あらすじ戦士たちの聖地ビエルスにて剣聖の指導を受けることとなったマサルたち一行。試練を乗り越えていく中でマサルはチート能力を最大限に活かす技術を会得していく。そんなある日、冒険者ギルドから緊急依頼が発令される。レグルス砦に魔物の大群が接近しているというのだ。しかもその砦はエリザベスの父の仇である豚伯爵が統治していて……。異世界ハーレムファンタジー第10巻!! 【収録話】第55話~第59話 おまけ漫画
ヴァルキリーコミックって古くからあるシリーズを除けばギャルゲっぽい艶やかで立体感のある塗りの表紙ってイメージがあったんですが(人食いダンジョンとか)これはどちらかという四六判のライトノベルの表紙感がすごいですね。内容も、私のようななろうに詳しくない読者が想像する「なろうっぽさ」そのものでした。「粗」と言い換えてもいいのかもしれませんが、いっぱいあるそれを偉そうに書き連ねてもつまらないので、秀逸だと思った点、独特だと思った点を挙げたいと思います。 まず、元ニートだからといってルサンチマン的な話ではまったくなく、ニートらしからぬほどに自虐ネタや弄られが板についていて「野ウサギハンターマサル」の二つ名に恥じないユーモラスで嫌味のない主人公です。 あと、さめだ小判デザインによるキャラクターが可愛さを損なうことなく表情豊かに動いています。 まぁまだ物語も序盤ですが、このご時世に将来の目標はハーレムを作ることですなんて思想がまかり通るこの界隈はある意味とても貴重だと思うので見守りたいです。