時には生まれてもいなかった自分は本作をほんの10年前ぐらいに知りましたが、ボンボンでやってた作品のような印象でした。 正直古いし、お下劣だし、決して絵が上手いわけでもなく、アニメ化などもされてない。 ただ、当時お下劣ブームを作ったのも本作の影響であり、アニメ化の話も来ていたけどTV向けタイトルへの変更を断ったが故に出来なかったのだそう。 とりいかずよしと言うと本作のイメージが強く、他の作品も気になって見てみたが、「くたばれ!とうちゃん」などタイトルの時点でぶっ飛びまくっていて笑うしかなかった。 こち亀よりも先輩で、紛れもなくジャンプの屋台骨だった超お下劣作品だが、ジャンプの勝利の方程式を生み出したのもまた本作であった、という事で興味を持たれた方は是非30巻買ってあげてほしい。(責任は取れないけど)

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