青年マンガの感想・レビュー15414件<<539540541542543>>変人というか面白い人たちが集まる大学漫画最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― 二宮敦人 土岐蔦子む前に藝大の本が話題になって電車の中吊りにも「ちょっと変わったところ!藝大!」って感じに宣伝されてた気がします。 漫画で読んだらどんなものか、と思い読んでみました。 想像…通り! …ではあります。 というのも藝大卒の知り合いがいたので、フェンスを超えて動物園に侵入しただのキャンプファイヤーしただの、入学試験は水族館連れていかされる、だの、割と変わったところだとは伝え聞いていました。 渦中にいるときっと異常なことが日常になるのでしょう。 主人公夫婦も片方が藝大だと片方は驚く日々で楽しそうだなと思いました。 私的に藝大の音楽学科の人たちの方が面白かったですね。 音楽を生業にするのは難しいのとすでに経済的な足切りがあるんだろうなと想像します。 それ以上に、上手くなる、自分の腕を磨く努力!!尊敬します。 どっちもそう、プロってすごい。登竜門もきっとハードだけどすごいし、きっと楽しい。 読んでて楽しかったです。 借りたばかりで読んでいないの“What's Michael?”新装版 What’s Michael? 小林まことhysyskYUKIの『ポートレイト』という曲にそんな一節が出てくる。確か実家にあったような?何となくテレビつけててアニメも観たことあるような?そんな記憶で、作者が小林まことであったことも繋がってなかった。 今改めて読むとすごく都会的な笑いで、何となくあの歌詞に出てくる理由が分かる。いやこれ以外にないなって感じがする。すごく好きになった。こ、こぇえ〜 でもありうる現実リウーを待ちながら 朱戸アオむ1巻今無料期間みたいですね。 インハンドを読む前に、気になってたのでまず1巻読了。 こ、怖ぇ〜!!!! 表紙からなんとなくいちえふみたいな感じなのかなぁと思ってましたけどパンデミック系医療漫画か… バタバタ感染症で死んでいくのをどう防ぐかっていう医療漫画ですかね。 ペストとか参考に資料をみるのも躊躇われそうな題材。 でもありえないことはない現実… 母親の弁当を食べない反抗期の娘が、母親の最期に作った弁当を感染症にかかるかもしれないのに食べるシーンとかシチュエーションがリアルで悲しくなります。 全3巻なので読みやすそう。 ちょっとゾワっとなる漫画ですかね、3巻数一気に読んでみます。 キラキラ絵柄の下から滲む隠し切れない狂気人魚姫のごめんねごはん 野田宏 若松卓宏mampukuグルメ漫画も競争が激しすぎて、行き着く先まで行き着いてしまったかと思わされるストーリーw ただまぁ本人が納得してて満足ならそれでいいかな、と思わせてくれる可愛さ…やはりリアクションは食漫画の華ですね。 これで作者のファンになりました!!知らない神様 瀬川環たかも〜〜!!和の読切なんて面白いに決まってるじゃん〜〜!!! 郷土に伝わる昔話っぽいというか、民俗学っぽい本当にありそうなストーリーと和の雰囲気にあった絵が最高。 村の仕事を手伝わずにヘラヘラ遊び呆けているお調子者の袁治郎が主人公。 ある日から長雨が続き、不作と飢饉を恐れた村人たちは神さまにお願いして雨を止めてもらおうとする―――というあらすじ。 九井諒子先生の竜の学校は山の上に収録されてる「代紺山の嫁探し」とか、今市子先生の百鬼夜行抄が好きな人は絶対読んだほうが良い!! 連載になったらめっちゃ応援します。 作者は過去に別名義で賞を取っているそうなのでそれも読みます…!絵柄と背景を想像させる余地がいいエヴァトピア シバハルマたか※ネタバレを含むクチコミです。パンツよりもブルマ派のあなたにビビッドレッド・オペレーションシリーズ 小梅けいと TEAMVIVID名無し例のアングルや、あかねとももの入浴シーンなど、女の子の体の柔らかさの表現にグッとくるものがあります。 展開が早くアニメ履修済みの人向けのコミカライズなので、アニメ見てない人は先にそっち見てほしい。 白黒なのでビビッドカラーの変身後の衣装の良さが失われてるのが少し残念。 面白いけど読み手をかなり選ぶ百合コミックブラックリリィと白百合ちゃん 鳳まひろmampuku ちょいエロでコミカルな百合だが、話が面白いだけに色々と惜しい作品。 「エンジェル出版」のような趣味色濃いめのところで成人向けコミックスを出しているのと同じ筆名を使っているだけあり、ヒロイン同士のキスシーン一つとっても官能的描写に容赦がないというか、敢えて言葉を選ばないとすれば下品さが一般誌だけに悪目立ちしているというか。。人情味のあるドラマや丁寧に描かれた恋心などストーリーの出来はかなり良いだけに、ちょっと胸やけするエロ描写のために気軽に他人に勧められないのが何とも勿体なくもどかしい。 多分、古臭く且つ一瞥してエロ畑だとわかる絵柄のせいだと思われる。「監獄学園」や「なんでここに先生が」なども描かれている内容は十分過激だが、業界トップの誌面で受け入れられている洗練された絵柄だから許されてるんだろうな。尊過ぎて俺にはこれしか語れないボクらは魔法少年 福島鉄平マンゴープリンこの作品は、連載雑誌のヤングジャンプでも紹介されておりますが、『サムライうさぎ』、『福島鉄平短編集 アマリリス』など、有名な物語を描いておられる福島鉄平先生です。なので期待値も高く、その上、しっかりと期待通りの、否、それ以上の活躍をしております。 福島鉄平先生は、今まで、様々な『愛』をテーマにした作品を描いています。『ボクらは魔法少年』では、『自己愛』がテーマです。人間にとって、親や、他者を愛することも重要ですが、己を愛することもまたとても重要であります。それをもっと、沢山の方々に届けたい、私はそう思い、筆を執りました。 『ボクらは魔法少年』は、近年における、『かわいい』の新たな波動にとてもよく似合っており、見る者の心をぐっと掴めること間違い無しだと、私は強く、信じております。実は私 は、福島鉄平先生を、『ボクらは魔法少年』という作品で初めて知りました。『サムライうさぎ』や、『 福島鉄平短編集 アマリリス』もこの作品を知ってから学びました。そんな私が、今この作品を見ても、心の底から素晴らしいと感じているのです。福島鉄平先生と厚い信頼がある訳でもなく、今までの作品を読んできた訳でもなく、追っかけでもありません。まあ、これを証明する方法はありませんが。それでも、私は、今この作品を心の底から信じて、敬愛しております。 『ボクらは魔法少年』は、現在、多くの方々に支持されております。私もそうです。因みに、私の友達にこの作品の事を聞いたら、皆、もう読んでおり、私はかなり驚きました。話を戻します。この作品を支持しているのは、読者だけではありません。それは、担当編集の方もです。私は、担当編集さんまでもが支持しておられる作品なんて初めて知りました。担当編集様も、かなり感動しており、いつも、そのコメントを見る度に、私の期待値はどんどん増えていきます。そして、その期待はしっかりと、作品が受け止めてくれて、私もとても感動してしまいます。 以上を持ちまして、私は、重ねて、推薦させて頂きます。 最後まだお付き合い頂き、誠にありがとうございました。とにかく複雑な気持ちになり考えさせられるスカイフォール ~消し尽くせぬ夏の光~ 三門ジャクソンstarstarstarstarstar吉川きっちょむ(芸人)子供の頃、広島に住んでいて、原爆や戦争に関する授業はたくさん受けてきた。 当時の感覚は分からないまでも、広島に住んでいる人から語られる話はとても強く、嫌というほどに擦り込まれてきた。 通っていた小学校は全ての教室の本棚に『はだしのゲン』が置いてあり、雨の日に少しずつ読み進めていた。 読むたびに冬だろうが手汗をかき、夏だろうが血が冷えるようだった。 とにかく恐ろしく、こんなことは二度と繰り返してはならない、誰にも経験させてはならないと強く思った。 そして、この漫画である。 まさか、現代の原爆資料館から原爆投下されるその日にタイムスリップしてしまう主人公。 それを考えただけでもう恐ろしすぎる。 主人公にとってあまりに突然のことでリアリティが希薄なのかわりと平然としていて、ほんとに?と思うが、そうか、生きるのに必死なのかもしれない。 ダメだ、読むのがつらい。 と思うものの、どういう話に落としどころを持っていくのか行く末を見守りたい気持ちとせめぎ合う。 戦争を、原爆の辛さを机上で知っている主人公が現場で何を見出すのか。 現代の人にとっては3.11の記憶がいまだに鮮烈に残っているはずなので、状況が違うとはいえ、その記憶と3.11当時の感覚を上手く利用してその恐ろしさを伝えようとしてくれている。 彼は現代に帰れるのか。 この経験を経て何を志すのか。 我々は、決して忘れてはならない。これが何を意味するのか改めて考え、伝え引き継いでいかなければならないのだ。 風化させてはならない。 デリケートな原爆や3.11のことを扱うことで批判するひとは出てくるだろうけど挫けず最後まで描ききって欲しい。 物語のオチが上手いと思う短編集みえちゃんち 秀良子名作劇場 秀良子名無し表題作「みえちゃんち」は半自伝的ショートストーリーなのですが、自分の子供時代をとても優しい視点で描かれていて素敵だと思いました。どんな大人もみんな子供だったという当たり前だけど忘れがちなことに気づかされました。毎話8Pながら読み応えがあります。他の短編も細やかなキャラクター描写が魅力的です。ファンタジー要素もありつつ思春期の女の子のこじれた青春を描いた「早春狂想曲」が特に好きでした。どの作品もオチが秀逸なので読後の満足度が高かったです。育児ちゃんとやってるよ!ほら!見てー!!そのオムツ、俺が換えます 宮川サトシstarstarstarstarstarnyaeという本音がダダ漏れの、しかし妻子への愛もあふれている、育児エッセイ漫画。 母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。の映画化が記憶に新しいですが、こちらも全ての子を持つ父親、もちろん母親にも読んでほしい、宮川さんのユーモアが詰まった素敵な作品です。 男同士で飲んでても子供の話になると途端に帰りたくなっちゃうところすごくよかったです。 なごむ作品セブンティウイザン タイム涼介めあ70歳で初の子を授かるというふつうでは考えられない内容ですが、感動する場面多数あり。 フルーツカクテルみたいな4コマやわらか 村岡ユウ名無し題名の「やわらか」は柔道漫画であることの 柔(やわら)ということと、 女子柔道漫画の名作「YAWARA!」にも ひっかけた題名だと思う。 女子高柔道部を舞台にしたちょっと緩い4コマ漫画なので この命名は上手いなあと思った。 絵柄は新鮮な果物のような綺麗な感じがある。 女子高生ものらしいサービスカットもあるが 逆に絵が綺麗すぎるせいかエロさは少ない。 ギャグも新鮮なフルーツ味みたいな感じで 甘みや苦味は少なめ。 アルコール(エロ)も入ってはいるが控え目の フルーツカクテルみたいな味の漫画。 こっわ…卯の眼 兎屋まめ名無し雑誌一冊に一話、こういう怪談があるととてもいいと思います。 ただ14ページは少し短すぎました。 もっとページをめくるのに躊躇するほど怖い話、待ってます。人間×宇宙人の最強ラブコメヨメがコレなもんで。 宮田紘次名無しドタバタしてます!とにかく、この宇宙人の奥さんがキュート。 そんでもって、超ラブラブ夫婦。 人間と宇宙人ということを微塵も障害と感じてないところがいいですね。 また生まれた子供が可愛いのなんの。 宮田さんが描くお尻はエロい。宇宙人のお尻でも、エロい。 京都の街を舞台に多感な中学三年生を叙情的に描いたタナカカツキデビュー作逆光の頃 タナカカツキ名前はまだない描写がとても繊細で詩的。京都の街を舞台にしているのもまた作品の世界観ととてもマッチしています。 中学3年生の進路や恋やもっとずっと先の将来にぼんやりとした不安や恐れのようなものを感じている主人公の男の子が夢を追いかける友人や近所のおじいさん、ちょっと気になる女の子、中学を卒業したら家業を継ぐことになっている馴染みの友達との交流で少しづつ世界が広がっていき、また自分自身のことを少しだけ理解したりしていきます。 心がグラグラと揺れ動く独特な年頃の心を丁寧に描写しながら、物語はどこか詩的な運びをしつつ、京都の町並みは幻想的に描かれるとても素敵な漫画です。 表紙の絵にもなっている夜の学校での話が特に好きで、手を合わせた瞬間の甘酸っぱさに感動すら覚えました。 映画の公開も近いですが、原作も多くの人に読まれて欲しい作品です。心満たされる優しい読み切り #読切応援13日には花を飾って(読切) 一色まこと名無し調理師として派遣されたのは母親を亡くした大家族。主人公はここで三度の食事の支度と、母親の月命日である13日にお墓参りをする仕事を請け負うことに。お寺の長い階段を登り、初めてのお墓参りをしようとすると、そこに弱った黒猫がいた…。 ほのぼのとした描写ながら人と人が交流を重ねた日々の厚みを感じる作品でした。ちなみに「13日」と「黒猫」というと不吉な感じがしますが、この二つが主人公の行く末を導いてくれることになります。それまで男運が悪かったのも伏線なのかも。演出も素敵だと思いました。少女×閉鎖環境×サスペンス悪食のマリア 要龍mampuku猟奇的サスペンスです。ミッション系で一見お淑やかだけど闇が深い感じ、とてもよいです。少女漫画っぽくもあり、そうでなければアワーズとかに載ってそうな。いくつかミスリードっぽい伏線が見え隠れしていて、結末がやはり気になるのでしっかり続いて完結してほしい。 細かく気になったところでいうと、制服の靴が紐のロングブーツって珍しいですよね。日本ではことあるごとに靴を脱ぎ履きする習慣があるのでスニーカーのような内履きや紐のないローファーが主流です。作品舞台の学園が文字通り閉鎖環境であることを表している、というのは穿ちすぎでしょうか。 自分の死を知らないミーナ…かわいそうなミーナ やまじえびね名無し※ネタバレを含むクチコミです。トーチが推す期待の新人蓬莱トリビュート 中国怪奇幻想選 鮫島円人mampukuhttp://to-ti.in/product/hourai ここで連載してます。 中国の昔話が漫画化。どれも極めてシンプルな短編ではありますが、可愛くキャッチーに描かれています。チャイナ情緒溢れてます。 第3話「狐の掟」がとても辛く悲しい話で衝撃的。日本の「ごんぎつね」や「鶴の恩返し」などの昔話も、辿れば中国にルーツがあったりするのかななんて思います。漫画読まない人におすすめBLUE GIANT 石塚真一名無しすごく流行ってたので手にとるのが遅くなったけど、人気でるのがわかる作品でした。漫画の軸としては王道で、読みやすいことこの上なし。それでいてメインテーマに「ジャズ」っていう良い意味でnot popular?なところを選んでるあたり最高だと思った。 若い世代なら新しいものとして素直に頭に入るし、ある程度上の年代なら懐かしく思い出すこともできるテーマじゃない? 漫画なんか読まないっていう人にこういう正統派な漫画を読んでほしいもんです。 漫画家になりたいすべての凡人が読むべき漫画なお先生は怒らない 大塚志郎mampuku 20代後半にして漫画家志望の悩める青年、受賞に至るために彼に何が足りないのか? 「漫画家家庭教師」を名乗る謎の人物(なお先生・主人公)による分析と指導で目からウロコがぽろぽろな漫画です。漫画家志望に限らずすべてのクリエーターにとっても勉強になるのではないかと。 https://mochicomi.net/productions/311 ・5年周期で一周するジェネレーションギャップ(音楽だと7年くらいと言われてます) ・幅広いジャンルをインプットすることで「バレにくくパクる」 など本当にそのとおりで頷きっぱなし。 狂言回しの漫画家志望青年は、ボカロやアニソン、'00年代初頭のJpopばかりを聴き、またその頃の大ヒット漫画ばかりを好んで読む典型的な20代後半のクリエイター志望として描かれています。現実世界でいうと、ナルトやブリーチ、ハガレン、宇多田ヒカルやポルノグラフィティのような世代でしょうか。(当方、異業種ですが確かに体感的に多いです) かの宮崎駿も「アニメだけを見てアニメを作るな」と言っていました。 忘れてはならないのは、全オタク人口のうち、コンテンツを生み出す側のオタクはほんの2%程度(要出典)しかいないということです。それだけ一握りの、クリエイティブを志す者が、凡百の自称オタクと同レベルの消費行動をしていては成功など夢のまた夢ということです。自戒を込めて、毎日読み返したい漫画です。るっ!の作者、ジンどのとJK好きすぎ問題ぐらぶるっ! Cygames 菊一文字mampuku グラブルの販促も兼ねたオマケ4コマ漫画だったものが、独特すぎる世界観とシュールなギャグセンスで人気を獲得し、スタンプになったりエイプリルフールネタとしてイベント化したり使用できる武器になったり(?)とオマケの枠を超えた存在になりつつあります。何よりオールカラーでこの絵のクオリティにもかかわらず、毎日更新しつづけ話数にして1700を超え! いつか5分アニメでもいいので映像化を目指して頑張ってほしいです。 エイプリルフールは絵面のインパクトが凄まじかった……<<539540541542543>>
前に藝大の本が話題になって電車の中吊りにも「ちょっと変わったところ!藝大!」って感じに宣伝されてた気がします。 漫画で読んだらどんなものか、と思い読んでみました。 想像…通り! …ではあります。 というのも藝大卒の知り合いがいたので、フェンスを超えて動物園に侵入しただのキャンプファイヤーしただの、入学試験は水族館連れていかされる、だの、割と変わったところだとは伝え聞いていました。 渦中にいるときっと異常なことが日常になるのでしょう。 主人公夫婦も片方が藝大だと片方は驚く日々で楽しそうだなと思いました。 私的に藝大の音楽学科の人たちの方が面白かったですね。 音楽を生業にするのは難しいのとすでに経済的な足切りがあるんだろうなと想像します。 それ以上に、上手くなる、自分の腕を磨く努力!!尊敬します。 どっちもそう、プロってすごい。登竜門もきっとハードだけどすごいし、きっと楽しい。 読んでて楽しかったです。