最強村人、幼馴染の勇者を守る村人ですが何か? 鯖夢 白石新 マイクロマガジン社 白蘇ふぁみ六文銭ありていにいうとそういう話。 異世界系は数あれど、転生時点でチートスキルをもらい、それを軸に無双していく。 異世界系では、ある種定番で様式美すら感じる展開。 本作も基本はその路線なのですが、2回ほど転生し、スキル「不屈」を手にして、ひたすら鍛えまくるという、結構泥臭い展開。 そうまでして頑張る理由が、勇者として担ぎ出された幼馴染を守るため、というこれまた少年マンガ的展開。 異世界チートで、国盗りをしたり、無双したりするなかで、 こういうアツイの嫌いじゃないです。 村人っていうのもいいですね。最初は、村上春樹小説の主人公的に斜に構えて 「やれやれ、村人ですけど(最強ですが)何か?」 みたいな、イメージでいましたが、 良い意味で期待を裏切ってくれました。 ゲーム感覚で強くなったりするのも見ていて気持ち良いですが、守る人がいるために強くなるっていう、ど真ん中な動機も良いですね。 最近のジャンプ…すごいっ怪獣8号 松本直也六文銭「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「チェンソーマン」 そして、この 「怪獣8号」 どうしよう、やばい、全部面白い。 そして、それが同時期に展開されているとか、 否が応でも世代的に黄金期とよばれる時代を彷彿とさせてしまう。 正直、マンガ大賞いくか、と思っていが、残念ながら今年は6位。 今年はなので、今後間違いなく伸びていく作品の一つだと思う。 少なくとも2巻まで読んだ感想だけど、もう文句なしに面白い。 上記挙げたタイトル全てに共通するのだけど、展開がとにかくはやくて、だけど飽きさせない仕掛けも沢山あって、次から次へと興味が湧いてくる。 なんか毎回これでもか!とアイデアを全部出しきっているような、それでもまだ底がないような、表現しにくいですが、そんな印象をうけてます。 とにかく、最近ジャンプやばいっす。 表紙やタイトルから全く予想できなかった展開歯医者さん、あタってます! 山崎将六文銭※ネタバレを含むクチコミです。六文銭1年以上前『ブルータル 殺人警察官の告白』 犯罪者もエグいけど、主人公がそれ以上にエグいことする自由広場主人公がラスボスみたいな漫画教えて2わかるお前、そういうとこやぞ というツッコミ独身貴族は気づかない 青山依久乃六文銭タイトル通りですね。 個人的に 「結婚できない~」 と卑下している人はまだ良いと思うのですが、このマンガに出てくるタイプ 「俺はいつだって結婚できるけど~。釣り合う相手が~」 とか言っている人は、救いようがないと思います。 お前が結婚できないの、そういうとこやぞ、と。 とはいえ、本作はそれをディスっているわけでもなく、 いい感じでこういう無自覚の男性を描いているのがうまいなと思いました。 嫌悪感よりも、イケメンだけど、じわじわと絶妙に性格の悪さを露呈させる様は、逆に笑いを誘います。 話を聞かない(話をさえぎる) 自慢話しかしない(自分の事しか話さない) 何を言ってもダメ出しばかりする など、男女の付き合い関係なく、こういう話を聞いててうんざりしますよね。 これを読んで、反面教師にしたい思いました。二人のまったりした雰囲気がよかった焼いてるふたり ハナツカシオリ六文銭私、恋愛にそんなガツガツしていない二人のかけあいが結構好きなんですが、本作も 仕事のできるクールビューティー×奥手の料理男子 という男女で、しかも「交際0日婚」という早い展開でゴールする。 週末婚というおまけ付き。 週末に二人でBBQ(主に肉を焼く)をやり、食事を通して仲を深めていく、このまったりした感じが凄く好きでした。 奥さんのお肉を食べるシーンも可愛いですし、旦那さんの一生懸命奥さんに美味しい料理を提供したいと頑張る姿も可愛いです。 個人的にWヒロインくらいな気分です。 少しづつ深めていく二人の関係を、縁側で静かに愛でていたい、じいさんの気分です。六文銭1年以上前『ネコノヒー』 ほのぼのと、ゆるゆる読める 『のみじょし』 楽しく飲んでいる姿が心地よくて、漫画版ASMRと勝手に思っている自由広場寝る前に読むのにちょうどいいマンガ教えて3わかる六文銭1年以上前『凪のお暇』 最初の空気読んでいるところとか、3巻くらいのゴンさんとのいざこざ。 読んでてざわつきました。自由広場読んでて胸が痛くなる漫画、教えて4わかる六文銭1年以上前特定のタイトルではないのですが「異世界系」ジャンル全般。 食わず嫌いというわけではないのですが、タイトルが長いのだと、なんとなくストーリーがわかってしまうので。自由広場食わず嫌いしている漫画8わかるシン・エヴァンゲリオン公開と聞いて監督不行届 安野モヨコ六文銭思わず読んでみました。 公開にあわせて、庵野監督のプロフェッショナル仕事の流儀もやるようです。 http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10318 およそ現代のコンテンツ業界で最重要な人物の一人だと思いますが、本作を読むとなんともいえない親近感がわきます。 監督の作品をみると、何がどう面白いというか感覚的に面白いので言語化が非常に難しく 「いったい脳内どうなっているんだろう」 と思ってしまうのですが、本作で垣間みえる夫婦生活をみると、 「あぁ、ただのオタクだな」(失礼) となるから不思議。 個人的には、もっと作品が好きになります。 (ここは好き嫌い別れるかと思いますが) ちなみに、奥様である安野モヨコも、「ハッピーマニア」などで代表される漫画家としてスゴイ方なので、二人でおりなす夫婦生活はそれだけで、ファンとしては必見かと。 なんにせよ価値観が徐々に似てくる夫婦(奥様の懐が広いところによるが)に、読んでいてほっこりします。 個人的に二人の馴れ初めとかも気になったのですが、それがないのが残念でしたね。昭和まんが史を刻む快作ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~ 吉本浩二六文銭双葉社「漫画アクション」の初代編集長の話。 いわゆる、漫画家漫画の派生、漫画関係者漫画ともいえるジャンル。 編集者とか出版業界系を扱ったこの手のジャンル、自分好きなんですよね。 非効率でアナログな時代に、それでも何かを表現したくてたまらない人間たちの情熱とか、それを見抜くセンスとか読んでいて熱くなるのです。 本作も、そんな内容。 モンキー・パンチをみて何かを感じ、後に漫画アクションをつくり、はては双葉社の社長にまでなる男の話。 双葉社。控えめにいっても、大手ではない中堅出版社ですが、だからこそ飛び道具といいますが、王道ではないところで勝負にでて、結果を出していく様は、読んでいて痛快でした。 自分の価値観やセンスを信じるしかない。 これは、別に編集者だけではないと思います。 仕事も全て、最後は、自分の価値観、センス、いわゆる自分の中にある美学的なもので腹をくくるシーンが必ずでてくると思います。 特に、サラリーマンでも中堅を超えてくると決断を迫られるシーンが多々あるので。 そうした意思決定のプロセスも垣間見える作品で、読んでいてグッとくるものがありました。 自分の価値観を信じて動くって、実はとても怖いことなんですけどね。 だからこそ、最後は大きくはっていくしかないんでしょうね。 情熱を武器に、仲間を集め、自分の信じる道を行く。 昭和の激動のなか、小さくもアツい男たちの生き様に感動しました。お小遣いを通した人生観が垣間見える定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ 吉本浩二六文銭話題になっていたので、読んでみましたが、身につまされました。 結婚して家庭をもつと、特に、意識しなければならないのはお金のやりくり。独身のときよりも自由に使えるお金が減りますからね。 なので、毎月のお小遣いも、必然的に制限されます。 本作は、そんなお小遣いをやりくりする夫の話で、世の中の所帯持ちの男性は参考になるのではないでしょうか。 特に、自分もお菓子が好きなので、筆者の少ないお金で最大限の幸福を追求する姿勢は、唸るものがありました。 ただ、添付のように夫婦間でセコイ喧嘩をするシーンがあり、 カルピスを多く飲んだくらいで、また味ごのみを1袋食べたからって、そない怒らんでも(ってか、勝手に食べちゃいかんでしょ)と思いました。 貧しくても、心まで荒むのはよくないすよね。 貧乏や苦労話のジャンルが個人的にトラウマなので、色んな人の小遣いをやりくりする話が続いて気が滅入りそうになりますが、 さっきの、夫婦喧嘩の仲直りの仕方が粋だったりと、読後感は総じて良いです。 金銭的な苦労話が中心ですが、ストーリー全体で暗くならないのが、本作の魅力かなと思います。 また著者の持ち味である人情系のエピソード(小遣いを通した家族の絆的な)もあって、これがすごく良くて、何度も読みたくなります。 お金の使い方はその人の価値観がでると言いますが、すなわち、お小遣いもしかりです。 お小遣いを通した人生観が垣間見える、そんな作品ではないでしょうか。 « First ‹ Prev … 35 36 37 38 39 40 41 42 43 … Next › Last » もっとみる
最強村人、幼馴染の勇者を守る村人ですが何か? 鯖夢 白石新 マイクロマガジン社 白蘇ふぁみ六文銭ありていにいうとそういう話。 異世界系は数あれど、転生時点でチートスキルをもらい、それを軸に無双していく。 異世界系では、ある種定番で様式美すら感じる展開。 本作も基本はその路線なのですが、2回ほど転生し、スキル「不屈」を手にして、ひたすら鍛えまくるという、結構泥臭い展開。 そうまでして頑張る理由が、勇者として担ぎ出された幼馴染を守るため、というこれまた少年マンガ的展開。 異世界チートで、国盗りをしたり、無双したりするなかで、 こういうアツイの嫌いじゃないです。 村人っていうのもいいですね。最初は、村上春樹小説の主人公的に斜に構えて 「やれやれ、村人ですけど(最強ですが)何か?」 みたいな、イメージでいましたが、 良い意味で期待を裏切ってくれました。 ゲーム感覚で強くなったりするのも見ていて気持ち良いですが、守る人がいるために強くなるっていう、ど真ん中な動機も良いですね。 最近のジャンプ…すごいっ怪獣8号 松本直也六文銭「鬼滅の刃」「呪術廻戦」「チェンソーマン」 そして、この 「怪獣8号」 どうしよう、やばい、全部面白い。 そして、それが同時期に展開されているとか、 否が応でも世代的に黄金期とよばれる時代を彷彿とさせてしまう。 正直、マンガ大賞いくか、と思っていが、残念ながら今年は6位。 今年はなので、今後間違いなく伸びていく作品の一つだと思う。 少なくとも2巻まで読んだ感想だけど、もう文句なしに面白い。 上記挙げたタイトル全てに共通するのだけど、展開がとにかくはやくて、だけど飽きさせない仕掛けも沢山あって、次から次へと興味が湧いてくる。 なんか毎回これでもか!とアイデアを全部出しきっているような、それでもまだ底がないような、表現しにくいですが、そんな印象をうけてます。 とにかく、最近ジャンプやばいっす。 表紙やタイトルから全く予想できなかった展開歯医者さん、あタってます! 山崎将六文銭※ネタバレを含むクチコミです。六文銭1年以上前『ブルータル 殺人警察官の告白』 犯罪者もエグいけど、主人公がそれ以上にエグいことする自由広場主人公がラスボスみたいな漫画教えて2わかるお前、そういうとこやぞ というツッコミ独身貴族は気づかない 青山依久乃六文銭タイトル通りですね。 個人的に 「結婚できない~」 と卑下している人はまだ良いと思うのですが、このマンガに出てくるタイプ 「俺はいつだって結婚できるけど~。釣り合う相手が~」 とか言っている人は、救いようがないと思います。 お前が結婚できないの、そういうとこやぞ、と。 とはいえ、本作はそれをディスっているわけでもなく、 いい感じでこういう無自覚の男性を描いているのがうまいなと思いました。 嫌悪感よりも、イケメンだけど、じわじわと絶妙に性格の悪さを露呈させる様は、逆に笑いを誘います。 話を聞かない(話をさえぎる) 自慢話しかしない(自分の事しか話さない) 何を言ってもダメ出しばかりする など、男女の付き合い関係なく、こういう話を聞いててうんざりしますよね。 これを読んで、反面教師にしたい思いました。二人のまったりした雰囲気がよかった焼いてるふたり ハナツカシオリ六文銭私、恋愛にそんなガツガツしていない二人のかけあいが結構好きなんですが、本作も 仕事のできるクールビューティー×奥手の料理男子 という男女で、しかも「交際0日婚」という早い展開でゴールする。 週末婚というおまけ付き。 週末に二人でBBQ(主に肉を焼く)をやり、食事を通して仲を深めていく、このまったりした感じが凄く好きでした。 奥さんのお肉を食べるシーンも可愛いですし、旦那さんの一生懸命奥さんに美味しい料理を提供したいと頑張る姿も可愛いです。 個人的にWヒロインくらいな気分です。 少しづつ深めていく二人の関係を、縁側で静かに愛でていたい、じいさんの気分です。六文銭1年以上前『ネコノヒー』 ほのぼのと、ゆるゆる読める 『のみじょし』 楽しく飲んでいる姿が心地よくて、漫画版ASMRと勝手に思っている自由広場寝る前に読むのにちょうどいいマンガ教えて3わかる六文銭1年以上前『凪のお暇』 最初の空気読んでいるところとか、3巻くらいのゴンさんとのいざこざ。 読んでてざわつきました。自由広場読んでて胸が痛くなる漫画、教えて4わかる六文銭1年以上前特定のタイトルではないのですが「異世界系」ジャンル全般。 食わず嫌いというわけではないのですが、タイトルが長いのだと、なんとなくストーリーがわかってしまうので。自由広場食わず嫌いしている漫画8わかるシン・エヴァンゲリオン公開と聞いて監督不行届 安野モヨコ六文銭思わず読んでみました。 公開にあわせて、庵野監督のプロフェッショナル仕事の流儀もやるようです。 http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=10318 およそ現代のコンテンツ業界で最重要な人物の一人だと思いますが、本作を読むとなんともいえない親近感がわきます。 監督の作品をみると、何がどう面白いというか感覚的に面白いので言語化が非常に難しく 「いったい脳内どうなっているんだろう」 と思ってしまうのですが、本作で垣間みえる夫婦生活をみると、 「あぁ、ただのオタクだな」(失礼) となるから不思議。 個人的には、もっと作品が好きになります。 (ここは好き嫌い別れるかと思いますが) ちなみに、奥様である安野モヨコも、「ハッピーマニア」などで代表される漫画家としてスゴイ方なので、二人でおりなす夫婦生活はそれだけで、ファンとしては必見かと。 なんにせよ価値観が徐々に似てくる夫婦(奥様の懐が広いところによるが)に、読んでいてほっこりします。 個人的に二人の馴れ初めとかも気になったのですが、それがないのが残念でしたね。昭和まんが史を刻む快作ルーザーズ~日本初の週刊青年漫画誌の誕生~ 吉本浩二六文銭双葉社「漫画アクション」の初代編集長の話。 いわゆる、漫画家漫画の派生、漫画関係者漫画ともいえるジャンル。 編集者とか出版業界系を扱ったこの手のジャンル、自分好きなんですよね。 非効率でアナログな時代に、それでも何かを表現したくてたまらない人間たちの情熱とか、それを見抜くセンスとか読んでいて熱くなるのです。 本作も、そんな内容。 モンキー・パンチをみて何かを感じ、後に漫画アクションをつくり、はては双葉社の社長にまでなる男の話。 双葉社。控えめにいっても、大手ではない中堅出版社ですが、だからこそ飛び道具といいますが、王道ではないところで勝負にでて、結果を出していく様は、読んでいて痛快でした。 自分の価値観やセンスを信じるしかない。 これは、別に編集者だけではないと思います。 仕事も全て、最後は、自分の価値観、センス、いわゆる自分の中にある美学的なもので腹をくくるシーンが必ずでてくると思います。 特に、サラリーマンでも中堅を超えてくると決断を迫られるシーンが多々あるので。 そうした意思決定のプロセスも垣間見える作品で、読んでいてグッとくるものがありました。 自分の価値観を信じて動くって、実はとても怖いことなんですけどね。 だからこそ、最後は大きくはっていくしかないんでしょうね。 情熱を武器に、仲間を集め、自分の信じる道を行く。 昭和の激動のなか、小さくもアツい男たちの生き様に感動しました。お小遣いを通した人生観が垣間見える定額制夫の「こづかい万歳」 月額2万千円の金欠ライフ 吉本浩二六文銭話題になっていたので、読んでみましたが、身につまされました。 結婚して家庭をもつと、特に、意識しなければならないのはお金のやりくり。独身のときよりも自由に使えるお金が減りますからね。 なので、毎月のお小遣いも、必然的に制限されます。 本作は、そんなお小遣いをやりくりする夫の話で、世の中の所帯持ちの男性は参考になるのではないでしょうか。 特に、自分もお菓子が好きなので、筆者の少ないお金で最大限の幸福を追求する姿勢は、唸るものがありました。 ただ、添付のように夫婦間でセコイ喧嘩をするシーンがあり、 カルピスを多く飲んだくらいで、また味ごのみを1袋食べたからって、そない怒らんでも(ってか、勝手に食べちゃいかんでしょ)と思いました。 貧しくても、心まで荒むのはよくないすよね。 貧乏や苦労話のジャンルが個人的にトラウマなので、色んな人の小遣いをやりくりする話が続いて気が滅入りそうになりますが、 さっきの、夫婦喧嘩の仲直りの仕方が粋だったりと、読後感は総じて良いです。 金銭的な苦労話が中心ですが、ストーリー全体で暗くならないのが、本作の魅力かなと思います。 また著者の持ち味である人情系のエピソード(小遣いを通した家族の絆的な)もあって、これがすごく良くて、何度も読みたくなります。 お金の使い方はその人の価値観がでると言いますが、すなわち、お小遣いもしかりです。 お小遣いを通した人生観が垣間見える、そんな作品ではないでしょうか。
六文銭1年以上前特定のタイトルではないのですが「異世界系」ジャンル全般。 食わず嫌いというわけではないのですが、タイトルが長いのだと、なんとなくストーリーがわかってしまうので。自由広場食わず嫌いしている漫画8わかる
ありていにいうとそういう話。 異世界系は数あれど、転生時点でチートスキルをもらい、それを軸に無双していく。 異世界系では、ある種定番で様式美すら感じる展開。 本作も基本はその路線なのですが、2回ほど転生し、スキル「不屈」を手にして、ひたすら鍛えまくるという、結構泥臭い展開。 そうまでして頑張る理由が、勇者として担ぎ出された幼馴染を守るため、というこれまた少年マンガ的展開。 異世界チートで、国盗りをしたり、無双したりするなかで、 こういうアツイの嫌いじゃないです。 村人っていうのもいいですね。最初は、村上春樹小説の主人公的に斜に構えて 「やれやれ、村人ですけど(最強ですが)何か?」 みたいな、イメージでいましたが、 良い意味で期待を裏切ってくれました。 ゲーム感覚で強くなったりするのも見ていて気持ち良いですが、守る人がいるために強くなるっていう、ど真ん中な動機も良いですね。