吉川きっちょむ(芸人)
1年以上前
ユーモアが漂う少し変わった離島の日常。
東京から地方の島にあるスーパーの店長として転勤してきた主人公・村田が、急にバイトの女子高生にあることをせがまれ…。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/652297/A002687206/
「ツチノコを追う美人な姉」とか、「島で一番大きいちくわ屋さん」とかクセになるユーモアが大好きです。
現在、2話まで公開されているのですが、公式のあらすじが無料公開の1話以上の情報が思ったより書いてあるのでネタバレされたくない人は注意です。
河野別荘地さんは微妙にありそうなリアリティラインを描くのが非常に上手な方なので、本当にこういう島があってツチノコ博物館があってそこで暮らしてる女子高生の妹と美人な姉がいるんじゃないか?と思いたくなります。
~~みたいな、という言い方は失礼かもしれませんが、小田扉先生のような日常に潜むユーモアをほじくり出すのがいいなあ!と思いました!
例えば2話で、
朝、窓を開けて外を見ながら姉が
「いい天気ねぇ ツチノコも今日は巣から出て活動してそう」
というセリフ。
なんかもう面白いですよねー。
ガチでそう思ってるのか、そう思いたがっているのか現段階では分かりませんが、発想がツチノコに寄り添ってるんですよね、この人。
ちょっとだけ狂気入ってない?っていう。
あと、島にちくわ屋が多いという情報もなんか、面白いというか、漁獲量あって練り物の加工が盛んなのかなというバックグラウンドに想いを馳せられるんですが、それ以上に狭い島にちくわ屋が多いってそんな需要あるの?っていう部分もなんか面白いですし、2話目では「島で一番大きいちくわ屋さん」のせがれが訪ねてくるわけで、なんか目に見えない速さの面白さを細かく連打されてる気分になるんですよね。
狭い島っていうのも、「あと一人社員ほしいけどこの島の人口じゃ難しいか」と1話でさりげなく言ってるあたりにさほど大きくないのかなと想像させてくれるのが上手いですよねー。
この時点でもうめちゃくちゃ好きです。
メインは主人公とこの姉妹のこじれそうな恋だったりツチノコの何かなんでしょうけど、この先どうなっていってもきっと好きです。
楽しみ~