本編がさらに面白くなる
落ちこぼれだったナルトもすっかり落ち着いた大人になり、父親になり…頼もしいです。 こちらの作品では、「親子って何か?」や「親子の絆」を考えさせる場面もあって良い話でした。 親になったナルトやサスケの心情、すごい親を持つ子供の心情、やっぱりNARUTOって深いなーと思う。
『NARUTO』本編終了後から『BORUTO』開始までの時系列の間には映画『THE LAST』や小説の列伝シリーズなどさまざまな作品が名を連ねています。
本作『七代目火影と緋色の花つ月』もそのひとつで『BORUTO』の映画と同時期に単行本が刊行されました。なんとなく夏のアニメ映画っぽくてかわいいタイトルだなと思います。
しかし内容はと言うと、サスケの娘・サラダの生まれに迫るなかなかシビアな内容。連載中も話題になっていましたが「サラダの母親、サクラじゃないんじゃないの…?」というちょっと生々しい話も出てくることに…。
家になかなか帰ってこないサスケ(この概念が面白すぎる)に愛想を尽かしたサラダがナルトに懐いていくのも涙を誘います。サスケ、そういうとこだぞ。
ナルトやサスケ以外にも『NARUTO』キャラ沢山出てくるのでアイツ今こんなことしてんだ…っていうのが楽しめるのもいいですね。
『BORUTO』も本作もテーマになっているのは家族。果たしてサスケは失った娘の信用を取り戻せるのか、ラストシーンに最高の答えが用意されています。
サラダが火影を目指すことになった理由が描かれるオリジンストーリー、『BORUTO』に手を出す際には合わせて読んでおくのがおすすめです!
世界を揺るがす忍界大戦から時は流れ、人々は平和を享受していた。木ノ葉の里では新たな世代が育ち始めている。だが、写輪眼を持つ不穏な影が蠢動を始め、サスケとサクラの娘・サラダが標的として狙われ!?
世界を揺るがす忍界大戦から時は流れ、人々は平和を享受していた。木ノ葉の里では新たな世代が育ち始めている。だが、写輪眼を持つ不穏な影が蠢動を始め、サスケとサクラの娘・サラダが標的として狙われ!?