このページの最終コマはギリギリのラインを狙いました。
パンツ下ろされた麻耶子がそのまんまの姿で喘ぐと、マジもんのエロ漫画になる
ので描けません。
僕の主義は「エロすぎずエロくなさすぎず、ギリギリのラインを狙って描くこと
です。18禁ワードは絶対に出さない、率直に「これからセックスします」とか
いう発言とか、そういうことをやることが丸分かりな描写も入れません。(例秀
造が路地裏に麻耶子を引っ張っていきその後喘ぎ声が聞こえるとか)
僕が「ギガントみたいな18禁シーンは描きません」と言ったらスペリオール
の編集者は、そういうことを示唆させるだけじゃ足りない。
直接描かないと物足りないと返答されました。
僕が目指すのは読み手の想像力によっては「これ、そうとうやばいことしてない
か」と気付かれる表現です。このページの最終コマがまさにそれです。
絵的には全く露出がありません。けどこの麻耶子、パンツ穿いてないんですね。
これは時間差表現になりますが、このコマは固定カメラです。流れ的には①麻耶
子喘ぐ。②秀造後ろから近づく。③秀造が第五段階への移行を宣言です。
最終コマは③だけを切り取って描いてます。なんで第五段階への移行を宣言した
のかというと②でパンツはいてない、尻を突き出した麻耶子に接近したからです。
この時の秀造は相当やばいアングルで麻耶子を見ているはずです。
じゃあその後、秀造はどうしたのか。④尻をつき出した麻耶子のスカートをめく
るんです。⑤はもう書けません。このコマは固定カメラですから、カメラの前で
時間が流れて状況が①から⑤まで進行していきます。
ということは、この固定カメラのままでカメラが回り続けると、2人はカメラの
前でどうなるのか。ということになります。

このページの最終コマはギリギリのラインを狙いました。
パンツ下ろされた麻耶子がそのまんまの姿...
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スカート

スカート

▼第1話/スカート▼第2話/スカートII▼第3話/スカートIII▼第4話/スカートIV▼第5話/スカートV▼第6話/スカートVI●主な登場人物/花田カオル(もの静かな男子高生。通称“花”。自分の心が女性化しつつあることに悩んでいる)、青木葉子(カオルの同級生で通称“ヨーコ”。女になりきれない自分に戸惑いを感じている)、幹(カオルの同級生で、葉子の幼なじみ)●あらすじ/ふとしたことがきっかけで、お互い仲良くつき合うようになった花、ヨーコ、幹。だがある日、花がスカートの話をして以来、3人の間に微妙な空気が流れるようになった。花は自分が同性の幹にひかれていることに気付き、それを感じ取ったヨーコは、彼の幸せのために努力しようとする。次の日曜日、ヨーコは3人でデートすることを持ちかけるが…?(第1話)●この巻の特徴/不自然さを感じながら、幹への恋心を止められない花。自分が好きなのは、幹ではなく花だったことに気付いたヨーコ。そして、ヨーコに一途な想いを寄せる幹…。3人が描く閉じた円環は、歪みを帯びつつも同じところを巡る…! 恋愛コミックの気鋭が描く、“性別”を超えたラブストーリー。
ビッグコミックスペリオール

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