青年マンガの感想・レビュー15392件<<297298299300301>>「GANTZ」読んでみたGANTZ 奥浩哉starstarstarstarstarかしこ※ネタバレを含むクチコミです。逝ってしまわれた風雲児たち みなもと太郎さいろく心不全とのこと。御年74歳、仕方ないのだけど寂しい。 代表作はやはりこの「風雲児たち」だけど、ホモホモ7やハムレット、スターウォーズドン・キホーテ?も好きでした。 以下抜粋 https://www.asahi.com/articles/ASP8M6VXRP8MUCVL016.html 79年に連載を始めた「風雲児たち」は、関ケ原の戦いから幕末の動乱へ至る壮大な歴史を、ギャグ漫画のタッチで生き生きと描き、歴史漫画に新しい地平を開いた。2004年に手塚治虫文化賞特別賞、20年に日本漫画家協会賞大賞を受賞。三谷幸喜さんの脚本で18年にテレビドラマ、19年に新作歌舞伎になった。続編「幕末編」を「コミック乱」(リイド社)に連載中だったが、未完に終わった。多感な10代に多大な影響を与えた吾 ナンバーファイブ 松本大洋hysysk高校生の頃、音楽やファッションが好きで流行に敏感、世間で一般的に人気があるものとはちょっと違った趣味の人達(大抵は兄姉がいる)は、ちょっとした落書きで絶対こんな感じの絵を描いていた。後になってあれは全部松本大洋の影響だったんだなと気付いた。 序盤は話の全貌が見えず、抽象的で詩的な会話や戦いが続く。世界観や語り口に2000年代前半の空気感が凝縮されていて、懐かしいような恥ずかしいような不思議な気持ちになる。何度も読み返さないと内容が入ってこないのだが、それが苦ではなく、むしろもっと理解したいと思える。こういう作品が描けて、『Sunny』や『東京ヒゴロ』みたいな作品も描けるのがすごい(『ピンポン』はまだ読んでない)。絶対に負けられない戦いが日常(そこ)にはある真壁先生のパーフェクトプラン【単行本版】 時宗孝輔たか1話読んで好きになってしまいました。朝の通勤電車で必ず確保したいいつもの席とか、大事に取っておきたい消しゴムの角……。日常の中にある、超個人的で些細なことだけど絶対に譲りたくないあれこれ。大人だから我慢して譲るのは簡単だけど、それを決して譲らずガチガチに守りにいってる真壁先生がマジかっこいい……!! とても日常とは思えない高度な心理戦が最高すぎる。 なんといっても、1話がガッキーと堺雅人のコンビが光る弁護士ドラマ「リーガル・ハイ」第1話のオマージュになってて爆笑しました。そうくるんかーーい! なんでこんな面白い漫画今まで知らなかったんだろう……。 9/30までスキマで全巻読めるそうなのでぜひ!! https://www.sukima.me/book/title/makabesensei/ あったらいいな、しょうもない異能しょうもないのうりょく 高野雀野愛瞬間移動とか空を飛ぶとかニセ札を体から出すとか、異能があったら便利だしかっこいいですよね。 あったらいいな異能。なんかほしいな異能。 上記のような凄い異能は絶対ないけど、この漫画を読んだら自分にもひとつくらいは異能がありそうな気がしてきました。 果物の食べごろがわかる、猫にめっちゃ好かれる、人の空腹がわかる…など、人間誰もが取るに足らない異能を持っている世界。 書類を崩さず積める異能と人の異能がわかる異能を持ったOL星野さんが主人公のほのぼの日常お仕事漫画です。 不老不死の異能を持つ藤原さんとの恋模様があったり、会社の経営危機があったりしますが、とっても平和です。 異能を生かすでも殺すでもなく、のらりくらり生きてる登場人物たちがちょうどよいです。 現実世界でも個性やら能力やらいろいろありますけど、気にしすぎないほうがいいですもんね。 でも異能あるある話は楽しそうなのでわたしも異能欲しいな。ちゃんと面白い異世界もの月が導く異世界道中 木野コトラ あずみ圭名無しまたよくある異世界ものでしょー、と思っていたらかなりの良作でした! 主人公の高校生男子が両親の契約で仕方なく異世界に連れていかれたら、とある理由からその世界の女神に嫌われて世界の果てに放置されて過酷な環境から這い上がっていく異世界ファンタジー! https://www.alphapolis.co.jp/manga/official/48000051 アニメ化棚にあってなんとなく手に取って読んでみると少しずつ、 「へぇー、意外に面白いじゃん」 「ほうほう、次どうなるんだ?」 「おいおい、ヤバイじゃん!どうなっちゃうんだ!?早く先を見せてくれ!」 と感想が変化していきました。 特に最新の8巻~9巻の展開は本当に先が読めなくて夢中になって読んでしまったほど! お約束のフィジカルや能力がチートな主人公ではあるのですが、女神によって酷い目にあったことや、現実の家族の身代わりとなって自ら嫌々やってきたことなどもあり、それくらいチートでもいいよなという気持ちにしてくれるのがよかったですね。 強さの理由も裏付けがあってとてもいいです。 コミカルなノリと堅実な話運び、お約束のハーレム(?)と、それでも手を出さない理由もしっかりしてますし、「勇者になる」「魔王を倒す」わけではない珍道中も面白いですね。 さらに言えば、主人公が巻き込まれ体質ながら、ちゃんと自分自分と自己中な動きをせずに周囲を助けたり、そのための共同体運営や隠れ蓑と運営資金のための商人としての活動など複合的に面白くなっていきます。 原作としての話の面白さもありますが、アクションシーンや和風な衣装や設定など視覚的にも面白いのでいい漫画化ですね。 主人子の心の起伏も黒い部分もちゃんと出ていたり、清廉潔白超人じゃないのが人間らしくていいです。 なんでもあり、俺TUEEEにならず、見た目や言葉の問題についても上手く処理してる印象があります。 ただ序盤の話で、主人公の見た目が悪くて美男美女ばかりの弓道部で浮いてるとか、そういった見た目のいじりがきつく感じたのは、ここ数年の時代の流れでしょうね。 原作が書かれたときは全然OKだったと思うのでしょうがないのかなと。 気になってアニメ1話確認してみると、女神のひどさを強調する意味で言われる「ブサイク」という言葉以外は大部分カットされていて見やすくなっていたのでナイス判断だなと思いました。 それでも、ファンタジー世界に入ってからはこの顔がブサイクというより亜人よりの顔として言われたり、そっちの設定としての言い方になっている感じがあるのでマイルドに感じて、ストーリー的な部分だから全然問題なく感じました。 総合的にはとても面白く、思わず「アルファポリス」のアプリを落として単行本未収録の最新話まで追ってしまいました。幅広い作品が、一冊にまとまってます。東京発 異世界行き 大武政夫starstarstarstarstar干し芋独特のギャグセンスと間です。 『銀行強盗は同窓会の始まり』が好きです。 やはり、学生時代の知り合いは、損得考えずに付き合っていたので、大切ですね。どんな時も、力になってくれる♪ 『青信号までの時間』は、切ないです。 運命の出会いかと思いきや、爽やかな風が吹いている感じ。 作品によって、作風も違うので、楽しめる短編集です。 魔王倒しても幸せになれるわけじゃないんだな異世界帰りの大賢者様はそれでもこっそり暮らしているつもりです 岡崎純平 木野二九 日下コウ異世界スキー※ネタバレを含むクチコミです。令和に公道でバトルは熱い!公道ウルフ 野口賢名無し同じ高校生でも群馬の豆腐屋の息子が峠を攻めるのは漫画〜って感じのワクワクがあるけど、こっちは東京在住の元F3レーサーが主人公なのでリアリティレベルが高くてハラハラする。公道と一緒にコンプライアンスもギリギリを攻めてるの好き。 1巻だけ読んだのでユウヤがレースでどんな危険運転をしたのか気になる。 人間らしくておいしすぎる休日の過ごし方おいしすぎて深刻なエラーが発生しました。 高橋すぎな野愛真面目でお堅いOLの不破さんが美味しいものを食べて飲んで笑ったり泣いたりするお話。 作品中に登場する料理やお酒ももちろんですが、不破さんの人間性が魅力的なんです。 きっちりしていて機械みたいな人に見えて、季節の移り変わりや旬の食べものを大事にする一面もあります。 胃を休めようと思ったのにカレー作っちゃったり、釣り堀にガチジャージ&長靴で行ったり…人間らしくて好き。 行きつけのお店のマスター蓮見さんとの恋模様もピュアでもどかしくて可愛らしいんです。 グルメ漫画を読むと外で飲みたい気分が高まってしまうんですが ベランダで手作りサンドイッチ食べたり、浴衣と1人鍋でおうち温泉宿気分を味わったり、お家でできる楽しみ方もたくさん描かれているので今のご時世にもぴったりです。 四人それぞれの愛欲=支配の果て少女支配 筒井いつきあうしぃ@カワイイマンガ父親に虐待を受ける女子高生が、幼馴染三人と共謀して父親を殺害し、死体を隠蔽する事から始まる物語。四人それぞれの愛欲と、強い執着による狂いが痛々しい。 幼馴染の四人が抱く暗い感情。それを癒すために、それぞれの愛欲に依存してゆく様は、見ていて辛い。 男性とのインモラルな関係に惑溺してゆく二人に対して、とりわけ強い想いで結びつく二人はある男子を障害として、かえって純愛の度を強めている様に見える。 しかし問題は、四人とも愛・性・強い感情に囚われすぎている点にある。 愛情とか快楽とか、強すぎる物で人を支配しようとして、支配されている……そんな観点で見ると、四人の陥る闇の深淵は、実は私の足を少し踏み込んだ先にもあるように感じる。 殺人事件の解決、そして四人の関係性の終点に、救いは無い。想い合う二人の逃避行は二人の純愛の様に美しいが、その先に約束されているのは苦しく溺れるしかない暗い海だ。それでも純愛という支配から、逃れられない。 過去に恋を拗らせてしまったことのある人には、分かるかもしれない。こういう人間の昏さの為に、筒井いつき先生の作品はある。平成の変態スクールギャグさぼんどーる 日高トモキチ名無し息を吸うように下ネタしかないスクールギャグ漫画。令和に読むにはかなり厳しいキャラが盛り沢山で……真顔で読み切ってしまった。(ジュマンジが出てきたとこは良かった) 日高トモキチ先生といえば水族館で働くことになりましたとかダーウィンの覗き穴のイメージしかなかったので、「こんなのも描いてたんだ……」とかなり衝撃。祖国の青空を目に焼き付けてこの世を去ったフィリピンの英雄ホセ・リサール【単行本版】 今野涼 松井孝浩たか世界史で習う独立運動の英雄の1人だけどその詳しい生涯は知らなかったホセ・リサール。こんな圧倒的な存在だったんですね。 リサールが銃殺される処刑シーンから始まる第1話で一気に引き込まれました。 これだけの人物の生涯を10話に収め、かつ面白く魅せる物語構成の手腕がすごい。 重厚なストーリーを語るのにふさわしい、緻密で熱量のある絵がまた素晴らしくて惚れ惚れしてしまう。 300年にわたるスペイン支配からの独立を懸命に目指している19世紀フィリピンの革命の志士と民衆の姿に心を打たれる一方で、このあと史実ではアメリカと日本の手が及ぶんだよな……と考えてしまい切なくなりました。 この作品はテーマがテーマだけに、英語版も作られていた(はず)のでぜひ読み比べてしてみたい。 マンガ偉人伝として小中高の図書室に置いてほしい一冊です。 「1人で飯喰うだけ漫画」の始祖孤独のグルメ 谷口ジロー 久住昌之名無し谷口ジローも孤独のグルメも巨匠&名作なのに1作品も読んだことなかったのでまずはこれから読んだ。 第1話読んで、マジのガチでおっさんが全く知らん店に飛び込んでいろいろ考えながら飯食うだけの話で拍子抜けしてしまった。 でもこの今じゃ山ほどあってもはやスタンダードになったスタイルを四半世紀前に生み出したというのが凄まじいんですよね。(アイデアを出した編集さんすごい) そしてデジタル作画の写真加工に慣れすぎたせいでスルーしそうになったけど、これが全部手描きという……。本当に途方もない超画力……。 読んでて「うぉォン」とか「こういうんでいいんだよこういうので」とか「あ、ネットミームで習ったところだ!」の連続で感動。 回転寿司のあと、一服しながらおばさんの家庭を考えるシーンが一番好きだった。 煙草といえば……あまり作中の時代を考えずに読んでたら、新幹線シュウマイ弁当食い終わったあとおもむろに吸い出して硬直してしまった。けど奥付見たら1995年に掲載された号で納得。そのあと店先に並んだガラケー(PHS?)に驚くシーンもあって時代を感じた。 作中の店で、2021年まで残ってる店はあるのか……。 知りたいのと同じくらい知りたくない。念ずれば通ずを地で行くパパはゲーム実況者 トラちん ガッチマン六文銭もう10年以上も前になるが、「ニコニコ動画」が違法動画ばかりから、徐々に市民権を獲得しはじめたころ、彗星のごとく現れた(と自分は感じた)「ゲーム実況」というジャンル。 海外ではもっと前にあったようだが、日本では権利まわりの関係のせいか、そういった動画は珍しく、当時の自分は夢中になって観ていた。 元々ゲームが好きだったこともそうだが、何よりも 「友人の隣で、ゲームをみている感覚」 は、不思議と面白く、特にEDを迎えた時などは、得も言われぬ高揚感があった。 その魅力にとりつかれ、学生時代、ずっと観ていたような気がする。 当時活躍していた人は、今となっては、引退だの失踪など見る陰もなく、浮き沈みの激しいインターネット界の闇を感じるのだが、 そんな中でも未だに前線で活躍されているのが、そう本作の主人公「ガッチマン」さんだ。 「ガッチマン」さん。 もはや、さん、づけだ。 私は昔から好きで。今も好きだ。 そして、今も続けていることに驚きとともに感動している。 今でこそ、youtubeなどで、ゲーム実況はお金が稼げるようだが、 10年以上前は、そんなの夢のような話だった。 せいぜいニコニコ動画が公式で、ゲーム会社から許諾をもらって宣伝でやる程度の仕事ぐらいしかなかった。 それも月1回あるかないかだ。 ニコニコにはyoutubeのような収益システムもなかったし。 プロゲーマーでもない、ただの素人が、ゲームやっているのを垂れ流しているのがお金になるなど誰も想像していなかったと思う。 自分も思っていた。 そんな状況だった上に、ニコニコが脂ぎった若者しかいないなかで、「ガッチマン」さん(敬称を外せないレベルで尊敬しているので読みにくくてもご容赦ください)は、彼らよりもひとまわりくらい年上で、しかも妻子持ちという、これまた色々ヤバい感じが当時からしていた。 端的にいって、 「食べて行けているのだろうか・・・」 と、大きなお世話ながら、1ファンとして心配していた。 何なら ゲーム実況なんて、若気の至りでやることだろ。 いい年した大人がやることじゃねーだろ、とも思っていた。(失礼) それでも、定期的に動画を上げる「ガッチマン」さんを陰ながらずっと応援していたし、少しでも貢献できればとクッズなんかも買った記憶がある。 それが10年経った今どうだろうか? バリバリ稼いでいる。 何なら、もうサラリーマンの生涯年収より稼いでいるのではないだろうか。 その姿に、嬉しさとともに、純粋に尊敬しているのだ。 念ずれば通ず。 意思あるところに道はあり、なのだ。 本作は、その裏側を奥さんである「トラちん」さんが描いている。 ゲーム実況一本でいくには、やはり色々葛藤や苦労があったようで、そこらへんも描かれているのが、ファンとしてはたまらない。 どれも成功したからギャグにして軽々しく言えることなのだろうが、 自分は「ガッチマン」さんが毎日のように動画を上げている、努力している様を知っているだけに、その重さを感じずにはいられないのだ。 ゲーム実況とはなんぞやという方、 youtuberのような若いノリについていけないが、ゲームが好きな方 本作も、動画もそんな人におすすめしたいです。 ■動画も貼っておきます https://www.youtube.com/user/Gatchman666 たんたんと、丁寧にクリアしていき、変に抑揚のない展開は疲れず、むしろ観ていて気持ちいいです。 飽きもせず定期的にちゃんと動画を上げる職人っぽさにも惚れます。 その裏側の努力も、本作では伝えてくれるので、よりファンになれると思います。 好きなことを思いっきり続けていれば、必ず道はひらける とリアルで教えてくれたと勝手に解釈して、いつも元気をもらっています。最高の1冊(個人の感想です)LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~ オノ・ナツメサミアド大好きな本です。 作者さん初期の作品ですが、1番好きです。 セリフや描写に無駄が無く洗練されています。 男性4人+短期留学生がルームシェアする話で、穏やかで暖かいストーリーです。 お涙頂戴の派手な演出は少なく、登場人物の表情や飾らない言葉に心を打たれます。 特に好きなのは本編最終話の最後のページ。 なんて事ない言葉なのに、彼らが本当に楽しく暮らしてきたのが伝わってきて、心の底から感動しました。 登場人物は個性的だけど良い人ばかり!安心してスイスイ読めます。1冊で過不足なく綺麗に完結しています。 特徴的な絵柄なので合わない人は合わないと思います。そこだけはご注意ください。内容は個人的には文句無しです! 文化系熱中!甲子園 #推しを3行で推す写真甲子園 シャッターガール moment 桐木憲一 MUGENUPあうしぃ@カワイイマンガ①夏と言えば甲子園!写真の全国大会「写真甲子園」に島の分校の写真部が挑む! ②北海道の広大な風景の中でままならぬ写真部の必死さ、審査の手厳しさなど熱い! ③写真のセオリーなど勉強になる反面、セオリーに閉じ籠らない事の大切さも描かれる。 #マンバ読書会 #最高の夏 #推しを3行で推す ★お暇なら★ 原作者の桐木憲一先生は『東京シャッターガール』でも写真甲子園を取材されている。とにかく慌ただしく厳しい写真甲子園は読んでいてハラハラするし、高校生らしい写真の完成度や様々な拙さがリアル。「普通の人でいいのに!」の冬野さんのデビュー作マッチングアプリで会った人だろ! 冬野梅子名無しあらすじ/30代の主人公の女性がマッチングアプリで彼氏を作ろうと奮闘するもなかなかうまくいかないのであった。世の中はきびしい 感想/リアルかつ尋常でない濃さにおののく。マッチングアプリ怖すぎだろ。なんだこの地獄!? 変なやつばっかりの魑魅魍魎の地ではないか 戸川純のライブに行った話でなんとなく親近感を覚える 「好き好き大好き」いい曲だよね〜 なんかあんままとまってない感想ですがとりあえず覚え書き 自意識の泥沼にはまっていきましょう フフフいい短編が多い~ガキの頃から~ 一色まこと短編集 一色まことstarstarstarstarstarひさぴよ昭和50年代世代から見ても、全てがノスタルジックで、一回り上の世代の、思い出の記憶を見ているような気持ちになる。作品内にがこの時代だったからこその描写があるので、今の若い人が読んだらかなりギャップを感じる場面があるかもしれない。そういう時代だったんだなーくらいの感じで読むのが良いと思う。 どの作品の登場人物にも共通するのは、恥ずかしいほど本音を赤裸々に語って不器用にぶつかってく姿。一色まことの描く人物たちは、男女どちらの視点にも長けていて、特に男目線で読んでいると、作者は男性作家なんじゃないかとすら思ってしまう生々しさを感じる。 改めて読み直してみると、3話目の「野郎なんかにゃわかるまい!」をはじめ、女性のルッキズムに関わる話も多く、マンバ通信のトミヤマユキコさんの連載コラム「少女マンガのブサイク女子考」のテーマとも少し被る部分がある。青年漫画とはいえ、同じテーマとして興味があれば読んでみるのも有りだと思う。 https://manba.co.jp/manba_magazine_authors/18 短編の中で、特に好きで何度か読み直してるのは、「いつも一緒」という幼馴染の太った男女が一緒にダイエットするお話。これも見た目の悩みから端を発するストーリーなのだけど、2人が頑張る過程と、オチ終わりは何度読んでも良い読後感があるので、この短編だけでも強くお勧めしたい。もちろん表題作も。 過去の初期短編集「どいつもこいつも」も読みたいのだけど、絶版で未だに読めてないのでいつか読みたい。(電子化のリクエストをしておこう) いろんなタイプの女性がいます。バラが咲いた ジョージ朝倉starstarstarstarstar干し芋どの作品にも、女性の強さ、個性的な自分流の考えが、見えてくる。 『星の名前』のジュンコは、せっかく勇気を振り絞ったのに、何故、元に戻ってしまうのだろう。幸せのカタチは、人それぞれ違うけど、安定より刺激を求める方に心が行ってしまうことは若い頃はありがちな気がする。 もっと、自由に生きていいんだって思いました。 一度の人生だもんね。 『バラが咲いた』は、知らない間に振り回されることってあるよなぁ。 自分では、そうしたくないのにそうなっちゃくことってあるよなぁ。 あの時、そうだったなぁ。と昔を思い出しました。監督が主役神様のバレー 西崎泰正 渡辺ツルヤ名無し監督が主役のスポーツ漫画(しかもバレー)ってのが面白いし、キャラが立っててすごくインパクトがあった。 面白いのにあんまり話題になってない気がする、、、。ドラマとかアニメになってもいいのに。心地よいポストアポカリプスSF日常モノ #推しを3行で推す一日三食絶対食べたい 久野田ショウ名無し情けない青年としっかり者の女の子が兄妹になり、青年は妹を食わせるため、頑張って食糧難解決に貢献する危険な仕事に従事する話。 人口と食糧不足で変わってしまった社会構造が面白かった。 3巻で終わってしまったのが勿体ない、、、もっと読んでいたかった。 全ての野球ファンに捧げたい漫画ワイルドリーガー 渡辺保裕名無し※ネタバレを含むクチコミです。せめて優しさは見習いたい大正の献立 るり子の愛情レシピ さかきしん野愛当時の新聞や雑誌から収録されたレシピや生活の様子から、レトロとモダンが入り混じった大正の空気をたっぷり味わえます。 マヨネーズ風のソースから手作りする馬鈴薯のサラド(ポテトサラダ)や赤くない洋風炊き込みご飯なチッケンライス(チキンライス)など、昔はこうやって作ってたのか〜という学びがあって楽しめました。 そして何より、総次郎とるり子夫妻に癒されます。 いつでもお互いを想い合っていて、裕福ではないけれど(実家は裕福だけど)とっても幸せそうなんです。 周囲の人にも料理を振る舞ったり、手助けしたり、見返りを求めない純粋な2人に心が洗われます。 ひたすら優しい気持ちになる作品でした!<<297298299300301>>
※ネタバレを含むクチコミです。