美術品世界の「首都」・ロンドンにその名をとどろかすオークション・ハウス「オリバー社」。そこに父母の仇への復讐の二文字を胸に秘め、類まれなる鑑定眼と贋作技術を武器に活躍する日本人がいた。――その男の名は柳宗厳!!
東京の郊外の夜空に忽然と現れたラボック光。それを偶然目撃した11人の少年は、高野山にUFOの捜索に向かう。だが仲間の一人が行方不明となって死体で発見される。その傍らには「囁き子」と名乗る不思議な少女が佇んでいた。テレパシーで交信する彼女はどうやら地球外から来たらしいのだが…。「月の出とともに凶兆が起きる」との彼女の予言どおり、夜になって、信じられない出来事が起こり始めた。