あらすじ闇夜を切り裂く凶刃と、止むことなき女たちの悲鳴―― ロンドン東部貧民街(ホワイトチャペル)に突如現れた猟奇殺人鬼――その名は“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”。“古き師”からの依頼を受け、ウィリアムは新たな仲間と共に捜査を開始する。だが、ジャックの恐怖は次第に人々を支配し、いつしか市警(ヤード)とその街の自警団との対立へと発展してゆく。混迷を極める事件の陰で蠢く、真の脅威とは!?
漫画や文庫でいろいろなタイプの探偵のシャーロックと宿敵モリアーティが描かれていますが、ここまで社会を憂いているモリアーティはなかなかいないのではないでしょうか。 世の中を浄化するため苦悩しつつも悪に徹している主人公ウイリアム、仲間とともに目的遂行のため日々任務とこなしていく。 絵が美しいだけでなく、イギリスの歴史の表の美しさと裏社会の情勢も描かれていて深みがあります。 どこを向いてもイケメンだらけで、目が幸せな作品です。