江戸時代中期、京都。祇園祭の賑わいのなか、同心の隼之助は妻の形見であるかんざしを盗まれてしまう。盗まれる直前にぶつかった娘を怪しみ、翌日も祭りに出向く隼之助。山鉾巡行の日、とうとう見つけた娘の正体は、孤児の面倒をみるため女の恰好でスリをする「嵐(らん)」という少年だった。なぜか彼を放っておけない隼之助は、孤児の面倒は自分がみると言い出した上、嵐に「うちに来い」と提案し…。※電子版はmimosa本誌掲載時のカラーページをカラーのまま収録しています。
江戸時代中期、京都。祇園祭の賑わいのなか、同心の隼之助は財布と妻の形見であるかんざしを盗まれてしまう。かんざしだけでも取り返したい隼之助は、盗まれる直前にぶつかった娘を探すため翌日も祇園祭に出向くが空振り。山鉾巡行の日、とうとう見覚えのある朝顔の柄を見つけ… ※本電子書籍は『mimosa vol.35』収録の「花の都に咲く恋は 第一話」と同じ内容です。
木曽の地で暮らす源義仲が嫡男・義高と、幼馴染として過ごしながら彼に仕える小太郎。小太郎が義高に対し身分違いの恋心を抱く一方、義高は鎌倉にいる源頼朝へ憧れを抱いていた。鎌倉と木曽、源氏の対立が深まる中、義高は頼朝の娘の許嫁として鎌倉に入ることになり…。※本電子書籍は『mimosa vol.27』収録の「恋渡る、花橘のころ 前編」と同じ内容です。