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中学生でありながら、小説を書くことにとにかく真摯で邪念がない主人公。死ぬまで書き続けることを心に決めている様子です。
どんなときでも全てを「書く」ことに昇華させる生活の中で、上手くなるには、憧れの作家に近づくにはどうすればいいのかわからない不安の中でもとにかく書き続けることを「虚空の中で踊るよう」と例える彼女の感性が凄い。
ネットで公開している自身の作品に寄せられるコメントは、評価するものが多い中批判をするひともかならずいる。主人公が多大な影響を受けた、同じく小説家を志す年上の幼馴染によれば、批判を受け入れられない作家は駄目になっていくという。しかし、その幼馴染とはなんとも悲しいかたちで関係が終わってしまう。同時に、それにより彼女は目指すところへ一歩近づけたとも言えるなと思った。
全体的にキャラクタの表情が乏しいんですが、内容にあってました。
もがく季節の、僕らの読切(ゲッサン2020年9月号)