あらすじ贖罪の為、己が罪と向き合う時―― ウィリアムとシャーロックがテムズ川へと消えた“あの日”から三年――。大英帝国とロシア、二大国間のパワーバランスを揺るがす重大機密の漏洩を阻止すべく、作戦を開始するルイスらMI6。だが、1発の弾丸が裏に潜む“意外な人物”を炙り出し…? 大国間のグレート・ゲームによる戦争の火種が燻り始める中、それぞれの、止まっていた時間が動き始める――
漫画や文庫でいろいろなタイプの探偵のシャーロックと宿敵モリアーティが描かれていますが、ここまで社会を憂いているモリアーティはなかなかいないのではないでしょうか。 世の中を浄化するため苦悩しつつも悪に徹している主人公ウイリアム、仲間とともに目的遂行のため日々任務とこなしていく。 絵が美しいだけでなく、イギリスの歴史の表の美しさと裏社会の情勢も描かれていて深みがあります。 どこを向いてもイケメンだらけで、目が幸せな作品です。