通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?
息子、いい子
通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 飯田ぽち。 冥茶 井中だちま
mampuku
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 くっさいしょーもないタイトルだなぁと思いつつも絵が好みだったのでつい読んでしまった……。  ちゃんと「ゲーム内世界」という舞台設定だったので安心しました。「異世界」でスキルとか属性とかやはり言われると少し萎えるので。。 ともあれ内容ですが、最序盤の第一印象としてはまぁ読みにくいったら。キャラ付けのためにか皆よく喋るのですがそれが冗長というか、無駄なセリフが多すぎてテンポよく読めない。絵も構図もそれほど上手いとはいえないですが、やはりそれ以上に言葉選びのイマイチさが目立ちます。  とはいえ「親同伴で冒険に出る」というのはアイデアの勝利だと思うし、ゲーム内世界という特殊な環境をメタな笑いに昇華してるのは上手いです。最初に出会った王様が「だってNPCじゃし…」と説明を面倒くさがるくだりの脱力感(笑) あの一言でこの作品がなにを狙っているのかがだいたいわかりました。異世界へ旅立ってからが本領発揮ですね。メタネタだけでなく、思春期の親子の微妙な距離感がほほえましく、単なる「バブみ」を売りにした漫画ではないんだなと良い意味で裏切られました。これは萌え漫画じゃなくてギャグ漫画なんだなと判ってからはとても楽しく読めています。
エクスタス・オンライン
文字通り命を削って描かれ(てしまっ)たVRMMOファンタジー
エクスタス・オンライン 鬼八頭かかし 久慈マサムネ 平つくね
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 「たとえ灰になっても」の鬼八頭かかし先生と「魔装学園H×H」を手掛け小説家で脚本家の久慈マサムネ先生による豪華タッグで始まった、美少女VRMMOファンタジー小説のコミカライズ。他のクラスメートと敵対する魔王としてアサインされてしまった根暗主人公、という点には一見してそこまで目新しさがないかもしれませんが、自分を倒そうと向かってくるヒロインを催淫魔法で迎え撃つという悪魔的かつ心躍るストーリーに感嘆。(成年男性向けコミックスでは基本的に竿役は背景あるいは空気として描かれがちなので、男性主人公の、しかも魔王の一人称視点って珍しいんですよね) そんな感じで激化していくであろう闘いを楽しみに読んでいたのですが、作画担当の鬼八頭先生の訃報が飛び込んできてしまいました。。 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190227-00010000-huffpost-soci  「たと灰」も楽しく読ませていただいていたのでとてもショックなニュースです。エクスタス・オンラインの連載の今後についての発表はまだ無いようですが(2/27 14:25現在)未完のまま終了となる可能性が高いでしょうね。アニメ化なども視野に入るくらい人気になれば別の作画の人を立てて続行あるいは新連載というのも考えられなくはないですが、鬼八頭先生の絵ではこれ以上読めない喪失感を埋めることはできそうもありません。  最後になりましたが、鬼八頭かかし先生のご冥福をお祈りいたします。
アストリア・アクティベート Astoria Activate
三十路オタホイホイな近未来SF美少女アクション
アストリア・アクティベート Astoria Activate おおのいも
mampuku
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近未来風のボディスーツにTSで百合、属性からして強い漫画が始まりました。 http://storia.takeshobo.co.jp/manga/astoria/  「この美術部には問題がある!」と似たような、完成された美しさみたいなものを感じます。アニメ、というよりは、ゲームのグラフィックみたい。 https://manba.co.jp/topics/14298  第2話のキスシーンなんてエロ漫画顔負けの濃厚さでしたが、調べたら作者さんはBLを主戦場にしていらっしゃるようです。意外半分、納得半分…w  それでいて萌えとエロ特化かというとそうでもなくて、バトルもちゃんとしてるし未来っぽいガジェットもデザインがシンプルなのがアニメ的。キャラのデザインだけが一昔前のギャルゲーっぽくてあと少し少女漫画っぽくもありそれが逆にすごくそそるというか。  バーチャル空間での戦闘となると、古くは「電光超人グリッドマン」や「コレクター・ユイ」などから始まり、「ゼーガペイン」などロボアニメから「ソードアートオンライン」などの異世界転移系へ、時代に合わせて進化してきました。これらを幼少期から観て育ち'00年代のギャルゲーやロボアニメに親しんだ世代のオタクには結構クリティカルに刺さるんじゃないでしょうか?  矢吹健太朗先生がコミカライズ連載中の「ダーリン・イン・ザ・フランキス」も同じ「キス」がテーマの作品ですが、あれが好きな人にも是非これをオススメしたいですね。