ゆゆゆ
ゆゆゆ
7ヶ月前
原作となるイザベラ・バードの本は読んだことがある。 でもこれほど情景豊かに想像はできなかったし、イザベラ・バード視点のみなので、やはり周辺情報が客観的に描かれる漫画はやはり違う。 絵があると、それがすべて本当のように引っ張られてしまうのが弱点と何かで読んだ。 でも、自分だけの想像力では描ききれない、田舎の恐ろしいほどのノミやその他虫、そして不衛生さ。 それらが日常の様子として描かれ続けているので、漫画とはすごいものだなと思い知らされた。 そもそも、バード女史、よく行ったな。肉もないのに。 また、環境だけでなく、懐からボトルに入れた筆を取り出し記録をしたためる鶴吉の一連の仕草。 大人になったことを誇りに思う女の子の表情。 細やかな当時の人々の日常が、ドラマの何気ないワンシーンのように描かれていて、今は消え失せた文化を知らされる。 ちなみに、ヨーロッパより難儀な雑草が多い日本で、バード女史が農民が勤勉に働き雑草を刈るから「雑草がない」と表現したコマに、フフとなった。 有名な場面ですね。 キリスト教的な倫理観が根付いている現代の我々が、当時の日本へ気軽にトリップできる、すてきな漫画です。
雪猫
雪猫
8ヶ月前
リストは活動時期順でありましょうか...。 前半はほぼ全員1作以上は持っていますが、 後半はあまり分かりません(笑)。 皆様との世代のズレを感じますね! 敬称略で、前半のご紹介を試みます。主観入ります。 花ゆめ展前提なので、 「この作家さんのイチオシ」でない場合があります。 後半作家さんでお勧めをお聞かせいただければ嬉しいです! メインで展示してくるものはどれも長編だと思うので、 とりあえずお試し読みだけがよろしいかと。 <鉄板> 美内すずえ「ガラスの仮面」 (せめて1巻、できれば「たけくらべ」まで) 和田慎二「スケバン刑事」 (せめて1巻、できれば「三匹の蛇逆襲編」まで) 魔夜峰央「パタリロ!」 (1話でもいい。ただし初期と最近のでは別物。  初期の原画なら死ぬほど見たい) 日渡早紀「ぼくの地球を守って」 (男性はとっつきにくいかもだけど、メインの一つになりそうなので、  触りだけでも要チェック。個人的には「記憶鮮明」の方が好き) <押さえておいたほうが良さげ> 高屋奈月「フルーツバスケット」 中条比紗也「花ざかりの君たちへ」 草凪みずほ「暁のヨナ」 師走ゆき「多聞くん今どっち!?」(未読) 羅川真里茂「赤ちゃんと僕」 (赤僕を出してきそうだけど、個人的には「しゃにむにGO」を希望) <押さえておいた方が良さげ・次点> 仲村佳樹「スキップ・ビート!」 鈴木ジュリエッタ「神様はじめました」 由貴香織里「天使禁猟区」 山田南平「紅茶王子」 <その他> 多分この辺の展示かな?的推測ですが、 現在他誌で活躍されてたり、 電子化されてなかったり、 長編だったりシリーズ物だったりするので、 表紙だけチェックしておく感じでしょうか。 酒井美羽「ミルクタイムにささやいて」 愛田真夕美「マリオネット」 野妻まゆみ「羽根くんシリーズ」 野間美由紀「パズルゲーム☆はいすくーる」 柴田昌弘「ブルー・ソネット」 山内直実「なんて素敵にジャパネスク」 河惣益巳「ツーリング・エクスプレス」 星野架名「緑野原学園シリーズ」 川原泉「銀のロマンティック…わはは」 (どれを展示に出してくるか推測できず個人的おすすめ) 山口美由紀「踊り場ホテル」 (どれを展示に出してくるか推測できず個人的おすすめ) 樋口橘「学園アリス」 <展示に関係なくオススメしたい> 三原順「はみだしっ子」 (いつか、必ず読んでほしい逸品) 佐々木倫子「動物のお医者さん」 (誰がいつ読んでも面白いと思います) <名作だと思うけど人を選ぶかも> 山岸凉子「アラベスク」 (男性には読みづらいかもなので表紙のみでも...  オススメは「日出処の天子」だと思うけど、  花ゆめ展なら『アラベスク』第二部を展示してくるかなと) 神坂智子「シルクロードシリーズ」 (花ゆめ展なら女性向けに「小春びより」シリーズを  出してくるかもだけど電子化されていない) <追記> 読み返したら、 魔夜峰央先生に失礼な書き方だったかもと反省。 近年の先生の作品も、それはそれで好きでして、 親バカシリーズなども愛読していることを追記しておきます!