あらすじ弟は自殺した兄の恋人に恋し、己に気づく──。その肖像画で生者の魂を奪い、死者を描けば蘇らせると噂の ぬえの絵師。幼い頃見かけたハイカラな少女に恋した依頼者。彼女は自殺した兄の恋人だった。依頼者はかなわない自分の初恋を描いてほしいというのだが──。
文字数も多かったので読むのに時間かかりましたが、8巻まで読む価値有りの物語。(まだ完結してません) まずは英二郎がかっこいい。色気もある。 吸い込まれていくような綺麗な描写に思わず息を飲む場面もありました。 亡くなった人を書いてくれ。の依頼に真摯に向き合う姿と、依頼人達の心が英二郎が描く絵に、心癒されていく。 依頼人各々の思いに、亡き人の生きている姿を描くことで、依頼人達が今までの思いに区切りを打って前に進んでいく様に心打たれました。 そして昔ながらの風景画に懐かしい気持ちにもさせてくれました。