あらすじ――芳弘の告白から半年以上たった。以前は一緒に学校から帰ったり、よくおしゃべりをした。でも最近は部活がいそがしいのか、そういう機会はなくなっていた――。2巻では、芳弘との付き合いに自信を失くしそうになるかよ子の迷いと不安が描かれています。
学生のころに読んで、大好きだった作品。「瞬きもせず」は、同じ紡木先生の「ホットロード」の世界に比べて、より身近な学校生活が舞台で、より世界に入り込んで何度も読みました。 かよちゃんが純粋でかわいいし、紺野くんの性格がほんとかっこいい。そして、恋の話だけじゃなくて、家族の話し、周りとの関係など、切なくもどかしくなる場面も。 大人になった今読みかえしても、当時と同じように切なく、キュンとさせてくれる作品です。