名無し
11ヶ月前
偉そうに書いてしまってすみません。 けして悪く言いたかいのではなく、出だしから期待が高まりすぎて最終的に読み終わった直後に「もっとこうなら良いのに」と感想を書いていたらあんな感じになっちゃいました。 私が勿体ないと感じていたのはほとんど下巻で、上巻はあまり違和感はなかったです。 ただ、全体的にゆっくり読めばいいんですがどうしても目が滑るところがあるのでやっぱり引っかかっちゃうんですよね。 どこが、というのが少し難しいんですがこれは割りと全体的にメリハリが足りないからかなという気がしてます。 あとこれは翻訳の問題かもしれないですが台詞は違和感強めで引っかかっちゃいました。 例えば下巻のP31の最後のコマの「どうして聞かないの 小さな魔女が〜」という長めの回想とか(子供っぽくない・倒置法が引っかかる、と感じて意識が一瞬引っ張られてしまう) P50〜51のシーン全体とか、P86〜95のシーンの流れとか あら捜しみたいになってしまったんですが、改めて読み返すと上巻と下巻でやっぱり完成度にちょっと差があるように感じました。 ただ、読み返したことで思ったのはやっぱり映画みたいな造りをしていてそもそも日本のマンガとは違うところが多いけど、絵柄やコマ1つ1つや演出はかなり日本っぽく見えて、どうしても比較しちゃうとこがあって惜しいなと思っちゃうという話でした。 個人の感想なので気を悪くしてしまってたらごめんなさい。
名無し
11ヶ月前
台湾のマンガ家さんだけど日本っぽさ全開の絵柄で上手。 話の内容も最終的にこうなるといいし、そうなるんだろうなーと思って安心しながら読める。 レベルの高い描画力と雰囲気のある頁。 でもソレしか無いなぁと辛口評価をせざるを得なかった。 日本の漫画好きとして斜に構えてしまってる前提だけど、 展開やコマの結びつきの不自然さが目立つし、台詞回しの不自然さ(これはもしかしたら翻訳?の問題かもしれないけど)物語の流れの作り方に対する納得度など、ツッコミを入れながら見てしまうところが多かったし、致命的なのは物語に意外性がなすぎるところかな(狼作家の見た目で意外性持たせたり、キャラクターの強さに完全に負けている) 読んでいて改めて日本の漫画編集者のナレッジ的なものが如何に強くて重要かを感じた。本作も日本のマンガ編集がついてるんだとは思うけど、もっと磨けるんじゃないかって偉そうに思ってしまった。 ただ、これは大抵の海外のマンガ作品に同じように感じるので(コマとコマの間の空気などがなく、アメコミ的にフキダシに詰め込む+見せたい画角で描いた上に台詞を載せているだけでは?と)そもそもの造りたい形が違うのかもしれない。 結論として、私がやっぱり斜に構えてしまっているのだとは思う。