新しい土地で道に迷ってしまった転校生・高松の前に現れたのは、めちゃくちゃにかわいい女子! 高松が思わず見惚れていると、彼女の元に同じクラスの潮田がやってくる。高松の存在に気付き話しかけてきた潮田は、彼女の正体について衝撃の一言を放ち――…!? ※本電子書籍は『mimosa vol.15』収録の「握り拳にライスシャワー 第一話」と同じ内容です。
四人兄弟の長男でまじめな倹約家の航と、人たらしで自由奔放なかなた。大学三年の春、十数年ぶりの再会をきっかけに航の家に転がり込んできたかなたは、一緒に暮らし始めて早々「好きだ」と航に猛アプローチ。航に抱いてもらうため毎日あの手この手で誘ってくるかなたとの生活は、少しずつ航を変えていき……。※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
幼い頃から憧れていたホテルのフロントスタッフとして働き、慎ましやかに暮らす小野辺。そんなある日、宿泊にやってきた権堂という客は、ことあるごとに小野辺を指名し無理難題を押し付けてくる。彼の正体は権堂不動産の専務取締役で、自社の新ホテルに優秀なスタッフをスカウトするため小野辺を試していたのだった。今の職場に思い入れがある小野辺は権堂の引き抜きを断るも、「必ず手に入れる」と彼に引き下がる様子はなく……!? ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
極力他人と接することなく、静かで穏やかな毎日を送る大学院生の奥。彼が釣りサークルの部室ですごしていると、入部したいという男子大学生・保科がやってきた。明るく人懐っこい性格の保科に、奥は静かな時間を乱される。しかしある日、保科が男に口説かれているところを奥が助けたのをきっかけにお互いがゲイであること、そしてケモ耳を隠して生きているという共通点を知る。考え方が真逆の二人だが──
仕事をして家に帰り、ためこんだうっぷんをSNSの鍵アカで発散する毎日を送る細川有輝。ある日、道で男にぶつかりスマホを落としてしまった細川は、パソコンで追跡したスマホの現在地にに向かう。そこは道端でぶつかった男・渡会潮の家だった。小説家だという彼との会話の弾みで、自分がゲイであることを口にしてしまった細川。しかし、気にせず交流を深めようとする渡会に、細川も少しずつありのままの姿で接するようになる。一方、渡会にも抱えている秘密があり── ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
落語家の高尾は、同期でライバルの八重蔵が大トリを務めると知りショックを受ける。いつの間にか追い越されたことに傷つき、噺家をやめようと考えた高尾。そんな高尾に八重蔵がかけた言葉は…? ※本電子書籍は『mimosa vol.48』収録の「お前にとんとくる 第一話」と同じ内容です。
仕事の契約を切られた宇津見奏。体を売ってお金を稼ぐため、アプリで知り合った男性と出会うが、ホテルの前でお金のことで揉めてしまう。そこに数日前、駅で落とし物をした際に声をかけてくれた男が現れ、再び助けてくれた。住む場所がないと伝えると「俺の家に来たらいい」と提案され、彼・楠田虎之介の家に住むことに。小学校教師の虎之介は、生きる気力のない奏をなにかと気遣ってくれる。彼のために変わりたいと思い始める奏に、とある感情が芽生え…… ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
大学生の桜井義祥は、触れた人間の未来を視る能力を持っている。ある日、バイト先で女性の生霊に取り憑かれた男性客・片瀬司と出会う。連絡先を教えた彼に呼ばれて家に向かうと、生霊の邪気は家の外に漏れるほどのものになっていた。一時的に除霊してやった桜井は、片瀬の今後を心配して未来を視てみることに。すると、桜井と片瀬がセックスしていている姿が視えて…!? ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
見栄っ張りな性格が仇となり、彼女にフラれ傷心な真野は、小学校のクラブで同じだった佐々木と再会する。後日、ペットショップで働く佐々木を偶然見つけた真野。犬をしつける佐々木の言葉や表情に、なぜかドキドキが収まらず…!? ※本電子書籍は『mimosa vol.47』収録の「真野くん、しつけられたいの? 前編」と同じ内容です。
自身の出自を理由にパブリックスクールでいじめられているルカ。そんな彼の唯一の友人は、寮でルームメイトのイアンだけだった。イアンが助けてくれる度に、ルカはいたたまれない気持ちになる。とある月曜日、授業をサボって廃図書館に忍び込むと、そこには先客がいた。彼はオリバーと名乗り、ルカのよき理解者となる。しかしオリバーのことが見えるのはルカだけで…。※本書は同タイトルの1~5話を収録した合冊版です。※特典として、描き下ろし漫画が収録されています。
広告代理店に勤める土屋が知人のカフェで知り合ったのは、独特の雰囲気をまとっている図書館司書の清水。十歳年上の彼のことをもっと知りたいと思い、土屋はカフェに通い交流を重ねていく。しかし、昔の恋人のことで誰にも言えない大きな傷を負っていた清水は、「君と僕は楽しく『遊ぶ』ところまで」と土屋と深い関係になることを拒絶する。立ち入れない境界線を引かれた土屋だが…… ※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
江戸時代中期、京都。祇園祭の賑わいのなか、同心の隼之助は妻の形見であるかんざしを盗まれてしまう。盗まれる直前にぶつかった娘を怪しみ、翌日も祭りに出向く隼之助。山鉾巡行の日、とうとう見つけた娘の正体は、孤児の面倒をみるため女の恰好でスリをする「嵐(らん)」という少年だった。なぜか彼を放っておけない隼之助は、孤児の面倒は自分がみると言い出した上、嵐に「うちに来い」と提案し…。※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。