nyae1年以上前『ジャスミン・ギュ』にリンクを追加をしましたジャスミン・ギュnyae1年以上前「新装版 凍りの掌 シベリア抑留記」おざわゆき 「サザンと彗星の少女」赤瀬由里子 サザンの方はトーチで無料公開してたのを読んだ。自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピックよく生き抜いた新装版 凍りの掌 シベリア抑留記 おざわゆきnyae決して、生き抜いた人々は生きたいと強く願ったわけではない。運だ。全てにおいて自分の意思など意味がない環境で命令されるまま、怪我や病で死んでゆく仲間を横目に「次は自分か」と思うだけ。 極限とか絶望とか簡単に口にできなくなる。「死んだほうがマシでは」と何度も思った。しかし、生き抜いた。そして何十年の時を経ていろんな人へ漫画を通して伝えられた。凄いことだ。 そこで「それに比べれば今がどれだけ平和か」と思えることにも意味はあるけど、毎日能天気ではいけないと思う。 主人公たちが受けた仕打ちはもちろん、日本がしたことも、事実として一生歴史から消えることはない。壮絶だけどその辺で普通に生活している人の話お母さん二人いてもいいかな!? 中村珍 中村キヨnyae読み始め、作者の中村キヨさんが前の奥さんを病気で亡くして別の女性と再婚するところから始まるんですが、別れの部分があまりに衝撃的だったので「その話を描いたエッセイがあるのでは」と思って探したんですけど、多分ないみたいです。そして、作中でも亡くなった方とどのような暮らしをしていたかはほぼ語られません。 メインは酔っ払って道端で座り込んでいたところを中村さんが介抱してあげたことがきっかけで知り合い、結婚(もちろん事実婚)したサツキさんとの生活が描かれますが、その中身は私が想像できるレズビアン同士のやり取りからは想像を遥かに超えるものがありました。 ただそれは、この人達がこうなだけであって、レズビアンとはLGBTとはこういうものという話ではなく、言うなればその辺で生きてるとあるカップルの日常を描いたに過ぎない。 サツキさんには息子が3人いるのですが、当然中村さんとは血の繋がりはありませんので、父と母が1人ずつではない家庭を彼らなりに受け入れなければならない。そこで親が先駆けて周りにカミングアウトするのもありではという中村さんに対し、サツキさんが「子は親を選べない以上、選べることは全て選ばせたい」「遠くの1億人が理解してくれたって、身近な10人が無理解だったら地獄でしょ」と伝えます。ほんとその通りですね。 「愛とはなんなのか」というのも常に問い続けているのも印象に残ります。もちろん答えは見つかりませんが、読者として感じたのは、愛する人が幸せであるように願うこと、かもなと思いました。nyae1年以上前朱戸アオ 「インハンド プロローグ」 「Final Phase」自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピック最前線にいる人をたたえたいFinal Phase 朱戸アオnyae常に命の危険に晒されながら、感染拡大を抑えるため、ひとりでも多くの命を救うために最前線で働く人たちの目線を体験したような感覚でした。凄まじい。 自宅隔離生活で人との会話に飢えてる人の描写も、今の自分は近いものを経験してるからこそ「ほんとそう…」となります。 ついウイルスは人間の敵と思いがちですが、人を殺すためではなく、あくまでも目的は寄生することなんだと、ただ憎むだけでは何もならないという考えを学びました。nyae1年以上前乱と灰色の世界も5巻から変わりましたね。とくにタイトルロゴがガラッと自由広場表紙のデザインが刊行途中で変わった漫画nyae1年以上前尾藤さんのさいごメシ続くのか笑星のさいごメシ人生のさいご なに食べる?人生を懸けた創作虚空で踊れ 宇津江広祐nyae※ネタバレを含むクチコミです。nyae1年以上前九段坂下クロニクル 人馬 1巻自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピックモーニングからリトルプレスまで爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇 森泉岳土nyae森泉さんといえば「爪楊枝で漫画を描く人」ですが、一番最初に掲載されている「最後のフェリー」は初めてボールペンで描いた作品だそうです。 あとがきに「そろそろペンで自分の線を描けそうな気がしたから」とありました。 普段爪楊枝で描いていることに対しては「自分でもよくわからない」と言っているのがなんか笑えました。 通常のマンガ誌に掲載されている読切等は読んだことがあったのですが、文芸誌やアーティスト個人に寄稿したものがあるのは初めて知りました(ランバーロールは読んでいます)。活動範囲が広いというのがわかる短編集です。大林宣彦監督って義理のお父さんなんですね。監督との二人のエピソードを描いた話が好きでした。 タイトルの「爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇」という普通ならどれかひとつの短編タイトルを付けたりするものですが、こういうかたちにしたというのになにか意味がある気がしてなりません。 またこれだけは強く言いたい。紙版を買って読むべし。 作品によって用紙が変えてあり(なのでさわり心地も違う)、ただお金がかかっているなという高級な感じはなく、リトルプレスのような自由さがあります。 ▼こんな感じ nyae1年以上前はじめは粉もんってニッチなテーマだなと思いましたが考えてみれば日常的に粉もんにお世話になってることに気づきました。それが世界規模になれば果てしない種類の粉もんが存在しそうですね。 1巻完結ですし面白そうです!読んでみたい!自由広場漫画飯の話がしたいんだ3わかる « First ‹ Prev … 355 356 357 358 359 360 361 362 363 … Next › Last » もっとみる
nyae1年以上前『ジャスミン・ギュ』にリンクを追加をしましたジャスミン・ギュnyae1年以上前「新装版 凍りの掌 シベリア抑留記」おざわゆき 「サザンと彗星の少女」赤瀬由里子 サザンの方はトーチで無料公開してたのを読んだ。自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピックよく生き抜いた新装版 凍りの掌 シベリア抑留記 おざわゆきnyae決して、生き抜いた人々は生きたいと強く願ったわけではない。運だ。全てにおいて自分の意思など意味がない環境で命令されるまま、怪我や病で死んでゆく仲間を横目に「次は自分か」と思うだけ。 極限とか絶望とか簡単に口にできなくなる。「死んだほうがマシでは」と何度も思った。しかし、生き抜いた。そして何十年の時を経ていろんな人へ漫画を通して伝えられた。凄いことだ。 そこで「それに比べれば今がどれだけ平和か」と思えることにも意味はあるけど、毎日能天気ではいけないと思う。 主人公たちが受けた仕打ちはもちろん、日本がしたことも、事実として一生歴史から消えることはない。壮絶だけどその辺で普通に生活している人の話お母さん二人いてもいいかな!? 中村珍 中村キヨnyae読み始め、作者の中村キヨさんが前の奥さんを病気で亡くして別の女性と再婚するところから始まるんですが、別れの部分があまりに衝撃的だったので「その話を描いたエッセイがあるのでは」と思って探したんですけど、多分ないみたいです。そして、作中でも亡くなった方とどのような暮らしをしていたかはほぼ語られません。 メインは酔っ払って道端で座り込んでいたところを中村さんが介抱してあげたことがきっかけで知り合い、結婚(もちろん事実婚)したサツキさんとの生活が描かれますが、その中身は私が想像できるレズビアン同士のやり取りからは想像を遥かに超えるものがありました。 ただそれは、この人達がこうなだけであって、レズビアンとはLGBTとはこういうものという話ではなく、言うなればその辺で生きてるとあるカップルの日常を描いたに過ぎない。 サツキさんには息子が3人いるのですが、当然中村さんとは血の繋がりはありませんので、父と母が1人ずつではない家庭を彼らなりに受け入れなければならない。そこで親が先駆けて周りにカミングアウトするのもありではという中村さんに対し、サツキさんが「子は親を選べない以上、選べることは全て選ばせたい」「遠くの1億人が理解してくれたって、身近な10人が無理解だったら地獄でしょ」と伝えます。ほんとその通りですね。 「愛とはなんなのか」というのも常に問い続けているのも印象に残ります。もちろん答えは見つかりませんが、読者として感じたのは、愛する人が幸せであるように願うこと、かもなと思いました。nyae1年以上前朱戸アオ 「インハンド プロローグ」 「Final Phase」自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピック最前線にいる人をたたえたいFinal Phase 朱戸アオnyae常に命の危険に晒されながら、感染拡大を抑えるため、ひとりでも多くの命を救うために最前線で働く人たちの目線を体験したような感覚でした。凄まじい。 自宅隔離生活で人との会話に飢えてる人の描写も、今の自分は近いものを経験してるからこそ「ほんとそう…」となります。 ついウイルスは人間の敵と思いがちですが、人を殺すためではなく、あくまでも目的は寄生することなんだと、ただ憎むだけでは何もならないという考えを学びました。nyae1年以上前乱と灰色の世界も5巻から変わりましたね。とくにタイトルロゴがガラッと自由広場表紙のデザインが刊行途中で変わった漫画nyae1年以上前尾藤さんのさいごメシ続くのか笑星のさいごメシ人生のさいご なに食べる?人生を懸けた創作虚空で踊れ 宇津江広祐nyae※ネタバレを含むクチコミです。nyae1年以上前九段坂下クロニクル 人馬 1巻自由広場今日読んだマンガを書くだけのトピックモーニングからリトルプレスまで爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇 森泉岳土nyae森泉さんといえば「爪楊枝で漫画を描く人」ですが、一番最初に掲載されている「最後のフェリー」は初めてボールペンで描いた作品だそうです。 あとがきに「そろそろペンで自分の線を描けそうな気がしたから」とありました。 普段爪楊枝で描いていることに対しては「自分でもよくわからない」と言っているのがなんか笑えました。 通常のマンガ誌に掲載されている読切等は読んだことがあったのですが、文芸誌やアーティスト個人に寄稿したものがあるのは初めて知りました(ランバーロールは読んでいます)。活動範囲が広いというのがわかる短編集です。大林宣彦監督って義理のお父さんなんですね。監督との二人のエピソードを描いた話が好きでした。 タイトルの「爪のようなもの・最後のフェリーその他の短篇」という普通ならどれかひとつの短編タイトルを付けたりするものですが、こういうかたちにしたというのになにか意味がある気がしてなりません。 またこれだけは強く言いたい。紙版を買って読むべし。 作品によって用紙が変えてあり(なのでさわり心地も違う)、ただお金がかかっているなという高級な感じはなく、リトルプレスのような自由さがあります。 ▼こんな感じ nyae1年以上前はじめは粉もんってニッチなテーマだなと思いましたが考えてみれば日常的に粉もんにお世話になってることに気づきました。それが世界規模になれば果てしない種類の粉もんが存在しそうですね。 1巻完結ですし面白そうです!読んでみたい!自由広場漫画飯の話がしたいんだ3わかる
nyae1年以上前はじめは粉もんってニッチなテーマだなと思いましたが考えてみれば日常的に粉もんにお世話になってることに気づきました。それが世界規模になれば果てしない種類の粉もんが存在しそうですね。 1巻完結ですし面白そうです!読んでみたい!自由広場漫画飯の話がしたいんだ3わかる