HARTA COMIXの感想・レビュー348件<<12345>>謎に包まれまくった司書正とその仕事 #1巻応援司書正 丸山薫さいろく想像と全然違った… 思っていたより遥かにファンタジーだし、すごくダークな禍々しいものを感じる。 まだ何も解明されていないけど、そんな司書正の世話をするキビの幸せを願うばかりだ。 中華風の宮廷はなんでいつもこんなドロドロしてんだろうなぁ、というぐらい本作もドロドロしている。ただ、その原因はただの覇権争いでもなく、司書正の謎だけでもなさそうだ。登山の魅力が隅々まで山を渡る -三多摩大岳部録- 空木哲生starstarstarstarstaralankたまたま自身が関東在住のため、出てくる山々はトライしたことがあったり憧れがあったりするところが多く楽しく読めました。共感ポイントも多々あり、久しぶりに山に登りたくなりました。副部長のメガネのフチがテープで止められてるのがなんともありそうな描写で、くすぐられます。そして何より絵がキレイ。山頂からの朝日の表現は、まるでその場にいるような豊かさがあります。ゾンビがいても、変わらない人間模様。生き残った6人によると 山本和音Pom 既にゾンビが日本にいる。 ショッピングモールに閉じ込められた男女。 皆、恋愛しているし。 男女がいると恋が芽生えてしまうのだな。 読んでいて、怖いのはやはりゾンビではなく人間なんだな。 自分があの状況に投げ込まれたら、どんなメンタルになるんだろう。 話を追うごとにどんどん面白く深くなっていって読むのを止められなかったので、次巻楽しみです! 坂本くん、狙っているのか?坂本ですが? 佐野菜見Pom 坂本くん、とんでもなくかっこいい。でも、絶妙に存在しそうな顔をしている様な気がする。 無表情だけど人思いで優しい坂本くん。 読めば読むほど坂本くんワールドにハマるし、あれは男女問わず見入ってしまうだろう。 蜂にも恐れることない坂本くん、そこまで仕上がっているのか。。 学生時代、あんな男子がいたら目立って仕方ないだろう。 この漫画あるのは知ってたけど、全部読んだのは初めてで、結論早く読みたかった! 気持ちがどんよりする梅雨時の今、最良の漫画に出会えたなと思う。 小さきものたちの世界ハクメイとミコチ 樫木祐人starstarstarstarstar_borderゆゆゆかわいらしい絵柄、身長9cmの小人たち、虫が新聞配達に、乗り物に、小さいはずの野菜が大きく見えて、小人だから子供のように思っていたら飲酒や喫煙も有りで。 「ハクメイとミコチ」は、日常系というか、絵本というか、不思議なテンポで綴られる、小さきものたちの世界。 ほのぼのしていて、よく書き込まれたコマからさらに小さな人たちの世界が伝わってきて、すごく良いです。 どのくらい良いかというと、現在11巻も刊行されているのに、最新刊でもAmazonのレビューはそのぶれない世界観や絵柄、そして作風を褒め称える方々が多いほどです。 お好きな方は一度読んだら沼にズブズブです。 おすすめです。姪っ子大好きな叔父さんと叔父さんが大好きな二人の生活かわいすぎる人よ! 綿野マイコstarstarstarstar_borderstar_bordermotomi題名通り、かわいい二人。可愛くてきれいな叔父さんはメイちゃんの自慢だし可愛くて優しいメイちゃんは、叔父さんの自慢。ほっこりしててでもギャグっぽさもあって面白い。過去になにかありそうだけど・・続きが気になるこんな綺麗なおじさんだったとはかわいすぎる人よ! 綿野マイコstarstarstarstarstar_borderママ子まさかの母ではなかった。おじさん綺麗すぎる!そして怖い顔できないといいつつメイちゃんの為なら怖い顔になってしまうところも素敵。メイちゃんが他人にかわいいとおじさんの見てないところでニコっとするところが可愛らしいです。二人の関わり方が可愛くてスラスラ読んでしまいました。 かわいすぎる人よ!の感想かわいすぎる人よ! 綿野マイコstarstarstarstarstarMタイプ※ネタバレを含むクチコミです。最高にかわいい作品かわいすぎる人よ! 綿野マイコ六文銭表紙みて姉妹か親子の話かと思っていましたが、なんと叔父さんと姪のお話。 表紙の背が高いほうの美人は、なんと男性でした。 その内容も、地味で外見に自信がない姪のメイとイケメンの叔父さんとの生活を描いた、いわゆる大枠では日常系のくくりだと思うのですが・・・これが、もう最っっっっっっ高によかった!!×100 何が良かったのか?と聞かれると、非常に形容しにくいのですが、二人の関係や広がる優しい世界、欲しい言葉をすっぽりはめてくるセンスに、メイのちょっとした気配せから生じる謎の可愛さ! 叔父と住んでいる理由として、メイの母親(叔父の姉)はすでに他界しているという暗い背景もありますが、これもちょっとしたスパイスになっていて、なおのことメイが健気で愛おしく感じます。 2人の世界をずっと眺めていたい・・・。 とにかく読んだものにしかわからない、素晴らしさがあるので、読んでほしいっ・・・!! 個人的に、今年一番かもしれない。 これがハルタというのも納得してしまう。フィンランドってなんか憧れちゃうホテル・メッツァペウラへようこそ 福田星良starstarstarstarstar_borderママ子吹雪の中、ホテル前にいた男がいた。 彼はまだ17歳のジュン。 張り詰めた空気があり、放っては置けないおじさまたち。 綺麗な服と温かい食事を出し、共に働くことを提案。 なんてほっこりとした温かいお話なのだろう。 訳ありヘビーな状況にもかかわらず、慣れないホテルマンの仕事をするうちにジュンにも変化が。 今後過去にかかわった人たちが出てきてもこの平和な雰囲気であってほしい 路田行さんの初短編集透明人間そとに出る 路田行starstarstarstar_borderstar_borderかしこもちろん路田行さんのお名前は知っていたのですがじっくり読むのは初めてです。やっぱり短編集は手に取りやすくていいな〜! 離婚寸前の夫婦が入れ替わっちゃう「逆のボタンはかけづらい」と、保健所の職員さんがゴミ屋敷を訪ねる「ヤナギダクリーク」が好きでした。どちらも設定だけだとギョッとしますが、路田行さんが描かれるキャラクターの表情がとても豊かなのでほんわかした気持ちで読めます。 読み終わってみると笑ってたりホッとしてたりする顔の印象がすごく残りました。狂気と共存し、狂気を喰らいつくす「画家」の物語ジラソウル -ゴッホの遥かなる道- 沼野あおいさいろく終始vs化け物な芸術のぶつけ合い。アバンギャルドな線に絵に物語。 ただ、ゴッホってこんな人物だったんだ、と物凄く親近感が持てるようになったり、ピカソって生意気なやつだったんだな、と印象を変えられることで、全く理解できなかった彼らの芸術に少し興味が持てるようになるキッカケには充分だった。「ウスズミの果て」感想ウスズミの果て 岩宗治生ニーナ表紙に描かれた廃墟の美しさに思わずジャケ買い。滅亡した世界を旅する少女(と小さな相棒)の物語だ。生存者を探し続ける1人と1匹だが、行く先々で出会うのは死体と機械ばかり。圧倒的な孤独と悲しいほどの静寂。…にもかかわらず、読みながら不思議と温かな気持ちになれるのは、きっとそこに人々の愛が残っているからだろう。買って良かった一冊。 ちなみに…表紙だけじゃなくて本編の廃墟の書き込みも細かくて、作者の建物愛をビンビンに感じたわ(笑) カッコイイ!!!坂本ですが? 佐野菜見starstarstarstarstar_borderママ子絵が綺麗でストーリー性のある作品なのかと思いきや、ガッツリしたギャグ漫画で驚きました。 キリッとした顔立ちの坂本くんが行動がおかしい? でもイケメンだからなんでもかっこよく見える。 いや、なんでもポジティブにとらえることができる彼リスペクト!! アニメでもやってましたが、 街行く人や、クラスメイトを魅了してやまない彼の魅力を読んで感じてほしいです! パンに支配されて米が消えた町で…填匝町都市パン化計画 不死デスクstarstarstarstar_borderstar_borderかしこ町おこしで巨大な顔つきパンを作ることになり町から米すらなくなった。しかも主人公は顔つきパンが苦手で、好きな女の子は町おこしの中心になっているパン屋の娘という…全体的に一筋縄ではいかない設定なんですが、ふざけた話を大真面目にやっているという面白みが最初から最後まで手抜かりなくあってクオリティ高いと思った。クライマックスの凧揚げのシーンなんかも「え?なんで急に凧揚げ?」とか思うんだけど感動しちゃったね。アンリの靴アンリの靴 かわもとまい名無したまたま立ち寄った本屋の試し読みで本作品を知り即買いしました(o^^o)尻切れトンボような終了が残念でなりません(‥;)かわもとまいさんの今後の活躍を期待します 溜息しか出ない美しさアビスアジュールの罪人 冨明仁名無し※ネタバレを含むクチコミです。「対岸のメル 幽冥探偵調査ファイル」感想 対岸のメル 幽冥探偵調査ファイル 福島聡ニーナ虫や動植物や幽霊と対話が出来る不思議な力を持つ少女メル。ひょんなことから頭脳明晰な少年ワキヤと出会い、その力を活かしながら謎を解いて死者の魂を救っていく話。ホラー要素はあるものの、どこか懐かしさや温かさを感じる。特にメルの父親のエピソードが良かった。「四十九日のお終いに 田沼朝作品集」感想四十九日のお終いに 田沼朝作品集 田沼朝ニーナ「いやはや熱海くん」と同時刊行された田沼朝作品集。熱海くんにどハマりしたので、こちらも買ってみた。やはりこの方が描く空気感が好きだな、と再確認できた(笑)。個人的には表題作と「桃と道行き」「虫(と武器)よ、さらば」がお気に入り! 「いやはや熱海くん」感想いやはや熱海くん 田沼朝ニーナコレはかなり好きだな。登場人物いいキャラ揃いだし、全体的にゆる~い空気感でありながら、実は繊細な心理描写もサラッと描かれていたりする。このやり過ぎない絶妙な感じがクセになる。とりあえず熱海くんの恋の行方はめっちゃ気になるわ(笑)生きていたら腹が減るダンジョン飯 九井諒子starstarstarstarstar_borderゆゆゆ一巻を読んだあとにこの漫画おもしろいよねと友達に話したら、作者の短編集をたくさん貸してくれた。 ハイファンタジーの世界を本当に実在するかのように描くのが上手な作者さんだと思う。 「悪食令嬢と狂血公爵」に登場する魔物はすべて毒を持っているけど、こちらはそういう設定がないので、好奇心旺盛なライオスが食べる決意をしても不思議ではない。 ただ、スライムは現実に存在するとしたら、あの洗濯糊で作ったような見た目なんだろうか。ゼリーと思えば食べられなくはないんだろうか。 想像だけで尻込みしてしまうので、ライオス以外の一行は貧極まったとはいえ、なかなか勇気がある。 こちらの世界でいえば、最初にぶどう酒を飲んだ人、ナマコを食べた人、干し柿を食べた人、他に何があるだろう。 得体のしれないものを食べてきた先人は偉大だ。 漫画は巻がすすむほどにシリアス展開になり、魔物料理に我々も慣れていくのが寂しいところ。 追記 最終巻まで読んだ。 生きがいとはなにか。 食べるとは。 そして、ライオスはどこまでもライオスだった。みんなの推しキャラ知りたくなるハクメイとミコチ 樫木祐人starstarstarstarstarさいろく私はジャダさんが好きです。 ωな口、短髪、美容師、それでいてシャイなところ、押しに弱いところ、オシャレなところ、過去の話…etc. きっとハクミコ読んでたら誰しも推しが見つかるであろう。 イワシや親方も人気高そうだなー これまでハクミコでクチコミ書いてなかったの、書いたような気がしていたからなのだけど見てみたら書いてなかった。 当時自分の感想を残していたら今はきっと書き直したりしたくなってるんだろうなぁ 描き込みもさながら、世界観が素晴らしい。私もあの危ないアパート(?)に住んで祭りに参加したい。 身長9センチ、手のひらサイズハクメイとミコチ 樫木祐人starstarstarstarstar_borderママ子なにこの可愛い生き物ぉぉぉぉ!お顔がぷよってしてる。 入りはアニメからでしたが、漫画のほうは書き込みおおく雨や木々の匂いまで感じられるようでした。 キャラも背景ともにとっても素敵な世界観です。 自然の中で生き物たちと一緒に暮らしている生活感があふれ出す森の中の日常系ファンタジーです。 ヒト型だけでなく、昆虫や鳥、ウサギなど登場キャラもいとおしい。 癒されたいときに、頭空っぽにして読みたくなる作品 会話だけで楽しい稀有な新星 #1巻応援四十九日のお終いに 田沼朝作品集 田沼朝兎来栄寿令和5年1月14日。『四十九日のお終いに 田沼朝作品集』と初連載作品の『いやはや熱海くん』が同時発売となり、世界に田沼朝さんの才能が広がる記念すべき日となりました。 こちらの『四十九日のお終いに』の方は、ハルタで公開された3編に、商業未公開の5編と表題作の描き下ろし1編を加えたものとなっています。絵の変化が商業以前以後で顕著ですが、現在の画風は男女問わず間口広く受け入れられ易いであろう良いもので、好きです。 田沼朝さんは、絵の性質もあいまって何でもない日常における雑談を心地良く描く技術がとても高いです。それは、本作収録の最初の「海はいかない」を読んでも『いやはや熱海』くんの1話目を読んでも伝わるでしょう。 その最たるお話が「旅は道連れ」。大阪環状線に乗った受験生の少年が、たまたま出逢ったクラスメイトの彼女と西九条から天王寺方面まで同乗して駄弁るだけのお話なのですが、これが面白い。電車で移動してるだけの時間をこれだけ面白く描けるのがすごいなと思います。551など大阪ローカルのネタが多いですが、伝わらなかったとしても雰囲気だけでも全然楽しめる1編かなと思います。 表題作の「四十九日のお終いに」などは、主人公の葛藤や関係性などもう少しいろいろな要素が盛り込まれており読ませるお話です。これも連載作の『いやはや熱海くん』と共通するところですが、人間関係の絶妙なぎこちなさの描き方が良く、そこを乗り越えて関係性が進展して行くだけで気持ち良さが生まれているのも美点です。ダイレクトな行為や言葉だけでなく、些細な言動が誰かを傷付けもするが救いもするこの世界の美しさを掬い取っています。 「桃と道行き」の最後の1ページがくれる軽やかさなども本当に良いですね。 お薦めの短編集ですし、ぜひ『いやはや熱海くん』と併せて読んでみて欲しいです。両方を読むことで、お互いの味わい深さもより増します。<<12345>>
想像と全然違った… 思っていたより遥かにファンタジーだし、すごくダークな禍々しいものを感じる。 まだ何も解明されていないけど、そんな司書正の世話をするキビの幸せを願うばかりだ。 中華風の宮廷はなんでいつもこんなドロドロしてんだろうなぁ、というぐらい本作もドロドロしている。ただ、その原因はただの覇権争いでもなく、司書正の謎だけでもなさそうだ。