結婚一周年記念日、サプライズのためいつもより早く帰宅した日浦は妻の浮気現場に遭遇してしまう。音信普通になった妻と別れるため、高校時代の後輩で今は弁護士をしている菅谷に相談することにした日浦。菅谷の頼もしさに安心する一方、日浦にはトラウマができていて…。※本電子書籍は『mimosa vol.30』収録の「バッドルームセラピー 第一話」と同じ内容です。
2年前、資産家だった祖父の遺産である探偵事務所と、当時の社員だった右京を引き継いだ響。探偵業だけでは退屈するため便利屋へと看板を変えた響は、いろんな意味で右京と相棒のような関係になってしまっている。ある日、二人のもとに「旦那の浮気の証拠が欲しい」という依頼が舞い込み…。※本電子書籍は『mimosa vol.29』収録の「高円寺スラップスティック 第一話」と同じ内容です。
三年次編入により二度目の大学生活を送ることになった久世凛悟、30歳。若い現役生と打ち解けられるか緊張しつつも、優しいゼミ仲間に恵まれ安心する久世。しかしその内一人、佐才大真の反応は他の子たちとは少し違っていて…。※本電子書籍は『mimosa vol.29』収録の「きみはかわいいご学友 第一話」と同じ内容です。
医療機器メーカーの営業として働く永田聖は、激務のため生活が乱れ、疲労によりとうとう駅で倒れてしまう。介抱してくれた駅員にどうにかお礼がしたい聖は、後日その駅員である来栖修平に再会する。「気にしないでください」という修平に、聖は強引に名刺を渡し…。※本電子書籍は『mimosa vol.29』収録の「スキップしたいな 第一話」と同じ内容です。
海の見える町に住みたい── そんな夢を叶えるべく、28歳の青葉が不動産屋に全てを任せ内見もせずに決めた物件はボロアパートだった。聞いていた話と違うと困惑するも、七三分けで瓶底眼鏡の大家・みくるから必死に引き留められる。部屋から見える海の綺麗さから青葉はここに住むことを決意。そのことを伝えにいくと、眼鏡を外して泣きながら安堵するみくるの可愛さに衝撃を受ける。アパート経営のために生きるみくるの懸命な姿に惹かれていく青葉。そんな青葉の役に立つサービスを考え始めたみくるは── ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
双子の妹に代わり、いけすかないクラスの人気者・神矢に告白することになった千翔。モテモテの神矢のことだからと振られる気満々で告白するも、返事はまさかの「OK」。流されるようにお付き合いが始まると、神矢は完璧な彼氏で――!? ※本電子書籍は『mimosa vol.28』収録の「恋になるにはややこしい 第一話」と同じ内容です。
広島に住む平凡な高校生・黒川は、いつもにこにこしているクラスメイトの白木に苦手意識をもっていた。ある日の帰り道、黒川の目の前に血で汚れたYシャツを着た白木が現れる。咄嗟に彼の手を引きその場から逃げ出した黒川は、白木が生活のために身体を売り、客に怪我を負わせ逃げてきたことを知る。「本当はしたくない」という白木の本音を聞き、放っておくことができず「一緒に逃げよう」と彼を連れ出す黒川。行き先も決めず飛び乗った電車、二人きりの逃避行は「海が見たい」という白木のため海を目指すことに。ただのクラスメイトだった黒川と白木は次第に心を通わせていくが、その終わりはあっけなく訪れる。つかの間の逃避行から数年後、横浜の中学校で教師として働く黒川は、偶然立ち寄ったワインショップで白木と再会し――。※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
木曽の地で暮らす源義仲が嫡男・義高と、幼馴染として過ごしながら彼に仕える小太郎。小太郎が義高に対し身分違いの恋心を抱く一方、義高は鎌倉にいる源頼朝へ憧れを抱いていた。鎌倉と木曽、源氏の対立が深まる中、義高は頼朝の娘の許嫁として鎌倉に入ることになり…。※本電子書籍は『mimosa vol.27』収録の「恋渡る、花橘のころ 前編」と同じ内容です。
芸歴4年目の漫才コンビ・アオイ。ツッコミの福砂とボケの六花は高校時代の同級生で、一つ屋根の下で下積みの日々を送っている。親友兼相方として六花のことが大好きな福砂だが、芸人としての評価の差、賞レースで結果が出ない焦り、そして高校時代、漫才コンビを組み続けるため六花からの告白を受けたことに複雑な感情を抱えていた。自分に向けられる六花の恋愛感情を利用してきた罪悪感と、結果を出すことで頭がいっぱいになった福砂は 新人漫才賞の2回戦でネタを飛ばしてしまい――。※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
大学進学を機に一人暮らしを始めた鷹央。金欠で空腹のあまり意識をなくし倒れたところを、オカルト研究会に所属する隣の部屋に住む大学生・冬梧が助けてくれた。翌日、部屋の前で再び冬梧に出くわした鷹央は、「出るんだよここ」とアパートにオバケが出ることを教えられる。謎の話し声やラップ音などの怪奇現象に怯える鷹央だったが、その度に冬梧が助けてくれて―― オカルト好きな世話焼き先輩×引き寄せ体質の独りぼっち後輩のピュアラブ! ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
絵本作家の藤咲裕星は、病院で精密検査を勧められる。死んだら自分の作品はどうなるのか…漠然とした不安の中、アシスタントの立花が出していたコンクールの結果が出る。その結果をもとに小さな口論をしていると、突然家のチャイムが鳴った。来客の正体は…? ※本電子書籍は『mimosa vol.25』収録の「でこぼこデルタ 第一話」と同じ内容です。
田舎町に住む自動車整備士の翔李(しょうり)は、小さい頃助けてくれたヤンキーに長年あこがれを抱く自称ヤンキー。ある日、都会から引っ越してきたいけすかない弁護士・佐伽羅(さがら)の車のパンクを助ける。その際、アクシデントで泥だらけになったふたりは、翔李の家で一緒にお風呂に入ることに。佐伽羅の立派な筋肉を触っていた翔李は、佐伽羅が勃起していることに気づき、なぜかふたりで抜いてしまう。その後もジムで、ファミレスで交流を重ねるうちに、昔助けてくれたヤンキーが彼なのではないかと思い始めた翔李。一方の佐伽羅は、思い出したくない過去があるようで── ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。