HARTA COMIXの感想・レビュー348件<<12345>>ペットの擬人化、危険しらたまおじさん 植岡雅世名無し同じく八咫烏賞受賞作の「グッドナイトコッパー」の次に読んだのでより笑って癒やされました。可愛くて可愛くて目に入れても痛くないペットでも、案外人間のかたちになるともさいオッサンになるのかも知れないので、理想を抱きすぎるのも危険だなと思いました。依存を描いたマンガ(だったのかもしれない)グッドナイトコッパー 青葉伊槻名無し母親が亡くなってひとりぼっちになってしまった女子高生・真夏は、母が保証人にだった借金の取り立てにきた青年・滝のことを「愛する」と決めつきまとうようになります。自分には終始、真夏の心情が理解できずに困惑しながら読んでいたんですが、母親に依存していた真夏は、依存対象がいなくなったので依存先を変えただけだったのかなと予想しました。設定がおもしろいタコ・サピエンス 陽村太郎名無し人類が絶滅してから2億年、タコの子孫が人間のようなかたちに進化してタコ・サピエンスとして生きている。海水はほぼなくなり、かつて深海だった場所で生きていた生き物には陸でも生きていけるように手足が生えた。タコ・サピエンスはまだ言葉を持たず狩りをして食料を調達する、いわゆる原始人な生活なんだけど、「タコの子孫」であることと「かつて深海だった場所」という設定によって新しいバトル漫画のような面白さを感じました。もっと彼らの身体能力が活かされるアクションが見たかったです。新しい妖怪マンガ鵺の呼び声 松賀諒真名無しとにかく探究心が強い男・水木と、パッと見は生意気な女児にしか見えない「鵺」のコンビが織り成す妖怪コメディ。妖怪なのか宇宙人なのかわからない生き物がウロウロ(普通の人間には見えない)していたり、そもそも人間が「妖怪」と呼ぶ者たちは本当に「妖怪」なのか?という根底を覆すような問いかけもありつつ、自分以外の妖怪に興味津々な水木に嫉妬する鵺さんの可愛さなど、気になる要素がもりだくさん。読切ですが続きを描いて欲しい面白さでした。 早くくっつけよもー!だって君に近づきたい! 久方標名無しハルタは読切のラブコメでもレベルが高くてすごいなー。しかもあの「あとはご想像にお任せ」と言わんばかりの終わらせ方!ずるいねえ。古の妖怪、自由の国で人生やり直し口裂け女アメリカへ行く 武梨えり名無し※ネタバレを含むクチコミです。涙子さまの正体とは…!?涙子さまの言う通り 山本ルンルン名無し山本ルンルン先生の新連載。オフィーリアのような土左衛門で見つかったマリイはなぜ死んだのかが描かれた第1話。沢渡警部補が涙子さまを捕まえる話になるのかな。 涙子さまが占いをしている「慈愛の涙」という会員制サロンは、犬が重要なシンボルらしいということしかまだわからない…続きが気になる。 ダメっぷりが板につきすぎて逆に憧れる秋津 室井大資名無し人生で達してはいけない境地No. 1だと思ってる読後感が悪すぎる、けど良い読切群青の翳り 高橋那津子starstarstarstarstar_bordernyae※ネタバレを含むクチコミです。なんて可愛いお稲荷さんなんだ!やっほー稲荷山 空次郎名無し正直、やまびこって何がいいのかよくわからないしそもそもそういう場所にもいかないのでやったこと無かったですが、これを読んで即山に登っちゃおうかな!?と思うくらいには可愛かったです。 タイトルそういう意味か!カワイイに負けたくない! 吉田しう名無し人はカワイイものをみると自然に表情筋が緩んで間抜けな顔になるけれど、自分はそうはならない!と心に決めている少年が、クラスメイトのかわいい子に対して顔に出ないように日々奮闘するという話。 この話に出てくるかわいい女の子が、ニコニコして愛想が良いザ・女の子って感じではなく、常に表情筋が緩んでいるボーっとした子なのがとてもいい。わかってらっしゃる。 でも当の主人公少年本人は、実は彼女の本質を見ようとせずに表面的な部分だけを見てかわいいと思っていたことに気付くという展開。案外深い話なのがとてもよかったです。アンドロイドと人間のあいだに友情は成立するのか飾り窓に乙女 東金桜名無し「挑発」がプログラムされているアンドロイド、めちゃくちゃいいですね。需要ありそう…だけどああやって暴力のはけ口として使われるのは良くないな。 アンドロイド本人には痛覚も感情の動きもなくても、それを間接的に見たり聞いたりする人間は傷つく、というのはその通りだなと思いました。同時に、人間も人間扱いされなくなった瞬間に暴力の標的になるんだなと。 ふたりのあいだに友情のようなものがあるのかわからないけど、「同僚」として今までよりもいい関係が築けそうですね。対岸のメル待望の連載化対岸のメル 幽冥探偵調査ファイル 福島聡名無し読切を経て連載化!嬉しい。 読切の方を読まなくてもまあ大丈夫な内容ですが、読まないよりは読んだほうがいいと思います。ただwebで公開されてないっぽいのでハルタの87号を買うしかない、のかもしれない。 連載1話ではいきなり死んだメルちゃんパパが出てきて、しかも死んだ理由が…というわりと衝撃的なものでした。メルちゃんの根拠のない無敵感がいい。 傑作読切 #読切応援孝悌なるものは 越谷美咲starstarstarstarstarnyae※ネタバレを含むクチコミです。恋した相手はAIだった?愛とずぶぬれ 古田青葉名無しなんとなくありえなくはない話かなと思ってしまう話。結局AIではなかったというオチだったけど、いやでもも本当の本当は…?と疑念は晴れませんでした。龍虎と〇ョ〇〇〇の稀代のマリアージュ!!虎は龍をまだ喰べない。 一七八ハチ天沢聖司※ネタバレを含むクチコミです。 キレイ好きな魔獣とずぼらなエルフの凸凹夫婦生活ミミさんと死なずに暮らしたい はりかも名無しなんてかわいい話なんだ!!!尊いってこういうマンが読んだときに使う言葉だよな…!!!夫婦生活におけるルールや価値観のずれは、片方が我慢するのではなくどっちも尊重できるのが一番いい。心がほっこりしました。宝石ロマン瑠璃の宝石 渋谷圭一郎素人ノワール宝石詳しくなくても読める! カラーじゃない白黒漫画なのに色とりどりの石を採掘してる感じがしてよいです…心暖かい人達しかいないホテル。ホテル・メッツァペウラへようこそ 福田星良starstarstarstarstarPom この作品のページを開くと一気にフィンランドに行った様な気持ちになる。フィンランドの冬がすごく過酷なのも初めて知りました。いつか行ってみたいな。 こんな素敵なホテルに来たら、心から元気になれそうだし、癒されるんだろうなぁ。 ジュンくんとアードルフとクスタの二人の距離感が縮まって、読み進めるほど愛だなぁ素敵だなぁって作品から感じられたのも良かった。 ジュン君、とっても優しい子で、一生懸命で、、お母さん、フィンランドにいると良いなぁ。 愛故に人は苦しまねばならぬ #1巻応援恋の絶望行進曲 富沢未知果兎来栄寿タイトルからして、とても不穏な百合マンガ。 主人公のレイは、ずっと好きだった同姓のアミに思い切って告白したら意外にもすんなりOKをもらえてこの世の春が到来……したかと思いきや、恋人関係になっても周りの友達と扱いがほぼ変わらず「一人の時間を大事にしたい」と言われ、ますます悶々とさせられることに。 そして、何やら他の女の影も見え隠れしてますます不穏さは募っていきます。ただ、この作品のポイントとしては、レイの愛情の深さが挙げられます。何があっても、何をされたとしてもそれでも変わらない、変えられない思いの丈。 その果てに押し寄せてくるのは、まさにタイトル通りの絶望感。読んでいて、「一体どうなっちゃうの〜?」と頭の中の次回予告ヒロインが叫び倒します。 ちょっとしたことでも起こる10代少女の激しい浮沈や、そもそも何故レイはアミを好きになったのかというところのきっかけの些細であるが故のリアルさ、アミのフリーダムな性格がどこに起因しているのかなどのディティールが良いです。 それらを踏まえた上での、決定的なシーンでレイがアミに放つセリフは特に好きです。 1冊で過不足なく完結しており、私は連載で追っていましたが単行本で初めて読むとまた一段と満足感は高まりそうです。 富沢未知果さんの今後の活躍も楽しみです。ゆるさが魅力♬いやはや熱海くん 田沼朝干し芋ゆるい感じで、日常が過ぎて行きます。 でも、その日常の中には、ドキドキすることやいつもと違う非日常の楽しきことや不思議な会話がいっぱい♬ 熱海君の周りには気になる人々がたくさん集まってくる。 彼の見えないコミュニケーション能力なのか? 京都の言葉?のニュアンスも相まって素敵な空気感に癒されます。 足立先輩の家族がとても好き💓ギャグとサスペンスがまさかの両立ミギとダリ 佐野菜見starstarstarstarstar_borderゆゆゆ2人で1人となって、老夫婦の養子になった秘鳥こと、ミギとダリ。 二人いると思われない、絶妙な連携プレー。 不可解な行動の理由はある目的を遂げるため。 老夫婦が放つ、明るくて幸せなオーラをかき消す二人のダークな雰囲気。 そして、息のあった双子の行動に、思わず息をのむ。 高度な技術は魔法のようというけれど、彼らのアクロバティックさは魔法どころかギャグ。 そう、サスペンスだけじゃなく、ギャグもちゃんと存在している。 佐野菜見先生の漫画を『ミギとダリ』から読み始めていたら、発想が天才的すぎて、ついていけるか心配になったかもしれない。 羽織なし二人羽織をこんなにたくさん見るとは思わなかった。 13歳がテントの窓?から二人してニュッと出入りする様子なんて、シュール過ぎる。 『坂本ですが?』で慣れていてよかった。 10月から始まるアニメが楽しみ。 下の名前は坂本ですが? 佐野菜見starstarstarstarstar_borderゆゆゆ「『坂本ですが?』知ってる?」と聞かれ、コミック表紙に見覚えがあったので「知ってる」と答えました。 読んでみたら、まったく知りませんでした。申し訳ありません。 未読でも印象に残る坂本くん。 美麗な絵柄でギャグ漫画、しかも一話ものとは思いませんでした。 あらゆることをスマートにこなしていく。 度を超えた真っ当な行いに、ワルすら結果的に味方についてしまう。 いわば主人公強強系のお話なのですが、坂本くんをそんな小さな枠に納めたくありません。 女の子は黄色い声援を発し、ワルすら魅了する。 あらすじにあるとおり、たしかに「クールでなくクーレスト」な存在です。 中二病を発症していたときに読めば、坂本くんの言動に憧れを抱いて真似をしていたでしょう。 言葉で聞くより、読んだほうが確実に伝わる何かがある漫画です。宝石ごろごろ瑠璃の宝石 渋谷圭一郎starstarstarstarstar_borderゆゆゆ宝石が好きな瑠璃ちゃん。 水晶が高くて買えないのでお小遣いの前借りをねだっていたら、「水晶なら、おじいちゃんが昔、山菜採りのついでに取ってきていた」と、おかあさんから衝撃の発言を聞くことに。 えいやと出かけた先で、鉱物を研究するナギさんと出会い、瑠璃ちゃんの鉱物採集が始まります。 瑠璃ちゃんの行動力、半端ないです。体力もないと言いつつ、半端ないです。 そこからは、ナギさんが瑠璃ちゃんに説明するていで、鉱物の話を取れる場所や取り方とともに、わかりやすく説明されていきます。 天気が石に関係している話など、すごくわかりやすく専門的な話が多いなと思ったら、作者さんは鉱物学を修められているとあって、腑に落ちました。 宝石きれ〜という話だけじゃなく、石そのものというか、自然の雄大さにというか、万物の流れというか、鉱物を鉱物たらしめる環境や存在を説明されていて、さらにその説明に自然への敬意が感じられます。 その人の好きなものの話を、わかりやすく話してもらえると、おもしろくて聞き入ってしまいますよね。そんな感じの漫画です。 あと、そんな格好で山に登って大丈夫なの?!と心配した瑠璃ちゃんが、だんだん服装がしっかりしていく様子も、ハマってるねえと興味深いです。<<12345>>
同じく八咫烏賞受賞作の「グッドナイトコッパー」の次に読んだのでより笑って癒やされました。可愛くて可愛くて目に入れても痛くないペットでも、案外人間のかたちになるともさいオッサンになるのかも知れないので、理想を抱きすぎるのも危険だなと思いました。