完結したマンガの感想・レビュー16071件<<358359360361362>>いなくなってから社畜と少女シリーズ 板場広志名無しもやもやする展開が続くねえ んー、女上司が引き取って、結婚?娘に?同居? 七色に変化する役者の裏の顔七色いんこ 手塚治虫さいろく最近の「アクタージュ」や「累」「マチネとソワレ」のような役者(舞台・演劇)系マンガのブームを鑑みて改めて評価されるべき作品。 よくブラックジャックと比較している人がいた気がするのだけど、チャンピオンでの連載枠としてブラックジャックの次がこの「七色いんこ」だったらしい。 人情物語は手塚治虫ならではなので当然のようにあるのだけど、役者としての顔と裏側で見せる怪盗七色いんこはとても魅力的なキャラで、人としての弱さというか深い情が見え隠れする。 ヒロインの背景も面白く、登場人物たちも今読んでも適当なようでしっかり作られていくので読んでいて思い入れが出来てくる。これらの伏線がグチャグチャ絡んでいくのに最後にギューッと回収していくところは一つの劇を見終えたような気持ちになれただろう。 最終話はほんとに評価が高いのだけど、当然そこまでの流れがあってこそなので最後だけ読んだりしないで順を追って全部読んで欲しい。時代を感じるサラリーマン4コマギャグなのにあなたは会社へ行くの ザビエル山田名無し※ネタバレを含むクチコミです。最後まで読むといい話漂流ネットカフェ 押見修造かしこ妻が妊娠中の主人公・土岐耕一には忘れられない初恋の人がいる。夫婦喧嘩をした次の日に何気なくネットカフェに立ち寄ったところ長年想い続けていた土岐ゆきえと再会する。嬉しさのあまり「あー神様どうか…このまま…ずっと夜が明けなければ…」なんて考えがよぎった瞬間、館内の電子機器に異変が起こり、突然の土砂降りで入口が浸水してしまう、仕方なくそのまま宿泊することにしたが、朝になって外に出てみるとネットカフェの建物以外に何もない砂漠地帯になっていた。突然サバイバルをさせられることになった客の中には、極限状態で発狂する者、暴力で支配しようとする者、異変があったネットカフェはパワースポットとして有名だったと証言するオカルトマニア達が現れる…。 絵的にはそんなに怖くないのですが暴力で心理的に追い詰められるのでしんどいです。けれども途中からは意外な人物が活躍していくので応援しながら読むのが楽しくなってきます。めげずに最後まで読むのがおすすめです。でもしばらくはネットカフェに行きたくなくなるかもしれません(笑) クズ女VSクズ男の両片思いラブ!!そもそも恋は欲だらけ 茶緒 山口夢天沢聖司超凄まじいインパクトのバナー広告を見て買ったのがこれ。まだ一巻しか読んでないけど超面白い…!!男を金で選ぶ女と、女を体で選ぶ男が互いに「金欲しい!!/ヤリてぇ!!」という本音を隠しながら交際を目指して頑張る話。 実は最初っから互いに両想いなんだけど、互いにゲスな本性を隠すのがうますぎて両想いなのが伝わらないとこがいい…! 元々2人は「本命の異性のことは札束/全裸にしか見えない」ため、今までは簡単に外面取り繕えていた。しかし、互いに恋心が芽生えてしまったため相手が札束/全裸に見えなくなってしまい、上手く振る舞えないのが面白い。(アラサーゆえ真剣に相手を落としにかかってるところもまた面白さに拍車をかけていていい) すっかり短話で5巻出てるんだと思って買ったんですけど、コミックスで5巻分出てるんですね…人気作だ。早く続きが読みたい…!!放っておけない幸薄ガール、野口舞子契れないひと たかたけしダッフンフンまたニッチなところに生息する幸薄ガールが誕生…! タイトルのとおり、とにかく契約が取れない訪問販売員の野口さん。訪問先では罵詈雑言を浴びせられることがデフォルトだけど、上司たちに見守られ、今日も走って初契約を掴み取れ!!エロいだけじゃなかったうみべの女の子 浅野いにお名無し※ネタバレを含むクチコミです。 美しく上品なハンバーガーの世界本日のバーガー 花形怜 才谷ウメタロウ野愛ハンバーガーというひとつの料理だけをテーマにした狭くてディープなグルメ漫画なのに、その広範な知識量と誰にでも受け入れられそうな上品な作風に心を掴まれました。 ハンバーガーの世界ってこんなに広いんだ…!こんなハンバーガーがあるんだ…!という月並みな感想を抱いてしまいました。神宮寺ばりの知識がある人以外は同じ感想を抱くでしょう。神宮寺のハンバーガーを食べた人も同じ感想を抱いたことでしょう。 グルメな客が訪れて無理難題をふっかける、大きな悩みを抱えた人間を料理で救う、超強力なライバル店との対決…グルメ漫画あるあるが繰り返し描かれ、その度に神宮寺は軽やかに上品にハードルを越えていきます。 肝心のハンバーガーもめちゃくちゃ美味しそうです。とんでもなく美味しそうです…!!シズル感もあるしアツい食レポももちろんあるけれど、やっぱり上品なんです。 ジャンクフード、ファストフードであると思われがちなハンバーガーだけど、さまざまな食文化を受け止める懐の深さ広さがあり、ひとつの料理として確立されたものなのだ…ということをこの漫画の上品さが示しているのかなと思いました。 ハギスバーガーとマカロニチーズバーガーが食べたいです。大長編ドラえもんを全部読んだ大長編ドラえもん 藤子・F・不二雄マンガトリツカレ男「のび太の恐竜」〜「のび太のワンニャン時空伝」までを全部読んだ。 おそらくリアルタイムでは「のび太と竜の騎士」ぐらいまででそれ以降は全く読んでいなかったが今回全部読んでみた。 昔読んでいた「のび太と竜の騎士」あたりまでは懐かしいという気持ちでだったがそれ以降はなんとなく流れで読んでしまった。 やはり子供の頃に一年に一冊づつ読んでいくのが正解で中年になってから一気に読むと、素直には楽しめず「歌が出てきたからもうそろそろ終わりかな」とか「大長編はいつも同じ道具を使うんだな」とか「最後のまとめ方がすごいな」とかその程度の感想になってしまった。 なんとなく予想はしていたが「のび太のねじ巻き都市冒険記」以降は「大長編ドラえもん」だが藤子・F・不二雄の「大長編ドラえもん」と違う感じを受けたがそのへんみんなはどう思っているかは気になるところだ 自分の力不足で理解できないまま読み終えてしまった大日本天狗党絵詞 黒田硫黄名無し大日本天狗党絵詞を読まないと黒田硫黄を好きと言ってはいけない気がしていたものの機会がないままでその評判ばかり聞いていたのですが、ようやく手に入れて読んでみると結構自分には難しくてどういう話なのかイマイチ分からないまま終わってしまった。最終的に絵を眺めていたと言っても過言ではない…。今あらすじを読んだら「天狗にさらわれた子はそれからどうなっちゃったのか?」と書いていてやっとピンときた。そういう話だったのか。これから読む人はここに焦点をあてて読むといいかも。自分ももう一回読み直してみます。 創造力で絶望に立ち向かう少年ログの物語神龍イデア 連打一人名無し※ネタバレを含むクチコミです。上司と部下のドタバタ二人生活! #1巻応援部長と2LDK おりはらさちこあうしぃ@カワイイマンガ女性二人の同居を描く本作ですが、この二人の関係は、職場の「上司と部下」。しかも立場にかなり隔たりがあります。 ●三十代にして部長を任される、頼れるけれど真面目で堅い東(あずま)さん ●新入社員の明るくゆるふわな西さん どう見ても性格が正反対の二人が、たまたま同居する事に。険悪にならないの?と心配になりますが、実はこの二人、共通点があります。それは…… 生活力が、無い。 驚く程何もできない二人が一緒に住むと、0からじゃなくてマイナスからのスタートになるんですね。最初は結構、酷い日々。 でもそこから、協力しながら生活を共にし、上司の東さんが引っ張るようでいて部下の西さんがいろいろ教えたり、そのうち二人には連帯感が生まれ……。失敗ばかりの日々も、冒険じみていて楽しそう! 西さんのキャラクターが本当に素敵です。普通「部長」に、あんなにフレンドリーに出来ませんよ……「ぶちょー♡」って甘える女子新しいな……。その明るさで、ちょっとぼっちを拗らせ気味の東さんは救われている。 笑いも温かさも沢山の、二人のドタバタ生活は始まったばかり!読んで良かったとシミジミ思える作品水は海に向かって流れる 田島列島六文銭3巻完結作品だと、読むのに躊躇しますよね。 広がるだけ広がった風呂敷に、回収されな伏線・・・そんなものが、あったらどうしようと思うと、手を出すのに勇気がいりますよね。 でも、安心してください。本作は大丈夫です。 田島列島先生の、この空気感、唯一無二だなと感じます。 セリフの一つ一つ、場面展開による独特の間のとり方、ストーリーの進み方、どれをとっても、作者の個性がピカリと光って、だからこそ好き嫌いも出そうですが、自分はドンズバでした。 少しづつこじらせた人間関係の妙味が、面白いんですよね。 物語上必要な「設定としてのキャラクター」みたいなのがいなくて、リアリティというか、皆イキイキしていて読んでいて共感できるんです。 怒りたくても怒れない。どうにもならない、やり過ごすしかない状況。 わかるわーと思いながら、主人公と榊さんを見守ってました。 主人公の自分がいなければ、という罪悪感が、 自分がいたことで幸せになった瞬間は、なんとも言えない幸福感に包まれました。 心の底から、本作に出てくるキャラ達に感情移入していたのだなと痛感しました。 何度も読み返したくなる作品です。 サラダのルーツを描く外伝NARUTO―ナルト―外伝~七代目火影と緋色の花つ月~ 岸本斉史ANAGUMA『NARUTO』本編終了後から『BORUTO』開始までの時系列の間には映画『THE LAST』や小説の列伝シリーズなどさまざまな作品が名を連ねています。 本作『七代目火影と緋色の花つ月』もそのひとつで『BORUTO』の映画と同時期に単行本が刊行されました。なんとなく夏のアニメ映画っぽくてかわいいタイトルだなと思います。 しかし内容はと言うと、サスケの娘・サラダの生まれに迫るなかなかシビアな内容。連載中も話題になっていましたが「サラダの母親、サクラじゃないんじゃないの…?」というちょっと生々しい話も出てくることに…。 家になかなか帰ってこないサスケ(この概念が面白すぎる)に愛想を尽かしたサラダがナルトに懐いていくのも涙を誘います。サスケ、そういうとこだぞ。 ナルトやサスケ以外にも『NARUTO』キャラ沢山出てくるのでアイツ今こんなことしてんだ…っていうのが楽しめるのもいいですね。 『BORUTO』も本作もテーマになっているのは家族。果たしてサスケは失った娘の信用を取り戻せるのか、ラストシーンに最高の答えが用意されています。 サラダが火影を目指すことになった理由が描かれるオリジンストーリー、『BORUTO』に手を出す際には合わせて読んでおくのがおすすめです!吉田戦車の"じゃない方"漫画たち吉田戦車の漫かき道 吉田戦車nyae「伝染(うつ)るんです。」「ぷりぷり県」などなど…読んだことなくてもタイトルは知っているという人もきっと多い代表作をはじめ、数多くの漫画を世に送り出してきた中で、ご本人曰く「描かせてもらえる様々な場所で、ちびりちびりと描いてきた、点在するすきま仕事かき集めた」のが本書であります。 いわゆる自伝漫画とは違うので注意。漫画と出会ってからいかにしてプロとなったのかは、冒頭にテキストでまとめているだけです(ただ非常に面白いので必読)。 置かれた場所で咲きなさい、じゃないけど、与えられた場所でふさわしい力を発揮し続けるというのは並大抵のことではないと思うので、作者が恥ずかしいと思うようなものでも、読者にとっては宝物のような漫画だったりしますね。 面白いのが「苦悩戦士」という漫画を、スコット森という名義で石ノ森章太郎タッチをほぼ完コピして発表したにもかかわらず、ネット上で「吉田戦車では?」と見破った人も居たという話。通常の2倍の時間をかけて描いたのに悔しいと語っていますが、分かる人にはわかるんだなとじんわりしました。三成(佐吉)くんの日常 読切が連載化して帰ってきた!!ミツナリズム 鈴木コイチたか1月にモーニングで「石田三成ズム」というタイトルで掲載された読切が、スタイリッシュで綺麗な絵と軽妙な掛け合いはそのままに「ミツナリズム」として連載化! 石田三成ってこういう実直な人なんだな〜というのが伝わってきます。「味のない雑穀で苦しめ」というシンプルな脅し好きww ▼公式ページ https://morning.kodansha.co.jp/c/mitsunarism.html 人として大切なことを教えてくれる漫画まっすぐにいこう。 きらnyae※ネタバレを含むクチコミです。リンかけの2世物語リングにかけろ2 車田正美さいろくすごく正直な話、あんな名作がもう一度読めるとは言えない。 そのぐらい「リングにかけろ」は名作だったわけだけど、2世の物語はキン肉マンのソレにも似て決して駄作でもない。 ここから入るよりは先に初代を読んだほうがいいとは思うが、あえてここから入ってもいいかもしれない。感想求む。 当然だが2世たちの活躍がメインの本作ではあるものの、個人的には影で支えるオヤジたち(特に石松)のほうがかっこよく描かれているシーンが多く割と満足なのである。 初代を読んでる人はわかるけど、いくらすごいやつとはいえガキどもなのでガキになめられるような奴らじゃないわけですよ。そこはブレてなくてよい。サスペンスに満ちた短編集サスピション 手塚治虫一日一手塚表題の『サスピション』シリーズ3作を中心にサスペンス色たっぷりの短編集です。3作はどれも20p前後と短いながらも人の心の行き違いが生む皮肉な結末がスリリングに描かれるのが特徴です。 ロボットを使った完全犯罪を目論む「ハエたたき」、山奥に住む男と金貸しとの命の駆け引きを描いた「峠の二人」など、人の猜疑心や臆病な心が思わぬ結末に向かっていくのが読んでいてハラハラします。 なかでも自分の一番のお気に入りはカバーイラストにも採用されている第3話「P4の死角」でした。 P4レベルという最高度セキュリティの研究所で行われる遺伝子実験中、作業員が誤って実験用のDNAを体に注入してしまうところが物語の始まり。隔離措置を取られ、防護服を着た研究員に囲まれるようすは臨場感があります。 このリアルな描写が後半効いてくるのでじっくり味わってほしいですね。 彼の体は一体どうなってしまったのか…というところが物語のキモなのですが、コンパクトに纏まっているのでなにか説明すると面白さが半減してしまうもどかしさが…。 とにかく読んでみてほしいです。手塚治虫の物語の構成力、人の心情の描写力が高密度で味わえます。 日本昔話=「異常犯罪」!?てっぺんぐらりん~日本昔ばなし犯罪捜査~ キリエnyae※ネタバレを含むクチコミです。ヤマシタトモコの新境地さんかく窓の外側は夜 ヤマシタトモコさいろく陽気なようでシリアスなノリが面白い、ガチ除霊モノ×BLな傑作。 これは面白い。あとやっぱり和ホラー(呪いなどの理不尽さが特に)が苦手なのだけど思いっきりソレなのでしっかり怖い。 でもこのコンビは魅力的ですね。限界OLが野菜作りで癒される(はず)みどり晴ればれ 大内優ましゅまろ※ネタバレを含むクチコミです。 一癖も二癖もある家族と流れの家政婦さんの話さすらいの家政婦 竜! 布浦翼名無し※ネタバレを含むクチコミです。早くもラブに発展しそうな漫画業界マンガヒットマン 瀬尾公治mampuku 「涼風」「風夏」など傑作ラブコメの山を築き上げてきた名匠・瀬尾公治先生の新作はまさかのお仕事モノ、しかも主人公は漫画編集者、ヒロインは漫画家。 自らの掲載誌を題材にした漫画といえばまず思い浮かぶのは「バクマン」ですが、処変わって作者も変わればここまで違うかというまったくの別物。「バクマン」は作家同士の横のつながりやアンケート順位レース、生き様としての男のロマンを追求する熱血ぶりで、ときに展開がとっ散らかって見える「ライブ感」のような雰囲気も特徴でした。「ヒットマン」のほうはというと主人公・剣崎が社会人ということもあってかテレビドラマみたいな印象です。シュージンやサイコーが年中引きこもって机にかじりついていたのと違い、ヒットマンのコンビはいきなり取材と称して温泉旅行へ行ってしまいます(もちろん読者サービスも兼ねているとは思いますが)ずる賢くて打算的だがド熱血なシュージンたちと、青臭く不器用だがどこか肩の力が抜けている剣崎はやはり好対照です。 これからどう描かれていくか気になるのは、主人公たちがバクマンと違って大人であることで、原稿料や印税などお金の話や、作家の生活の部分の描かれ方がどうなるのか。バクマンでもお金の話には触れてはいましたがそこまで深くは踏み込まれませんでした。 「少年マガジンを再び日本一の雑誌に」というアツいテーマが掲げられていますが、日本一だったころのマガジンを読んで育った私としてはこみ上げるものがありますね。<<358359360361362>>
もやもやする展開が続くねえ んー、女上司が引き取って、結婚?娘に?同居?