青年マンガの感想・レビュー15391件<<263264265266267>>王道のやつおママごと 能生旬名無し※ネタバレを含むクチコミです。きのこワールド。きのこくーちか 新國みなみPom 絵も雰囲気もほんわかしていて、ワーニャとゆん太達のゆるい感じも心地良くて、和む〜。 そして、とにかくきのこ! お部屋の中もきのこグッズで溢れている。 普段何気なく食べてるきのこのレシピも美味しそうなものばかり。 ひらたけって、こうしたら美味しいのか〜って勉強になりました。 きのこワールドに癒されました^ ^現代の正統派ガロアイコン モリノダイチかしこ流れるような夜の風景が印象的な漫画です。芸術を志している学生の苦悩を描いた話でどれも一話完結なのですが、登場人物には繋がりがあったりしてみんな同じ大学の学生だということが分かります。作者の身の回りのことがモチーフになっていると思うのでどうしても私小説みたいな感じで受け取ってしまうのですが、だからこそ往年のガロの名作達に近いものを感じました。でもそういうガロの作品では不安や焦燥感を持った若者が何かしらのアクション(女の人とドロドロの恋愛したりとか…大人しそうに見えて血気盛んな感じ?)を起こしてたと思うのですが、「アイコン」の場合はそういうエネルギーが自分の内側に向かっていくのでよりセリフや線が少なく洗練された印象を持ちました。ちなみにタイトルの「アイコン」とはLINEのアイコンのことです。そんなことも含めて今っぽいガロだと思いました。 青林工藝社の漫画だから紙で買うしかないのでおかしなことを言ってしまうことになるのですが絶対紙で買え!それくらい装丁もカッコよかった。特にカバー下。"ベランピング"の魅力が詰まった楽しい作品 #1巻応援ベランピング! ~ベランダでキャンプしてみた~ なるあすくsogor25ベランピングとは、自宅のベランダでキャンプ気分を味わうという最近注目のアウトドアです この作品は、仕事のストレスを発散できずにいたOL・笹さやかが、近所の男性がベランピングをしている様子を偶然見かけたことで興味を持ち、自分でもベランピングにチャレンジしていく様子を描く作品です。 主人公であるさやかの家がごくごく普通のマンションだったり、ベランピングに使う道具を100均で揃えていたりと、気軽に始めて工夫次第でいろんな楽しみ方ができるというベランピングの魅力が満載の作品です! また、さやかが1人で楽しむ様子だけではなく、お隣さんやアウトドアショップの店員など、少しずつさやかの交流の輪が広がっていく様子も楽しい作品です! 1巻まで読了 サブカルの「ごった煮」ハルシオン・ランチ 沙村広明桂川発起丸『むげにん』も小ネタ多いけど、全2巻に壮大過ぎるストーリーを詰め込んで、全部小ネタで作り上げるって凄い! サブカルに精通してないと大半が理解できないので、マンガやらアニメやら戦隊モノやらオカルトやらを、浅く広く通ってから読むと良いです。 もし面白いと思えなかったとしたら、それはアナタが真っ当な青春を送ってきたからでしょう。 しかし沙村先生は寄生獣好きだなぁw「うちの子かわいい」と言える日々の愛しさ #1巻応援うちのいぬのはなし。【コミックス版】 山尾お茶丸兎来栄寿自分でも犬を飼うようになってから、すっかりこういった作品への共感度が高くなりました。 ある日から家にやってきた、愛犬の生態と日常を愛情たっぷりに描いた作品です。 顎乗せや伸びといった仕草。 人間と後ろの物体との間の狭い空間に潰れるのも辞さず入り込もうとするところ。 変な寝相。 病院の診察台の上でプルプル震えて固まるところ。 伸びる皮。 近所の人のアイドルになっているところ。 寝ながらキックしてくるところ。 シャンプーのいい匂いも一晩の命であること。 軟体動物と化す様。 飼っている犬種は違ってもかなり共通する「あるある」、そして「うちのこ」へのたゆまぬ愛が詰まっていることに穏やかな笑みが溢れました。 単話版から追加された幕間の「ひとん家のいぬの話」ではよその色々な犬種の子たちのかわいいお話も(コーギー 成分が多めでした。コーギー姐さんかっこかわいい)。 終盤の展開にはいつか訪れるその日が迫ってくる様に胸を搾られます。何気ない日常を、より愛おしく感じさせてくれ大事に過ごしたいと思える作品でした。やっぱり伊藤潤二は好きだなミミの怪談 完全版 伊藤潤二 木原浩勝 中山市朗starstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男伊藤潤二は新刊がでるたびに買うくらい好きですが今回の「ミミの怪談 完全版」はむちゃくちゃ良かった。オチがある話/オチがなくただ怖い話など色々あるが個人的に最高だったのはボディビルダーが墓石を動かす回。これだけ書く何と言ってるのか全くわからないかもしれないがその通りの内容だと思う。 この回をギャグマンガとして読むべきなのかホラーマンガとして読むべきなのか考えたがそんな細かいことを気にせず読むのが一番いい 自信のなさと絶妙な自虐が愛おしい埼玉の女子高生ってどう思いますか? 渡邉ポポ名無し幼馴染の小鳩とアグリ、都内から埼玉に越してきたみなとの仲良し3人組。 東京育ちというだけで、ハイソサエティな暮らしをしてきたと思い込み、みなとに過度な期待をするも、じつはそうでもなかったらしい。 お洒落な物を見つけると途端に及び腰になる行田生まれの2人が可愛らしいです。興味津々だけど、怖い、なにかの小動物のようです。 自分も埼玉生まれ埼玉育ちなのでこの作品に興味がわきましたが、正直、行田のことは全く知りませんでした。笑フランスの映画にもなった遥かな町へ 谷口ジロー地獄の田中48歳の男が14歳になったからこそ味わう若いってことの素晴らしさとか両親の心情だとかが丁寧に表現されてた。 映画になったとは知っていたけど、フランスの映画になっていたとは思わなかった。人の生き様を教えてくれる短編集HUMANITAS ヒューマニタス 山本亜季名無し表紙の印象から勝手にファンタジーかと思っていましたが違いますね。ジャンルで言ったら歴史でしょうか。長い世界の歴史の中で埋もれてしまったような国や出来事が題材になっていて、フィクションなんだけど現実の厳しさを教えてくれるような内容になっています。表紙のアメリカの先住民の男の子の話も、ソビエトのチェスプレイヤーの話も、北アメリカのツンドラ地帯に住んでる女の子の話も、単純にストーリーとして面白い上に考えさせられるところもあり心に残りました。 お砂糖とスパイスとすてきな何もかも彼女のカーブ ウラモトユウコ野愛女の子たちがとにかく可愛い。コンプレックスがあったり身勝手だったり思い込みが激しかったり、ごく普通に生きてるだけでとっても可愛い。 ポップでさらっと読めるのに、ふいにドキッとさせられる。押し付けがましいエロではなく、女体を消費するエゴでもなく、彼女という個人が持つパーツへの敬愛が感じられる。 彼女が持つまつ毛、脚、かたち……なるほどこれがフェティッシュか。 幽霊の二の腕が好きです。 服も化粧も脱ぎ捨てた銭湯の中って、いちばん匿名性が高いかもしれない。第6巻が特にオススメ築地魚河岸三代目 はしもとみつお 鍋島雅治 大石賢一 九和かずと名無し魚に関してはド素人だった銀行マンが転職して 妻の実家の家業の築地魚河岸の仲卸の三代目に。 ド素人でありながらもそれに甘えず、 けしてプロフェッショナルを軽視もしない。 謙虚でいながら大胆な行動力と才能を活かし、努力をし、 プロの競う場所でありながら義理と人情に 揉まれて包まれて鍛えられる場所でもある 「築地魚河岸」で修行をして、 人間味と魚愛に溢れた魚河岸の男に成長していく物語。 大好きな漫画です。 けれど全肯定も出来ない部分もあります。 プロフェッショナルな世界を描きながら、 採算度外視な面に走りすぎたり。 まあそこは人情ドラマでもあるからとは言えますが。 話のベースは基本的に人情ドラマなんですよね。 けれどもプロの厳しさと人情の甘さを融合しているというか、 その良し悪しが出ているのがそれがまた魅力というか。 特に第6巻に載っている話が好きです。 「カキ喰えば・・・」では食の美味い不味いと安全性と、 それに関する世間の認識について考えさせられます。 まあチョット、前編から後編への引っ張り方には ?と思う部分もありましたが。 「サヨリの意気地」では古典落語に出てくるような人情噺と 食品の旬に関する考え方が見事に絡み合っています。 「魔法をかけられた魚」ではイケスの魚を中心に 魚の鮮度や〆方や、それに携わる人や努力の仕方や、 それらが確立する過程にも色々あるのだということ が描かれていると思います。 「下支えの出汁」今現在も人気の豚骨醤油魚介系ラーメンの 美味しさについての解説とともに、 単純なラーメン味対決漫画よりも一つ捻った兄弟弟子愛が いい出汁として効いている泣けるグルメ漫画。 全42巻を通しての三代目の成長譚や 魚中心の食品に関する面白くてためになる話の以外にも、 とりで寿司さんの努力成功話とか、 スーパーマーケットの横山さんが人間性まで含めて 築地に影響をうけて変わる話とか、 干物屋の息子の若くんの試行錯誤成長話とか、 英二さん千秋さん、雅さんエリさんのラブストーリーとか、 全42巻を読んでこそ味わえる漫画としての物語の 醍醐味もありますので、 ほんと、御一読をお勧めさせていただきます。 ヒロインの条件がかわいさなら桃色メロイック 福田晋一ピサ朗※ネタバレを含むクチコミです。 映画化するらしいので読んだKAPPEI 若杉公徳starstarstarstarstar_bordernyaeこの作者の漫画はDMC以外はまともに読んだことがなかったんですけど最近映画化されると知り読んでみたら、くだらなさは相変わらずだけどいろんな部分が洗練されてさらに進化してるなと感じました。ただこのKAPPEIも思ってたよりも前の作品なんですね…ついこの間まで連載してたイメージ… 勝平が最初の方は世間のことがなにもわからないただの終末の戦士だったのが、啓太たちとのふれあいの中で徐々に人間らしくなってきて、最後の方はわりと「なにかとイキるしょうもない奴」になってるのが最高でした。 キャラの中では戦士たちの師匠がダントツ好きです。取材の跡は感じられるけど南国トムソーヤ うめ名無しトムソーヤと呼べるドラマ性には欠け、シナリオ展開も乏しいのが残念でした。沖縄民族学、海洋古代史等の探究に比重が大きく、にわかに信じ難いオカルト路線なのもあって、いまいち入り込めなかったです。まさにタイトル通りの内容番長特攻す! 貝塚ひろしstarstarstarstarstar_borderマンガトリツカレ男貝塚ひろしのマンガをあまり読んだことがないので読んでみた。多分確実に読んだと思うのは貝塚ひろし自伝マンガの「母のいないマンガ」ぐらいでそれ以外はあまり意識して読んだことはないと思う。 内容はあらすじに書いてある通りで主人公は逡巡せずにストレートな感じで進んでいき、いきなり終わる感じで昔のマンガという感じだ。とりあえず分かったのは貝塚ひろしの描くキャラクターの表情がむちゃくちゃいいので他のも読んでみようと思う 併録されていた「ああ、零戦トンボ!」はなんか読んだことあるなと思ったらほるぷ平和漫画シリーズに入っていたやつだった。 「新のぞき屋」を読んだ感想新のぞき屋 山本英夫かしこのぞき屋(つまりは探偵業)をしている主人公がなぜそこまで「のぞき」に執着するのかが中盤で明かされるんですが、あまり詳しく説明がないので自分の読解力ではよく分からなかった……。全11巻と長いわりにふんわりした終わり方だったけど、時間が経つ程にあの2人がお互いの本当の部分で向き合えて幸せになれたってことなんだからそれで良かったのかも…と思い始めた。 ストーカーとか変質者がたくさん出てくるんですが全員気色悪くて、生理的な不快さをここまで表現できるのはすごいな〜と思いました。でも一番ゾワゾワしたのは主人公が義眼の左目をガリガリ掻きむしる場面です。痛がゆい気持ちになりました…。「鬼市」では何でも手に入るが…。叢の市 綿貫芳子名無し綿貫芳子先生の新作読切怪奇譚。 一人の男が買い物中に迷い込んでしまった異様な場所で、大切な「サイフ」をなくしてしまい、人ならざるモノたちの露天市「鬼市(クイシ)」へ踏み入ることになるが…。 https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496735953290 向こうへの行き方とか、その境目を実際に探してみたくなるような面白さがあります。 「沈黙交易」って造語?って思ったけど実際にあるんですね! 勉強になりました。 綿貫芳子先生の他の作品に出ている登場人物がこんな形で出てくるのか!という楽しみ方もできます。 以前の読切『まよひが異聞譚』も素晴らしかったです。 https://tonarinoyj.jp/episode/3269754496427567289続きが読みたい!!ドラゴン先生格闘ロード 岡村茂 DDTプロレスリング 才木玲佳 システマジャパン クラヴマガ・ジャパン トライフォース柔術アカデミー 国際空手道連盟極真会館マンガトリツカレ男ドラゴン先生こと岡村茂がいろんな格闘技をマンガと実写を駆使して描いている。 選ぶ格闘技がプロレス/システマ/クラヴマガ/柔術/極真空手と有名どころから名前は知っているけど実情はよく知らないものまであって面白い。トレーニングはしているけど柔軟性がないなどリアルなトレーニングしているおじさんがベースになっているので妙な共感を感じてしまった。 どんな感じで終わるのかと思ってたが終わっておらず続きをぜひ読みたい。できれば習う格闘技もボビナムとかジークンドーもやってほしいな 画力が凄い!!歩くひと 完全版 谷口ジローstarstarstarstarstar干し芋日常生活をのんびり楽しんでいる主人公。 いつも、時間に追われバタバタ生活している私には、とても贅沢な時間の使い方に癒される。 また、画が細部まで細かく描かれていて、塗り絵をしたくなった。 必要最低限の台詞だけ。 過剰な説明がなくても、画を見て、そこで何が起こっているのか、すぐに理解できる。 素晴らしい一冊。おだやかに笑ってしまうとくにある日々 中憲人 なか憲人名無し笑えるポイントを振りかぶらずにスッと入れてくるから抵抗感なくふふっと笑ってしまうゆるい青春学園漫画。 かなり変なことが起きてるんだけど、穏やかなテンションときつすぎないツッコミのおかげかちょっと変だよねくらいのものになってたりする。 学校ってなんでもできる場所なのかー。 ……そうなのかー!? 1話も短くて読みやすい。 https://viewer.heros-web.com/episode/3269632237305675090おもしろかった!未来人たち 熊倉献名無しこの作家さんの漫画たぶんはじめて読みましたけど、この読切だけでファンになりました。こういう視点でものを考えることもできるんだ、と気付ける感じ。良い結末を描いて"都合がいい未来"って言っちゃうところが面白いです。ふたりの最初の合作、いつか読みたいですw VS巨大カニのパニックホラー! これ無茶苦茶面白くないか?ガニメデ~殺戮の島~ 高橋構造名無し※ネタバレを含むクチコミです。煩悩が"具現化"するようになった女の子のハイテンションコメディ #1巻応援おいしい煩悩 頬めぐみsogor25この作品は自分の"煩悩"が具現化するようになってしまった女子高生・甘原かんろと、 その"煩悩"を毎回退治してくれる後輩・言代まゆらという2人の関係を描くコメディ作品です。 甘原の"煩悩"は最初はおでこの大きなニキビとして現れて、そこから生まれた生物がどんどん成長して、甘原にしか見えないイケメンの人間の姿となり、やがて宿主であった甘原のことを唆して彼女を煩悩のままに行動させようとします。 対する甘原は自制心がめちゃくちゃ弱く、“煩悩”に唆されてすぐに暴走してしまう始末。 そこに、なぜかその煩悩が見える言代が現れて"煩悩"を退治していくのですが、その退治の方法が「甘原に懺悔をさせてそれを武器に戦う」というもの。 マンガでしか表現できないその退治方法には注目ですし、もちろんコメディとしても終始ハイテンションで物語が進んでいくのでずっと楽しんで読める、そんな作品です! 1巻まで読了<<263264265266267>>
※ネタバレを含むクチコミです。