あらすじいま試されるティリカの正義! 無理せず頑張る異世界ライフ、旅立ちと試練の第4巻! ゴルバス砦での激戦から無事にシオリィの町へと帰還し、エリザベスやサティとの仲を深めるマサル。そんな彼の耳に飛び込んできたのはティリカの結婚話!? 真偽院によって結婚相手まで決められてしまうことに抵抗感を覚えているティリカを助けるため、マサルは彼女の仮の夫候補としてティリカの師匠クレメンスに魔法使いとしての力を証明することを約束する! 【収録話】第25話~第30話
ヴァルキリーコミックって古くからあるシリーズを除けばギャルゲっぽい艶やかで立体感のある塗りの表紙ってイメージがあったんですが(人食いダンジョンとか)これはどちらかという四六判のライトノベルの表紙感がすごいですね。内容も、私のようななろうに詳しくない読者が想像する「なろうっぽさ」そのものでした。「粗」と言い換えてもいいのかもしれませんが、いっぱいあるそれを偉そうに書き連ねてもつまらないので、秀逸だと思った点、独特だと思った点を挙げたいと思います。 まず、元ニートだからといってルサンチマン的な話ではまったくなく、ニートらしからぬほどに自虐ネタや弄られが板についていて「野ウサギハンターマサル」の二つ名に恥じないユーモラスで嫌味のない主人公です。 あと、さめだ小判デザインによるキャラクターが可愛さを損なうことなく表情豊かに動いています。 まぁまだ物語も序盤ですが、このご時世に将来の目標はハーレムを作ることですなんて思想がまかり通るこの界隈はある意味とても貴重だと思うので見守りたいです。