少女マンガの感想・レビュー3719件<<3435363738>>陛下パワー!宮廷のまじない師 高田タカミ 顎木あくみ みまわがおstarstarstarstarstar_borderゆゆゆまじない師が、陛下に指名され、ある目的で偽の妃として後宮入り。 なのに、陛下と夜な夜ないちゃいちゃ睦まじくしていると思った他の妃に狙われて?! 目的は果たさないといけない、狙ってきた妃はどいつだ、あとは後宮のルールと権力と、がんじがらめで心折れそう。大変だ! ものすごく端折ると、そんなお話。 「怪異と謎の後宮ファンタジー」とあるが、漫画版しか読んでいないのだけど、今のところ怪異より人間が一番怖い。 人間の感情と、人間関係というのか。 呪術で生み出した式のほうが、やりすぎることはあるけど、素直でわかりやすい。 顎木先生の原作をおわずコミカライズのみ読んでいるので、展開が楽しみ。「好きこそものの上手なれ」の極致 #1巻応援Mizuka バレリーナ 上野水香ものがたり 松本花兎来栄寿2004年、初めて日本人女性ダンサーとしてモーリス・ジャベールの『ボレロ』を踊ることを許され、2023年現在もいまだ日本人女性唯一である上野水香さん。その、上野水香さんのバレエ人生を描いた伝記的作品です。 漫画を担当する松本花(まつもとかずら)さんの絵がとても良く、冒頭の『ボレロ』のシーンから迫力と美しさを感じられますし、その後も人間の身体を駆使するバレリーナの姿を巧みに描いていきます。そして、日常のシーンもときにコミカルに、ときに感情を猛々しく表しながら、丁寧に読みやすく描写されています。ナレーションが多いため文字数も多めなのですが、それを感じさせずにスムーズに読ませるネーム力があります。 物語は、上野さんが鎌倉に住んでいてまだ2歳の明るい少女だったころから始まります。本来活発な性格であるにも関わらず、幼稚園で友達を作れず通園を渋るようになってしまっていたところで出逢ったのがバレエ。生来の体の柔らかさがあることが解ると、それが自信にも繋がっていき友達もできるようになっていきます。 バレエが理屈抜きで楽しくそのお陰で自分の人生が豊かになったという原初の体験はとても大きいもので、その後の人生をずっと支えてくれるものになっていたのだということが読んでいて伝わってきます。 そして、程なく小倉佐知子バレエスタジオに通い始め、5年生のころにはあの草刈民代さんも在籍した牧阿佐美バレヱ団の公演にも出演するように。最終的に170cmと女性では高身長になるものの、当時は背も低いままで伸び悩んでおり、さまざまな逆境があったことも綴られます。それでもバレエを心から愛する気持ちが原動力となり、苦しい瞬間を乗り越え跳ね除けながら目標へ向けて少しずつステップアップしていく姿には勇気やモチベーションをもらえます。 中学生のころから、厳しいレッスンのみならずおやつを控えながら栄養バランスの整った食事をよく咀嚼しながらゆっくり食べ、体のケアを怠らなかったというプロ意識の高さは見習うべきものがあります。 上野さんはたくさんの人々への感謝を口にしながらも、インタビューでは「自分自身の人生は孤独」とも言っています。それは、表現者特有の境地でしょう。しかし、『ボレロ』を踊っているときは孤独でありながらも限りなく自由であるともいいます。それを描き表したシーンも、この作品でも屈指の力の入れ具合ですのでぜひ読んで確かめて欲しいです。「蔑む視線が最高です。」感想蔑む視線が最高です。 黒月悠ニーナ主人公の嗜好が100%理解できてしまうのヤバいな(笑)…塩対応の中で一瞬キラッと光る優しさ。冷たく振る舞っているのに隠しきれてないの、最高かよ!令和の世に甦った桃太郎、しかしその姿はなぜか"ヒヨコ"でした #1巻応援四百四鬼 もちsogor25『キューティクル探偵因幡』『魔女の下僕と魔王のツノ』の作者の新作であるこの作品のテーマは“桃太郎”。 強大な鬼との戦いに敗れた桃太郎は、力を蓄えるために桃に封印されることになります。 そこから300年の時が経ち、令和の世に復活を遂げることになる桃太郎ですが、桃から生まれ出でた彼はなぜかヒヨコの姿になっていました。 彼が復活した時、当時の家来の中で唯一生き残っていた猿彦という男が新たな仲間を集めて鬼との戦いを続けていて、桃太郎は彼らと行動を共にしながら完全復活を目指すこととなります。 桃太郎もといヒヨコの可愛らしい造形や彼の復活までのギャグみたいな展開からコメディ色の強い作品なのかと思いきや、現代においても脅威を残す鬼の存在やその鬼との戦いの描写にはシリアスさも見られ、緩急使い分けた読み応えのある作品になっています! 1巻まで読了 美しき魔物の王を"解雇"したい女性の異世界ファンタジー #1巻応援薬の魔物の解雇理由@COMIC 真丸イノ 桜瀬彩香sogor25突然異世界に転生し、気付いたら不思議な森の中にいたネアという女性は、とある国の領主に保護され、息つく間もなく自身が**“歌乞い”**という役職の適正があると聞かされます。 “歌乞い”とは、魔物と契約を結び、その魔物が持つ魔術の叡智を得るという役職。 しかし、その恩恵の“対価”として**“歌乞い”自身の命が削られていく**という事実を知ったネアは、“対価”を少しでも小さくするために、正式な儀式の前に低級な魔物を召喚しこっそり契約しようとした結果、あろうことか**魔物の王であるディノ**を召喚してしまいます。 この作品はネアに異様な懐き方をしている上になぜか“対価”を取ろうとしないディノと、そんな彼のことを当たり障りのない「薬を司る魔物」と領主に偽ることで厄介事を避けつつなんとかディノを“解雇”し別の魔物と契約することで安寧を得ようとするネアを中心に、美しくも儚い雰囲気を纏いながら密度の濃い物語が紡がれていく異世界ファンタジーです! 1巻まで読了記憶と生と死が紡ぐ幻想譚 #1巻応援ララのうた 河野スイ兎来栄寿手触りが良いファンタジーだなぁ、と一読して感じました。絵柄的には綺麗で今感もあるのですが、その一方で作品全体がまとう雰囲気はどこかノスタルジックなものも漂います。 顕著なのは、1ページ目。 ″だが塵に帰す子らよ―― かぐわしい花々 ビロードのような大地は かの木陰へと導くための 見知らぬ先導だったのだ″ というナレーションと象徴的な一枚絵から始まるこの物語が始まっていくところは、古き良きファンタジー少女マンガの香を感じます。「ビロードのよう」という比喩表現が個人的には何とも落ち着きます。 作品の設定については、敢えてここでは説明しません。とりあえず1話の試し読みを読んでいただければと思います。詳しくは語りませんが、設定の妙は本作の美点です。 また、キャラクターはもちろんですが背景や小物が密に描き込まれているところも大きな長所として挙げられます。微細に彩られた世界は目で見ているだけでも楽しめますし、読んでいるひととき違う場所へ誘われる感覚に気持ち良く酔い痴れることができます。こういった、描き込みが細やかなファンタジーが私は大好物です。 現実とは違う理が流れる世界が提示され、想像力が刺激される。視覚的にも物語的にもファンタジーの愉しみに溢れた作品です。 1巻最後のような強い引きもあって、続きもどうなっていくのか気になります。とにかく読んでみるべしコレットは死ぬことにした 幸村アルトstarstarstarstarstarこめつぶ衝撃的なタイトルで重い内容かと思いきやとっても素敵なお話 努力することは無駄じゃないんだなと思える作品。支えてくれる人や努力する人の存在をみて自分も頑張ろうと思える。 コレットが明るく前向きで面白いだけでなく、人として大事な事を改めて教えてもらった。 ハデス様の優しさにはキュンキュンです!!!! 何回も読み返してます。 イケメンアイドル憧れる・・・君がトクベツ 幸田もも子starstarstarstarstar_borderこめつぶイケメンアイドルと付き合える世界線どこーーーーー。尊すぎる〜 こんな素敵な設定は最高だから羨ましいですでもアイドルとの恋愛は憧れるけど付き合うのとかって難しそうだなぁと(笑) 大好きなのがめっちゃ伝わってきた。えみかちゃんに振り回されがちな叶翔くんだけど、さすがスパダリ叶翔くん、えみかちゃんの素直さのおかげで拗れることがなくて甘々らぶらぶだから、読んでてこっちまで幸せな気持ちになる。 ののかにとって素敵すぎる彼氏素敵な彼氏 河原和音starstarstarstarstarこめつぶ読んでいると幸せになれる漫画だなと思います 桐山くんがどんどん素敵な彼氏になっていくし、ののかにだけ嫉妬やヤキモチ、照れたりする桐山くんは可愛かった。 プロポーズもののかは気付かない天然だけど、そんなののかを丸ごと愛している桐山くん。この2人はずっとこんな感じに過ごしていくのかな...と思える内容だった。欲を言えば、結婚した後の話とかが欲しかったー! 南モンゴル(内モンゴル自治区)の民族弾圧を知るモンゴリアンメッセージ二〇二〇 清水ともみ名無しウイグル民族への弾圧を描いた「私の身に起きたこと」は、以前に読んでいて知ってたけれど、内モンゴルにも激しい弾圧の歴史と現在も同化政策が取られていることは、恥ずかしながらこの漫画を読むまで知らなかった。 作中では、文革の時代にモンゴルで起こったこと、現在進行系で起きていることが強いメッセージ性で描かれる。文革時代に起こったことについて詳しい描写はなされてない。気になったので、ネットで検索していくつかのニュース記事を読んでみたけど、あまりの残酷さに言葉を失うほどだった。 https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65762 「私の身に起きたこと ~とあるウイグル人女性の証言~」と共に、世界に広まってほしい漫画である。 ちなみに「マンガを買ってる余裕はない!」という人は、マンガ図書館Zで広告付き無料で読めるのでどうぞ。 https://www.mangaz.com/book/fin/209271 ただの入れ替えじゃ終わらないふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~ 中村颯希 尾羊英starstarstarstarstarこめつぶ入れ替わりものは好きなのですが、こんな面白い展開になるとは想像もしていませんでした。 どんな事態が起きてもポジティブに受け入れて前に突き進んでいく主人公の姿が、読んでいてとても気持ちよく、ぐんぐん話に惹き込まれていきます。 とっても面白かったです!何回読んでもワクワクします!主人公のタフさに元気をもらいました! 美人で賢く才能豊かでもやっぱり体が資本ですね。丈夫に生んでくれた親に感謝。名作!!ドタバタラブコメディーデブとラブと過ちと!【描き下ろしおまけ付き特装版】 ままかりstarstarstarstarstar_borderこめつぶ主人公がどんなことでもポジティブに変換してくれるので、読んでてめっちゃ前向きになれるマンガです。 当たり前な日常の些細なことでもいつも感謝しながら精一杯楽しもうとするし、どんな境遇にもポジティブにすぐ行動するユメコちゃんがめちゃくちゃ羨ましい。デブになってもいいから、中身がユメコちゃんみたいになれたらな〜〜ネガティブな私にパワーをください!(笑) まさかのクズ。なのに何でこんなにかっこいいの・・・執事たちの沈黙 桜田雛starstarstarstarstar_borderこめつぶ今までにない感じだけどキュンキュンする漫画で面白いです! こんな執事は現実には居ないだろうけど、本当に存在したら素敵!! イケメンなのでクズでもいいと思ってしまうww ギャップといえば椿の和巳に対するワガママぶりと歳三の前での健気さもピュアで可愛らしい。幼い頃から離婚した両親の前では気兼ねして淋しいのを我慢してきた椿にとってワガママ言えるのは唯一和巳だけなんだろうなぁと思うと少し不憫ですが、きっと和巳もそう思っているのでしょうね。 不器用な大人の恋 5時から9時まで 相原実貴starstarstarstar_borderstar_borderこめつぶ前にドラマを見ていて、今回偶然見つけたので読んでみました。 溺愛ものが好きな人にはたまらない、ぐいぐい引き込まれました。 2人の価値観や、気持ちとかたくさんのすれ違いをしても、お互いに離れられない。 理解したり出来なかったりしながらも、ちゃんとお互いを思い合っていて・・・そんなところが羨ましく思えました。 周りの恋愛事情も様々で楽しかったです。 はぁ~よかった~突然ですが、明日結婚します 宮園いづみstarstarstarstarstar_borderこめつぶテンポの良い会話でサクサクとストーリーが進むので、9巻まであっという間に読み終わりました! 結婚の価値観て、自分が理想としてることだったり、ほんと人それぞれだと思うけど、付き合う相手でいくらでも変わるんだなと思った。 結婚したくないリュウが、あすかと過ごすうちに、あすかと一緒に居たい理由=結婚に結びつき、 結婚したいあすかが、リュウと過ごすうちに、リュウの仕事を応援したい、足枷になりたくない=別れを決断。 どちらもホント相手を思って考えてこその気持ちの変化。 ホントに素敵なお話でした。 正子さん、無理せずファイト。ローズ ローズィ ローズフル バッド いくえみ綾starstarstarstarstarPom 正子さん、好きだー。面白い。 漫画家神原先生として、鷹野さんに恋する乙女の正子さんとして、何よりも話が充実しすぎていて面白さしかない。 しかしながら所々アラフォーならではの戸惑いも現実的だなとも思う。 自身の中の色んな感情を揺さぶらせてもらってとても楽しく読みました。 正子さんが鷹野さんに会った時の顔がとても好き。 二人の大人の恋の行方、早く続きが読みたいです。 こんなゾンビマンガ初めて読んだ・・・桜の戦士 鯖ななこ名無し常に緊迫感がただよっているんだけど、赤ちゃんが出てきてから時間がゆっくり過ぎるような感覚もする読み心地でした 短めだけど映画一本分のドラマがあった。すごい読切りです。ゾンビとラガーマンを戦わせたのはナイスアイデア。美男美女!!デキる男女のデキない恋 [comic tint] 分冊版 龍本みおstarstarstarstarstar_borderこめつぶ主人公2人が、本当にデキる2人で。見た目もカッコいいんですが、恋愛に関しては不器用でどうも上手くないんですよね〜 そこのギャップが2人とも可愛いんです 恋が苦手な2人がお互いの素をみせあって距離を縮めていく姿にキュンキュンしてしまいます 大人だけどピュアな恋愛!!!最高でしたドラマを見ている気分にアリスとアマリリス 小沢真理starstarstarstarstar_borderこめつぶ一話から引き込まれて一気に読んじゃいました。 ほんわかしたいつもの感じとは違って珍しくシリアスなストーリー展開でした。ドキドキしながら読みました ココちゃんがすねるところなど、リアリティを感じた ラストもよかったです。家族みんな幸せになれるといいですね。 おもしれーコミュ症ぼっち×超美人Xジェンダー #1巻応援アンノウンカラー ゆめみつき兎来栄寿美麗な表紙絵に惹かれて見てみたら、『密かな花笑み』のゆめみつきさんの作品でした。となれば、内容もきっと良いものだろうと安心して購入できました。 大学デビューしようと気合を入れたらパンクな格好になってしまい、余計に人が離れていって失敗した主人公・未結花(みゆか)の残念ぶりが悲哀を誘いつつも面白い、「Xジェンダー美人とコミュ症ぼっちのプロデュースコメディー」(公称)です。 とにかくカタカナ語に弱い主人公で、 「カラバリ」→「カラアゲバリア?」 「ホカンス」→「ソーナン◯?」 といった具合。「メドゥーズピンク」も「ティント」もなにがなにやらわからない……! 挙げ句の果てには、コンパで 「好きなタイプは?」 と問われたら 「に…人間…?」 「ストライクゾーン広くない?」 となる始末。おもしれー女です。 でも、『ぼっち・ざ・ろっく!』のぼっちちゃんではないですけど、こういうコミュ症で陰な気質の主人公の方が現代では逆に強い共感の対象になり得そうです。 ゆめみつきさんの美しい絵が本作の魅力の大半を担っていると言っても過言ではないと思いますが、未結花の憧れの対象となる親戚のXジェンダー・千亜季(ちあき)がそれはもう睫毛もバッシバシで美しく美しく描かれていきます。相手役が男性なのか女性なのか、そのどちらの要素も感じさせながら判然としない、でもそれはそれでいいと感じさせられるのも現代的です。 千亜季にプロデュースされることで、少しずつかわいくなっていく未結花の成長ぶりも見所。素材が良い子は磨いて真価を引き出したくなりますよね。 コミックシーモアで先行配信されていた作品で、全8巻中の1〜5巻まで今週末に他の電子書籍ストアでも相次いで発売となりました。6〜8巻分は3/26発売予定となっており、最後まで楽しませてもらえそうです。 なお、ゆめみつきさんは一迅社の新レーベルであるコミックHOWLでの新連載も控えているようで、そちらも楽しみです。ゼロ距離でハイテンションようこそケモミミ荘へ ちょぼらうにょぽみ野愛ずっとゼロ距離でハイテンションが繰り広げられます。 なんか癖になって読み進めてるけど、ストーリーが一切入ってこないんですね。でも一瞬で読み終わる不思議。 ずっとドアップで文字もデカくてテンションも高いので、頼むから引きでやってくれ〜!!って思います。 不憫体質の女の子・もち子が、祖母の所有するアパート「ケモミミ荘」の管理人となりケモミミイケメンとラブコメ的な展開になる、というお話です。たぶん。 単純なストーリーなのにそれすら入ってこないくらいテンションが高いです。 これを書籍化することがあるならば畳と同じくらいのデカい本で出版してほしい。それくらいの近さとうるささがあります。夢の様な世界です。君がブルーバード 山田こももPom 年下男子との恋、いいですねぇ。 少女漫画は、理想のイケメン男子出てくるし、素敵な言葉かけてもらえるし、カンナ(この物語の主人公)の最初の言葉通り正に夢の世界だなと思います。 個人的には、アイちゃん(バツイチ年下男子)の前嫁でてきて少し泥沼的なのも見たかったですが。。 山田こもも先生の漫画初めてでしたが、アイちゃん、とてもカッコいいしまさに王子さまでした。良かったです。 「起立! ヘイ!」 #1巻応援ほっとけないよ九条くん みかづき唯兎来栄寿幾重もの締切に追い立てられながら、差し込みのなるはや案件にも応対し続け、役所に提出する書類作成や確定申告のために慣れない計算やソフトを使った処理を行い、そういうときに限って続発する属人的なタスク群等々で脳の普段使わない部分までフル活用して、おまけに10年で最も飛散している花粉によるデバフも盛り盛りで疲れ切った日にはこういう作品が沁みます。 学級委員で皆からの信頼が厚い優等生の九条くんが実は極度のポンコツであることに唯一気付いている女の子、みあが九条くんや世界にツッコみまくる学園コメディです。 とにかくボケがコンスタントに次々と繰り出され、ヒロインはそれに怒涛の勢いでツッコみまくっていきます。そのテンポの良さがまず気持ちいです。 「季節外れのカツラ…」 「ロケット花火を足につけて彼自身が花火として打ち上がったのか…!?」 などパワー溢れるセリフも満載。 「試食してまずかったらお前らをひき肉にする」 という調理実習担当や、 「骨が砕けても走り続けろ!!」 というサッカー部など、ナチュラルに物騒な学校なのも好きです。 そして、ヒロインもツッコみきれていないですが4話最後で胴上げをされている九条くんの高度が、『キャプテン翼』の強引なドリブルで吹っ飛ばされた人くらい高いところなども好きです。 イケメン転校生の南雲みつるくんの謎な登場シーンや、「おもしれー男」認定も見どころ。 デビュー単行本であり、巻末には読切の「花園さんは天使です!」も収録されています。ズボラすぎるヒロイン・花園さんのお話なのですが、あまりにズボラ過ぎてインスタに投稿するときにハッシュタグを色々付けるのが面倒くさくてあらゆる投稿に「#森羅万象」と付けているという件など本当に大好きです。 国民的人気を誇る『ちびまる子ちゃん』や、今なお連載中の『HIGH SCORE』、伝説的な存在となっている岡田あーみんさんの諸作品など、やはり雑誌『りぼん』にはギャグマンガのDNAが一定割合含まれていると思いますし、このようなパワフルに笑わせてくれる作品があり続けてほしいです。 『坂本ですが?』のようなシュールギャグが好きな方にお薦めです。男の子のあざとかわいいは最強!!!あざかわ男子と高嶺の花 詩瀬はるなstarstarstarstar_borderstar_borderこめつぶただただいずみ君がかわいいw 表紙のように後ろからかわいい男の子にあご乗せされたい← 現実界にいて私の隣にきませんか~。 あざかわペット系男子を家に置きたい全女子に向けたお話かと思います! (賛否の否の方が多いと思いますが、我が息子こんな感じになってくれ、、、)<<3435363738>>
まじない師が、陛下に指名され、ある目的で偽の妃として後宮入り。 なのに、陛下と夜な夜ないちゃいちゃ睦まじくしていると思った他の妃に狙われて?! 目的は果たさないといけない、狙ってきた妃はどいつだ、あとは後宮のルールと権力と、がんじがらめで心折れそう。大変だ! ものすごく端折ると、そんなお話。 「怪異と謎の後宮ファンタジー」とあるが、漫画版しか読んでいないのだけど、今のところ怪異より人間が一番怖い。 人間の感情と、人間関係というのか。 呪術で生み出した式のほうが、やりすぎることはあるけど、素直でわかりやすい。 顎木先生の原作をおわずコミカライズのみ読んでいるので、展開が楽しみ。