あらすじ時は元禄時代。十郎左(ジューローザ)は、ある日奇妙な赤ん坊を拾った。耳としっぽのついた女の子。菊となづけた彼女は言葉もしゃべれるのに、十郎左以外の人間は犬の泣き声にしか聞こえないし、犬の子にしか見えないらしい。菊は本当は雨(ビィ)という名の狗国(くこく)の民だったのだが……。