完結したマンガの感想・レビュー16083件<<302303304305306>>個人的な『女帝花舞』の見所をまとめた女帝花舞 倉科遼 和気一作名無し※ネタバレを含むクチコミです。料理漫画を逸脱した展開バンビ~ノ! SECONDO せきやてつじneko伴や井上の人間的な成長に、厳しいけど、誠実な評論家・永坂や伝説のサービスマン・ヤンの存在などは面白かった。 だけど、あまりにも展開が雑過ぎた。 伴とあすかをくっ付ける為に、 羽山を事故死させたり、 年上の後輩・土屋がヘドが出るほどの 卑怯者だったり、 ライバル店の妨害が殺し屋を雇って、 あすかを人質に取ることだったり、 料理が関係無い所まで行ってしまった。 これなら、一作目で綺麗に終わらせた方が 良かった気がする。二世帯住宅で巻き起こるセクハラ攻防戦吉田家のちすじ 中島守男starstarstarstarstarウマタロ男ばかりの吉田家に嫁いできた多香子さん(30歳) 隙あらば男どもからセクハラをかまされ、自らもラッキースケベを提供して、吉田家の男たちを興奮させるという日常を描いた作品。 昭和っぽさがまだ残る時代設定だが、令和に同じことをやってたら炎上間違いなしの内容である。 直接的なエロ描写が少ないだけに、なんというか全体から漂うムッツリ度合いが非常に高い。自分も男だけど、こうして客観的に男の性欲のしょうもなさを見せつけられると情けなくも笑えてきてしまう。モトカレが好き?なモトカレマニア!瀧波ユカリのKiss新連載モトカレマニア 瀧波ユカリリョーコ『臨死!! 江古田ちゃん』とかを描いていた瀧波ユカリの新連載。女性誌に移ったんだーとまずは驚いたけど、とりあえず、主人公の難波ユリカは喋れば喋るほど「どっへーやばいやつだーw」と思えてくる。 ユリカの元カレは平凡な名前・電話変わってる・ネットに興味がなく共通の友達もいないため、三年ほど消息を掴めないでいる。 その間にユリカは、脳内に元カレを住まわせて毎日心の中で会話をして満足したり、人と会ったりどこかに行くたびに元カレとの思い出との共通点を見つけて喜んだりするようになってしまった。新しいネジの外れ方をしている。 ぶっ飛び系のギャグで、一応恋愛の方にも話は行きそうな気配を残して、2話目(一挙2話掲載だった)が終わったけど、どんどんネジが外れて行く方向に期待している。 路線変更がヤバイ火線上のハテルマ せきやてつじneko※ネタバレを含むクチコミです。職業人生を生きるオムニバス人間ドラマGOODJOB【グッドジョブ】 本宮ひろ志 高野洋名無し元々作者のファンだが中でも特に好きな一作。 主人公には様々な苦難がふりかかるが、必ずそれを乗り越えてハッピーエンドを迎えるところがいい。女性たちが日本を動かす話大奥 よしながふみ名無し作者のキレイな絵のファンで読み始めた。 この大奥はキャラクターが独創的でストーリーがとにかくいい。大河ドラマとして面白いので、いろんな人に読まれてほしい一作。 私が初めて読んだ近藤ようこ先生の作品戦争と一人の女 近藤ようこ 坂口安吾かしこ表紙がすごくカッコよかったので手に取りました。内容は坂口安吾の小説をコミカライズしたものになります。原作小説が発表された当時はGHQから大幅に検閲された影響もあって評価はあまり高くなかったそうですが、近藤ようこ先生は2001年に講談社文芸文庫から出版されたGHQ無削除版を元に漫画にされているのでパンチがすごいです。まず「夜の空襲はすばらしい」から始まります。 戦時中にどうせ日本は負けるんだと思いながら生きていた男女がいて、二人は夫婦同然に暮らしてるんだけど、戦争が終わったらこの関係も終わるんだろうってお互いに心の中では思っている。女は貞操観念にダラしなくて、でも不感症で、男は全部を知っていて一緒にいたけど、戦争が終わりを迎えて…という話です。 読んでいて理解はしていると思うんですが言葉にするのが難しいですね。改めて読み返してみたら、あとがきに「青林工藝社に漫画化のアイディアを承諾してもらってから完成までに6、7年かかっている」と書かれていたのに驚きました。でも、こんなにすごいものはそれ程の年月がかかって当然だと思います。"ジュピタリアン"の少年が宇宙へ一歩踏み出すSFロマンジュピタリア 梶山昊頌名無し人間が宇宙で活動することが当たり前になった、2150年の宇宙大航海時代が舞台です。人々は木星の天然資源を求めて、その周辺の衛星に生活圏を構築して生きています。 主人公の少年・リコは"無重力下"で生まれたジュピタリアン。ジュピタリアンは重力下での生活では体に負荷がかかり長時間居られません。毎日に息苦しさを感じていた時に、事故などで宇宙空間に放置された船を回収する仕事をしている男に出会い、息苦しいままでいまの生活を続けるよりも、危険がともなうけれど広い宇宙へ一歩踏み出すことを決意する、という第1話でした。 重力下では邪魔者扱いされるジュピタリアンが、ジュピタリアンに生まれてよかったと思えるようなスカッとする展開を期待したいです。僕と学園祭と運営スタッフというひとたちとの思い出スポットライト 三浦風名無し読んでたら大学のときの記憶が蘇ってきた。個人的な話なんだけど、学祭スタッフのウェイノリみたいなのが苦手で逸崎元貴のことをあまり好意的に見れないというか、ビビりながら読んでしまっている。魅力的な人物だというのもわかるのだが…。 大学の学祭の運スタってあんな感じでテキトーさと熱さと冷たさが入り混じってるというか、うまく使い分けてるみたいな人が多くて、自分が振り回されていた個人的な思い出が蘇ってきたのでそういう人物像をうまく描けてるんだな〜と思う。(もちろん真面目な人もたくさんいたけど)というかどこの大学でもあんな感じの「運営スタッフ」がいるんだろうか。 何よりツラいのが未だにこんなことを考えている自分の陰キャぶりを思い知らされてしまうこと…けど読んでしまう。なぜ俺はこの漫画を読んでいるんだ…うう…。 ハードモードマンガ道その他くん つのだじろうマンガトリツカレ男主人公の君輪園太が漫画家を目指す昭和なおおらかさがあふれてるギャグマンガ。園太くんの行動がムカつくのでギャグマンガとしてはそんなに好きではないけど、実在の漫画家が登場しまくったり、つのだじろうのマンガに対する熱い思いが描いてあったりマンガを描くには雑誌一冊出すにはどういうことをしているのかということがわかって面白い ハードモードというのは、実在の超有名漫画家に描いたマンガや行動をディスられ続けながらもマンガを描き続ける園太くんはまじでタフだな... 1ヶ月でフランスの美術館・博物館20館を制覇…!フランスふらふら一人旅 パリ・美術館巡り編 にしうら染ぺそにしうら先生の1ヶ月フランス旅行での美術館巡りにフォーカスを当てたエッセイ漫画がこちら。美術館内の描写たっっっぷりで、美術好きにはたまらないないようになっています。 日程表をみたらほぼ毎日、一件以上の美術館や博物館を訪問しててバイタリティがすごい! (私は旅行先でたくさん歩き回ると次の日ヘトヘトになってしまい、ホテルの近くでのんびり……というのがお決まりなので尊敬してしまいました) 絵画の前にベンチが設置してあったり、スケッチが自由だったりフランスの美術館、素敵…! 警備の人に鞄の中のぬいぐるみを見られるシーンでほっこりしました♫ ふらふら一人旅の続編楽しみにしています! https://note.com/_some/n/n959ac2c9e4c4素敵すぎる1ヶ月パリ生活♫ #1巻応援フランスふらふら一人旅 パリ・アパルトマン生活編 にしうら染ぺそドミトリーや民泊ではなくパリにお部屋を借りて1ヶ月滞在する様子を描いた旅エッセイ。2冊あるうちこちらは「計画・空港(羽田)・機内食・滞在中・帰国」と、旅の全行程を描いたものになります。 たしかに1ヶ月滞在するなら自炊したほうが経済的…とはいえそれを実行できるのはすごい! 買ったフルーツの味が予想外でサラダに使うというシーンに旅の醍醐味を感じました(予想外のトラブルを工夫でなんとかするのは旅ならではの楽しみですよね) にしうら先生が描くご飯や街並みや人々がとても細かく可愛らしく、見ててキュンとしました…! また最初の方に登場した「旅に持っていったもの一覧」がイラスト付きで非常にわかりやすくて、これをスマホに用意しておけば長期海外旅行の準備は完璧じゃないか…!と感動しました。今度海外に行くときに使います!(いつになるかはわかりませんが) 「パリには19世紀に設置された公共の水飲み場がたくさんある」というのを初めて知ったので、次にパリに行ったら(いつになるかはわかりませんが……)ぜひ探してみようと思います♫ https://note.com/_some/n/n868ba0c59f25 忍者漫画かと思ったら忍犬漫画だった風魔 白土三平名無し※ネタバレを含むクチコミです。モノローグが切なくて胸が苦しくなるけど最高strawberry shortcakes 魚喃キリコかしこヒモ男に捨てられたイラストレータの塔子、塔子とルームシェアしてる普通のOLちひろ、自由人のフリーター里子、学生の頃からの男友達に今も片思いしてるデリヘル嬢の秋代。4人の「どこにでもいるような」女の子達のお話です。 塔子、ちひろ、秋代は色んなストレスを抱え込んじゃってて、ハッキリ言って病んでます。でもそんな彼女達のことをどこか他人事とは思えないんですよね…。フリータの里子だけは割と心が平和なんです。朝寝坊して公園を散歩しただけの何も起きない一日でも幸せだと言える里子がいるから、他の3人のエピソードも暗い気持ちになり過ぎないで読めました。でも最終的にはちゃんと闇から抜け出してると思うんだよなぁ〜。単純なハッピーエンドではないけれど。ターゲットチップカードから引いといてくれエリア88 新谷かおるneko注釈に『預金通帳みたいな物』と書かれていたけど、 本当に存在するのだろうか? 創作だとしたら、凄くカッコいいネーミングだと思う。 まだ映像化してないの?ってくらい面白かった江戸モアゼル キリエ 江戸キリエ名無し第一話の冒頭からいきなり主要キャラ3人が江戸から現代へタイムスリップします。一気に3人も?って感じで驚きましたが、これがキャラによって現代への順応スピードが違って面白いんです。 まずは主人公の花魁・仙夏さん。仙夏さんはクセの強い新人としてコンビニでバイトしたり順応度はまずまず。でも重要なシーンで決めてくれるのはやっぱり仙夏さんの手練手管な花魁の人を魅了するテクニックなので流石です。 次は女郎部屋の小間使いだった平吉ですね。平吉はずっと江戸が抜けず職質されまくりです。だんだん現代に慣れて乗り鉄やらメイドカフェやらオタクとしての才能が開花するのが面白かったです。 最後が新人遊女の寿乃です。現代への順応スピードが異常に速いです。公式のキャラ紹介でも「アグレシッブ」って書かれてました。都会の絵の具に染まっていく様子が痛快です。 全1巻として完結した後に続編が決定したようで、何事もなかったかのように2巻でもう一度タイムスリップしているのも面白かったです。短編集いい…まばたき【電子版特典付】 ばったん名無し女性を書くのうまい作家の一人ですよね、ばったんさん。 学生とか年頃の女性のモヤモヤを漫画にするのがうまい… 離別の悲しさ、恋する気持ち、友人との付き合い方、題材としてはあるあるなのに二つとないストーリーが出来上がってる気がします。 悲しいストーリーを描くときもちゃんと寄り添うキャラクターが現れて、我慢してた気持ちが溢れるように泣くところが好きです。ちくわ〜イカ焼き路線で攻めてほしかった気はしてる包丁無宿勝負旅 土山しげる野愛粗暴だけど料理の才に溢れた主人公が修行の旅に出て対決したり廃れた老舗店を立て直したりする話が大好きです。 料理漫画はほのぼの日常系とも相性良いのにバトルやバイオレンスともものすごく食い合わせが良いので不思議です。 この作品も同様です。しかも土山しげる先生です。 冒頭がちくわ料理対決と店外でイカ焼きを作ることで集客する場面が印象的だったので 「なるほど、高級路線の店であえて庶民的料理を出す料理人なんだな他作品との差別化差別化!」と思いましたがそんなこともなく、後半はすっぽんやフグ料理の話になりました。 まあいいんです。意外性なんていらないんです。 粗暴だけど熱い流れ板が奮闘するところが見たいんです。それだけで満たされるんです。 終わらせ方も力技すぎてもっと読みたくなりますが、それすら含めて愛おしい気すらしています。 人型ロボットとの共存私にできるすべてのこと 池辺葵nyae※ネタバレを含むクチコミです。永島慎二先生公認?パロディ漫画家超残酷物語 青春増補版 唐沢なをきかしこ永島慎二先生の「漫画家残酷物語」を読まれたことがある方はぜひこちらもお読み下さい。第1話は登場人物もストーリー展開もそっくりなパロディ作品です。かなり下ネタが多いですが、クオリティーが高くて感動しました!第2話からは永島先生風のキャラクターが登場するオリジナルストーリーになっています。なぜかオチが日野日出志のパロディになっていたり、新トキワ荘を名乗る若者達が登場したりして面白かったです。唐沢なおき先生の元版と新版のあとがきと、評論家の呉智英さんの作品解説も読み応えがありました。これこそが真の漫画家マンガかもしれない漫画家残酷物語 永島慎二かしこ「東京ヒゴロ」を思い出しながら読みました。松本大洋先生って永島慎二先生お好きなんでしょうか?それとも漫画家はみんな「漫画家残酷物語」が好きなのかな。 どの話にも漫画家が登場するオムニバスになっていますが、最近の漫画家マンガとはちょっと違います。唐沢なおき先生のパロディ「漫画家超残酷物語 青春増補版」に収録されていた評論家の呉智英さんの作品解説を読んでてピンと来た言葉がありました。それは『マンガの業』という言葉です。描ける描けないじゃなくて、生きると漫画が一緒になってるみたいな話なんですよね。 「東京ヒゴロ」を読んだら「漫画家残酷物語」を読んでみて欲しいです。出来れば「漫画家超残酷物語 青春増補版」も読んでもらうと超楽しいと思います。 女を売るとか不快感黒楽園 お湯かけご飯名無し※ネタバレを含むクチコミです。なごんだなごみクラブ 遠藤淑子nyae今日の新刊ページでみかけて気になって1巻だけ読んでみたら、「これは好きなやつ」でした。以前、同じ作者の「魔王引退」もなんとなく読んで大当たりで、つまりこの作者の作風が自分に合ってるってことになりますかね。 最近だと西荻窪 三ツ星洋酒堂とか、普段はなかなかいく機会がないような場所に行ってみたいと思わせてくれる漫画って面白いですよね。この漫画も(こういうホストクラブがあるなら)行ってみたいと思えました。 魔王引退もそうですけど、絶妙にテンションが低空飛行で、かと思いきやふいに泣かせてくるところがニクい。安心してずっと読んでいられる。<<302303304305306>>
※ネタバレを含むクチコミです。