あらすじ

高3の秋を迎えたかよ子と芳弘。芳弘は東京の会社に就職が内定し、色々迷ったかよ子も、地元に残って地元の大学を受ける決心を固めます。芳弘のサッカー部は選手権予選で快進撃を進め、準々決勝で県下一の強豪と対戦することに…。芳広はこの試合に賭けていました。もし負けたらサッカーに未練が残る。でも勝てたら、思い残すこともないので、かよ子に「待っていろ」と言おう…と。
瞬きもせず 1巻
“ある日気がついたら恋をしとってそれは空を見ているのに似ていてうちにはかかえきれんやった”――かよ子の切ない胸のうちのときめきは、女の子なら誰しもが知っている、あの、言葉には言いつくせない想いなのです。【同時収録】hislove
瞬きもせず 2巻
――芳弘の告白から半年以上たった。以前は一緒に学校から帰ったり、よくおしゃべりをした。でも最近は部活がいそがしいのか、そういう機会はなくなっていた――。2巻では、芳弘との付き合いに自信を失くしそうになるかよ子の迷いと不安が描かれています。
瞬きもせず 3巻
想いがつのるほど、ぎこちなくなってしまう二人。想いがつのるほど、相手を理解できないのではないかと、不安におちいってしまう二人。かよ子と芳弘は、ちょっとした行き違いから生じた危機を、手さぐりで乗りこえねばならなかった…。3巻では、二人の一時的な別れから自信と相手への信頼をとりもどしていく過程が、描かれています。
瞬きもせず 4巻
一時の誤解がとけ、ふたたび芳弘とつきあうようになったかよ子。でも思いがけない心配事がもちあがる。一つは母親の病気。もう一つは、輝哉に恋人ができたこと――。4巻で、かよ子は2年生を終えます。その間に、修学旅行があり、芳弘はサッカー部の主将になります。それぞれの出来事を通して、二人はお互いに心の支えであることを、確認していくのです。
瞬きもせず 5巻
かよ子と芳弘もいよいよ3年生です。まだ進路についての計画のないかよ子とは対照的に、芳弘は卒業後、就職する決心をすでに固めています。この町では、卒業すると他の県や都へ行く者が多いので、芳弘が都会へいってしまったら…と思うと、かよ子は少し不安です。人生の岐路を前に揺れ動く2人は、どのような思い出を作っていくのでしょう…。
瞬きもせず 6巻
高3の秋を迎えたかよ子と芳弘。芳弘は東京の会社に就職が内定し、色々迷ったかよ子も、地元に残って地元の大学を受ける決心を固めます。芳弘のサッカー部は選手権予選で快進撃を進め、準々決勝で県下一の強豪と対戦することに…。芳広はこの試合に賭けていました。もし負けたらサッカーに未練が残る。でも勝てたら、思い残すこともないので、かよ子に「待っていろ」と言おう…と。
瞬きもせず 7巻
リリカル・ロマン、ついに完結編。卒業式も終わり、いよいよかよ子と芳弘が東京へ発つ日がやってきました。芳弘とだったら、どんなつらいことがあっても絶対後悔しないと、かよ子は誓います。しかし、かよ子の父は故郷を捨てる娘を許しません。かよ子の乗ったバスに自転車で追いすがる父をふりきるように、かよ子は芳弘と東京へ旅立つのですが…。
かなしみのまち

かなしみのまち

通信隊のある氷取のまちに引っ越してきた祐は、ひとつ年下の男の子・峰と出会います。2人は対照的な家庭環境に育ち、お互いにひかれあいながら小学校時代を過ごしますが……。紡木たく先生が、小学校から中学校へと成長する多感な時期の少年・少女のハートをクリアーに描いた純真ストーリー。
小さな祈り

小さな祈り

【大切な存在に会えなくなる「死」とは…】真(まこと)は母と兄・昭(あき)との3人家族。彼女が幼稚園児のとき可愛がっていたウサギが死に、みんなで泣きながらお祈りした。しかしその後、やんちゃ盛りの昭からおまえはうちの子じゃないと言われた真は…。ぶつかりながらも精一杯生きる兄妹物語。【同時収録】隆司永遠
ホットロード

ホットロード

“夜明けの蒼い道赤いテイルランプ去ってゆく細いうしろ姿もう一度あの頃のあの子たちに逢いたい逢いたい……”母親と2人で暮らす14歳の少女・和希。親の愛に恵まれず、行き場のない不満を抱える彼女は、ある日、刹那的に生きる暴走族の少年・ハルヤマと出会う。どこか似たもの同士の2人は、いつしか互いに惹かれあっていき…。
瞬きもせず カラー版

瞬きもせず カラー版

【デジタル着色によるフルカラー版!】“ある日 気がついたら 恋をしとって それは 空を見ているのに似ていて うちには かかえきれんやった” ――かよ子の切ない胸のうちのときめきは、女の子なら誰しもが知っている、あの、言葉には言いつくせない想いなのです。 【同時収録】his love
やさしい手を、もってる

やさしい手を、もってる

中学生の晴美の彼氏は、18歳になる無職の慎ちゃん。彼と一緒に暴走族の集会に参加し、楽しい日々を過ごしていた。だが、そんな生活を晴美に送らせたくない慎ちゃんは、仕事に就き自信をつけたら戻ると伝え姿を消す。2人は再び出会えるの…!?表題作のほか、『あのひとの車で…』、『新しい友だち』、『横浜・14才・由子』を収録。
純―JUN―

純―JUN―

【純粋で真っ直ぐな少年の恋】漁師の息子である高橋厚保は、中学3年のクラス替えで、入学した時から気になっていた宮本純と同じクラスになる。一方、乱暴ながらも根は優しい厚保に、宮本も少しずつ惹かれていくのだった…。少しずつ距離を縮めていくかのように見えた2人であったが…?みずみずしい恋の行方を御覧ください!!
机をステージに

机をステージに

【引き裂かれる友情!?】天パでタレ目な高校1年生の佐藤真紀は、同じクラスの高屋恵と山本寛暁が組むバンド“マーガレット”と出会う。新歓ライヴをジャックするなど、破天荒な生き方をする彼らが、いつしか真紀の夢になっていた。ある日、真紀はマーガレットのメンバーにならないかと誘われるのだが!?少年、少女たちの青春の物語。
みんなで卒業をうたおう

みんなで卒業をうたおう

【一途な恋の甘く切ない旋律】「あの目は…だれかを愛してる目……」卒業まで1ヶ月を切った3年生達。中でも一際目立つ、みんなの憧れ石川なっちゃんに思いを寄せる1人の少女。しかし、なっちゃんの目に映るのは…。紡木たくが綴る、センシティブ・青春ストーリー。表題作の他、『これからもずっと…』『うまくいえない』を収録。
あの夏が海にいる

あの夏が海にいる

【忘れられない夏の日の思い出】海で出会った湘子と和実は、趣味が同じですぐに意気投合!!約束をしなくても自然と海に集まり、姉弟のように遊んでいた。やがて夏休みも終わり、湘子は和実から別れを告げられてしまう。だが、和実のことを忘れられない湘子は、2人の出会った海へと行くのだが…。表題作の続編『「湘子」』を含む、全5作品を収録。