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一世紀前、未開の北海道原野をさすらうひとりの男がいた。シュマリと名のるこの男の、旅の目的は!?そして、右手のホウタイは何のため!?激動する時代を背景に、野性児の強烈な生きざまを描く傑作長編、第1弾!!
一世紀前、未開の北海道原野をさすらうひとりの男がいた。シュマリと名のるこの男の、旅の目的は!?そして、右手のホウタイは何のため!?激動する時代を背景に、野性児の強烈な生きざまを描く傑作長編、第1弾!!
昭和37年5月、マンガ家の石川球太は上野発、青森行きの急行列車に飛び乗り、その後、超満員の青函連絡船で初めての北海道へと旅立った。旅の目的は、狼を母に、アイヌ犬を父に生まれた幻の犬の一生を描くため、イメージを膨らませることだった。夢と不安と期待を胸に、北海道の第一歩を踏み出すが…!?