大学入学を機に一人暮らしを始めた濱口光志郎。引っ越し挨拶のため隣人の部屋を訪れるも不在で、表札には「神」と書かれていた。大学でサークルの勧誘を受ける濱口は、構内に飾ってある卒業生の写真に目を奪われ…。※本電子書籍は『mimosa vol.24』収録の「瑠璃色ハレーション 第一話」と同じ内容です。
平凡なサラリーマン・内海は、定食屋での昼休憩中、突然目の前の席に座ってきた青年に「ゲーム、最近してる?」と話しかけられる。「また見せて」と言い去っていく彼の言葉に驚くも、内海はかつてゲームの実況配信をしていたことを思い出す。その晩、懐かしさから約10年ぶりに行った実況配信で、突如5万円分の投げ銭が投げ込まれる。戸惑う内海は昼間の彼が投げ銭の送り主ではないかと思い至り、再び会うためSNSで自分の居場所を発信。しびれを切らし会いにきた彼・亘は内海の元リスナーで、「好きに使えばいい」と頑なに返金に応じようとしない。せめて亘に使いたいと考えた内海は、「投げ銭の金額分、一緒に遊ぼう」と提案し― ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
ゼミの教授からなにかと雑用を頼まれる小岩井は、地味で貧弱だが実は筋肉フェチ。同じゼミの藤橋の筋肉は理想そのもので、「触りたい」という欲望を隠し過ごしてしていた。しかしある日、二人で教授の手伝いをすることに。どぎまぎしながらも近くにある理想の筋肉に小岩井は顔を火照らせ、瞳を潤ませて息を上げるほど大興奮! 藤橋はその姿を見て、虚弱体質なせいで熱中症になったのだと勘違い。その日からなぜか小岩井の世話を焼きはじめ── ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
大学生のキャンは高校からの友人・宙に恋心を寄せている。同じ大学の違う学部でと共に過ごす二人だが、キャンは隣で素直な笑顔を見せる宙に片想いしていた。大学四年生になり教職の教育実習が近づいてきた二人は、一緒に勉強を進める。※本電子書籍は『mimosa vol.22』収録の「オレンジッシュスカイ 第一話」と同じ内容です。
叔母夫婦が営む中華料理屋でバイトをしている大学生の大樹。ある日、大樹がまかない弁当を公園で食べようとしていると、ボサボサな見た目の青年がふらふらと歩いてくる。隣に座られ驚く大樹だったが、空腹でお腹を鳴らす彼を見過ごすことができず…。※本電子書籍は『mimosa vol.22』収録の「につめて、こうふく 第一話」と同じ内容です。
ルカは出自を理由にパブリックスクールで虐めに遭っていた。ルカはルームメイトのイアンが自分をを助けようとして巻き添えになることにいたたまれなくなり、月曜から授業をフケて廃図書館に忍び込むが…優等生×虐められっ子+? ミステリアス・ラブ開幕! ※本電子書籍は『mimosa vol.22』収録の「ブルーマンデイ スペクター 第一話」と同じ内容です。
何に対しても無気力なスーパーの店員・鳴海は、バイトの面接に現れたチャラい大学生・星賀に苦手意識をもっていた。人手の関係で店頭に立ってほしいと頼む鳴海に、裏方志望だった星賀は嫌がりながらも従う。しばらくすると、星賀が客と揉めているという報告が飛び込んできて… ※本電子書籍は『mimosa vol.22』収録の「エスケープアパシー 前編」と同じ内容です。
東京での生活に疲れ心機一転一人で山暮らしを始めた百瀬楓。引越し初日にご近所へ挨拶に行くと、同じく一人暮らしをしている九十九莉久と知り合った。初めての山暮らしで不慣れなこともあるだろうと、気にかけてくれる九十九に優しくされ……。※本電子書籍は『mimosa vol.21』収録の「ひととせ、ふくくものごとし 第一話」と同じ内容です。
若手落語家として活躍する今昔亭えん児には、風太郎という若い男性ファンがいる。高校生の時から寄席に通い、二十歳を過ぎて社会人して働く今も時間があればえん児の落語を聞きにくる風太郎。長年応援してくれている少しだけ親しいファンだと思っているが、彼の成長にえん児の気持ちはなぜか落ち着かなくて── ※本電子書籍は『mimosa vol.21』収録の「恋になるといけねぇ 第一話」と同じ内容です。
バス通学中、隣で寝過ごしそうになっている他校の学生を起こしてあげた匠実。数日後、バスで再会し匠実にお礼を伝える帰国子女の理久は、それ以来バスで会うたび声をかけてくるようになる。人懐っこい理久に最初は戸惑う匠実だったが、彼の明るさに影響を受けるようになり… ※本電子書籍は『mimosa vol.21』収録の「ふたりの初恋乗車中 前編」と同じ内容です。
新しく暮らす街で迷子になった高校生・高松(たかまつ)の前に、好みど真ん中の美女が現れる。一目ぼれの予感から一転、その正体は女装したクラスメイトの南(みなみ)だった! 美女が男だとわかっても夢に見るほど南のことが気になってしまう高松は、ある日、南から「同じクラスの潮田(うしおだ)が好き」という秘密を打ち明けられる。なぜ秘密を話すほど信用してくれたのかと疑問に思う高松に、南は「高松、俺のこと好きだろ」と直球の言葉を返してきて……!? ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
ブラック企業を退職した聖永(せな)は、あてもなく乗った電車で自然豊かな田舎町を訪れる。散策を楽しんでいると、金髪にピアスをしたいかつい青年・群士(ぐんじ)に声をかけられた。彼と話すうちに、身ひとつで衝動的な旅行をしていたことに気付く聖永。自分の無計画さに落ち込む聖永だが、群士から「うち来る?」と提案されて…… ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。