2巻読了。 病める人人の所に処方される、もふもふ。 本人が大丈夫と思っていても、もふもふの癒しを味わうと自覚することもある。 知らない間に、少しずつ病んでいくってそういうことかもしれない。 訳もなく涙が出たり、不安になったり、トラウマからどうしても抜けられなかったり、人それぞれ病む理由は違うけど、人類の半分以上が病んでいるっていう世界。 そして、自殺者が多くそれが日常化している世界。 もふもふを抱えながら生活している世界。 宗教に頼ってしまう世界。 想像するだけで怖いけど、徐々にそうなってしまうのではないかと予感できてしまう現実。
芸術って奥深い。 当たり前に生活するために、お金が必要。 いやー、背筋がゾクゾクしました。 2巻まで読みましたが、ここからもっと話が大きく展開していくのではないかなと予想。 美術的な豆知識もちょこちょこ書いてあるので、勉強になる。(芸術に触れるのが好きな自分には、へぇ〜!が多かったです。) 透くんも、何となく裏がありそうだし、凪森くんと何かあったのかな? ざっくりとすぎますが、学べることが多そうな作品。 伏線がはられすぎて気になることが多いし、読み返す度に面白さが増す気がします。
不器用すぎる男2人!! 人間そのものではなく才能に目が行ってしまう、お互いの力を必要とする運命力等、パトロンの関係性において魅力的な部分が詰まってて最高だ。
ぶっとびハイテンション・ギャグ・少女漫画でござーい☆漫画家に憧れ〜るGirlsが熱いパッションをGペンに込めてお送りするのら!ほとばしる薔薇とインクの香りをご堪能あれ♫ ノリとしては上記のような感じですが、内容はこれ描いて死ねと同じくらい漫画愛を感じる作品です。巻末の関係者によるトークを読んで祟山祟さんがパルコが配布していたフリーペーパー「GOMES」出身だと知りました。いにしえのギャグ漫画のノリをこんな風に新鮮なものとして令和に表現できるのは卓越したセンスの持ち主だからだよな〜。もっと早くから祟山さんの漫画を読んでおけばよかったです。
鬼才はいる。悔しいが。 崇山祟さんの作品を読むと、そんな風に感じてしまいます。 『ミステリーボニータ』で2020年〜2022年にかけて連載されていた怪作が、待ちに待った単行本化を果たしました。2年分の連載が1冊にまとまっており、400ページを超えるボリュームとなっています。 古き良き筆致と世界観で描かれるのは、一言で表せば少女たちの「まんが道」。 ただ、一線を画しているのは全編にわたる超絶ハイテンションかつシュールな怒涛のギャグ。試しに1話を読んでみてください。何十箇所ツッコミどころが出てくるでしょうか。 圧倒的にパワフルなギャグが前面に出ていて意識しにくいですが、全体を通して描かれるひとつの物語は構成的にもしっかりしており最終話まで読み終えたときの満足度もとても高いです。 何より、根底に流れる熱いマンガ文化への愛とリスペクトが最高です。たとえば、神やA先生やF先生もデビューにあたって描いていた4コママンガについてであったり、原初のSFマンガについてだったり、あるいは神が手がけていた自由な表現を模索した某マンガ雑誌だったり……。 また、主人公たちがSFマンガを描いたら「もっと女性らしい表現をすべき」と審査員に言われるところなどかつての時代性に対する批評的な部分も見受けられます。加えて、自らが表現者となる道だけではなく誰かを支えることの方が生きる道となることもあり、それはそれで素晴らしいことなのだという肯定なども込められており、さまざまな目線で読める作品です。 マンガを通して共通の感動体験をし、絆が生まれる様。 マンガに対する飽くなき愛と情熱。 共に苦労を乗り越えてひとつの作品を創ること。 マンガを超えて何かに夢中になることの素晴らしさ。 何より楽しむということの大切さ。 マンガを愛する人には必ず響くであろう物語です。マンガって、本当にいいものですね。 細かい好きポイントは数限りないですが、一部を抜粋します。 ・吉良星子 ・ブルボンが作っていそうな名作お菓子ロマンロール ・ナイスヤング ・学校のインサート背景でずっと出てくる謎生物 ・月を背にした跳躍 ・ちくわぶともちきんちゃく弁当 ・死 イマージュ ・Gペンはふたりの聖剣(エクスカリバー)!! ・P100の吉良星子 ・アダルティーに乾杯(チアーズ) ・どんぐり食べますか? 元気出ますよ ・イノシシの毛皮で作った服 ・Doki Mune ・おたより募集コメント
冒頭に出てくるボブヘアの少女・かなえは早々に脇役のような立ち位置になってしまう。主人公は一体誰なんだ?なんて愚問中の愚問。そんなこと気にしてたらこの漫画は楽しめない(と思います)。 五嵐先生も登場するなり「フリーダム感覚なクラスにしちゃうぞーーー!!」と言っておいて漫画を読む生徒に対して普通に怒るし(個人的に「みんなヤングしてる〜〜!?」は使ってみたい)。 単行本になるまでは続いて欲しい。
元ネタはイブン・バットゥータの旅行記だけど基本的に奴隷少女リタの視点で描かれる。 リタはまだ卑屈で言葉を覚えたのも「弱いから」だとかいうありさまだが、今後成長していきそうな雰囲気。 奴隷が出てくる漫画はけっこうある( ヴィンランド・サガ みたいに途中で奴隷になったり、異世界ものに仲間として登場したり )が、リアル寄りの世界観で奴隷を主役にするのはたぶん珍しい。今後に期待大。 絵はけっこう上手いと思うんだが、なぜか地味で雑な感じになってしまう…
マンガ沼で紹介されているのをきっかけに読み始め。とっても面白い。定説に対する挑戦や、可能性にかける勇気、情熱。テーマが非常に刺さりました。おすすめ!
正反対なのに反発しあわずにお互いを認めて仲がいい関係性がとてもいい。オチが好きだった。
ふたりの恋は実らずに終わってしまったけど、勢いで同時に告白なんかせずにもっと大切に店長さんとの関係を築いていけば違う結果が待っていたかもしれないのにと思ってしまった。オチとして店長さんがめっちゃ性格悪いとかならいいんだけど普通にいい人だったし勿体なかったな。
2巻読了。 病める人人の所に処方される、もふもふ。 本人が大丈夫と思っていても、もふもふの癒しを味わうと自覚することもある。 知らない間に、少しずつ病んでいくってそういうことかもしれない。 訳もなく涙が出たり、不安になったり、トラウマからどうしても抜けられなかったり、人それぞれ病む理由は違うけど、人類の半分以上が病んでいるっていう世界。 そして、自殺者が多くそれが日常化している世界。 もふもふを抱えながら生活している世界。 宗教に頼ってしまう世界。 想像するだけで怖いけど、徐々にそうなってしまうのではないかと予感できてしまう現実。