青年マンガの感想・レビュー15392件<<295296297298299>>15歳のとき、なにしてた?15の春 荻野真starstarstarstarstarひさぴよ空海、ダーウィン、チンギス・ハーンなど、世界的に有名になる偉人たちのまだ何者にもなっていない15歳の青春期にスポットを当てた短編集。 創作要素が強く、どちらかというと歴史ファンタジーという位置付けになると思います(表紙の羊マンなんかは完全にファンタジー。)が、しっかりと歴史を織り交ぜながら、想像力豊かにそれぞれの人生の転機となったであろうエピソードが描かれています。 特に出色なのは、少年のダーウィンと、歴史的な化石ハンター、メアリー・アニングが出会って化石掘りをする話。歴史好きにとってはめちゃくちゃロマンを感じる話じゃないでしょうか。 荻野真先生らしい、ちょっとエッチなシーンが多めなので子供が読んでも平気かと言われるとアレだけど、「15歳」だったら、まず問題ないはず。『契れないひと』作者待望の新作 #読切応援風俗に行っただけなのに たかたけし名無し※ネタバレを含むクチコミです。最新話の考察ポイントサタノファニ 山田恵庸サタノファ女塾176話で登場の「ジェットストリームアタック」 これが本当に成功するのか? この戦法の本家、犬養姉妹に見破られてしまうと 思うのだが…? そもそも 小夜子がこんな安直な作戦を立てるとは、 やはりどこか 普通ではないのでは? あと、美依那が こんなにあっさり捕まるとは 正直 拍子抜けだ。 何か脱出の方法を仕組んでいると信じたい。 パラ選手たちの物語!!ドキュメンタリーをコミカライズWHO I AM ―これが自分だ!という輝き― 冨澤浩気たかあらすじにもある通り、世界のトップで活躍するパラアスリートたちのドキュメンタリードラマをコミカライズした作品。2018年47号よりシリーズ連載としてヤンジャンで不定期に掲載され、今週の2019年25号には第5話が掲載されています。 「WHO I AM 〜これが自分だ!という輝き〜」 https://tonarinoyj.jp/episode/10834108156636902033 「パラリンピック・ドキュメンタリーシリーズ WHO I AM」 https://www.wowow.co.jp/sports/whoiam/ 1〜3話は**ライリー・バット**の物語(ウィルチェアラグビー/オーストラリア)、4話からは**サフェト・アリバシッチ**(シッティングバレーボール/ボスニア・ヘルツェゴビナ)の物語。 平和なオーストラリアに先天的に障害を抱えて生まれたライリーと、紛争地域で後天的に障害を負ったサフェト。障害を取り巻く背景が全く異なる2人ですが、どちらもドラマチックで引き込まれました。 サフェト編ですごく印象に残ったのが、「紛争地域では障害者が増え続けている」こと、「障害者にはリハビリ(パラスポーツ)が必要」ということ。当たり前すぎることなのですが、自分はそのことを自覚していませんでした。 連載が何回まであるのか不明ですが、キービジュアルにはフェンシング選手とゴールボール選手も描かれているので、ぜひ彼らの物語も読んでみたいです…! 感情がバグるいいホラー!見える子ちゃん 泉朝樹たかホラー漫画に全然興味なかったんだけど、見える子ちゃんを読んで良さがわかるようになりました…! 見える子ちゃんはその名の通り、ある日突然ヤベーやつが見えるようになってしまった女の子。 ヤベー奴はメチャクチャ怖いし…それに怯える見える子ちゃんは可愛い…。 読んでるうちに感情が「怖い」と「可愛い」でいっぱいいっぱいになって、頭が麻痺する感覚が楽しい。 エロスとタナトスが最高な作品といえば青野くんに触りたいから死にたいですが、どうか**勇気を振り絞って1人で異形を無視し続ける見える子ちゃん**のこともよろしくお願いします。 『見える子ちゃん』泉朝樹 https://twitter.com/izumi000/status/1159084343131639808?s=20 https://comic-walker.com/contents/detail/KDCW_MF00000090010000_68/いいもの読んだ怪物殺し 富田童子たか最後まで読むと怪物殺しの意味がわかるやつ。1975年、アメリカの田舎に住む双子の少年たちは恐ろしい父親を殺鼠剤で殺すことを思い付く。 重くて暗いストーリーなのに、贅沢なまでの絵の描き込みがとても素敵で不思議とメルヘンさすら感じました。ダークで耽美でハードで鬱くしい…。 見開きを効果的に使った対比の演出がものすごく良かったのでぜひ読んで確かめてほしいです…! https://twitter.com/TomitaDouji/status/1033010209919197185?s=20 https://afternoon.kodansha.co.jp/afternoon/2018/11.htmlガンスリファンに絶対刺さる勇気あるものより散れ 相田裕mampuku※ネタバレを含むクチコミです。 対人恐怖症の女性がダンススポーツに出会うシャドークロス スガワラエスコ名無し※ネタバレを含むクチコミです。百合的三つの視点 #1巻応援酒と鬼は二合まで 羽柴実里 zinbeiあうしぃ@カワイイマンガ①依存百合 二人の女子大生・ヒナタとナオリのお話。ヒナタは人間に酒を与えられないと死んでしまう「鬼」。故にナオリにお酒を作ってもらうのですが、ヒナタはナオリに依存しつつも劣勢ではない。 ナオリは誰かにお酒を作りたいけれども陰キャ。そこを陽キャのヒナタに救われるような、絶妙なバランスの相互依存関係になっています。 ②同居百合 そんな二人は同居を始めますが、意外にも持ちつ持たれつの関係を築きます。ナオリがお酒を提供する代わりに、ヒナタが美味しいご飯を提供する。様々な意味でwin-winの関係で、楽しそうな様子がとても良いです。 ③アルコールと百合 ナオリのお酒オタクをヒナタが受け入れて始まる関係は、お酒を飲む度に打ち解けます。これはアルコールありの大人百合の醍醐味ですね!さらに相手をちゃんと見られる人になりたいナオリの真摯さに、信頼を深めるヒナタ。 もうパートナーへの道まっしぐら!? ヒナタの目的やヒト世界との関わり方、待ち受ける何らかの障害など、見どころが多くて次巻が待ち遠しいです。好きな人の家に行く理由作っちゃうんだよね貸した漫画返してください! 西村たまじ野愛野球部全員田中が面白かったのでこちらも読んでみました。やっぱり面白い!! 弁当屋でバイトしている無表情の男子学生・久保ちゃんが、常連客の青年・中原さんに勇気を出して告白しようとするお話。 勇気を出して中原さんの自宅まで突撃したけれど「好きです」のたった4文字がやっぱり言えないんです。 同性だから気軽に告白できないけれど、同性だから気軽に自宅突撃できる。 よくできてるなあと感心しつつ、しっかり切なくなりました。 しっかり切なくなるものの、それ以上に笑えるのがいいところ。 好きな人の家にいるとは思えないほど、無表情でくつろぐ久保ちゃんが面白くてかわいいです。 そんな久保ちゃんにちゃんと突っ込む中原さんがこれまたナイスガイなんですね。そりゃ久保ちゃん惚れちゃうよね。 そして展開が素晴らしいですね。 笑わせるパーツがとても多いのに無駄がないのが凄いなあと思いました。本当によくできてる…!! 気持ちよくて面白くて甘酸っぱくて爽やかなラブコメでした。 第三弾は、頭がカエルの男性に出会って…ニシオギ奇譚 秀良子名無し※ネタバレを含むクチコミです。龍ひみつ図鑑が面白い空挺ドラゴンズ 公式コミックガイド 桑原太矩 講談社(編)名無し本編が7巻くらいのときに発売されたガイドブック。これまでのミカたちの旅の道のりや世界観設定などたっぷり書いてあるガイドです。 なかでもクィン・ザザのクルー、沢山いるのでそれぞれの紹介がまとめてあるのは本編を読む上でもかなりありがたいかも。 一番ワクワクしたのは龍ひみつ図鑑。これまでに出てきた龍の生態や特徴が設定イラストとともに解説されています。大きさとか習性とか細かく書いてあって、これだけでも本にしてほしいくらい。モンハンの攻略本とかを思い出して嬉しくなりました。 それとインタビューに書いてあったんですが、クィン・ザザの名前の由来が映画のキンザザだっていうの、読むまで全然気づかなかった…。ウルトラハッピーすぎる #読切応援ウルトラハッピー 俺と僕 稲井カオルnyaeタイトルに偽りなし。ウルトラハッピーが過ぎる読み切り。 この漫画の世界観では同性婚のハードルがほぼ無いのもあり、ただただ結婚に向けてウキウキしてるカップルが描かれてます。でもそのへんの漫画家さんが同じ内容を描いてもボツをくらうでしょう。そういう点でさすがは稲井カオルさんだなと思います。内容はただのウルトラハッピーな話だけど、最初から最後まで途切れないボケとツッコミの畳み掛けは圧巻です。 まさにリアル!女の解体新書 シモダアサミ名無し女の解体新書、そのまま! カップルの女性の内面も赤裸々に書いてあるし、美人な女性がオナラをする描写もある。赤裸々で面白くて女性が読んだら私も私も〜となりそうな内容。 作者女性なんでしょうか。 女性が描く女性の漫画、包み隠さず言いたいこと言ってくれるし不満があれば漫画の中で暴れてくれるから好きです。さすが2021年手塚治虫文化賞大賞受賞作!ランド 山下和美starstarstarstarstar_borderかしこ※ネタバレを含むクチコミです。皆の心の声が聞こえます。休日ジャンクション 真造圭伍starstarstarstarstar干し芋日常でありそうでなさそうで、あるかもって?!って思わせてくれる短編作品集。 『休日』昔からの知り合いって、言いたいこと言い合って、好きなことして、我慢しなくていい一日が過ごせてストレスフリーになれそう。 『美少女なんて大嫌い』子供にも下心って透けて見えるんです。子供だからってバカにしてはいけません。 『家猫ぶんちゃんの一年』切ないです。犬だったら、飼い主さんもう少し早く発見されていたかも?猫派ではないのでそういう目線で見ちゃいました。 ケモがあふれ出とる学園バトルファンタジー #完結応援学園創世 猫天! 岩原裕二ANAGUMA猫と一緒に生活できるという一風変わった学校に入学した主人公のユミ。どうも学園にはヤバい呪いが封印されてることが判明し、相棒猫のカンスケとともに世界の平和を左右する戦いに巻き込まれます。 「猫がしゃべって、少女が戦うドラマチック・アクション!!」という触れ込み通り、本作の中心人物は「対」と呼ばれる特殊な力を持った猫と人間のコンビ総勢7組。それぞれ巨大化や武器化などさまざまな能力を使ってバトルするのと、猫ちゃんたちがアクロバティックに活躍するのが魅力です。 敵方の霊獣チームもバラエティ豊かなアニマルが次々登場しますし、自然と人間の対立というテーマも地球温暖化が進んでしまった今読むとまた一段重みが感じられる気がしますね。 DTB1期の放送と並行して連載されていたというのもファンには注目ポイントかもしれません。 かわいくてカッコイイ多種多様なケモキャラが出てくるのでその筋の方には当然オススメですし、不思議な力が眠る学園に目がない方にも喜んでいただけるはず!14歳女中さんの真面目でていねいな暮らし #1巻応援うちのちいさな女中さん 長田佳奈nyae昭和初期を舞台に、14歳の女中・ハナちゃんと、ハナちゃんの主人になったひとり暮らしの翻訳家・令子さんとの日々を描く。女中がいる家というとお金持ちの家庭を想像しますが、この時代はそこまで裕福ではなくても女中を雇うことは珍しくなかったそうです。 ハナちゃんはとにかく真面目な子で、何をするにもきっちりかっちり、遊びや余計は一切なし。その完璧な仕事ぶりには読んでいてなぜか心が浄化される気分です。ただその真面目さゆえの行動にクスッとしたり、思わず観察したくなる独特の可愛さの持ち主です。なのでなんかかまいたくなってしまう令子さんの気持ちがもの凄くわかります。令子さんていい意味ですごく普通の人なので読者と感覚が近い気がする。 時代背景としては、一般家庭に少しづつ海外の文化が取り入れられ始めたあたりで、田舎から東京に出てきたハナちゃんが珍しいものを見て新鮮な反応をしている姿も見所です。2巻以降もずっとこんな日々が続いてくれたらいいなと思ってます。芸能の本質をつく#1巻応援ワールド イズ ダンシング 三原和人六文銭逃げ上手の若君同様、個人的に室町時代がアツイのですが、 さらに世阿弥の作品まで出て、いよいよ出版社も本気になってきたな! と、ホクホクしております。 世阿弥といえば、「風姿花伝」の著者で、それを秘伝書として後世まで残したのが有名ですよね。 「序破急」という言葉でご存知の方も多いハズ(主にエヴァ経由かもですが) 中でも、「年来稽古条々」は、今でも唸る部分が多いです。 年齢ごとにやるべきことをまとめたその一節は、端的に言えば、以下のような内容。 若い頃は、勢いや華やかさが最も美しい時期のため、実力とは違う点で評価されてしまうことがある。しかし、この時期で一生涯が決まるわけではないため慢心しないように注意が必要。 そして、年とともに、進歩に停滞がみられる時期がくるが、それでも絶望せずジッと耐えて実力を磨く必要性を説く。 そして、30後半から40才までには全てが決まってしまうので、この年代を、これまでを振り返って、これからどうすべきかを考える時期とし、40過ぎたら体力の衰えも重なるため、多くのことはせず得意なことに集中し、後任の育成をすべき・・・という流れ。 大分端折った要約ですが、これが600年以上前に書かれたってスゴイなと思います。 芸能の世界はもちろんですが、ビジネスシーンでもおっしゃるとおりだなと思うフシが多々ありますよね。 若い時代はあっという間なので、若さに奢らず、如何に自分を高められるかが重要だってことです。 本作は、そんな世阿弥の物語。 上記のような何百年も通じる芸の本質をついた本を書いただけに、 芸という、一瞬とらえどころのない世界を、体系的に、ロジカルに分別し考える感じが、純粋に「っぽい」なぁと感じました。 実際、こういう人物だったんだろうという現実味があります。 父・観阿弥との、父と子の関係も良いです。 2代に渡って技術だけでなく、思いが継承されていく感じ、好きなんですよね。 まだ1巻ですが、今、室町がアツイので、色んな意味で今後が楽しみです。 クズでもかわいければOKですクズ浪人生、人生が辛いので夜のお姉さんを呼んでみた こすずめ野愛受験勉強しないで遊んでいたら大学全部落ちて親に怒られたのでかわいいデリヘル嬢を呼んだらハマってしまいました とまあ、あらすじを書き出してみると闇社会に飲み込まれるストーリーがはじまりそうですが、百合ラブコメなんです。 受験に失敗した真希乃が二次元の推しに似たデリ嬢・真白さんにハマるお話なんですが、もはや真希乃のダメ人間っぷりが気持ちいいです。 お金がかかるのでバイトしてみるけれどどこ行っても即クビなので、参考書代ちょうだい!と親に金を無心する始末。 予備校に通って猛勉強して本気を見せなさいと親に言われ、予備校に通うことにしますが…ここに最大級のクズさが詰まっているのでぜひ読んでほしい!! かわいい女の子だから笑って読んでるけど完全アウト事案です。かわいいから許されるなんて思うなよ!って思いながらもかわいいは正義。大優勝。魔王(姉)と一緒にひと夏の思い出づくり魔王の帰還 一穂ミチ 嵐山のり名無し※ネタバレを含むクチコミです。専業主夫の毎日を描くぬくとう君は主夫の人 磯谷友紀名無し※ネタバレを含むクチコミです。 和む。。転がる姉弟 森つぶみむPrime readingのジャケット買い、というかジャケットで選びまして。 可愛いしほのぼのしてるし好きな感じでした。 連れ子同士の結婚で新しい家族ができるぞという始まりなのですが、全然重くなく、クスッとするような微笑ましいようなテイスト。 弟くんがすごくデフォルメキャラクターなのがいいですねw 見守りたい気持ちになります。煙の向こうがわの幸せいぶり暮らし 大島千春野愛一点の曇りもなく寸分も狂いもなく幸せな日常を過ごしている人達なんてきっといない。 わかっているはずなのに隣の芝生が青く見えて、自分の日常がうまく愛せなくなったり。 そういうリアルさを忘れさせてくれるひたすらほのぼのした日常漫画かと思ったら、ひたすらリアルな日常漫画だった。 同棲中のカップル・頼子と巡が休日に燻製を作って食べるお話。 相手のことがわからなくなったり、将来に不安を感じたり、他のカップルと比べてしまったり。 何も起こらないように思える毎日の中、言葉にならないモヤモヤとした感情が生まれては消えていく。 それでも、美味しいものを作って一緒に食べれば間違いなく幸せで。 痛さも甘さもほろ苦さも全て含めて愛おしい日常なんだと教えてくれる作品でした。 もちろん料理漫画としてもすごく面白い! 燻製コーヒー飲んでみたいし、たこ焼きやカレーの具材を燻製にするのも美味しそうでやってみたい。<<295296297298299>>
空海、ダーウィン、チンギス・ハーンなど、世界的に有名になる偉人たちのまだ何者にもなっていない15歳の青春期にスポットを当てた短編集。 創作要素が強く、どちらかというと歴史ファンタジーという位置付けになると思います(表紙の羊マンなんかは完全にファンタジー。)が、しっかりと歴史を織り交ぜながら、想像力豊かにそれぞれの人生の転機となったであろうエピソードが描かれています。 特に出色なのは、少年のダーウィンと、歴史的な化石ハンター、メアリー・アニングが出会って化石掘りをする話。歴史好きにとってはめちゃくちゃロマンを感じる話じゃないでしょうか。 荻野真先生らしい、ちょっとエッチなシーンが多めなので子供が読んでも平気かと言われるとアレだけど、「15歳」だったら、まず問題ないはず。