品川宿 猫語り
但馬誠の妻、真希は天心爛漫。ただいま、空(そら)ちゃんを子育て中。明朗活発な綾野(あやの)と拓海は仲良し姉弟。真希にしかられてばかりの飼猫タケは、今日も下町散歩へと出掛ける。東京・品川、猫たちと人々の愛情物語。
1950年代アメリカ・ロサンゼルスのダウンタウンを歩くぽっちゃり猫を知らない人はほとんどおらず、いくつもの名前を持つその猫は、実は探偵事務所のアランとベルモンドの相棒ヒッチコックだった!?L.A.の人々と探偵×猫の絆が描かれたストーリー!
草太郎は離婚した母親に連れられて東京から盛岡のじっちゃんの家にやって来る。まもなく母はいなくなり、残された草太郎はじっちゃんと5匹の猫達と共に自然と人情一杯の田舎生活を満喫することに!?昭和レトロ田舎ライフコミック!
二匹の雪狼を従えた雪童子は毎年「水仙月の四日」に現れる雪婆んごに従い雪を降らせているが、普段は目に見えないところで動物や人々の暮らしを助けていた…。宮沢賢治の名作「水仙月の四日」に新たな解釈と展開を加えたコミカライズ!
お母ちゃま、お父ちゃま、お姉ちゃん、そして愛犬ラッキー。たくましくて愉快な[昭和の家族]。あの懐かしい時代……昭和の流水さん家は、楽しかった思い出がいっぱい!! 可愛くて元気でたくましいワンコたちと、人情味あふれる人間たちのホームコメディの決定版!!
野尻清彦(のちの大佛次郎)は学生の身でありながら、一目ぼれした女優の原田酉子と結婚することに…だが愛する妻は清彦が大好きな猫が苦手で!?どんな時代も猫を愛し続けた文豪の恋と苦悩と歓喜の物語!
しーちゃんシリーズでおなじみの著者たかなししずえがおかあさんになってからの猫飼いと子育て話「このゆびとまれ」「海ちゃんといっしょ」「ねこねこたち」など、34本入った読み応え抜群の1冊!
時は文明開化の真っ只中――。歌舞伎・冨田屋の女形・凛之助は一座を守るためにも時代の波に乗った西洋の脚本を取り入れようとし父親と対立していたが、飼い猫のこつるの導きによって古き江戸の街並みに迷い込み!?猫街ノスタルジア他、猫と人のあたたかいストーリーがつまった珠玉の短編集。
アニメ化も話題となっている『となりの妖怪さん』のnohoさんが『ねこぱんち』誌上で2018年から不定期連載されていた猫マンガが遂に1冊の本になりました。 1950年代のロサンゼルスのダウンタウンを舞台に、1匹の大きな猫を通してさまざまな人間模様を描いていく作品です。 「ブラシくん」「パンケーキちゃん」「ニッパー」「ウィリアム」「ヒッチコック」など、街の人々からは思い思いの名前で呼ばれている猫。『耳をすませば』などでも「ムーン」と呼ばれている猫が他の人には「おたま」「ムタ」などと別の名前で呼ばれるシーンがありましたが、動物が色んな人からたくさんの名前で呼ばれるのはあるあるですね。「あだ名が多いのは人気者の証拠」という話は人間にもありますが、呼び名が多いのは愛されている証拠でもありましょう。 本書の中では「探偵事務所のヒッチコック」と認識されているお話の占める割合が多いので便宜上ヒッチコックと呼びますが、猫ならではの気まぐれさでケーブルカーの中でも警察署でも教会でもどこへでも自由気ままに闊歩するヒッチコックは行く先々でたくさんの人々に出逢い、可愛がられます。 『となりの妖怪さん』でも見せるnohoさんならではの何とも言えない穏やかで優しい空気感の良さは本作でもたっぷり味わえます。その上、何せ主役が「猫」ですのでヒーリング効果は抜群です。 後半は少しサスペンス混じりのお話もあり緩急はありますが、全体を通して暖かさが沁みる物語たちです。 基本的な画力が高い上に、猫に対する解像度も高くある程度のリアルさを持った上でとてもかわいいという絶妙なバランスです。 猫好きの方はぜひ読んでみてください。