少年サンデーの感想・レビュー482件<<1415161718>>ゴルフって面白いんだ!KING GOLF 佐々木健 谷将貴たか自分の人生においてゴルフとの接点は全くなく(高校の体育でバードゴルフをやったくらい)、関心もありませんでした。 けど世の中はそうじゃない。シーズン中は毎日のようにニュースのスポーツコーナーで報じるし、会社の付き合いにゴルフは欠かせません。なぜこんなにも人々はゴルフに夢中になるのか、いつも気になっていました。 そんなときにうぇぶりでこの漫画を見つけて読んでみたら、まあ〜〜面白い…! 「え、ゴルフってこんな面白いの!?そらみんな金かけてもやるわ!!!」と納得。 ゴルフ自体だけでなく、このマンガもめちゃくちゃおもしろい。 《プレデター》と恐れられる不良が《紳士のスポーツ》ゴルフの世界に入っていくという設定でもう熱い。 ボールを打つための具体的なテクニックからコースの読み方まで。読めばイチから競技へ入門できる作品です。 ベイビーステップのような知識と熱さを両立した作品が好きならぜひ読んでみてください! (画像は1巻1話より)おお〜MAO 高橋留美子大トロ待ちに待った高橋留美子先生の新連載! 楽しみです。少年誌ハードボイルド漫画といえばこれかなDADA! 𠮷田聡マンガトリツカレ男俺の好きな義理人情とハードボイルドが混ざってる傑作。コメディ要素もいいし登場人物の全員に美学がある モンローの過去編はすげー好き 異端の探偵ゼノが“ 殺人密室”に挑む本格推理マンガ探偵ゼノと7つの殺人密室 七月鏡一 杉山鉄兵マンバ【掲載誌】 週刊少年サンデー2018年1号(2017年11月29日発売)より連載開始 【代表作】 『ARMS』七月鏡一/皆川亮二 『ジーザス』七月鏡一/藤原芳秀 【公式ページなど】 七月鏡一Twitter https://twitter.com/july_mirror 七月鏡一のプライベートサイト 酒場「雁の巣」http://www006.upp.so-net.ne.jp/Nanatsuki/ 能力バトルではない能力ラブコメ!ポンコツちゃん検証中 福地翼名無し福地翼先生のラブコメって「タッコク!!!」以来ではないでしょうか?いままでの作品でもラブコメっぽい展開はあるにはありましたけど、前作の「サイケまたしても」などは特に、常に死を意識したシリアスな展開が続いてたので、あくまでバトル漫画の印象が強かったんですよね。もともとサンデーらしいラブコメに合う絵柄だと思ってたので、むしろ「なぜもっと早くやらなかったんだ!」という気持ちになりました。(役に立つのかわからない)超能力を検証しながら、イチャコラするというノリも、本来の能力の使い道は、ココなんじゃないか?と思わせてくれるハマり具合です。あと、今までの作品でボツになった能力ネタも活かされてるのではないかと。そういう意味でも上手い。 水戸くんと夢咲さんの距離感は変わらずにいてほしいですが、一応、「超能力を使って隕石から地球を守る」というミッションが与えられてる以上、どこかで正念場が来ると思います。でも本当にこんな調子で地球が救えるのだろうか笑父と子の物語青空しょって 森秀樹ナベテツ今、マンガを好きだという人の視界にもなかなか入らない作品であるとは思うのですが、個人的には傑作だと思っているタイトルです。 作品の序盤と終盤で作風はだいぶ変わりますし、多分今なら24巻も連載は続いていなかったのではないだろうかとも思います。 ただ、読んでもらえれば分かるのですが、この作品は読者の胸を揺さぶり、訴えかけてくる名シーンが沢山ありますし、主人公が対戦したゴルファー達も、きっと忘れることはないと思います。 ゴルフというスポーツで、明確な形で描かれる勝負の世界。そこで笑い、涙を流す人達は、とても魅力的ですし、作品自体も褪せない輝きを放ち続けています。 マッチプレー選手権で、雨の中で主人公の一八が呟いた一言は、読者にそこまで歩んできた彼の人生の重さを実感させる名台詞であり、スポーツマンガ史に残る名場面として深い共感を与えてくれます。 小学生の頃にこの作品を読むことが出来たのは、とても幸運だったと思っています。 余談になりますが、この作品のあるキャラクターが「帯をギュッとね!」で1コマだけ登場して、当時微笑を浮かべました。 #マンバ読書会ラストシーンは永遠です。ドロファイター 村上もとか(とりあえず)名無し※ネタバレを含むクチコミです。 あれ?面白いじゃん…!名探偵コナン ゼロの日常(ティータイム) 新井隆広 青山剛昌名無しなんとなく抵抗があってスピンオフ作品は読まない自分だったのですが、読んでみたら面白い…! 読者がみたいであろう部分が漫画になってて補完的に面白買ったです! 安室さんが原作ではバリバリかっこいい感じなのに、こちらでは犬を助けたりして穏やか、隙がある感じ。 探偵的な蘊蓄も会話の中で出てくるのでへぇ〜と思って読みました。 人気な理由がわかりました。ラブコメでありラブシリアスな傑作初恋ゾンビ 峰浪りょうふな平成を代表するラブコメ漫画。ニヤニヤ無しでは読めない展開で読者を悶絶させたかと思えば、キャラの悲しさや苦しさがダイレクトに読み手に伝わるような心に迫ってくるシリアスな展開は、見事と言うしかない。作中で少しずつ育っていく、幼馴染の恋は必見……!本田圭佑が『ファンタジスタ』に電撃移籍!!ファンタジスタ ステラ 草場道輝 本田圭佑ANAGUMAつまるところ本作は「本田圭佑がファンタジスタの世界に現れた件」であり、本田圭佑の異世界転生ものです。 恥ずかしながら当方ファンタジスタ未読ですが、ファンタジスタのキャラが日本代表になった時系列であること、そこに平然と本田圭佑が紛れ込んでいること、そしてなぜか違和感がないことは一瞬で理解できました。 ちょっと話題になった「ボランチなんてようせんで」など本田ファンのツボを押さえたセリフやエピソードも盛りだくさん。 マンガの中でも本田が世界と渡り合っている姿はグッと来るものがあります。 なにより坂本轍平らマンガのキャラと並んでも遜色ない存在感を発揮しているのがすごい。 きちんと彼らを引き立てて導いていくのは実在の選手ならではのパワーなのかもしれません。 プロフェッショナルことケイスケホンダの活躍がマンガで読めるのはファンタジスタ ステラだけですよ! 何回読んでも良い拳児 藤原芳秀 松田隆智霧兵衛良かった点 ・朱 勇徳/李 長典のエピソードは何回読んでも良い 総評 10代で読んだ時よりもずっと楽しめた。10代の時は拳法漫画としてしか楽しめてなかったのかも。今読むと各種エピソードの深さがよりわかって面白い 少年漫画の金字塔!!!!からくりサーカス 藤田和日郎名無し少年漫画の金字塔という触れ込みで、売られてる漫画は世の中ゴマンとあるが、この作品こそが、少年漫画の金字塔だと思います。 次々とあらわれる壁を乗り越えていく主人公たちの熱さは、いくつになっても心を燃やしてくれます。 全43巻と長いので読むのを敬遠してる方もいらっしゃると思いますが、そこをなんとか!読まず嫌いせず読んでくださいな! 少年漫画史上、最悪の「夢は叶う!」というセリフが出てくる素敵な漫画です。 きみにいかれてメタメタ めちゃメカ狂い機動警察パトレイバー ゆうきまさみぱにゃにゃんだーゆうきまさみが描くパトレイバー は本当によく出来た作品だと思います。週刊連載なのでそれなりの話数にはなるのですが、1話その1のように話が区切られているので、全体としては20数話構成。ストーリーも細かいところへ枝分かれはしますが、基本的には謎のレイバーグリフォンとの戦いに終始しているので、話にブレがありません。一つの話を長く続けてここまで深めていけたのはパトレイバー シリーズの中でも、飛び抜けている点ではないかなと思います。 また、これは作家性の領域、あるいは漫画家という職業の強みかもしれませんが、キャラクターの魅力がずいぶん引き出されてます。特に主人公の野明のかわいさは全パトレイバーの中でピカイチ。そればかりか、あの太田さんまでも時折深みのようなものを見せるのですから、たいしたものです。 個人的に残念だった点をあげるのなら、野明がレイバーのことをイングラムと機体名で呼んでることですかね。アーリーデイズから入った人間としてはアルフォンスと呼んで欲しかった。完全に私の趣味ですが。 パトレイバーはゆうきまさみもTwitterなどで公言しているように、マルチメディア展開を念頭に置いた企画のようで、アニメが先、漫画が先ということはないらしいようです。あるのはどれが好きかでしょう。話として通ずるものも多く、例えばアーリーデイズと漫画には、海に現れた謎の巨大生命体を扱った話がありますが、前者ではハイドロジェンデストロイヤーで撃退しようとする本多猪四郎版ゴジラのパロディとして、後者として人間ドラマを織り交ぜたシリアスなストーリーとして仕上げていたりします。マルチメディア展開が故に楽しめる要素として、それぞれが楽しいですので、漫画共々パトレイバーは読まれ見られ続けて欲しいです。 超古代文明の遺産を封印し、世界を守るS級エージェント。その名も「スプリガン」スプリガン 皆川亮二 たかしげ宙名無しオーパーツを封印し世界の秩序を守る秘密結社アーカム。S級エージェント「スプリガン」に所属する御神苗優が、オーパーツを狙う国や組織と戦う話。 どのオーパーツも、軍事転用され世界のパワーバランスを崩すシナリオまできっちり練られている。さらに、どんなオーパーツも必ず一度は発動するので、人類がなんども滅亡の危機に追い込まれる。 おかげで、最終回並みのドキドキを何度も味わえる。 10代前半に読んでいたら、オーパーツ・秘密結社のエージェント・キリングマシーンとして育てられた過去など、僕の厨二を刺激して止まなかっただろう。危なかった。バカバカしいでも、切実保安官エヴァンスの嘘 栗山ミヅキ名無し一流のガンマンだけど、中身は中高生。モテたいけど、ちょっとこじらせてて色々とスマートにやろうとして上手くいかないタイプ。 エヴァンスがガンマンとしては本当に優秀ながポイント高い。ヒロインのオークレイが可愛いけど、色気がないを両立できているのは地味にすごいと思う。「國崎出雲の事情」「天使とアクト!」の作者による新作FIRE RABBIT!! ひらかわあやmampuku とくに「天使とアクト」はアニメ化こそしていないものの作者の代表作となりうる素晴らしい傑作だっただけに、今回の新作にも期待が集まります。 とはいえ主人公が消防士を目指すまでのプロローグが長いこと、少年漫画であれば正ヒロインに居て欲しいポジションに男が居座っていること、消防士の屈強で頼りがいのあるイメージとあまりにかけ離れていることなど、不安要素も少なくありません。 「アクト」は職業モノとしての面白さと恋愛モノとしての出来の良さを両立した良作だったので、今回も消防士すごいな奥が深いなと思わせてくれるエピソードに引き続き期待したいです。 ヒロインが可愛い湯神くんには友達がいない 佐倉準名無しヒロインのちひろちゃんと湯上君がいつくっつくのかなーということを楽しみに読んでいる。くっついてもくっつかなくていいが、きちんと段階を踏んで湯上君という変人を読者と共にちひろちゃんが理解していくのがいい。ほわんとする舞妓さんちのまかないさん 小山愛子名無し読むとお腹がすく、というよりほわーとなる。もう少しいうとなんとなくゆっくり流れていく時間は尊いのだなという気持ちになる。自分用感想覚え書きアノナツ―1959― 福井あしびはんぺん第1球 晴天の霹靂 ・雷でタイムスリップがいい 落雷では1.21ジゴワットの電力が得られる(BTTF並感) ・おじいちゃんの前作主人公感すこ ・主人公が「21世紀のアスリート」なのがいい 「試合後に腕をアイシングしながら、スマホでフォームをチェック」という、スポーツ科学とテクノロジーを使い倒し、アスリートととして、受け入れられないことはハッキリと断るのは今っぽい ・高校野球文化を描くのがうまい 県大会決勝の朝。祖父世代の後援会長、商店街の人々、少年野球チームの子どもたちが万歳三唱で主人公を送り出す…。 主人公を老若男女が応援している姿で、「高校野球」という日本文化をこれ以上なくわかりやすく描いている。 ・タイトルが覚えやすい やたら長い文章タイトルや、「○○と誰々」のようなタイトルが氾濫するいま、4文字で覚えやすく、かつ掛詞になっていてヒネリも利いているタイトルは高感度高い ・主人公の名前めっちゃ推してくる 祖父・正也とバッテリーを組んでいた友呂岐さんが、主人公のことを何度もフルネームで呼ぶのが上手いな〜と思う。 基本的に、登場人物の名前は覚えないで漫画を読む自分でも、こう連呼されたら覚えざるを得ない。 サンデーらしいファンタジー&ラブコメ水女神は今日も恋をするか? 三簾真也名無し予想外に面白かった! カラー絵の印象からどうしようもないお色気漫画という先入観を持っていたが、読んだら違った。 お色気といえばお色気かもしれないけど、マギのようなファンタジー要素、魔王城でおやすみのようなコメディ要素があって、世界観自体に魅力があった。 雨の降らない世界で、唯一水を出すことのできる女神とされる少女が、体から水を出す(意味深)という話で、ピュアなラブとエロさのバランスがちょうどよくて面白い! こういうのでいいんだよ、こういうので。時を超える野球漫画!『アノナツー1959ー』を語ろう!アノナツ―1959― 福井あしび名無し一年生左腕・拝郷ナツが祖父との約束「甲子園出場」を懸けた地方大会決勝に挑む中、球場を落雷が襲った。 気づくとナツは一人、見たことのないこじんまりとした野球場に。 混乱するナツが出会ったのは、高校生の姿をした祖父・拝郷正也! ナツは、1959年の夏にタイムスリップしてしまったのだった…。 祖父と孫の時を超えた絆… 未だかつてない野球漫画! 【著者】福井あしび 【作品】嘘つきは殿様のはじまり マコトの王者 (「サンデー公式HP」より) https://websunday.net/rensai/anonatsu/気がついたら好きになっているが最強神のみぞ知るセカイ 若木民喜名無しギャルゲーの知識と経験を活かして女の子を「攻略」していくというコンセプトがまず面白い。人によって好き、嫌いが分かれる設定だが主人公の桂馬君がオタクゲーマーとは思えない行動力を備えており見ていて清々しい。実は顔、知力、コミュ力と揃った稀有な主人公。ロジックで行動しているだけのように見えて、きちんと一人一人の女の子のことを桂馬君なりに考え、きちんと感情、気持ちを向けている点が好ましい。また、ただの色物設定の漫画ではなくて、人を好きになるってのはどういうことなの?ということや、オタクはどうやって現実と向かい合うの、と言ったテーマが込められているように感じる。ひきこもりの経験が作品内で活きていることは作者にとっても救いであろう。 読者の頭がクラッシュする変態ぬいぐるみコメディぬいぐるみクラッシュ 熊之股鍵次たかぬいぐるみ大好きな男子高校生が、ひょんなことから全裸の男(※ぬいぐるみ)と暮らすことになるイカれたストーリー(褒め言葉) なお元から部屋にいたクマのむーむーたんも、ぬいぐるみ界から来た「生きたぬいぐるみ」で、その本性は無類のギャンブル好きのおっさん。 な、何を言ってるかわからねーと思うが、読めばわかる…! 一度読めば熊之股鍵次先生の描く、かわいいクマと男の子と変態の奇妙なハーモニーが癖になること間違いなし。 (追記) 好きなエピソードは、2巻のわたる君が手芸オフ会で女装する回。 サンデー本誌で連載していたことが信じられない(歓喜)人魚の変奏らんま1/2 〔新装版〕 高橋留美子影絵が趣味今でこそ、もう珍しくはないのかもしれないが、高橋留美子といえば女性の漫画家としてイチ早く少年漫画の分野を開拓したひとでしょう。そんな性別の垣根を越えて活躍した漫画家が『らんま1/2』という水と湯をかぶるだけで男性女性の垣根をいとも簡単に越えてしまうマンガを描いている事実はたいへん興味深いことだと思います。 1/2という言葉のとおり、主人公の早乙女乱馬は男性とも女性ともつかない実に中途半端な存在として私たち読者の前に姿をあらわします。そして、まさしく、この中途半端な有様こそが高橋留美子という漫画家の特異な作家性だと思うのです。 あるいは地球を侵略しにやって来たはずなのに、そのまま居着いてしまった宇宙人は中途半端な存在ではなかったか(うる星やつら)。あるいはうら若い未亡人のアパート管理人と、大学浪人から就職浪人までしてしまうアパートの住人は、どちらとも中途半端な存在ではなかったか(めぞん一刻)。あるいは妖怪と人間とのあいだに生まれた半妖の少年は中途半端な存在ではなかったか(犬夜叉)。あるいはあの世でもこの世でもない境界に連れて行かれた過去をもつ少女と、人間と死神との混血の少年はどちらとも中途半端な存在ではなかったか(境界のRINNE)。 高橋留美子のマンガには、このようにして、どちらともつかない中途半端な存在がまず必ずといっていいほど見られるのです。それはあたかも女性漫画家の身でありながら少年漫画の分野に進出した作者自身のように。そして手塚治虫の『火の鳥』のように高橋留美子のライフワークであるように思われる『人魚シリーズ』、人魚とはまさしく中途半端な存在の代表格でしょう。古来よりどちらともつかない中途半端な存在としてよく知られる人魚は、高橋留美子の特異性にもっとも相応しいアイコンだったのではないでしょうか。<<1415161718>>
自分の人生においてゴルフとの接点は全くなく(高校の体育でバードゴルフをやったくらい)、関心もありませんでした。 けど世の中はそうじゃない。シーズン中は毎日のようにニュースのスポーツコーナーで報じるし、会社の付き合いにゴルフは欠かせません。なぜこんなにも人々はゴルフに夢中になるのか、いつも気になっていました。 そんなときにうぇぶりでこの漫画を見つけて読んでみたら、まあ〜〜面白い…! 「え、ゴルフってこんな面白いの!?そらみんな金かけてもやるわ!!!」と納得。 ゴルフ自体だけでなく、このマンガもめちゃくちゃおもしろい。 《プレデター》と恐れられる不良が《紳士のスポーツ》ゴルフの世界に入っていくという設定でもう熱い。 ボールを打つための具体的なテクニックからコースの読み方まで。読めばイチから競技へ入門できる作品です。 ベイビーステップのような知識と熱さを両立した作品が好きならぜひ読んでみてください! (画像は1巻1話より)