その他の感想・レビュー3417件<<9394959697>>ゆるキャラぼ・ん・ど あずまよしお名無しぼ・ん・どはある日やってきたペンギンとの騒動を描いたほのぼの漫画です。 今でこそこういうゆるいキャラクターが物語の中心にいる漫画は珍しくないのかなあと思うんですが、当時は少年アシベとかあったりしても、わりかし珍しかったんじゃないかと思います。 前述したところに普通にゆるいと言う言葉を使っていますが、この当時はそういう言葉もなかったと記憶しています。本当の戦争の話をしようディエンビエンフー 完全版 西島大介野愛実際にあった戦争をテーマに掲げているものの、これは明らかに虚構の戦争。さながら天下一武道会。 案外、戦争はこういうものなのかもしれない。 死の恐怖と隣り合わせであることすら日常になって、人が死んだ次の瞬間には恋や娯楽に心奪われる。 ベトナム戦争は世界で初めてテレビでの生中継が行われた戦争だったはず。もはや戦争すら娯楽なのか?というくらいに人が死ぬ。 ポップでかわいい絵柄で人がわんさか死ぬので、現実味が薄れてしまう。でも、人の死に対して現実味が薄れていくこと自体が戦争の本来のヤバさのように思えて、気づくと心臓のあたりが重たくなってくる。 リアルに描いてないからこそ逆にリアルという、西島大介先生恐るべし。 戦争の最中で生きていたひとが実際にいるんだから戦争は日常でもあり娯楽でもあったんだろう。軽いノリで人が死ぬ。不条理だなあ。嫌だなあ。 悲劇悲劇していないぶん、読みやすいぶん知らず知らずのうちにダメージを負います。TRUEENDも読みます。読者サービスあり?のギャグ短編集新山たかし短編集 新山たかし名無し5つの短編で構成されていて、それぞれの作品がちょっとお色気シーンもはさみながらのギャグ満載で面白かったです。作者も参加されていたドラクエ4コママンガ劇場を思い出してなんだか懐かしくなりました。巻末に作品解説があって、裏話も知ることができて良かったです。独特の雰囲気を持つジャンプ漫画ベルモンド Le VisiteuR 石岡ショウエイ名無し独特の絵柄とストーリーで雰囲気ある漫画です。良い意味でジャンプらしくない作品だと思います。拷問を題材にしてるのも特徴的です。 ある意味で癖が強いので合う合わないはありそうですが、ヒットしたら最高にはまれると思います。個人的には普遍的な漫画よりも尖っていて好きです。 複雑な人間関係が面白いAngel Baby Cupid なかはら・ももた名無し大女優を母に持つこどもアイドル「かれらちゃん」のお仕事と学校での生活が描かれています。少し時代を感じるなと思うところもありますが、色々な登場人物との人間関係に深みがあり面白いです。 主人公のかれらちゃんは賢くて元気、スカッとする機転の持ち主。母親譲りの大女優気質があるようで、結構わがままなところがありますがそれでも一生懸命に生きていく姿は見ていて好感がもてます。 複雑な思いを抱きながら芸能界を生きているアイドル「本並芽生」と関わってかれらちゃんもその水になじんでしまうのか、続きがとても気になります! あのゲームもこのゲームもなつかしい!われらホビーズファミコンゼミナール あおきけい名無しファミコン全盛期の時に連載していた漫画。ファミコン世代にはたまらないタイトルと絵柄。 スーパーマリオはもちろん、ツインビーやカラテカ、じゃじゃ丸くんなど思わず嬉しくなる懐かしのゲームを、少しずつですがギャグマンガとして紹介していて、子供のころファミコンで遊んだり漫画を読んでいたことを思い出して楽しい気持ちになりました。 当時、誰もがファミコンに取り憑かれたようになっていた時代は、今から思えば古き良き時代ですね。 今だとよくNintendo Switchが品切れとか言う話題は聞くけど、ソフトが品切れになると言う事は滅多にないでしょう。 しかしこの当時はスーパーマリオやドラゴンクエストが品切れで手に入らなかった時代だから驚きです。 乱発ファミコン漫画だけあって、やっぱり見てるだけでゲームがやりたくなってきます。作者が途中で独白しているのですが、当時人気のスーパーマリオのカセットが入手できず空想で最初描いていたというのも時代の穏やかさのようなものを感じられて良かったです。丁度良い塩梅のちょいエロギャグ漫画ミラクル・ランジェリー 帯ひろ志名無し特定の下着を着けると能力を得るギャグ漫画です。年代もあってか時代を感じる作品ですが、90年代生まれの自分でもとても楽しめました。エロとギャグのセンスが絶妙で面白かったです。 14歳に対してのエロ行為って正直ギリギリですが…不思議と下品だと感じないです。エロの使い方が上手です。 ギャグあり涙ありの動物生態図鑑?よりぬきかってにシロクマ 相原コージ名無しシロクマ一家とそこに紛れ込んだウリ坊(イノシシのこども)の生活を描いた漫画です。途中から主人公シロの恋人としてヤマネの女の子ちょしちゃんも登場します。全盛期の相原コージの作品なので、キャラクターの表情もしぐさも大笑いさせてくれるものばかりです。背景にちょこちょこ登場する昆虫や小動物の生態は、実際の知識にもとづいてるので小学生くらいの子の知的好奇心も満足させてくれると思います。 この漫画の深いところは、動物たちの織り成すドラマを通して自然の厳しさなどいろいろ考えさせてくれる機会が持てることです。ネタばれなので詳細はふせますが、ちょしちゃんやうり坊のエピソードには涙なしには読めないものもあります。昔の漫画ですが、良い漫画なので、今の子供たちにもぜひ読んでもらいたいです。子どもたちよ、草土文化「シリーズ戦争」を読んでくれ赤い靴はいた あおきてつおくまぞう草土文化の「シリーズ戦争」という児童向けの戦争歴史漫画です。 全5冊の内、あおきてつお氏が手掛けた「赤い靴はいた」は、特に読み応えがあります。 東京大空襲と、対馬丸事件&沖縄戦、そして広島の原爆を3篇に分け、奇跡的バランスで、それぞれの戦争の悲劇を1冊に収められています。なおかつ、子どもにも分かりやすい説明で、政治的な思想も極力抑えられているのです。(これ大事) 権利関係の理由なのか、シリーズ戦争そのものは電子書籍にはなってませんが、「黄金色の風」など個別で販売されていますので、興味がある人はぜひ読んでみて欲しいですね。 残りの作品は、古本で買うか、図書館で借りるしか無いですが、もし読むなら長崎を舞台にした「灰色の十字架」もおすすめです。旅のお供に妖精旅行 曽祢まさこソラ曽根先生の作品の中でも大好きな夢いっぱいのストーリーで、ルネとアルファルと一緒にヨーロッパを旅する気分が味わえます。恋人クライドを探すため、一人で旅に出るルネの勇敢さに、海外に憧れる自分も勇気を貰えました。旅の始まりに偶然出会った妖精アルファル。彼に連れて行ってと懇願されてしぶしぶ引き受けたルネですが、旅がスムーズに進むのはアルファルが居てくれたお陰でもあります。反対にアルファルにとっても最初に見つけてくれた人間がルネでラッキーでした。相手が妖精だろうと変な先入観が全くないルネは本当に明るく素敵な女の子。ルネとアルファルはまるで長年の友達の様に気が合い、すぐに最高の旅友になります。自分もこんな旅が出来たら良いな、アルファルがいつか妖精の仲間に出会えたら良いな、なんて夢を描きながら読みました。ファンタジーが好きな人、ヨーロッパに憧れている人には特におすすめですが、曽根先生の可愛くて素敵な作品を一人でも多くの人に読んで欲しいと思います。 いいマンガだったみちのくに みちつくる しまたけひとstarstarstarstar_borderstar_borderマンガトリツカレ男このマンガを読む前に全く前情報がなく、「アルキヘンロズカン」や「敗走記 関ヶ原~大阪「島津の退き口」を辿る」の作者でこの表紙だからまた「歩く」マンガかなと思ってた確かに歩くマンガだったが、いままでと違った歩くマンガだった。 「みちのく潮風トレイル」の「道」を辿りながら2013年ぐらいの被災地の状況などが書いてある。 このマンガで「みちのく潮風トレイル」の存在を知ったが一般的に知られているものなのかな http://tohoku.env.go.jp/mct/ 喧嘩するほど仲が良い素敵な二人と一匹家族の晩餐 秋本尚美名無し麻生と敦彦、全く逆の性格だからかえって良いのかもしれない。言い争いが絶えない二人だけどお互いを求める気持ちはやっぱり同じ。実際、二年同棲してこれだけ言いたい事を言い合えるようになるのはかなり凄い事だと思う。麻生と敦彦ほどお互いの気持ちを素直に出せる相手はそうそう居ない。その二人を一番近くで見ていたハムスターのテンちゃんがそれを一番理解していたと思う。 そうは言ってもまだ22歳と24歳の二人、これからの人生はもっと長いんだから喧嘩は少しづつで良いから減らして欲しいと願う。大好きな彼、彼女が居るのによく喧嘩をしてしまう人、この作品はそんな人におススメ。麻生と敦彦は20代の設定ではあるけれど、秋本先生の絵は素敵で大人っぽいので年齢に関係なく楽しめる。夢見る三姉妹の恋と青春三粒のジェリービーンズ 桃季輝実名無し表紙を見たときに思わず「カワイイ!」と声が出そうになりました。一卵性三つ子の姉妹である麻林・樹林・希林が主人公です。髪をほどいて集まっていると3人ともそっくりなのですが、話している内容で違いがわかるのが面白かったです。 電車通学とか砂浜デートとか、胸キュン要素が満載です!恋に懸命な女の子たちを応援したくなります。3人が家で本音を話し合うところも、女の子らしい展開で面白いです。 王道の少女マンガで胸キュン世紀末-1999-の愛し方 友井美穂名無し絵やストーリが王道の少女漫画なので、ドキドキしながらも安心して読めました。 主人公の女の子がとっても元気で見ていて勇気を貰えるし、ライバルの子も根っから悪い人間というわけではなさそうなので、嫌な感じも全く読めました。 清々しくて胸キュンできるラブストーリーを読みたい!という方に、特におすすめしたいです。リアリティのある心情が感じられつつ、意外な展開のある傑作怪談話!稲川淳二の怪談話 稲川淳二名無し怪談話が好きで、稲川淳二さんの怪談話にもすごく興味があったので読み始めました。 何十年も前に先生が引率して遠足河原の近くの宿舎に遠足にいったときの話では、不可解な現象とそれを読者と同じ感覚で違和感なく恐れつつ現実的に考えて行動した先生にリアリティを感じました。また、展開がひとつ予想を超えている感じと切ない感じが少し残り、ひんやりとしました。夏はもちろんのこと、いつ読んでもいい作品だと思います。 絵は良い意味で淡々とした雰囲気で、読みやすいです。映像のホラーが怖い人には漫画の方をおすすめします。微笑ましいゆるゆる恋愛マンガドはどんかんのド 岩田タカヨシ名無しフウキとツグムの身長差恋愛ストーリー。高校でクラスメートの二人の不器用な恋愛がとても新鮮です。ツンデレ男子にふりまわされる女子の関係性が青春のまっただなかに、よく見かける光景で微笑ましい。ガツガツした恋愛マンガではなくて、あくまでもゆるゆるなので安心して読めました 終始ワクワクしてました。#1巻応援渡り鳥とカタツムリ 高津マコトPom 面白かった!物語の展開にワクワクしました^ ^ つぐみのように、自由に旅してみたい!色んなところへ行ってみたい。 雲平のようなリフレッシュの仕方も、とっても良い。 そんな気持ちにさせてくれたマンガでした。 つぐみと雲平の出会いも、二人が旅先で出会った人達も素敵でいいなあ。 うめまよ(つぐみの犬)も可愛すぎて、とっても癒された。 二人でもっと色んな所へ旅して、色んな旅の形を見せて欲しいな。ラブとバトルがいっぱい!スリル満点の高校生活スケ番天使 さやかがゆく! 岡本ゆり名無し地元のスケ番だった主人公・仲村さやかが、高校入学と同時に恋に目ざめる青春ものです。かっこいい男子にひと目ぼれしたさやかが、ぐんぐん可愛くなっていきます。仲間を守るために走るさやかが、恋になるとすっかり女の子っぽくなってしまったり、同級生になった憧れの男子・山崎俊をめぐって、女の戦いが始まるのが読んでいて楽しかったです。 スケ番は卒業したはずが、けんかを売られると体が自然に動いてしまう、そんな素直なさやかの活躍がぞんぶんに味わえる作品です。これにて闇を浄香せん!!超香少年サトル 上田悦starstarstarstarstarマンガトリツカレ男昔にチャンピオンで連載していたトラブルなどを調香で解決する1話完結式マンガ トラブルを解決しながら、本家や分家との対立も並行して進んでいく これだけ書くと青年誌もでもおかしくない感じだが、トラブルを解決する際に調香をするのだがこの効果がやばい。自白/催眠/幻覚/虫が襲ってくるなどの効果が発生する。この辺が少年誌っぽい。 あと主人公の服装が独特で好き 甘酸っぱい青春ストーリーイチゴ同盟 森下温名無し女子中学生が恋をするお話ですが、ただ恋愛する様子を描かれているだけではありません。ささいなことで人間関係がこじれやすい、中学生という難しい時期の葛藤なども描かれており、非常に読み応えがありました。好きな人のために、様々なことをして自分を好きになってもらおうと頑張る主人公たちを見て、恋愛って素敵だなと思わせてくれる漫画でした。ちょっとアダルトなオカルトアクション漫画!鬼狩り師 谷村ひとし 宇治谷順名無しオカルトな感じの雰囲気のタイトルと表紙にひかれて読み始めました。 出だしから目玉が飛び出たり頭がはじけたりショッキングな展開ではじまり、少しアダルトなシーンもありますが、すぐにオカルトな世界に没入していく展開が良いです。 現代を舞台にしながら、さまざまな陰陽術が張り巡らされその説明を読むだけでも楽しい作品ですが、アクションや展開の速さや青年誌ならではのオカルティズムな感じも良いと思います。いい意味で淡白な絵デジタル完全版永久保怪異談 永久保貴一名無し内容はいずれも秀逸で、どれも背筋がぞっとするものばかりです。夏の暑い日なんかにはもってこいですね。あと個人的に気に入っているのが、画力です。とはいえ、めちゃくちゃリアルってわけではありません。むしろ逆。非常に淡泊な仕上がりなのですが・・。これが、いい意味でホラー感を醸し出していて、個人的には好きなんですよね。 ドジな新人熱血医師物語下町の太陽 矢島正雄 幸野たけ志名無し本作品はギャグ・人間の葛藤・不条理の中での美しさが現れている事がとても面白いと感じました。 新人医師が勢いで突き進んでいくのを見守りながら、その中で人間的成長をしていく様がとても引き込まれます。 堅苦しい医療漫画ではないので、万人にオススメできます。 作品自体の展開は早く、ストーリを完全に把握していなくても途中から読み始める事ができます。劇画のドンが秘めていた危険な裏話が、出て来るのかと期待させる漫画男の星座 梶原一騎 原田久仁信名無し今は亡き梶原一騎氏の自伝であり、これまで書けなかった事を暴露的に発表するとの触れ込みで連載が開始された本作品ですが、氏の急逝で残念ながら未完大作となりました。力道山vs木村政彦の世紀の決戦から始まる物語は、梶原氏の独壇場である格闘技界を中心に進んで行くので、安心・安定感があります。未完ですから物足りないと思った方も多いでしょう。そんな人は、小説「梶原一騎伝/斎藤貴男」を読み、漫画らしい部分の修正や補完をすれば尚良いと思います。<<9394959697>>
ぼ・ん・どはある日やってきたペンギンとの騒動を描いたほのぼの漫画です。 今でこそこういうゆるいキャラクターが物語の中心にいる漫画は珍しくないのかなあと思うんですが、当時は少年アシベとかあったりしても、わりかし珍しかったんじゃないかと思います。 前述したところに普通にゆるいと言う言葉を使っていますが、この当時はそういう言葉もなかったと記憶しています。