toyoneko18日前「今年読んでよかったマンガリスト」を作ったときに、今年読んだ読み切りで何が良かったかな…と思いだす中で、真っ先に思い出したのが本作だったんですよね というか、「ゼロ災でいこうっ」のシーンが思い浮かんだ(添付) 衝撃的なシーンでした 大人になっていく中で、飛行機事故を契機に、自分の「核」が創作ではなくなっていたということ(又は、自分の「核」は最初からそんなところにはなかったということ)、そして、現実を前に情熱は失われてしまっていたこと、そのことを自覚する物語 それが、本作に対する私の印象でした …が、読み返してみると、実はそうではなかった だって、主人公は、そのことを自覚しながら、それでも、創作をやめられないから 「他の選択肢がない」という理由で、やはり創作を辞めることができない 別の人生を歩めるなら歩みたいと泣くのに、それでも辞めることができない それどころか、キャロット通信は解散し、仲間もいなくなり、 誰も読んでくれない、読者すらいないのに、辞めることができない 「にもかかわらず…私は…懲りもせず」 「また繰り返す…どうして?」 「なぜ??」 たぶん、このセリフこそが、この作品の核心なのでしょう 主人公にとって、創作は、苦痛なのでしょう でも、主人公の救いは、もはや創作しかない だから、主人公は、創作に向き合い続ける 「赤羽」に登場するペイティさんが、 「やはり創らないと気が狂いそうだから創るってコトですね…」 と言ってました(増補改訂版4巻、ボーナストラック9話)、 「創作」というのは、もともと、そういうものなのかもしれないです あ、ところで、そんなふうに「創作」をやめることのできない綿本おふとん先生ですが、トーチwebで新連載とのこと!みんなで応援しようね! https://x.com/offton_w/status/1873197901478019149創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊なぜ人は物語を綴るんだろう?7わかる
名無し2ヶ月前ジョージ先生も描かないという選択肢があると言ってましたけど、 それって、売れた漫画家さんだからできることだと思うんですよね。 例えば、初めて単行本を出す新人が『お金出ないなら、描きたくないです』って言えるのか?って話。 それと、描かない・デザイナーに任せる選択ができるのも、おそらく週刊誌の単行本だからではないかと思います。 (元々、雑誌で読んでて内容を把握。その作品が好きだから、単行本を買うというケースが多く、 週刊誌の単行本は表紙で売り上げが左右されることがあまりない。そもそも忙しくて描く時間がないetc) でも、それ以外の月刊誌連載だったり、流通の少ない雑誌連載だったりすると、 表紙で気を引くことも必要、売り上げの為に描かざるを得ない、こんな感じではないかと。自由広場独り言広場2わかる
名無し2ヶ月前主人公は高校生なのであまり似てないかもですが、「湯神くんには友達がいない」はどうですか?人生を一人で楽しんでるところは一番だと思います。 誰一人嫌な人はおらず、イケメン枠すら、どうしてもおもしろ人間にしてしまう作者さんがウィットに富んだ人物に思えます。コメディです。 路傍のフジイ『路傍のフジイ』に雰囲気が似ている漫画があれば教えてください!2わかる
名無し3ヶ月前1位 社外取締役 島耕作 2位 イリオス 3位 盤上のオリオン 1位に関しては面白いというよりも、図らずも一週間ずっと考えざるを得ない状況になったから選びました自由広場【全雑誌】今週読んで面白かった連載中の漫画BEST31わかる
名無し3ヶ月前 主人公が外部要因ではなく、あくまで自分自身によって自分が何者でもないと現実にたたきつけられるお話で、ストーリーが最高に潔くて好きです。 そんな情け容赦ないテーマと感情極まる演出が嚙み合ってたまらない一作です。本当に描いてくださってありがとうございます。 また綿本おふとん先生の作品が読みたいです。ファンになりました。創作文芸サークル「キャロット通信」の崩壊潔さが最高に気持ちいいです4わかる
線セーショナル3ヶ月前この作者は漫画の物語やフリ、サスペンス、盛り上げ、伏線、葛藤などのシーンは退屈と思いながら漫画を読んできたのではと思わされるくらい、バトルシーンしか存在しない。ある意味チェンソーマンよりチェンソーマンしている。とにかく目まぐるしくキャラを取り巻く時間と空間が飛ばされアクションのみに傾倒したような荒ぶるような線が、空間をバトルシーンを物語を歪めていく。 この70年代後半から80年代前半の様な絵柄も漫画史的な愛も感じる。荒削りな部分がまだまだあるが、この段階で連載させた編集者にも感心する。 個人的に好みではないが、近年の中でも最も期待を込めたい作品の一つである。龍子 RYUKO線は運動を越え、躍動する6わかる
あうしぃ@カワイイマンガ3ヶ月前静かさが張り詰める。「し…ん」という音が余白に満ちる。 カボちゃ先生の作品には、いつも静寂がある。『ファインダー越しのあの子【コミックス版】』全2巻では、その静寂は夏の暑さとして内向的な女子高生達の連帯を包み込み、読切『ふた切れのケーキ』では名残雪の光景として、姉妹の緊張感を演出する。 本作『三角形の壊し方』でも、静寂は常に三人の女性の間にある。「し…ん」という空気の中で、神隠から生還したもののひとり取り残された中学生と、先に大人になってしまった同級生達の、互いを想ったり、相手に踏み込めなかったり、欲望に懊悩したり……心の機微が、静寂と響き合う。 静かな、耳鳴りのするような張り詰めた三人の世界で、彼女たちはじっと互いの心の糸を引き合っている。いじらしいほど切実に。 (電子のみで発売されていた本作ですが、2024.10.10に紙版が出るとの事で #1巻応援 タグで応援したいと思います)三角形の壊し方静寂は心の機微と響き合う #1巻応援6わかる