あらすじ猫耳奴隷少女サティの登場でヒロインたちとの関係が動き出す! 風メイジのエリザベスとともにドラゴンを追撃するマサル。激戦の後にマサルを待っていたのは新たな出逢いと恋の嵐! 奴隷商で出会ったのは目の不自由な獣人奴隷の女の子・サティ。健気なサティの姿に心を動かされたマサルは彼女の目をなんとか良くできないかと尽力し……。一途なネコミミ少女の登場でヒロインたちとの関係にも変化が!? 恋に冒険に、マサルの異世界ライフが大きく動き出す第二巻!
ヴァルキリーコミックって古くからあるシリーズを除けばギャルゲっぽい艶やかで立体感のある塗りの表紙ってイメージがあったんですが(人食いダンジョンとか)これはどちらかという四六判のライトノベルの表紙感がすごいですね。内容も、私のようななろうに詳しくない読者が想像する「なろうっぽさ」そのものでした。「粗」と言い換えてもいいのかもしれませんが、いっぱいあるそれを偉そうに書き連ねてもつまらないので、秀逸だと思った点、独特だと思った点を挙げたいと思います。 まず、元ニートだからといってルサンチマン的な話ではまったくなく、ニートらしからぬほどに自虐ネタや弄られが板についていて「野ウサギハンターマサル」の二つ名に恥じないユーモラスで嫌味のない主人公です。 あと、さめだ小判デザインによるキャラクターが可愛さを損なうことなく表情豊かに動いています。 まぁまだ物語も序盤ですが、このご時世に将来の目標はハーレムを作ることですなんて思想がまかり通るこの界隈はある意味とても貴重だと思うので見守りたいです。