あらすじ一時の誤解がとけ、ふたたび芳弘とつきあうようになったかよ子。でも思いがけない心配事がもちあがる。一つは母親の病気。もう一つは、輝哉に恋人ができたこと――。4巻で、かよ子は2年生を終えます。その間に、修学旅行があり、芳弘はサッカー部の主将になります。それぞれの出来事を通して、二人はお互いに心の支えであることを、確認していくのです。
学生のころに読んで、大好きだった作品。「瞬きもせず」は、同じ紡木先生の「ホットロード」の世界に比べて、より身近な学校生活が舞台で、より世界に入り込んで何度も読みました。 かよちゃんが純粋でかわいいし、紺野くんの性格がほんとかっこいい。そして、恋の話だけじゃなくて、家族の話し、周りとの関係など、切なくもどかしくなる場面も。 大人になった今読みかえしても、当時と同じように切なく、キュンとさせてくれる作品です。