あらすじコミックス累計60万部突破の人気作! 無事に結婚式を終えたマサルたち。式中に伊藤神からきた新たなクエスト『ナーニアさんを助けよう』を引き受けるため、マサルと4人のお嫁さんたちはナーニアとオルバが住むラルガノ村へ向かうことに。道中でも弟子を拾ったり、イナゴを退治したり、アンジェラがお母さんと再会したりとマサルの異世界生活はまだまだ波乱続きのようで……。【収録話】第35話~第39話
ヴァルキリーコミックって古くからあるシリーズを除けばギャルゲっぽい艶やかで立体感のある塗りの表紙ってイメージがあったんですが(人食いダンジョンとか)これはどちらかという四六判のライトノベルの表紙感がすごいですね。内容も、私のようななろうに詳しくない読者が想像する「なろうっぽさ」そのものでした。「粗」と言い換えてもいいのかもしれませんが、いっぱいあるそれを偉そうに書き連ねてもつまらないので、秀逸だと思った点、独特だと思った点を挙げたいと思います。 まず、元ニートだからといってルサンチマン的な話ではまったくなく、ニートらしからぬほどに自虐ネタや弄られが板についていて「野ウサギハンターマサル」の二つ名に恥じないユーモラスで嫌味のない主人公です。 あと、さめだ小判デザインによるキャラクターが可愛さを損なうことなく表情豊かに動いています。 まぁまだ物語も序盤ですが、このご時世に将来の目標はハーレムを作ることですなんて思想がまかり通るこの界隈はある意味とても貴重だと思うので見守りたいです。