青年マンガの感想・レビュー15391件<<262263264265266>>私は、住みたくない・・・。ひかりのまち 浅野いにおstarstarstarstarstar干し芋丘陵を開発した日当たりのいい新興住宅地。 以前は、朝日村という田舎町を開発業者が買い取り、通称『ひかりのまち』を作った。 そこに、住んでいる様々な人たちのお話。 近所で暮らしているが、ほぼ接点のない人々。 しかし、読み進めていくと、どこかしらで繋がっている。 皆、幸せからちょっとづつ、ずれている。 何か一つのほころびで崩れていく日々の生活。 自由なのに、息苦しさを感じる。怪作、珍作、傑作揃いの作品集!!おばけのおやつ 押切蓮介名無しデビュー間もない頃の作品かな〜?と思うものや、描き下ろしも多くて、面白い作品集です。 特に最後に収録されてる「Beautiful」という描き下ろしの作品がめちゃめちゃよかったです!!富士山の麓の村に暴風大雨警報が発令されたが一匹の飼い犬が避難しそびれてしまう…。降り注ぐ火山弾と地獄の王ペサメノスの出現に犬は絶望するが、飼い主に会いたい一心で命懸けで立ち向かう!この犬の話を読む為にこの一冊があるかもしれないと思うくらい力作でした。 あと合コンから仲間外れにされた男2人が東京の心霊スポットを巡る「東京トワイライト」は、押切蓮介本人と友人の清野とおるの実話が元になってるんじゃないかな?と思いました。元祖「東京怪奇酒」かも??K2の感想 #推しを3行で推すK2 真船一雄starstarstarstarstarマンガトリツカレ男・イブニングでずっと読んでいるが1巻から41巻まで読み返してみた。今更だけど無茶苦茶面白い。臓器移植の組織のハードな話あり人情話ありギャグありで全く飽きないで読める。 ・神代一人や黒須一也の成長がKになっていくのがメインだとは思うがスーパードクターKの時代から読んでる俺としてはドクターTETSUや磨毛保則が登場するところ。磨毛保則の登場回は毎回面白い ・K2からでも充分に面白いと思いますがスーパードクターKから読んで真船一雄のマンガをよさを味わって欲しい 貸したスキルは"利息"付きで返してもらいます! #1巻応援技巧貸与<スキル・レンダー>のとりかえし~トイチって最初に言ったよな?~ チーコ 黄波戸井ショウリ 小山ナオトsogor25主人公は「神銀の剣」という名のS級パーティに所属するマージという男。 【技巧貸与(スキル・レンダー)】という固有スキルを持つ彼は、その能力を用いて自身の持つ他のスキルをパーティの仲間に貸与し、仲間がそのスキルを最大限に増幅させることで実力を上げていました。 しかし、スキルを貸すというその特性上、実際の戦闘では無能になってしまうマージ。 そのせいで彼は仲間から冷遇され、遂にはパーティから追い出されることになります。 そんな仲間に愛想を尽かし、これまで貸していたスキルの返却を求めるマージ。 スキルを返しても十分な経験値を重ねてきたため問題ないとあっさり返却に応じる仲間でしたが、 実はマージが貸していたスキルには、過去6年間で積み上げられた莫大な"利息"が付いていたのです。 こうして自身のスキルを利息という大きな見返りと共に"とりかえした"マージが、パーティを離れて自由の身となり新たな旅を始めるという物語です。 人生やり直しの物語であり俺TUEEE系の要素もあるため、自身のスキルを最大限に活用しながら活躍していくマージの姿が魅力の作品です。 また、マージにスキルを"返却"したあとのパーティの元仲間も今後と往生するようで、彼らの"その後"がどのような描かれ方をするかも気になる作品です、 1巻まで読了 読んでよかった!!賢者の学び舎 防衛医科大学校物語 山本亜季名無し防衛医科大の近くに住んでたことがあったのですが、学生さん達がこんな生活をしているなんて知らなかったです!町を歩いていても全然すれ違うことないなぁ〜と呑気に思っていたのですがこういうことだったのか…。医者になる勉強プラス自衛隊の訓練も行ってるなんてとってもハードですね。でもこんなに一生懸命な学生さん達の力になれるなら私も死後は献体になりたいと考えるくらい読んでいて感化されました。海外からやってきた難民の女の子が主人公の継母かつ同期として登場する突飛な設定も、さすが「HUMANITAS ヒューマニタス」の作家さんなだけあって違和感がなく読めました。見識が広いんだなぁ!!最初の頃は3年生の指導にもついていけてなかった土居内君の成長っぷりに一番グッと来ました。河童男と最強の尻子玉を持つ女Sillyなコダマ!! 鈴菌カリオnyae鈴菌カリオ先生の傑作河童コメディ。 河童であることを隠して、尻子玉を食べずに人間になることを願っている阿童ぐりまは、不幸にも最強に美味しそうな尻子玉を持つ女子・尻井コダマに愛されてしまう。 いつでもどこにでも現れて、何度拒絶されても諦めないコダマに影響され、阿童くんは人の愛とは何かを知ってゆく。 あらゆる手を尽くして阿童くんを笑顔にさせようとしてくるコダマ、あらゆる手を尽くして阿童くんに尻子玉を食べさせようとしてくる姉・るりだ、尻子玉を食べないことで命を危険に晒しながらも人間に近づこうとする阿童くん。3人の運命は、コダマの尻子玉によってびっくり予想外の結末を迎えます。 阿童くんの河童姿は人間の姿よりも好きなのでもっと沢山出てきて欲しかった。極寒の地フィンランドで働くある(訳アリ)ホテルマンのお話!? #いい冬のマンガ #マンバ読書会ホテル・メッツァペウラへようこそ 福田星良カワセミ㌠極寒の地フィンランドに佇む小さなホテル【メッツァペウラ】に異様な雰囲気を放つ青年主人公が突然現れその場の流れからかホテルに保護をされる所からこの物語が始まり、慣れぬ環境やホテルマンの仕事に悪戦苦闘し一風変わったお客さんへの対応や接客を経てその訳アリ主人公が成長していく日々を描いたお仕事系漫画になります 特徴としては雪や森林等の大自然に囲まれた北欧の美しい景色の描写は勿論ですがホテルにやってくる一風変わったお客さん達やコックのクスタさんやオーナーのアードルフさんとの関わり合いから起こるドラマ性ある物語が非常に良い作品でもあるんですよね ゼニの大地編ミナミの帝王 天王寺大 郷力也名無し今回は巨大ショッピングモール建設の用地買収問題。キンググループからの立ち退きの嫌がらせ&息子の大借金で木暮家が早々に潰れる予感しかしないのだが…死にたくないから死地を飛ぶ男達RAISE 新谷かおる名無し※ネタバレを含むクチコミです。しんどくておもしろいかえるの子はむすめ にくまん子名無しいつもはわりと濃いめの恋愛ものを描くイメージでしたけど今回の親子ものもめちゃおもしろかったです。受験の失敗とエロ本親バレはダブルしんどいですね。親を恨む気持ちもわかるけど傷ついた!と訴えられる状況でもない。そして確執が消えないまま数年後、父親のああいう姿を見てしまった娘。トリプルしんどい。 幸運不動産の感想 #推しを3行で推す幸運不動産 北野希織 河合広栄名無し・主人公は金にうるさくて口は悪いけど、正義の味方! ・特に現代の悲惨な状況を明るく解決しようとしているところが いいです! ・元気がでる、ほんわかしたいい話でした!白髪の力士・蔵王が角界に嵐を巻き起こす!すまひとらしむ いおり真 来未名無し※ネタバレを含むクチコミです。人間の自由は不自由を避けたところに生じるのではない漫画 働くということ 池田邦彦 黒井千次hysysk原作者である黒井千次の小説は何作か読んだことがあるが、働きながら執筆活動をしていたことは知らなかった。これは彼が専業作家になる前の体験を元にした書籍を漫画化している。 就職先を決めるタイミングが大学4年なのは現代の感覚からすると遅く、会社の決め方もずいぶん贅沢なように思う。パソコンのない時代の仕事ってこんな感じなのかなという雰囲気だが、細かい業務に現れる労働の本質は変わらない。何よりそれぞれのストーリーに体験が伴っているので単なる道徳的な説教にはないリアリティがある。 色んなタイプの同僚と出会うことで自分の殻を破っていく様子には共感を覚えるし、働きながら夢を追う人が多い現代にこそ読まれると良い作品だと思う。 第9話「職業のありか」が一番好き。大半の仕事ってこれだよなぁ。 淡々としていて繊細なお話幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい 黒谷知也名無し衝撃的な1話目のスタートなんですが、淡々としていて作者の口からそのまま語られたようなセリフが印象的です。 「幸福はアイスクリームみたいに溶けやすい」 他の作品も日常の一部分が切り取られている感じのものが多いんですが、どの作品も落ち着いていて淡々としていて不思議と落ち着きます。 なんかいいなぁ、好きです。これは日本人好きなやつ #読切応援老杉の神様 村松昇汰たか※ネタバレを含むクチコミです。耐え難い我慢からヒトを解放する怪異現るカミ憑き我慢を決壊す 洋介犬starstarstarstarstarウマタロイジメを我慢し続けてた女の子が自殺して、ヒトを我慢から解放して凶暴化させる怪異となって蘇る。主人公は「インガ様応報す」のインガ様に似てるけど同じキャラなのだろうか? 胸糞悪い人間と、それに耐えている人間の間に突如現れては、怪力を授け復讐を遂げさせるというもの。 1話目のコンビニ店長のアゴを砕くのは、ちとやりすぎでは…と思ったが、2話目のネグレクトされた子は本当に気の毒だったので「いいぞもっとやれ」となる。実に因果応報モノはスカッとするものである。我慢を解放された側は、記憶を消されアフターケアもバッチリらしいが、後日、警察に捕まったりしないか心配である。 肉を食す幸せを教えてくれる肉女のススメ 小鳩ねねこさいろくタンパク質を摂取すると云々とかそういうことじゃなく、本能的に肉を食べる悦びを噛みしめる女子たちが出てくるだけなのだけど、その女子たちの背景が割としっかり描かれていて(かつ重かったり闇が見え隠れしてすべては語られてなかったり)ついついどんどん読んでしまう。 そして肉食いたくなる。 登場人物名がみんな動物の名前が入ってるのもいい。 狼さん犬さん熊さん、いずれも可愛いんだよなあ。 ちなみに1巻の表紙が狼さんです。最初からかわいそうな展開なのだけどこういうキャラ好き。高橋留美子せんせーのキャラのように見えてくる。 それぞれの深堀りもしっかりされてるし、毒もなく、食を勧めるとてもいい漫画でありました。『こうふく画報』に続き心底ほっこりするつれづれ花譚 【かきおろし漫画付】 長田佳奈さいろくたまらない、笑顔を作る漫画。 これが漫画のちからだ、漫画は素晴らしい、と再認識できた。 『こうふく画報』と同様、大正時代のとある町のお噺。 登場人物(すべてのモブ含む)を忘れぬうちに一気読み推奨。雰囲気がメタモルフォーシ人 うすくらふみ名無しめちゃくちゃ好きです。 薄口のようでサラッと読めるけど塩梅が絶妙 優しくなれるはず #推しを3行で推すやすらのキッチン なるあすく野愛大切な人と喧嘩してしまった、あの人の気持ちがわからない、仕事がうまく行かない……悩みを抱えて立ち止まる人たちに、やすらさんが思い出の料理を出して心を癒すお話。 やすらさんは料理を作るだけで多くは語りません。意図を説明するとか説教するなんてことはせず、そっと悩んでいる人の背中を押してくれます。 作品全体に流れる柔らかい空気に癒され、優しい気持ちになれます。やすらさんの料理を食べた人たちもこんな気持ちになったことでしょう。 ちょっと心が疲れたなあ……という人に読んでみてほしいです。あたたかくて柔らかい時間に癒されて、少しだけ優しくなれるはずです。10代男子2人が郊外のその辺で飯を食う「ゆるアウトドア飯」!新藤さんと山吹くん 明日は外でメシ食おう! 鷲尾美枝天沢聖司去年の秋にワクチン打ちに行った時に時間潰すために入ったコンビニで見かけたのがこれ。表紙がね、目に飛び込んできたんですよ…! 「バ先の友達である高校生である山吹くんを、大学生の新藤さんが車でちょっとその辺の山とか河原に連れてってハム焼いたりチキンラーメンとかホットサンド作って食べるだけ」という非常にシンプルかつ楽しそうで憧れる食マンガ。そんな素敵な先輩ほしすぎ…! ご飯美味しそうだし思わず真似したくなる難易度だし、なにより2人の人柄がいい。YouTubeチャンネルあったら秒で100万人いく。 いつまでも見てたい心地よさ。 単話で6話まで読んだけど単行本早く出て欲しい!この味わい深い短いお噺がたまらないこうふく画報 長田佳奈starstarstarstarstar_borderさいろくそして犬が可愛い。こんな犬初めて見た。可愛い。 ときは大正時代、舞台は日本のどこか、多分東京かな?関西弁は珍しいらしい。 食べ物がちょっとずつ出てくる小噺と、それぞれおまけの1頁がついている。 1話を読んでるときはそういう和菓子屋の話なのかなと思っていたけど、町内(に限らないかもだけど近そう)の話っぽく、少しずつ素敵な物語で紹介していってくれる。 そしてこの各話が混じっていくクロスしていく感覚が読者を常に"こうふく"にしてくれる、というものだと思う、だってそうなったもの。 そしてこんなに目頭に来るとは思わなかった。声が出そうだ。 マストバイです。 ザーザードザーザードスクローノーローノスークBASTARD!! 萩原一至starstarstarstarstar_borderさいろく「ザーザードザーザードスクローノーローノスーク 漆黒の闇に燃える地獄の業火よ我が剣となりて敵を滅ぼせ 爆霊地獄(ベノン)」 ていうすごい長台詞なんですが、これは今作における有名な魔法詠唱のうちの1つとなります。 BASTARD!! しか萩原一至作品を知らないけど、それで十分。 前述のとおりアホ長ったらしい魔法詠唱が各シーンにおいて多数出てきては「今回はなんだろう」とドキドキさせてもらえるところはもちろんのこと、世の中学生がどれだけお世話になったか計り知れないギリギリアウトな描写、更にはヤケに魅力的なネーミングセンスの裏の意味など、ストーリー以外のところでも見どころが超絶満載な作品です。 ストーリーはものすごく俺ツエー主人公な大魔法使いであるダーク・シュナイダーが魔法ですべてを薙ぎ払っていい女をすべて自身のものとすべく頑張るお話です(間違ってない) ダークファンタジーとしてはベルセルクなどよりもはるか昔から連載されており、ふんだんにヘビーメタル要素と美女コマシシーンが散りばめられた世界観は小学生には刺激が強すぎ、色々とジャンプ編集部も怒られたと聞きます。 「週刊少年ジャンプ」のいわゆる黄金期が終わった後の時代を支える代表的な作品の一つでもあり、序盤は今読むとさすがに古いですが読んでいくと今でも絶対面白いので超おすすめできます。 あとはいつ次が出るのか問題。。。。 昔から(たぶん90年代後半から)2~3年空くのが当たり前になってしまっていたので1988年とかから始まったはずの連載作品が2020年(32年…!)時点で27冊しか出ておらん。。。 書いてる私も25巻までしか多分読んでないのですが、話が思い出せなくなってしまっているのでまた28巻が出た頃に振り返りたいと思います。17話がピークではないクマ撃ちの女 安島薮太starstarstarstarstartoyonekoクマ撃ちの女。タイトルどおりの内容の漫画です。女が北海道でヒグマを撃ちます 1巻はヒグマ猟の一般的な話。主人公(チアキ)にクセがあり,少しイラッとする方もいるかも 2巻に収録されている17話は主人公の過去話。あまりにも怖すぎるとTwitterなどで話題になりました https://twitter.com/poranchan/status/1182524075610009600 ただ,私はこのあとの話を追ってませんでした また,正直,このへんがピークでは…?という感触もありました ところが,その後も連載は続き,最新刊はもう7巻 一体どうなってるのだろう…?と思って続きを読んでみると,3巻以降は,それまでとは少し方向性が変わって,さらに面白い物語になってました 3巻では,平気で法律違反をするヤバげな「師匠」が登場し,チアキとの考え方の違いが描かれます 4巻以降で,チアキはクマ撃ちの技量や覚悟を高めていき,一方で,チアキの精神的な危うさ/アブなさも描写されるようになります(特徴的なのは32話) 5巻では狩猟犬が登場します。カワイイ…狩猟犬カワイイ… また,4巻くらいから,猟友会の面々が登場するようになり,チアキの世界/人間関係は広がっていきます(本格的なのは6巻から) 最初は,クセがあるうえ無鉄砲なばかりで,正直,あまり魅力的とはいえなかったチアキが,様々な経験の中で,どんどん魅力ある主人公になっていく(又は読者がその魅力を理解できるようになってくる)というのが,3巻以降のストーリーです なお,6巻まではアンリミテッドの対象です。途中で読むのをやめてしまった方も,また読んでみることをおすすめします<<262263264265266>>
丘陵を開発した日当たりのいい新興住宅地。 以前は、朝日村という田舎町を開発業者が買い取り、通称『ひかりのまち』を作った。 そこに、住んでいる様々な人たちのお話。 近所で暮らしているが、ほぼ接点のない人々。 しかし、読み進めていくと、どこかしらで繋がっている。 皆、幸せからちょっとづつ、ずれている。 何か一つのほころびで崩れていく日々の生活。 自由なのに、息苦しさを感じる。