伝説の超展開、読み直しても凄い。さすがである。T-DRAGON 桜谷シュウさいろくそもそものストーリーを忘れてたというのもあって1巻の冒頭から読み直してみたが、最初の3話ぐらいまではだいぶまともそうな漫画に見えた。 そう、1/100になるまではなんとなく話が理解出来たんだけどそこからは読んで字の如く「超展開」。というかこれを超展開っていうんだと思う。 いちいちツッコんだら負けとかよく言われてるけどほんとそのとおりで、気にする必要などない。愛されるのに理由など要らないのだ。さいろく1年以上前元気とまみんは若いなぁ 人のことをかんたんに持ち上げたり悪く言ったりするやつは昔から嫌いだったけどやっぱりこのバイトの女も嫌いだ。そういう役回りなんだけど嫌い。はよ解決しないかな・・・ハラハラこっち向いてよ向井くん胃が痛い、いや、胸が苦しいのか3わかる胃が痛い、いや、胸が苦しいのかこっち向いてよ向井くん ねむようこさいろく大事な局面で言えば良かったのにというセリフが終わってからじゃないと言えない男、向井くん。 30代の男女、みんなが人生に焦ってる。 結婚がゴールのように思えてる人もいれば、そうなっている彼氏を見て心配になる彼女がいたり、いざ結婚前提に付き合ってみたけれど「なんか違うよね」となってしまったり。 いろんなカップルがある。向井くんはどうしたいのかな。 坂井戸さんがいいじゃんと1巻読んでたら思ったけど私の好みの話でしかなかったかもしれない。3巻まで読んだらまた感想が違うかもしれない。 結婚ってなんなん?という思いがじわじわと侵食してくる。 結婚がゴールなわけじゃない、人間は色々と複雑である。 結婚して交尾したらメスに食われて終幕となるカマキリの♂が羨ましい気がしないでもない。 1巻だけ読んでも良さが伝わりづらいと思うので、ぜひ2巻までは読んでもらいたい。3巻も絶対手に取るでしょうから。さいろく1年以上前2巻が出たぞー!光の箱人の死に際、何が見える?3わかるなるほど、こういうのもあるのだムギとペス ~モンスターズダイアリー~ ぱらりさいろく「BEASTARS」でてっきり獣の擬人化世界を脳内占拠されていた。 そうだよ、人がいたっていいじゃん。 そして、殺伐とした問題提起とかしなくていいじゃん。 これはそういうほのぼの、かつ多くの獣人がその特徴をもって悩みを少しスッキリしたりするストーリーが満載で面白い。 この例え方は良くないんだけど、BEASTARSと天地創造デザイン部を足して世界観を現代にしたような感じ?かな。 私は好きです!なんだこれ、好きだけど幸子、生きてます 柘植文さいろくどこにも向かってなくて誰も傷つけないけどふわっと面白い。そんな漫画。 中川いさみの「クマのプー太郎」に中学1年の頃にドハマリ(今思い出せばあんなに笑った漫画はないかもしれないが、思春期ならではの笑いだった可能性が否めない)したのだが、その"中川いさみ感"と、著者の代表作(と言っていいと思う)の「野田ともうします。」のゆるい感じをミックスしたような、ふんわり日常感があり、ずっと読んでいたい気持ちにさせてくれます。 画像は幸子さんがキモいところです。現代らしい割にどこか古臭いニンジャ、現る。アンダーニンジャ 花沢健吾さいろく現る。 とか古臭くてすみません。 花沢健吾せんせーのアイアムアヒーロー後、期待の連載作品として期待して読んでみたものの、ルサンチマンっぽさの方が強くて笑ってしまう本作。 大ヒットを一発やると自由にできるんじゃい、を試してみてる気がするのは私だけだろうか。 だがこのゆるさ、たまらなくヤンマガなんだよねえ。ぶっ飛んでるネオ・キャット 青化さいろく絵柄からは想像できないほどにぶっ飛んでいる。 とはいえ理解不能なわけじゃなく、ただただぶっ飛んでいるだけである。 人の絵は上手いのに猫下手すぎん!?って思ってしまうのだが、そのとおりでありそれ以外の何者でもないんだと思う。 ただし、猫が好きなのだろうというのはなんとなく察した。あと猫飼ったことなさそうだなと勝手に妄想した。 そのぐらい、この漫画は猫である。 私の一番のお気に入りはマダライくん。 そして今日は2022年2月22日。そういうことだ。冥土と浮世を行来する花魁、亡者の魂を救うあおのたつき 安達智さいろく浮かばれない哀しき者たちの叫びに耳を傾け、元花魁が情で絆して諌める。 難しい言い回しするとこんな感じなんだけど、元花魁の主人公 あお は自分の事は多く語らない。 金が欲しい、金がどんどん必要だ。 その想いは決して下品なものではなく、かといって人に言いたくもなく、助けて欲しいとも思ってない。 彼女自身を救うのは果たしてーーー という冥土に行ってしまった人気絶頂で死んだ花魁が、冥土の入り口で狐様に出会い、魂を救う助手をするような形で色々な哀れな者たちと出会う物語。 絵柄が可愛いというのもあるけど、パースも丁寧で絵が上手で読んでいて気持ちが良い。 あとお稲荷さんがかわいい。 辛く悲しい想いをした者たちの話というだけでも切ないのに。 3巻の猫の話なんかは苦しくなる。 いい作品です。タイトルからは想像もできないほど過酷な山下和美の戦い世田谷イチ古い洋館の家主になる 山下和美さいろく読者から見たらこれが現実どおりにフェアに描かれてたとしても 少なからずご都合よく描かれてるんでしょう?と邪推はしてしまう。 そのぐらい本当に戦いになってしまっている。 洋館を残したいという想いだけでここまで動けるものなの?というのもあるが、想いが意地になってしまっているわけではないんだろうと月日の長さが証明してくれている気がする。 単純に売れっ子漫画家はすごいにゃぁ、で済んでしまう明るい漫画を期待して開いた私は2巻まで一気に読んでこのあとの展開が怖くなるのであった。 実録であるということもすごいが、Twitterはきっと探したら当時のやり取りがいっぱい出てくるんだろう。 この漫画が売れる事で山下和美先生のこの運動(といってしまう)の足しになればいいなと思う。奇才 三宅乱丈の髄ペット リマスター・エディション 三宅乱丈さいろく三宅乱丈作品はクセが強く、読み手は選ぶかもしれない。 でもこの「ペット」の概念は面白く、さすがだと思わされる。 不思議な愛情と地位とプライドが現代社会でイメージを持つ能力者たちの織りなす一つの物語になっていく様はとても魅力的で、理解が追いつく頃にはもっともっと読みたいと感じるようになってく。 やっぱクセが強い。できるだけ嘘はないように来陽と青梅 深山はなさいろくどんなときも優しくあれるように とはback numberの「水平線」の歌詞。 この子の苦悩、苦味すら感じる葛藤は本人からしてみたらこの世の全てが敵に回ったような、胃がひっくり返るような想いだろう。 大人はわかってくれない、とガキの頃は思うものだけど、実はその大人は共感が足りないだけでよくわかってたんじゃないか。 今の自分はどっちの目線でこの漫画を読めばいいのか。胃が痛い。 素晴らしく、甘くなく、ただ酸っぱいだけのはずの主人公の苦悩。 それを俯瞰して見てしまい、その他の、彼女の周囲に広がる可能性のある未来まで含めて見てしまう我々大人は「甘酸っぱい」と表現してしまうんだと思う。 « First ‹ Prev … 71 72 73 74 75 76 77 78 79 … Next › Last » もっとみる
伝説の超展開、読み直しても凄い。さすがである。T-DRAGON 桜谷シュウさいろくそもそものストーリーを忘れてたというのもあって1巻の冒頭から読み直してみたが、最初の3話ぐらいまではだいぶまともそうな漫画に見えた。 そう、1/100になるまではなんとなく話が理解出来たんだけどそこからは読んで字の如く「超展開」。というかこれを超展開っていうんだと思う。 いちいちツッコんだら負けとかよく言われてるけどほんとそのとおりで、気にする必要などない。愛されるのに理由など要らないのだ。さいろく1年以上前元気とまみんは若いなぁ 人のことをかんたんに持ち上げたり悪く言ったりするやつは昔から嫌いだったけどやっぱりこのバイトの女も嫌いだ。そういう役回りなんだけど嫌い。はよ解決しないかな・・・ハラハラこっち向いてよ向井くん胃が痛い、いや、胸が苦しいのか3わかる胃が痛い、いや、胸が苦しいのかこっち向いてよ向井くん ねむようこさいろく大事な局面で言えば良かったのにというセリフが終わってからじゃないと言えない男、向井くん。 30代の男女、みんなが人生に焦ってる。 結婚がゴールのように思えてる人もいれば、そうなっている彼氏を見て心配になる彼女がいたり、いざ結婚前提に付き合ってみたけれど「なんか違うよね」となってしまったり。 いろんなカップルがある。向井くんはどうしたいのかな。 坂井戸さんがいいじゃんと1巻読んでたら思ったけど私の好みの話でしかなかったかもしれない。3巻まで読んだらまた感想が違うかもしれない。 結婚ってなんなん?という思いがじわじわと侵食してくる。 結婚がゴールなわけじゃない、人間は色々と複雑である。 結婚して交尾したらメスに食われて終幕となるカマキリの♂が羨ましい気がしないでもない。 1巻だけ読んでも良さが伝わりづらいと思うので、ぜひ2巻までは読んでもらいたい。3巻も絶対手に取るでしょうから。さいろく1年以上前2巻が出たぞー!光の箱人の死に際、何が見える?3わかるなるほど、こういうのもあるのだムギとペス ~モンスターズダイアリー~ ぱらりさいろく「BEASTARS」でてっきり獣の擬人化世界を脳内占拠されていた。 そうだよ、人がいたっていいじゃん。 そして、殺伐とした問題提起とかしなくていいじゃん。 これはそういうほのぼの、かつ多くの獣人がその特徴をもって悩みを少しスッキリしたりするストーリーが満載で面白い。 この例え方は良くないんだけど、BEASTARSと天地創造デザイン部を足して世界観を現代にしたような感じ?かな。 私は好きです!なんだこれ、好きだけど幸子、生きてます 柘植文さいろくどこにも向かってなくて誰も傷つけないけどふわっと面白い。そんな漫画。 中川いさみの「クマのプー太郎」に中学1年の頃にドハマリ(今思い出せばあんなに笑った漫画はないかもしれないが、思春期ならではの笑いだった可能性が否めない)したのだが、その"中川いさみ感"と、著者の代表作(と言っていいと思う)の「野田ともうします。」のゆるい感じをミックスしたような、ふんわり日常感があり、ずっと読んでいたい気持ちにさせてくれます。 画像は幸子さんがキモいところです。現代らしい割にどこか古臭いニンジャ、現る。アンダーニンジャ 花沢健吾さいろく現る。 とか古臭くてすみません。 花沢健吾せんせーのアイアムアヒーロー後、期待の連載作品として期待して読んでみたものの、ルサンチマンっぽさの方が強くて笑ってしまう本作。 大ヒットを一発やると自由にできるんじゃい、を試してみてる気がするのは私だけだろうか。 だがこのゆるさ、たまらなくヤンマガなんだよねえ。ぶっ飛んでるネオ・キャット 青化さいろく絵柄からは想像できないほどにぶっ飛んでいる。 とはいえ理解不能なわけじゃなく、ただただぶっ飛んでいるだけである。 人の絵は上手いのに猫下手すぎん!?って思ってしまうのだが、そのとおりでありそれ以外の何者でもないんだと思う。 ただし、猫が好きなのだろうというのはなんとなく察した。あと猫飼ったことなさそうだなと勝手に妄想した。 そのぐらい、この漫画は猫である。 私の一番のお気に入りはマダライくん。 そして今日は2022年2月22日。そういうことだ。冥土と浮世を行来する花魁、亡者の魂を救うあおのたつき 安達智さいろく浮かばれない哀しき者たちの叫びに耳を傾け、元花魁が情で絆して諌める。 難しい言い回しするとこんな感じなんだけど、元花魁の主人公 あお は自分の事は多く語らない。 金が欲しい、金がどんどん必要だ。 その想いは決して下品なものではなく、かといって人に言いたくもなく、助けて欲しいとも思ってない。 彼女自身を救うのは果たしてーーー という冥土に行ってしまった人気絶頂で死んだ花魁が、冥土の入り口で狐様に出会い、魂を救う助手をするような形で色々な哀れな者たちと出会う物語。 絵柄が可愛いというのもあるけど、パースも丁寧で絵が上手で読んでいて気持ちが良い。 あとお稲荷さんがかわいい。 辛く悲しい想いをした者たちの話というだけでも切ないのに。 3巻の猫の話なんかは苦しくなる。 いい作品です。タイトルからは想像もできないほど過酷な山下和美の戦い世田谷イチ古い洋館の家主になる 山下和美さいろく読者から見たらこれが現実どおりにフェアに描かれてたとしても 少なからずご都合よく描かれてるんでしょう?と邪推はしてしまう。 そのぐらい本当に戦いになってしまっている。 洋館を残したいという想いだけでここまで動けるものなの?というのもあるが、想いが意地になってしまっているわけではないんだろうと月日の長さが証明してくれている気がする。 単純に売れっ子漫画家はすごいにゃぁ、で済んでしまう明るい漫画を期待して開いた私は2巻まで一気に読んでこのあとの展開が怖くなるのであった。 実録であるということもすごいが、Twitterはきっと探したら当時のやり取りがいっぱい出てくるんだろう。 この漫画が売れる事で山下和美先生のこの運動(といってしまう)の足しになればいいなと思う。奇才 三宅乱丈の髄ペット リマスター・エディション 三宅乱丈さいろく三宅乱丈作品はクセが強く、読み手は選ぶかもしれない。 でもこの「ペット」の概念は面白く、さすがだと思わされる。 不思議な愛情と地位とプライドが現代社会でイメージを持つ能力者たちの織りなす一つの物語になっていく様はとても魅力的で、理解が追いつく頃にはもっともっと読みたいと感じるようになってく。 やっぱクセが強い。できるだけ嘘はないように来陽と青梅 深山はなさいろくどんなときも優しくあれるように とはback numberの「水平線」の歌詞。 この子の苦悩、苦味すら感じる葛藤は本人からしてみたらこの世の全てが敵に回ったような、胃がひっくり返るような想いだろう。 大人はわかってくれない、とガキの頃は思うものだけど、実はその大人は共感が足りないだけでよくわかってたんじゃないか。 今の自分はどっちの目線でこの漫画を読めばいいのか。胃が痛い。 素晴らしく、甘くなく、ただ酸っぱいだけのはずの主人公の苦悩。 それを俯瞰して見てしまい、その他の、彼女の周囲に広がる可能性のある未来まで含めて見てしまう我々大人は「甘酸っぱい」と表現してしまうんだと思う。
さいろく1年以上前元気とまみんは若いなぁ 人のことをかんたんに持ち上げたり悪く言ったりするやつは昔から嫌いだったけどやっぱりこのバイトの女も嫌いだ。そういう役回りなんだけど嫌い。はよ解決しないかな・・・ハラハラこっち向いてよ向井くん胃が痛い、いや、胸が苦しいのか3わかる
そもそものストーリーを忘れてたというのもあって1巻の冒頭から読み直してみたが、最初の3話ぐらいまではだいぶまともそうな漫画に見えた。 そう、1/100になるまではなんとなく話が理解出来たんだけどそこからは読んで字の如く「超展開」。というかこれを超展開っていうんだと思う。 いちいちツッコんだら負けとかよく言われてるけどほんとそのとおりで、気にする必要などない。愛されるのに理由など要らないのだ。