あらすじ高3の秋を迎えたかよ子と芳弘。芳弘は東京の会社に就職が内定し、色々迷ったかよ子も、地元に残って地元の大学を受ける決心を固めます。芳弘のサッカー部は選手権予選で快進撃を進め、準々決勝で県下一の強豪と対戦することに…。芳広はこの試合に賭けていました。もし負けたらサッカーに未練が残る。でも勝てたら、思い残すこともないので、かよ子に「待っていろ」と言おう…と。
学生のころに読んで、大好きだった作品。「瞬きもせず」は、同じ紡木先生の「ホットロード」の世界に比べて、より身近な学校生活が舞台で、より世界に入り込んで何度も読みました。 かよちゃんが純粋でかわいいし、紺野くんの性格がほんとかっこいい。そして、恋の話だけじゃなくて、家族の話し、周りとの関係など、切なくもどかしくなる場面も。 大人になった今読みかえしても、当時と同じように切なく、キュンとさせてくれる作品です。