さいろく2020/05/27可愛さはこのぐらいでいい魔術師が脳筋(バカ)だったり魔王がロリだったりとか色々ベタな設定も多いものの、ありがちなお色気シーンとかもなくそういうのじゃなくちゃんと話進めようとしているところは00年代初期ぐらいのノリに思える。 電撃での連載作品らしくてこういう設定の部分はRPGやったことある前提なのかもしれない。 女神が出てくるのがちょっと早かったんじゃないかとは思ったけど、何にせよ1巻発売はめでたいことなので電子で買いました。 ヴィーネは絶対領域がなくなった時点で以下略 (部屋着ダメゼッタイ)魔々ならぬゆーき
さいろく2020/05/25「更生」した渋い奴らの魅力たっぷり📷ヤッカラ、バードンという地名はもうACCAでおなじみ。 今回はヤッカラから出てバードンで心機一転を目指す4人の渋い男たちの物語。ACCAとは地名以外は関係ないのかな?と思うぐらい現代臭さがある。 (ACCAは若干SFっぽさがある気がする) あ、でも「デカい人の地区」もあるので地名だけではないのかも。 ハート、ラズ、リコ、エルモ+リリーの5名の暮らしが始まった。楽しみで仕方ない。 今回はACCAより更に好みなテイストなので長期連載になってくれるといいなぁ… エルモとハートは2巻まででいいとこがあったので、次はリコかな。 ラズの話が先に来てくれたらなんとなく長続きする気がするんだけどなぁ 2022/1/26 追記:5巻発売!ということで4巻の感想。胸がいっぱい、本当に良い。もっとオノ・ナツメ作品を知らしめたい・・・ ついでに画像添付。ラズの話が5巻で来てくれた、理想通りの展開。そして5巻、涙が出る。ハートもラズもたまらない。BADONオノ・ナツメ
さいろく2020/05/25可愛らしいヒーローものかと思いきやかなりエグい。 といってもグロいだけのマンガでは全然なくてストーリーがしっかり編まれていて話も面白い。 ここでクチコミを書くときによく2巻まで読めば…と書くのだけど、やっぱりこれも2巻まで読むと止まらないと思う。 エロい絵なのにエロくない女子の裸多めだけどそんなことより戦闘シーン、そして考察が捗る。このあとの展開がしっかり気になる巻末を毎度迎えていて、高い構成力を感じる作品。読んで損はない!グレイプニル武田すん
さいろく2020/05/25精神の癒やし方と向き合い方の教科書あくまで一つの例としてだけど、信憑性は定かではないけどもしも同じような境遇の人がいたら教科書とまではいかないかもしれないが気持ちを落ち着けることができるのではないかと思った。 ぶっ飛んでしまっているカノジョは両親による虐待や中高生時代のいじめなど凄惨な過去を持っているし、主人公の彼は彼で作家見習いでちょっと変わってるし過去や考え方もちょっと変わっているところがある。 設定は置いといても、彼とカノジョは生きていくうちに一般の人には見えない苦難苦境が毎日訪れており、彼らはそれを独自に乗り越えていくのだがその乗り越えるための彼の闘い方が興味深い。 おもしろい、と言うと語弊がありそうなので興味深いと表現したけど、本当に効果があるかは別としてなるほどと思うところがちょいちょいある。 同じ境遇になったことはないけど、今後も多分ならないほうがいいんだけど(さすがに彼のように耐えて守って闘える気はしない)2巻ぐらいまで読むと一気に読めるし読んでおいて「こういう目線があるのか」ぐらいの感覚で片隅に置いておくとなにか役に立つかもしれない。 ちなみに7巻まで読んだところですが斉藤さん(カノジョ)には幸せになってほしい気持ちでいっぱいです。アスペル・カノジョ萩本創八 森田蓮次
さいろく2020/05/25テンポよく進むJK2人のショートコメディ非常にテンポがよくてどことなく黒田硫黄っぽさと石黒正数っぽさにCOMIC CUEのSFっぽさを(硫黄先生はCUEに載ってたけど)足して4で割った感じの作品。 完成度もそこそこだけどアングラな感じもあって未完成なところも愛嬌と思える。1巻読むだけでも最初の1~2話から大きく成長しているのがわかるのでそこもまたニヤニヤポイントかもしれない。 全2巻で終わるのは残念だけど絵もうまくなってってたしこれからに期待したい。好奇心は女子高生を殺す高橋聖一
さいろく2020/05/25大沖(ダイオキ)先生のコミティア頒布マンガキーボードってハマるとここまでいくんだ、と恐ろしくしか思えなかった。 自分はちょづいて会社で青軸でメカニカルカキンカキン轟かせまくるウザいやつでした。今はもう無線の安いろじくーるの使ってますスイマセンキーボードの話大沖
さいろく2020/05/25巨大な悪を討て、ニンジャスレイヤードーモ!レビューです。 主人公ニンジャスレイヤーの仇であるラオモト・カンほど悪に徹しているやつもなかなかいない。 そのキャラクター設定は勿論、ネオサイバーニンジャパンクとでも言うのか、この世界設定こそがニンジャスレイヤーの大きな魅力の一つである。 戦う前にはニンジャなのに必ずアイサツする(アイサツしないのは本当に汚い、汚い)みたいな細かいルールを覚えるだけでも深くハマることが出来る。 1巻の初っ端から抜群の画力と怒涛の展開、そして個性豊かで魅力たっぷりなモブ達にも拍手を贈りたい。 ニンジャとそのジツはスゴイ(語彙力の崩壊)ので読んだほうがいい。ニンジャスレイヤー田畑由秋 わらいなく 余湖裕輝 ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズ 本兌有 杉ライカ 本兌有+杉ライカ
さいろく2020/05/25ダークニンジャ=サン…!ネオサイタマでラオモト・カンを斃したニンジャスレイヤーがガイオンシティで大暴れ! と言いたいところだが北斗の拳のケンシ○ウ宜しく今回も満身創痍であった。 5巻まで来てダークニンジャ=サンと妖刀ベッピンの忌まわしき過去が記され、これまで以上に敵側であるダークニンジャ=サンにスポットが当たる。 イイゾモットヤレと言わんばかりにやる。 「三度呪われろ!!!」ニンジャスレイヤー・キョート・ヘル・オン・アース田畑由秋 余湖裕輝 ブラッドレー・ボンド フィリップ・N・モーゼズ
さいろく2020/05/25ヒロインいっぱいちょいエロハーレム人型ペット(一般的に性玩具とされていると女性から毛嫌いされている)を拾ったものの、チンチクリンから一向に育たない。。と思いきや、というお話。 取締から逃げる羽目になり田舎に帰ってきた主人公は諸々ハーレム状態を過ごすことになるのでそういうのを楽しむだけのものと思って良い。 これは最終的にどう終りを迎えるんだろうか。。。 ポコ(大)が一番可愛いと思う。ポコと田舎でいっしょ!D.P
さいろく2020/05/25オノ・ナツメの思いが詰まってそうな短編集長靴:息子と父親 湖の記憶:息子と父親と[ネタバレ] 箱庭:義父と婿 ジェラテリーアとカラビニエーリ:大先輩と後輩 煙:弟と兄 パートナー:新人とベテラン どれも素晴らしい短編でため息が出る。 どれも温かい話でホッとする。 よく考えるとオノ・ナツメで温かくならない話は記憶にないな・・・さらい屋五葉にちょっとあったかもしれない。Danza[ダンツァ]オノ・ナツメ
さいろく2020/05/25謎の生物に襲われるパニックホラー地下鉄が脱線、停止してしまったものの車両の中にいた人々は外から巨大なクマのような謎の生物たちに襲われ…というよくある話。 というと失礼だけど、このパターンももはや王道と言えるぐらい浸透してきたようで慣れてしまうと結構好きで読んでしまう。 ハカイジュウを思い出させるような展開に加え一緒に逃げる乗り合わせた乗客たちの仲の悪い(他人だから当たり前だけど)感じがダメだこりゃ感を増幅させ、3巻の時点でいじめられっ子だったはずの主人公が最も勇ましく見えてくる。 幼馴染の睦月ちゃんがひどい目にあわないといいなと思うのだが、そもそもこんなストーリーでひどい目にあわないわけがないよね。合掌。餓獣小池ノクト
さいろく2020/05/12うしとら+ARMS+ガッシュベル的なタッチも展開もすごくサンデーっぽいなと思ったらサンデーだった。 デジタル新装版はクラウドファンディングで描き下ろしが追加されたらしい。 サンデーのバトルものらしくあり、ベースがARMSっぽい感じなのだけど途中から主人公より周囲のキャラの方がメインになってきててとても懐かしい感じがする(褒めてる) 完結作品ということで一気に読みやすいしこういうの久しぶりで良かった。クロザクロ デジタル新装版夏目義徳
さいろく2020/05/09孤独のグルメ、女性編集者版📷神保町がイッパイ出てくるのがほんとにたまらん。 そして飯を食うのが美味そうなんだ。。 久住さんのコラムもちょうどよく入っていてまさに話のシメのようだ。 そして2巻が出てたのを知らなくて今読んだんだが、1点だけどうしても気になるところが…10年以上神保町でマンガ編集者やってて「エチオピア」を初めて食べるというのは無理がある。だろう! 雑誌名までさぼうるから取ってるというのに! うおおおんこれ喰ってシメ!久住昌之 武田すん
さいろく2020/05/08日本のヤクザ、米国最凶刑務所で暮らすスタートダッシュがすごいので試し読みするだけでも「これ好きかも」と思わされる。クローズやWORSTが好きならイケるでしょう。 どこまで実話かわからないけど、原作のKEIは主人公のモデルご本人だと思われます。巻末の次回予告的なとこでKEIの書紀が書籍化されたものの紹介があるけど本物のヤクザ屋さんなのがパッと見てわかるお写真が載ってます。怖すぎ。 主人公のケイはチカーノ(メキシコ移民)のグループに入り、刑務所内での信じられないような凶暴な生活を紹介しながら生き延びる中でファミリーと言えるような熱い仲間たちが描かれていくのもクローズっぽい。 ただ、クローズと違うところはその仲間たちがバンバン死ぬところ。 刑務所内での囚人たちの争いヤバい。 何にせよケンカ漫画の中でも群を抜いたストーリーであることは間違いないので興味ある方は読んでみましょう。 どうやって刑務所ぐらしするのかも結構面白いし、アメリカやべーなって思わされる良作です。チカーノKEI~米国極悪刑務所を生き抜いた日本人~マサシ KEI
さいろく2020/05/01いい意味で期待を大きく裏切ってくれた最後まで一気に読んでしまった。 自分を認めたり、俯瞰することがどれだけ大切なことか。 とてもとても良い作品でした。ダルちゃんはるな檸檬3わかる
さいろく2020/04/29素直に面白かった「君の名は」が初めてだったわけではないだろうけど、こちらも入れ替わっちゃう系。 38歳の自動車工のおじさんと17歳のJK。 素直にヤマシタトモコが読めてよかったし、さすがだなぁと思える面白さだった。短くて読みやすいというのもある。納得感というか、展開も嫌なところはなかった。オススメ。WHITE NOTE PADヤマシタトモコ1わかる
さいろく2020/04/28能條純一という漫画家能條純一作品はまるで邦画を見ているかのような気分になる。 しかも昭和の作品…松田優作の「蘇える金狼」のような空気感。 その雰囲気と空気感は凄まじい。 その一方、現在連載中でマンガ好き達にこぞって好評である「昭和天皇物語」ではスピード感を封印してゆっくり目に見えるオーラの漂う神秘的な人物像を描いている。 能條先生は凄いのだ。 私は本作で初めて能條純一作品を読んだ。当時スピリッツで連載されていた中でも異色を放っていて、ベタ部分から見える圧が下手なホラー漫画よりも恐ろしく見えた。 とかいうと言い過ぎかもしれないけど、それだけ「本気で集中している人間」というのを描くのが上手かった。 本作では将棋の天才、棋士 氷室将介が巻き起こす嵐の物語。 ただ、周りの登場人物たちも負けていない。 なにはともあれ、鈴本永吉戦が終わる3~4巻あたりまで読んでみてほしい。月下の棋士能條純一4わかる
さいろく2020/04/28トップガン最初は村上もとか原作ということで少し古い話なのかな?と思って読んでいたのだけど、現代の航空自衛隊のお話。 自衛官になり、ファイターパイロット(戦闘機乗り)を目指す主人公とその学科課程など、かなり詳しく描かれている。 冒頭から戦闘機の超精密な描写があり、爺ちゃんの昔話の回想シーンではゼロ戦・紫電改・白菊などの紹介シーンも出てくる。どれも素晴らしく絵が上手い。 トム・クルーズ主演の映画「トップガン」をご存知の方は主題歌である名曲Danger Zoneがすぐにでも頭の中で流れるであろう、そんな戦闘機バカとも言えるような作品だが、このコロナが蔓延しているご時世では航空自衛隊の出番がある可能性もある。 と思うと自衛官という我が国を護る面々がどんな想いで自衛官になり、その職務を全うするためどんな努力をしているかが見られるのは興味深いものがあった。 現代においても、領空侵犯を航空自衛隊が取り締まることがなければどうなっていたかわからない。昨年(令和元年)の6月にすらロシアが沖縄に爆撃機で領空侵犯を平気で行っている。 陸はもちろんのこと、海も空も守らなければいけないのだ、という事を理解できる内容だった。 ソラモリ、全2巻でコンパクトにまとまっていて素晴らしい作品だと思う。ソラモリ村上もとか 千葉きよかず2わかる
さいろく2020/04/24トグサ!!!トグサが主人公(?)っぽいので大喜び。 ”眠らない眼”の男バトーももちろん、9課のお話。 素子を知らない新人女子もいたりして設定がこれまでの攻殻機動隊とはちょっと違うけどコミカルなタッチがあったりして読みやすい。 素子の義体がカラスに漁られているシーンから始まる新しい攻殻機動隊、あんまり長くはならなそうだけど期待。攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM藤咲淳一 吉本祐樹1わかる
さいろく2020/04/24振り返ってみるとやっぱ町おこしには無理があるって。一回なんかあっただけで悪い話題で持ち切りになるというのに、ヤバい受刑者を迎え入れる街が上手くいく気がしないもん。。。 起きるハプニング(受刑者の住民たちのトラブルという名のサガのようなもの)はゾッとするし、怖い。恐ろしい。 世の中本当にいろんな人間がいると思うけど、他人っていうのは軽く想像を飛び越えてくる。そんな中でもとびきりイカれたやつらを更生させようというのは、やっぱり、ねえ? と、思ったけど最後まで手を止めるところがない。山上たつひこも凄いんだと思うが、なんだかんだやっぱりいがらしみきおは凄い。羊の木いがらしみきお 山上たつひこ2わかる
さいろく2020/04/12ひっそりヒーロー再び(?)ネット文明に物申す感じのヒーロー。電気があればどこにでも~って考えるとそれこそ藤子Fよろしくなヒーローとも言える。 殺し屋1とは大きく違うものの、山本英夫先生の強者弱者の描き方は変わらず明快で、悪者の強者は"どう見ても悪者"として登場するが、どこか人間味が見える展開になっていくところも変わらず良い点。 本作は孤独なヒーローを描くもののように見えて意外とチームがしっかりできてソッチのほうが見ものかもしれない。紫音ちゃん可愛いです。 光くんは正直どんどん吸収しまくっちゃって人を超越した存在になっていくのではないか…という7巻の最後の方の展開ですが、どうやら8巻で完結の模様。 あ、あと全体的にデジタルトーンだと思うんだけどものすごく視覚的に濃い印象。これは昔とちょっと違うかもしれない。ただ、HIKARI-MANを発光した血管で描いているので表現上しょうがないのかも。HIKARIーMAN山本英夫3わかる
さいろく2020/04/12幽体離脱って夢があるよね明晰夢とか幽体離脱とか、欲望に忠実な妄想のようなものが昔はよく話題になったもので(実際にできる人もいるらしいですが)今で言う異世界転生に近い憧れを持った中学生がいっぱいいたのではないだろうか。 オカルト関連でも多くの先人達が実現しようと色々試してたのが2chでも話題になっていた。私はどうせ自分は上手くできなかろうと思っていたし、半信半疑どころか全く信じていなかったので試したことはないんだけど。 押見修造センセーは惡の華で一躍有名になったが、 漂流ネットカフェ ぼくは麻理のなか ハピネス などを代表とした欲望の具現化とその末路を描くような作品が多い。 本作「ユウタイノヴァ」はその兆候がとてもハッキリ出ていて、こういう発想から漫画を起こせるのはすごいなと関心できる。 主人公が情けない感じなのもご自身の分身を描いているからなのだろう(※勝手な想像です)ユウタイノヴァ押見修造
さいろく2020/04/12浦鉄も4作目(現在89巻!)気づけば「浦安鉄筋家族」は秋田書店の伝統のようなタイトルになっている。初代が始まったのが1993年だそうなのでもう27年…!? 私も95年ぐらいからチャンピオンで読んでたので(ここ5年ぐらい読んでなかったけど)25年前から読んでいる馴染み深いタイトルである。 「浦安鉄筋家族」はチャンピオン関連作品達からのオマージュ(というかモロ)が登場人物として多数出演していて、例えば刃牙シリーズのファンというだけでも超馬鹿笑いできるような真のギャグ漫画である。 初期の頃はマンガ業界内での横展開はあまり目立たなかったものの、プロレスネタであったりホラー・ゾンビ映画関連ネタであったり、インディー系のネタなどが今と変わらずギャグ化されていて昔からゲラゲラ笑わせてもらったものです。 浜岡賢次先生は好きなものをギャグに昇華させて拡散する力を持っている。 あっぱれ!は4作品目ではあるものの、このまま合計100巻まではいくであろう…感慨深い。あっぱれ! 浦安鉄筋家族浜岡賢次