90%実話らしい90年代のフィリピンの実態ココ・ロングバケーション 近藤令さいろく今でもデンジャーな香りがする東南アジア諸国、日本人からそう見えるのは90年代のイメージが強いからではないか。 私はいわゆる安旅行でタイの僻地やマニラなんかには行った事があるものの、物騒なのは間違いないし危ない目にも実際合う可能性はあった。といっても4〜5年前の話なので本作の当時の「錦糸町は危ない(フィリピンパブが)」という認識はもはやなかったし、描かれているほど引ったくりがいるイメージもない。 この20年ぐらいで変わったところなのかなーと思いながら読んでいた。 読了後に90%実話、というのを知りちょっと驚いているが、妙にリアルさはあったのでそういうことかと納得。 貧国の貧困層がどうやって生きていくか、その選択肢にある日本への出稼ぎという実態は、出稼ぎしてくる彼女たち本人の目にどう映っているのだろう。出てくる人間の8割がクレーマー・・・がんばれ! コッペパンわに 類さいろくなんなんだこのマンガは。 ふんわりホッコリを期待してたらわにがかわいそうすぎる。 理不尽なクレーマーにイライラする想像を上回る作品でした。 もちろん、ふんわりホッコリのほうが多いんだけど(絵柄どおり)人間系のキャラはいわゆるモンクレが多く、そうじゃないキャラの方が明らかに少ない。 読後感が悪いわけじゃないんだけどストレススッキリ!とまではキレイに解決してない気がして(謝るだけで済まされてたり、何も因果応報が果たされていないヤツが多い・・・)思い返してイライラしたりするという・・・ まぁ、わに可愛いからいいんですけど。無慈悲な呪い・怨霊・悪霊の仕業に制裁ダークギャザリング 近藤憲一starstarstarstarstar_borderさいろくオカルト系かな?と思いきや、オリジナルなヤバいやつでした。 単純にホラー要素が満載で怖いだけでなく、ゾワッとする人間の業も上手く描画されていて、それがテンポよく進んでいく。 作画のクオリティも高く、さすが集英社作品だなと感心してしまう作品です。 ちなみにしっかり読むとしっかり怖い。絵が怖いんじゃないっていうところが怖いんだよなー・・・虫マンガランキング、なんでこれが入っていないのか毒虫小僧 日野日出志さいろく私が何も知らない無垢な子供だった頃、当時通っていたスイミングスクールで母親の迎えを待つ間にホビールームに置いてあったこの本を何気なく手にとってしまったのが運の尽き。 小学2年生の私の人生に初めてのトラウマを植え付けた作品でした。 今でもはっきりと憶えてしまっているぐらいの描写、悲惨さ、恐ろしさ。 日野日出志先生の特徴的なキャラの顔がまた忘れられない。 大人になって、言われてみればカフカだったなと思うし、振り返りたくないなー嫌だなーという気持ちなのについつい電子書籍版を買ってしまった。伝説の超展開、読み直しても凄い。さすがである。T-DRAGON 桜谷シュウさいろくそもそものストーリーを忘れてたというのもあって1巻の冒頭から読み直してみたが、最初の3話ぐらいまではだいぶまともそうな漫画に見えた。 そう、1/100になるまではなんとなく話が理解出来たんだけどそこからは読んで字の如く「超展開」。というかこれを超展開っていうんだと思う。 いちいちツッコんだら負けとかよく言われてるけどほんとそのとおりで、気にする必要などない。愛されるのに理由など要らないのだ。さいろく1年以上前元気とまみんは若いなぁ 人のことをかんたんに持ち上げたり悪く言ったりするやつは昔から嫌いだったけどやっぱりこのバイトの女も嫌いだ。そういう役回りなんだけど嫌い。はよ解決しないかな・・・ハラハラこっち向いてよ向井くん胃が痛い、いや、胸が苦しいのか3わかる胃が痛い、いや、胸が苦しいのかこっち向いてよ向井くん ねむようこさいろく大事な局面で言えば良かったのにというセリフが終わってからじゃないと言えない男、向井くん。 30代の男女、みんなが人生に焦ってる。 結婚がゴールのように思えてる人もいれば、そうなっている彼氏を見て心配になる彼女がいたり、いざ結婚前提に付き合ってみたけれど「なんか違うよね」となってしまったり。 いろんなカップルがある。向井くんはどうしたいのかな。 坂井戸さんがいいじゃんと1巻読んでたら思ったけど私の好みの話でしかなかったかもしれない。3巻まで読んだらまた感想が違うかもしれない。 結婚ってなんなん?という思いがじわじわと侵食してくる。 結婚がゴールなわけじゃない、人間は色々と複雑である。 結婚して交尾したらメスに食われて終幕となるカマキリの♂が羨ましい気がしないでもない。 1巻だけ読んでも良さが伝わりづらいと思うので、ぜひ2巻までは読んでもらいたい。3巻も絶対手に取るでしょうから。さいろく1年以上前2巻が出たぞー!光の箱人の死に際、何が見える?3わかるなるほど、こういうのもあるのだムギとペス ~モンスターズダイアリー~ ぱらりさいろく「BEASTARS」でてっきり獣の擬人化世界を脳内占拠されていた。 そうだよ、人がいたっていいじゃん。 そして、殺伐とした問題提起とかしなくていいじゃん。 これはそういうほのぼの、かつ多くの獣人がその特徴をもって悩みを少しスッキリしたりするストーリーが満載で面白い。 この例え方は良くないんだけど、BEASTARSと天地創造デザイン部を足して世界観を現代にしたような感じ?かな。 私は好きです!なんだこれ、好きだけど幸子、生きてます 柘植文さいろくどこにも向かってなくて誰も傷つけないけどふわっと面白い。そんな漫画。 中川いさみの「クマのプー太郎」に中学1年の頃にドハマリ(今思い出せばあんなに笑った漫画はないかもしれないが、思春期ならではの笑いだった可能性が否めない)したのだが、その"中川いさみ感"と、著者の代表作(と言っていいと思う)の「野田ともうします。」のゆるい感じをミックスしたような、ふんわり日常感があり、ずっと読んでいたい気持ちにさせてくれます。 画像は幸子さんがキモいところです。現代らしい割にどこか古臭いニンジャ、現る。アンダーニンジャ 花沢健吾さいろく現る。 とか古臭くてすみません。 花沢健吾せんせーのアイアムアヒーロー後、期待の連載作品として期待して読んでみたものの、ルサンチマンっぽさの方が強くて笑ってしまう本作。 大ヒットを一発やると自由にできるんじゃい、を試してみてる気がするのは私だけだろうか。 だがこのゆるさ、たまらなくヤンマガなんだよねえ。ぶっ飛んでるネオ・キャット 青化さいろく絵柄からは想像できないほどにぶっ飛んでいる。 とはいえ理解不能なわけじゃなく、ただただぶっ飛んでいるだけである。 人の絵は上手いのに猫下手すぎん!?って思ってしまうのだが、そのとおりでありそれ以外の何者でもないんだと思う。 ただし、猫が好きなのだろうというのはなんとなく察した。あと猫飼ったことなさそうだなと勝手に妄想した。 そのぐらい、この漫画は猫である。 私の一番のお気に入りはマダライくん。 そして今日は2022年2月22日。そういうことだ。 « First ‹ Prev … 71 72 73 74 75 76 77 78 79 … Next › Last » もっとみる
90%実話らしい90年代のフィリピンの実態ココ・ロングバケーション 近藤令さいろく今でもデンジャーな香りがする東南アジア諸国、日本人からそう見えるのは90年代のイメージが強いからではないか。 私はいわゆる安旅行でタイの僻地やマニラなんかには行った事があるものの、物騒なのは間違いないし危ない目にも実際合う可能性はあった。といっても4〜5年前の話なので本作の当時の「錦糸町は危ない(フィリピンパブが)」という認識はもはやなかったし、描かれているほど引ったくりがいるイメージもない。 この20年ぐらいで変わったところなのかなーと思いながら読んでいた。 読了後に90%実話、というのを知りちょっと驚いているが、妙にリアルさはあったのでそういうことかと納得。 貧国の貧困層がどうやって生きていくか、その選択肢にある日本への出稼ぎという実態は、出稼ぎしてくる彼女たち本人の目にどう映っているのだろう。出てくる人間の8割がクレーマー・・・がんばれ! コッペパンわに 類さいろくなんなんだこのマンガは。 ふんわりホッコリを期待してたらわにがかわいそうすぎる。 理不尽なクレーマーにイライラする想像を上回る作品でした。 もちろん、ふんわりホッコリのほうが多いんだけど(絵柄どおり)人間系のキャラはいわゆるモンクレが多く、そうじゃないキャラの方が明らかに少ない。 読後感が悪いわけじゃないんだけどストレススッキリ!とまではキレイに解決してない気がして(謝るだけで済まされてたり、何も因果応報が果たされていないヤツが多い・・・)思い返してイライラしたりするという・・・ まぁ、わに可愛いからいいんですけど。無慈悲な呪い・怨霊・悪霊の仕業に制裁ダークギャザリング 近藤憲一starstarstarstarstar_borderさいろくオカルト系かな?と思いきや、オリジナルなヤバいやつでした。 単純にホラー要素が満載で怖いだけでなく、ゾワッとする人間の業も上手く描画されていて、それがテンポよく進んでいく。 作画のクオリティも高く、さすが集英社作品だなと感心してしまう作品です。 ちなみにしっかり読むとしっかり怖い。絵が怖いんじゃないっていうところが怖いんだよなー・・・虫マンガランキング、なんでこれが入っていないのか毒虫小僧 日野日出志さいろく私が何も知らない無垢な子供だった頃、当時通っていたスイミングスクールで母親の迎えを待つ間にホビールームに置いてあったこの本を何気なく手にとってしまったのが運の尽き。 小学2年生の私の人生に初めてのトラウマを植え付けた作品でした。 今でもはっきりと憶えてしまっているぐらいの描写、悲惨さ、恐ろしさ。 日野日出志先生の特徴的なキャラの顔がまた忘れられない。 大人になって、言われてみればカフカだったなと思うし、振り返りたくないなー嫌だなーという気持ちなのについつい電子書籍版を買ってしまった。伝説の超展開、読み直しても凄い。さすがである。T-DRAGON 桜谷シュウさいろくそもそものストーリーを忘れてたというのもあって1巻の冒頭から読み直してみたが、最初の3話ぐらいまではだいぶまともそうな漫画に見えた。 そう、1/100になるまではなんとなく話が理解出来たんだけどそこからは読んで字の如く「超展開」。というかこれを超展開っていうんだと思う。 いちいちツッコんだら負けとかよく言われてるけどほんとそのとおりで、気にする必要などない。愛されるのに理由など要らないのだ。さいろく1年以上前元気とまみんは若いなぁ 人のことをかんたんに持ち上げたり悪く言ったりするやつは昔から嫌いだったけどやっぱりこのバイトの女も嫌いだ。そういう役回りなんだけど嫌い。はよ解決しないかな・・・ハラハラこっち向いてよ向井くん胃が痛い、いや、胸が苦しいのか3わかる胃が痛い、いや、胸が苦しいのかこっち向いてよ向井くん ねむようこさいろく大事な局面で言えば良かったのにというセリフが終わってからじゃないと言えない男、向井くん。 30代の男女、みんなが人生に焦ってる。 結婚がゴールのように思えてる人もいれば、そうなっている彼氏を見て心配になる彼女がいたり、いざ結婚前提に付き合ってみたけれど「なんか違うよね」となってしまったり。 いろんなカップルがある。向井くんはどうしたいのかな。 坂井戸さんがいいじゃんと1巻読んでたら思ったけど私の好みの話でしかなかったかもしれない。3巻まで読んだらまた感想が違うかもしれない。 結婚ってなんなん?という思いがじわじわと侵食してくる。 結婚がゴールなわけじゃない、人間は色々と複雑である。 結婚して交尾したらメスに食われて終幕となるカマキリの♂が羨ましい気がしないでもない。 1巻だけ読んでも良さが伝わりづらいと思うので、ぜひ2巻までは読んでもらいたい。3巻も絶対手に取るでしょうから。さいろく1年以上前2巻が出たぞー!光の箱人の死に際、何が見える?3わかるなるほど、こういうのもあるのだムギとペス ~モンスターズダイアリー~ ぱらりさいろく「BEASTARS」でてっきり獣の擬人化世界を脳内占拠されていた。 そうだよ、人がいたっていいじゃん。 そして、殺伐とした問題提起とかしなくていいじゃん。 これはそういうほのぼの、かつ多くの獣人がその特徴をもって悩みを少しスッキリしたりするストーリーが満載で面白い。 この例え方は良くないんだけど、BEASTARSと天地創造デザイン部を足して世界観を現代にしたような感じ?かな。 私は好きです!なんだこれ、好きだけど幸子、生きてます 柘植文さいろくどこにも向かってなくて誰も傷つけないけどふわっと面白い。そんな漫画。 中川いさみの「クマのプー太郎」に中学1年の頃にドハマリ(今思い出せばあんなに笑った漫画はないかもしれないが、思春期ならではの笑いだった可能性が否めない)したのだが、その"中川いさみ感"と、著者の代表作(と言っていいと思う)の「野田ともうします。」のゆるい感じをミックスしたような、ふんわり日常感があり、ずっと読んでいたい気持ちにさせてくれます。 画像は幸子さんがキモいところです。現代らしい割にどこか古臭いニンジャ、現る。アンダーニンジャ 花沢健吾さいろく現る。 とか古臭くてすみません。 花沢健吾せんせーのアイアムアヒーロー後、期待の連載作品として期待して読んでみたものの、ルサンチマンっぽさの方が強くて笑ってしまう本作。 大ヒットを一発やると自由にできるんじゃい、を試してみてる気がするのは私だけだろうか。 だがこのゆるさ、たまらなくヤンマガなんだよねえ。ぶっ飛んでるネオ・キャット 青化さいろく絵柄からは想像できないほどにぶっ飛んでいる。 とはいえ理解不能なわけじゃなく、ただただぶっ飛んでいるだけである。 人の絵は上手いのに猫下手すぎん!?って思ってしまうのだが、そのとおりでありそれ以外の何者でもないんだと思う。 ただし、猫が好きなのだろうというのはなんとなく察した。あと猫飼ったことなさそうだなと勝手に妄想した。 そのぐらい、この漫画は猫である。 私の一番のお気に入りはマダライくん。 そして今日は2022年2月22日。そういうことだ。
さいろく1年以上前元気とまみんは若いなぁ 人のことをかんたんに持ち上げたり悪く言ったりするやつは昔から嫌いだったけどやっぱりこのバイトの女も嫌いだ。そういう役回りなんだけど嫌い。はよ解決しないかな・・・ハラハラこっち向いてよ向井くん胃が痛い、いや、胸が苦しいのか3わかる
今でもデンジャーな香りがする東南アジア諸国、日本人からそう見えるのは90年代のイメージが強いからではないか。 私はいわゆる安旅行でタイの僻地やマニラなんかには行った事があるものの、物騒なのは間違いないし危ない目にも実際合う可能性はあった。といっても4〜5年前の話なので本作の当時の「錦糸町は危ない(フィリピンパブが)」という認識はもはやなかったし、描かれているほど引ったくりがいるイメージもない。 この20年ぐらいで変わったところなのかなーと思いながら読んでいた。 読了後に90%実話、というのを知りちょっと驚いているが、妙にリアルさはあったのでそういうことかと納得。 貧国の貧困層がどうやって生きていくか、その選択肢にある日本への出稼ぎという実態は、出稼ぎしてくる彼女たち本人の目にどう映っているのだろう。